ムクドリの巣を自分で駆除するならこうしよう!道具や手順を解説

「ムクドリが毎年同じ場所に巣を作って困っている」「フンや騒音に悩まされているけれど、自分で駆除していいのか分からない」と悩んでいませんか?

実はムクドリは鳥獣保護法で守られており、勝手に巣を撤去すると法律違反になる可能性があります。しかし、適切な時期や手順を踏めば、個人でも安全に対処することは可能です。

この記事では、ムクドリの巣を自分で駆除する方法や注意点を詳しく解説します。ムクドリ対策にお困りの方は、ぜひ参考にしてください。

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ムクドリの巣を自分で駆除する方法

ムクドリの巣を自分で撤去したいと考えたとき、「本当に自分でできるのか」「どう進めればいいのか」と不安に感じる方は多いでしょう。

確かに、ムクドリは法律で保護されており、誤った対応をすれば違法行為となる可能性があります。しかし、空の巣であることを確認し、正しい知識と手順を守れば、個人でも安全に対応することは可能です。

ここでは、ムクドリの巣を自分で駆除する際の、必要な道具と駆除の手順を詳しくご紹介します。

必要な道具

ムクドリの巣を撤去するには、ただ手で取り外せばいいというわけではありません。

巣にはダニや細菌が潜んでいることがあり、直接触れることで健康被害が出る恐れもあります。また、高所にある巣を無理に撤去しようとすると、転落やけがのリスクも高まります。

こうしたリスクを避け、安全かつ衛生的に作業を行うためには、適切な道具をあらかじめ準備しておくことが重要です。ムクドリの巣を自力で安全に撤去するために、最低限以下の道具を用意しましょう。

必要な道具用途
ゴム手袋(厚手)衛生面のリスクを軽減するために必須です。使い捨ての薄い手袋では強度が足りず、トゲや枝で手を傷つける恐れがあります。
防塵マスク古い巣にはホコリやフン、病原菌が含まれていることが多いため、吸い込まないようにしっかり防護します。
トングや火ばさみ直接手を伸ばさずに巣を取り外すことで、衛生面と安全性の両方を確保できます。高所の場合にも便利です。
ゴミ袋(厚手)撤去した巣やフンはそのまま捨てられません。二重にして密封できるよう、破れにくい袋を用意しましょう。
消毒液や消毒スプレー巣があった場所には病原菌や害虫が残っている可能性があるため、しっかりと消毒して再発も防ぎます。
脚立や梯子巣が手の届かない場所にあることが多いため、安全に届くための足場も重要です。足元が不安定にならないよう注意しましょう。

これらの道具を準備しておけば、安全かつ効率的にムクドリの巣の撤去作業を行うことができます。慣れない作業だからこそ、事前にしっかり準備しておきましょう。

駆除の手順

ムクドリの巣を自分で撤去する際には、法律を守るだけでなく、安全性や衛生面にも十分配慮しながら、段階的に作業を進めることが大切です。

特に注意すべきなのは、巣の中に卵やヒナが残っていないかどうかという点です。見落とすと法律違反になる可能性があるため、撤去前の観察も含めて慎重に作業をしましょう。

ここでは、初心者でも安心して進められるように、ムクドリの巣を撤去する際の一連の手順を分かりやすく解説します。

  1. 事前確認
    まず最初に行うべきなのは、巣の状態の確認です。ムクドリが巣を出入りしていないかを数日間観察しましょう。少なくとも5日〜7日程度、親鳥の出入りがなければ「空の巣」と判断できます。ただし、外から見て卵やヒナがいないと断定できない場合は無理に撤去せず、自治体に相談してください。
     
  2. 道具を準備する
    安全かつ衛生的に作業するために、厚手の手袋・マスク・トング・脚立などを使用します。無防備なまま撤去作業を行うのは危険です。
     
  3. 巣を慎重に取り外す
    トングや火ばさみを使って、ゆっくりと巣を取り外します。勢いよく引っ張ると破片が飛び散ったり、建物を傷つける可能性があります。慎重に扱いましょう。
     
  4. 撤去後の清掃・消毒
    巣があった場所にはフンや羽毛、ダニが残っていることがあります。アルコールスプレーや塩素系の消毒剤を使って、しっかりと清掃・消毒を行ってください。
     
  5. 再発防止の対策を行う
    同じ場所にまた営巣されないよう、防鳥ネットの設置や忌避剤の使用、スパイクの設置などを行い、物理的に再侵入を防ぐ必要があります。

以上のように、ムクドリの巣の撤去には「観察→準備→撤去→消毒→再発防止」という流れを守ることが重要です。段取りを誤ると、法的トラブルや健康被害に繋がる可能性があるため、必ず手順通りに進めましょう。

個人でできるムクドリの対策については、以下の記事で詳しく説明しています。

ムクドリの巣作りに関する基礎知識

ムクドリの巣を正しく撤去するには、ムクドリの習性や巣作りの特徴を知っておくことも大切です。

「いつ巣を作るのか」「どこに作りやすいのか」「放置するとどんな被害があるのか」を理解していれば、早めの対策や被害の予防に繋がります

ここからは、ムクドリの巣作りに関する以下の基本的な知識を分かりやすく解説します。

  • 巣を作る時期
  • 巣を作る場所
  • ムクドリの巣がもたらす被害

巣を作る時期

ムクドリは、一般的に3月から7月頃にかけて巣作りを始めます。特に5月〜6月は繁殖のピークで、この時期になると住宅街の電柱や軒下などで活発に営巣する姿が見られます。

