マダニの感染症に注意!代表的な病気や症状について解説

マダニの感染症に注意!代表的な病気や症状について解説

「マダニには感染症リスクがあると知って怖さを感じる。身近にネズミもいるし、マダニによる被害を受けないだろうか」と不安に感じていないでしょうか?

マダニはさまざまな感染症を媒介する寄生虫です。マダニが媒介する感染症の中には深刻な症状が表れるものも少なくないので、身近にいるおそれがある場合は速やかに対策する必要があります。

今回は、マダニが媒介する主な感染症を解説します。野生動物・害獣とマダニの関係性や適切な対策を講じたいときの相談先についても紹介していますので、マダニや害獣問題を解決したい方は、ぜひ本記事をご活用ください。

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マダニが媒介する主な感染症

マダニが媒介する主な感染症

マダニが媒介する主な感染症は以下のとおりです。

  • 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)
  • ダニ媒介脳炎
  • つつが虫病
  • 日本紅斑熱
  • ライム病

これらの感染症の中には、現時点で日本での発症報告が少ないものも含まれていますが、マダニが身近にいることで生じるおそれのある健康被害について認識しておくための参考情報として、まとめて取り上げています。

それぞれの感染症について、順番に解説します。

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)は、主としてSFTSウイルスを保有しているマダニに刺されることによってかかる感染症です。症状が出るまでの潜伏期間は6〜14日程度と言われています。

主な症状は発熱・消化器症状(嘔気、嘔吐、腹痛、下痢、下血)で、筋肉痛・神経症状・リンパ節腫脹・出血症状などが出ることもあります。致死率は10~30%程度です。

日本では、2013年1月に患者が国内で初めて確認されて以降、毎年60~100名ほどの患者が報告されています。

ダニ媒介脳炎

ダニ媒介脳炎は、ダニ媒介脳炎ウイルスを保有するマダニに刺咬されることによってかかる感染症です。ダニ媒介脳炎ウイルスは、「ヨーロッパ亜型」「シベリア亜型」「極東亜型」などに分類されます。

日本国内では、北海道において1993年に1例、2016年に1例、2017年に2例、2018年に1例の発生が報告されている感染症です。北海道の一部地域において、ダニ媒介脳炎ウイルスが分布していることが明らかにされています。

潜伏期間は2〜28日であり、通常は7~14日程度です。感染しても70~95%は不顕性感染(感染症状を発症していない状態)であると言われています。

症状について、極東亜型のウイルスに感染した場合を例に挙げると、感染後は徐々に発症し、頭痛・発熱・悪心・嘔吐などの髄膜炎症状が見られ、さらに脳脊髄炎を発症すると精神錯乱・昏睡・痙攣および麻痺などの中枢神経症状が表れます。

極東亜型のウイルスに感染した場合、致死率は20~40%、生残者の30~40%に神経学的後遺症が見られると言われています。

つつが虫病

つつが虫病は、つつが虫病リケッチアと呼ばれる病原体を保有するツツガムシ(ダニの一種)に刺されることによってかかる感染症です。

潜伏期間は5~14日程度と言われています。主な症状は、全身の倦怠感・食欲不振・頭痛・悪寒・発熱などです。

体温は段階的に上昇し、数日で40℃に達します。刺し口は皮膚の柔らかい隠れた部分に多いです。刺し口の所属リンパ節は、発熱する前から次第に腫脹を始めます。

発症後、3~4日経過すると不定型の発疹が出現しますが、発疹は顔面・体幹に多く四肢には少ないのが特徴です。重症になると、肺炎や脳炎症状をきたすこともあります。

つつが虫病は、北海道を除く全国で発生が見られる感染症です。

日本紅斑熱

日本紅斑熱は、リケッチアの一種(リケッチア・ジャポニカ)を保有するダニに刺されることによってかかる感染症です。近年、国内で年間200件を超える発生報告があり、死亡者も報告されています。

潜伏期間は2~8日程度です。主な症状は、頭痛・発熱・倦怠感・発疹などです。つつが虫病と症状が似ていますが、日本紅斑熱の方が発疹が体幹部より四肢末端部に比較的強く出現します。また、つつが虫病に比べて刺し口の中心の痂皮(かさぶた)部分が小さい点も特徴的です。

