イタチの巣はどこにある?穴掘りについても駆除のプロが解説
「この頃、イタチを庭や家の周りでよく見かけるようになった……。イタチって、どこに巣を作るのだろうか?穴掘りはどこでするのだろうか?」と疑問に感じていないでしょうか。
はじめに結論から述べると、イタチの巣は家の屋根裏や床下にできやすいです。家の中に巣を作られると、足音や鳴き声による騒音をはじめさまざまな被害に悩まされることになります。
また、イタチが侵入すると、家の敷地のあちこちで穴掘りを行って、庭の環境を悪化させるおそれがあります。糞尿による悪臭被害や、襲われて直接危害を加えられるリスクもあるため、イタチを身近で見かけたら早急な対策が肝心です。
そこで今回は、イタチの巣の特徴や場所、代表的な被害例を害獣駆除のプロが解説します。イタチが掘る穴の特徴や場所、イタチの巣・穴を見つけたときに講じるべき対策も紹介していますので、イタチ問題の予防・対処を行いたい方はぜひ本記事をご参考ください。
目次
イタチの巣の特徴や被害例
まずは、巣の特徴や被害例をご紹介します。イタチの巣はどのような形状をしていて、どこに作られるのか、巣があるとどのような被害を受けるのかを把握して、ご家庭での対策にお役立てください。
イタチの巣の特徴や主な場所
イタチの体は細長く、小さな穴にも難なく入ることが可能です。この特徴から、イタチの巣穴の入り口は、直径数cm程度のものが多く見られます。
野生のイタチは天敵から身を隠すために、草むら・石の下・腐った木の間などの目立たない場所に巣を作ることが多いです。逃げ道を確保したり、獲物を追い込んだりするために、1つの巣に複数の出入り口を作ることも特徴とされています。
そして、イタチは人間の生活環境にも適応しており、家の屋根裏や床下、物置の隙間などに巣を作ることもあります。
イタチの巣があるときの被害例
イタチに家の中や庭などに巣を作られると、さまざまな被害が発生するリスクがあります。以下に、イタチに巣を作られたときに発生する代表的な被害ケースをまとめました。
- ペットや家畜が襲われて危害を受ける
- 家の中の食料品を食い荒らされる
- 家具や家電などを齧られて壊される
- 糞尿により悪臭や建物の腐敗が生じる
- イタチの保有する病原体から感染症にかかる
「イタチの巣が庭にあるだけで、家の中には侵入されていないから大丈夫だろう」と油断するのは禁物です。庭に巣を作ったイタチは、さらに快適な環境を求めて家の中への侵入を狙う可能性が非常に高いです。
家の中や庭でイタチの気配を感じた場合、被害の発生・拡大を抑えるために、早急に対策を講じましょう。
イタチが掘る穴の特徴と場所
巣がなくても、穴を見つけることでイタチが身近にいるかどうか判断しやすくなります。ここからは、イタチが掘る穴の特徴と場所について、詳しく解説します。
穴を掘る理由と目的
イタチが穴を掘る理由は、彼らの生存本能や繁殖活動と深く関係しています。
イタチは天敵から身を隠したり、外部の危険から身を守ったりするために穴の中で生活することが多いです。穴の中は気温の変動からも身を守れるため、イタチが生存するうえで理想的な場所だといえます。
繁殖・子育てにあたって、安全な場所を求めて穴を掘ることもあります。また、イタチはネズミ・昆虫などを主食としており、これらの獲物が潜む地中に穴を掘ることも多いです。
穴の特徴と見分け方
イタチの穴は他の動物が掘る穴との見分けが難しいこともあるため、特徴をしっかりと理解しておくことが大切です。
イタチの穴は一般的に円形で、直径は約3〜5cm程度です。入口から内部に続く道は、直線的に伸びています。イタチはあたり一面に多くの穴を掘る傾向があり、庭に侵入すると地面をボコボコにしてしまうことが多いです。
穴を掘るだけでなく、強烈な悪臭のする糞尿を周囲に撒き散らすため、この点も手がかりにすると穴を掘った動物の正体を突き止めやすくなります。ちなみに、イタチのフンは細長い形状をしており、黒っぽい色で、水分を多く含んでいるのが特徴です。
イタチの穴を見つけた際の注意点
イタチの穴を家の庭で発見しても、むやみに近づかないようにしましょう。イタチは縄張り意識が強い動物で、自分の住処に危害を加えられたと考えて、人間に襲いかかるおそれがあります。
イタチが穴内にいる可能性もあり、無理やり穴を埋めてしまうと、イタチを閉じ込めて殺してしまいかねません。
イタチは鳥獣保護管理法(鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律)により、保護対象に指定されている動物です。行政による許可を受けずに、イタチを殺傷する形で駆除する行為は禁止されています。
この規定に違反すると、1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科せられてしまうため、無許可でイタチを傷づけることのないよう、くれぐれもご注意ください。
イタチの駆除や巣の取り扱いには専門の知識や技術が必要です。自力での対策を行う前に、プロの駆除業者に相談することを推奨します。