また、ムクドリは一度安全だと判断した場所を翌年も再利用する傾向があります。これを「営巣習性」と呼び、過去に巣を作られた場所は翌年以降も狙われやすくなります。

ムクドリの巣は、1年限りの問題ではなく長期的に繰り返される可能性があるため、早めに対策を講じることが重要です。

巣を作る場所

ムクドリが巣を作る場所には一定の傾向があります。彼らは外敵に襲われにくく、雨風をしのげる「狭くて暗い空間」や「高所」を好んで選びます。よく営巣される具体的な場所は、以下の通りです。

  • 戸建て住宅の軒下や屋根裏の隙間
  • 換気口や排気ダクトの内部
  • ベランダの角や梁の隙間
  • 電柱や街路樹の枝の分かれ目
  • 太い配管や柱のすき間

特に都市部や住宅街では、自然の木々が少ないため、人間の住環境を代用するように営巣する傾向があります。電柱や看板、照明器具の裏側など、意外な場所に巣を作るため、気づかないうちに住みつかれているケースも珍しくありません。

また、ムクドリは一羽だけでなく、集団で行動する傾向があるため、一羽に気付いたときにはすでに複数の巣ができている場合もあります。

ムクドリの巣がもたらす被害

ムクドリの巣がもたらす被害は、騒音・悪臭・衛生面・建物の劣化など、生活に深刻な支障を及ぼすことがあります。

まず第一に挙げられるのが騒音被害です。ムクドリは繁殖期に非常に大きな鳴き声を上げるため、朝方から鳴き声で目が覚める、夜も落ち着かないといった被害が続きます。特に子育て中の親鳥は警戒心が強く、周囲に人の気配があると鳴き声が激しくなる傾向があります。

また、フン害も深刻です。巣のある周囲には大量のフンが落ち、悪臭の原因となるほか、滑りやすく転倒事故のリスクも発生します。さらにフンには病原菌やカビ、寄生虫が含まれる場合があり、衛生的にも注意が必要です。

これらの被害は放っておくと年々悪化していくため、ムクドリの巣が確認できた時点で、できるだけ早く対応することが被害の拡大を防ぐカギになります。

ムクドリの巣を駆除する場合の注意点

ムクドリの巣を撤去する際には、法的なルールに十分注意を払う必要があります。

特に巣の中に卵やヒナが残っている場合、安易に手を出すと法律違反になる恐れがあるため、慎重な対応が求められます。

ここでは、ムクドリの巣を駆除する際に留意すべき以下2点の注意点を詳しく解説します。

  • 巣が空か確認する
  • 鳥獣保護管理法の内容

巣が空か確認する

ムクドリの巣を撤去する際は、必ず中に卵やヒナがいないかを確認してください。卵やヒナがいる場合は、撤去が法律違反となります。

そのため、数日〜1週間程度、ムクドリの出入りがないことを観察することが必要です。卵やヒナが確認できた場合は、ヒナが巣立つのを待つか、自治体に駆除申請をしましょう。

鳥獣保護管理法の内容

ムクドリは住宅地に被害をもたらす鳥ですが、生態系の維持を目的として、法律により保護されています。

「鳥獣保護管理法」では、狩猟鳥獣以外のすべての野生鳥獣が保護対象とされています。ムクドリもその一種であり、勝手に捕獲・殺傷・巣の破壊をすることは違法行為です。

「被害が出ているから」といって自己判断で駆除すると、1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科される可能性があります。

ムクドリ駆除は業者に依頼するのがおすすめ

ムクドリ被害を確実に、そして合法的に対処するなら、専門業者への依頼が最も安全です。専門業者であれば、建物の構造や周辺環境を踏まえて、効果的な対策を提案してくれるほか、再び被害が発生しないようにするためのメンテナンス方法まで考慮して対応してくれます。

さらに、法令を遵守した方法で作業を行ってくれるため、トラブルに発展するリスクが低いのも安心できるポイントです。

ただし、業者を選ぶ際に「どこでも同じだろう」と安易に考えるのは危険です。中には、十分な知識や技術を持たない業者も存在するため、注意が必要です。業者選びを誤ると、せっかくの対策が台なしになる可能性があるため、業者選びは慎重に行いましょう。

ムクドリ駆除は害獣BUZZにお任せください!

その点、害獣BUZZは豊富な実績と専門知識を持つスタッフが対応してくれるため、安心して任せることができます。害獣BUZZでは、状況調査から施工、アフターケアまですべて自社で対応しているため、仲介業者を通すことなく、中間マージンが発生しません。

さらに、画一的な対応ではなく、現場の構造やムクドリの生息状況、被害の程度に応じて、最適な施工方法を柔軟に提案できます。その結果、無駄なく、より効果的な駆除ができます。

もちろん、作業はすべて鳥獣保護管理法をはじめとした法令を厳守した方法で行うため、法的なトラブルを心配することなく安心して任せられます。

業者選びでお悩みの方は、ぜひ「害獣BUZZ」にご相談ください。ムクドリをはじめとする様々な害獣に対応しており、侵入経路の封鎖から清掃、再発防止までを一貫してお手伝いいたします。

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まとめ

ムクドリの巣は放置すると騒音・フン・衛生問題など、日常生活に多大な悪影響を及ぼします。

自分で対応することも可能ですが、法律の制約や高所作業のリスクを考えると、専門業者に任せた方が安心なケースも多いです。特に卵やヒナがある場合は、撤去が違法となるため、慎重な判断と手続きが必要です。

「どこに相談すればいいのか分からない」「安全に解決したい」と感じているなら、信頼できる業者に依頼することを強くおすすめします。

害獣BUZZでは、無料の現地調査を行っているため、ムクドリの被害でお困りの際はぜひ一度ご相談ください。

この記事を書いた人

Mukai

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