ライム病

ライム病は、ネズミや小鳥などを保菌動物とし、野生のマダニによって媒介される人獣共通の細菌(スピロヘータ)による感染症です。

主な症状は、関節炎・遊走性皮膚紅斑・良性リンパ球腫・慢性萎縮性肢端皮膚炎・髄膜炎・心筋炎などです。

日本では、1986年に初のライム病患者が報告されて以来、主に本州中部以北(特に北海道)で患者が報告されています。欧米と比較して日本でのライム病患者報告数は少ないものの、ネズミやマダニの病原体保有率は欧米並みであるため、潜在的にライム病が蔓延している可能性が高いと推測されています。

以上、マダニが媒介する主な感染症を紹介しました。これらの感染症にかからないための予防策としては、マダニに刺されないことが大切です。

例えば、草の茂った場所に入る際は、長袖・長ズボンを着用し、サンダルのような肌を露出するようなものを履かないようにしましょう。

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マダニの特徴

マダニの特徴

マダニとは、身近な害虫であるイエダニと同じ「ダニ」の一種で、動物から吸血することで生存しています。草の上で待ち伏せ、近くを通った動物に取り付いて血を吸うのが一般的です。

マダニは山の中をはじめ、ご家庭の庭や畑・公園などにも生息しています。体長は2~3mmほどですが、吸血できる量は自身の体重の100倍以上と言われています。マダニの多くは、春から秋(3~11月)にかけて活発的に行動します。

野生動物が身近にいるならマダニに要注意!

野生動物が身近にいるならマダニに要注意!

身近に野生動物が多い場合、マダニを媒介とする感染症にかかるリスクが高まります。マダニは野生動物に寄生することが多く、動物を通じて私たちの身近な環境に侵入してくるおそれがあるためです。

マダニが媒介する感染症は、重篤な症状を引き起こすこともあるため注意しましょう。万が一、マダニに咬まれた場合には、病院を受診し、迅速かつ適切に対処してもらいましょう。

身近な環境にいるマダニ対策としては、忌避剤を使用したり、野生動物との距離を十分に保ったりといったことが大切です。とはいえ、自力での対策は必ず効果があるという保証がないため、不安があればプロの駆除業者に相談することをオススメします。

身近に害獣やダニ・ノミがいそうなときの相談先

身近に害獣やダニ・ノミがいそうなときの相談先

ネズミやコウモリ、イタチのような野生動物やダニ・ノミなどの害虫が身近にいる可能性がある場合、適切な対策を講じるためには信頼できる相談先を知っておくことが重要です。特にマダニによる感染症のリスクがある場合、適切な対策を講じるためには専門家による正確な情報とアドバイスが欠かせません。

具体的には、害獣やダニ・ノミを専門とする駆除業者に相談し、対策を依頼することが望ましいです。専門家からアドバイスを受けることで、健康リスクの低減と安心感につながるだけでなく、対策にかかる手間・時間を節約できます。

前述のとおり、マダニは、野生動物を通じて私たちに近づいてきます。マダニに対する不安がある中で、身近でネズミ・コウモリをはじめとする害獣の存在に少しでも心当たりがあるなら、根本的に解決するために駆除業者にまとめて相談・依頼することがオススメです。

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まとめ

マダニはさまざまな感染症を媒介する寄生虫です。マダニが媒介する感染症の中には深刻な症状が表れるものも少なくないので、身近にいるおそれがある場合、速やかに対策する必要があります。

身近な環境にいるマダニ対策としては、忌避剤を使用したり、野生動物との距離を十分に保ったりといったことが大切です。とはいえ、自力での対策は必ず効果があるという保証がないため、不安があればプロの駆除業者に相談することをオススメします。

害獣BUZZでは現地調査を無料で実施しております。「害獣やダニ・ノミが身近にいるようだが、どのように対処したら良いのか分からない」とお困りの方は、時間を置かずに、まずはお気軽にお問い合わせください。

この記事を書いた人

Sato

害獣BUZZ編集部の佐藤カズキです! 2019年にライター活動を開始し、エビデンスに基づき、お客様の不安に寄り添った記事を届けています。自宅にコウモリが侵入し慌てた経験アリ。趣味は映画鑑賞で、サスペンスを中心に年間100本以上の作品を観ています。

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