参考:鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律(最終改正:平成二六年五月三〇日法律第四六号)
イタチ以外の動物が掘る穴の特徴
日々、害獣駆除のご依頼をいただく中で、「庭にある穴を掘ったのは、実はイタチではなく他の動物だった」というケースも多くあります。
そこで本章では、イタチ以外の以下2種類の動物が掘る穴の特徴をまとめました。
- モグラ
- ヘビ
庭で動物による穴を発見した場合、ここで紹介する特徴を参考にして、どの動物の仕業なのか確認しましょう。
モグラの掘る穴の特徴
モグラの穴は、トンネルのように複雑に伸びているのが特徴的です。大きな本道と小さな支道に分かれており、穴の出入り口の周りには「モグラ塚」と呼ばれる土の小山ができます。
庭でモグラが穴を掘っている場合の特徴として、土の盛り上がりやへこみも挙げられます。基本的にモグラは地中を移動しながら生活するため、ときどき土が盛り上がったり、へこんだりする点が特徴的です。
ヘビの掘る穴の特徴
ヘビは、冬眠をするために穴を掘ります。穴の中でヘビが生活するのは冬限定のことで、春になると穴を出て生活します。そのため、冬に穴が掘ってあるのを発見した場合、ヘビの仕業である可能性も疑われるでしょう。
イタチの巣や穴を見つけたら早めに行うべきこと
イタチが身近にいる状態を放置すると、ご自宅に悪影響を及ぼす可能性があります。放置していても被害は解決せず、深刻化する一方です。イタチの巣や穴を発見した場合は、迅速な対応が求められます。
自力でも講じられるイタチ対策の方法としては、以下の2つが効果的です。
- イタチを家の中・庭から追い出す
- イタチの侵入経路を封鎖する
それぞれの方法を把握し、ご家庭での対策にお役立てください。
イタチを家の中・庭から追い出す
イタチが身近にいる場合、追い出すことで家の中や庭への被害を抑えられます。イタチを追い出す際は、イタチの嫌がるニオイを使用するのが一般的です。
イタチの嫌がるニオイは、主に以下のとおりです。
- 漂白剤(カルキ)
- 木酢液
- お酢
- くん製
上記のニオイを不要な布やティッシュなどにしみ込ませて、イタチの巣や穴の近くに設置しておきましょう。
市販されているイタチ用の忌避剤を使用するのも効果的です。イタチ向けの忌避剤としては、固形式やスプレー式、くん煙式などさまざまな種類があります。スプレー式・くん煙式は屋内で、固形式は屋外で使用するアイテムが多いです。
このように、身近にあるものや市販の忌避剤をうまく使えば、イタチを追い出せる可能性がありますが、必ずしも効果があるという保証はありません。「さまざまな忌避剤を試してみたものの、まったく効果がなかった」というケースも少なからず報告されています。
自力での追い出しが難しい場合は、プロの駆除業者に依頼することで、確実性の高い対策を講じられるでしょう。
イタチの嫌いなニオイを使った追い出しの方法について、詳しくは以下の記事で解説しています。
イタチの侵入経路を封鎖する
イタチは帰巣本能が強い動物で、一度作った巣や穴に再び戻ってこようとする習性があります。家への侵入を防ぐためには、イタチを追い出した後で、侵入経路を封鎖することが必要不可欠です。
イタチの主な侵入経路としては、以下のような場所が考えられます。
- 軒下の隙間
- 床下換気口の隙間
- 屋根の隙間
- エアコンや室外機近くの壁穴
上記のような隙間を、イタチに力づくで突破されないよう、金網やパンチングメタルなどを使って固く封鎖しましょう。
ただし、イタチは3cm程度のわずかな隙間があれば通り抜けられることが分かっており、上記以外の場所から侵入してくる可能性も十分に考えられます。自力ですべての侵入経路を発見・封鎖することは非常に難しいため、不安があればプロの駆除業者に相談しましょう。
参考:枚方市「イタチについて」
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まとめ
イタチの巣は家の屋根裏や床下にできやすいです。家の中に巣を作られると、足音や鳴き声による騒音をはじめさまざまな被害が発生するリスクがあります。
また、イタチが身近にいると、家の敷地のあちこちで穴掘りを行って、庭の環境を悪化させるおそれもあります。糞尿による悪臭被害や、襲われて直接的な危害を加えられるリスクもあるため、イタチを身近で見かけたら早急な対策が肝心です。
イタチ対策は自力で講じることも可能ですが、対策が不十分になってしまいやすく、被害が再発しやすいです。確実かつ素早くイタチ問題を解決したいなら、プロの駆除業者に依頼しましょう。
害獣BUZZでは専門的な視点と技術により、害獣問題の再発防止に効果的なサービスを提供いたします。無料の現地調査を実施しておりますので、「身近にイタチの巣や穴らしきものがある」とお困りであれば、時間を置かずに、まずはお気軽にご相談ください。
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