ムクドリを放置するとこんな被害が!実際の例と共に対処法も紹介!

「夕方になるとムクドリの鳴き声がうるさい」「フンで庭や車が汚れて困っている」といった悩みを抱えていませんか?ムクドリは見た目こそ小さく愛らしいものの、集団で行動するため、騒音や悪臭、健康被害を引き起こすことがあります。
本記事では、ムクドリによる具体的な被害例を解説します。家庭でもできる対策や、ムクドリ駆除時の注意点についても紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
ムクドリによる被害例を解説

ムクドリは群れで行動する習性があるため、鳴き声による騒音やフン害、悪臭といった日常生活に深刻な被害を引き起こします。さらに、農作物の被害や健康被害に繋がるケースもあり、放置すれば被害は拡大する一方です。
ここでは、ムクドリによる被害例を具体的に紹介しながら、その実態を詳しく解説します。
騒音被害
ムクドリによる被害の中でも、最も多く寄せられるのが「鳴き声による騒音」です。ムクドリは群れで行動し、夕方になると街路樹や電線に集まり、「ギャーギャー」「キーキー」といった甲高い声を上げながら一斉に鳴きます。
特に駅前や商業施設など、人が集まりやすい場所がねぐらとなりやすく、夕暮れ時には数百〜数千羽が押し寄せます。この大群が発する鳴き声はとても騒がしく、日常生活に大きな支障をきたします。
実際に、就寝中に目が覚めてしまったり、窓を閉めていても音が響き渡ったりするなど、騒音によって不眠やストレスを訴える声も少なくありません。
また、ムクドリは特定の時間帯に集中して鳴くため、毎日の「規則的な騒音」が積み重なることで、精神的な疲労やイライラを引き起こし、家族間での会話が減る、在宅勤務に集中できないといったことにも繋がりかねません。
悪臭被害
ムクドリによる被害で、実は深刻なのが「フンによる悪臭被害」です。ムクドリは一日で数十回の排泄をするといわれており、群れで集まった場合、短時間で大量のフンが発生します。特に電線や住宅のベランダなどに集まると、その真下にはフンが広範囲に溜まっていきます。
ムクドリのフンには強いアンモニア臭があり、放置すると周囲に悪臭が広がることになりかねません。このニオイは一度染み付くとなかなか取れず、洗濯物にもニオイがついてしまうなど、私たちの生活空間にも大きな被害を及ぼします。
このように、ムクドリのフンによる悪臭被害は、見た目や掃除の問題だけでなく、大きな精神的ストレスに繋がることもあるため、早めの対策が大切です。
ムクドリのフンについては、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
農作物被害
ムクドリは雑食性で、果実や野菜などの農作物も食べるため、農作物被害も深刻です。特に、ムクドリはブルーベリーや柿、トマトなどが熟し始めたタイミングを狙って集団で襲来します。
こうした農作物は色が鮮やかで鳥に見つかりやすいため、ムクドリにとって格好のエサ場となります。実際、ムクドリの群れが飛来すると、数日で畑一面が食い荒らされてしまうこともあり、農家にとっては死活問題です。カカシや反射テープといった一般的な対策では効果が薄く、防ぎきれないケースも少なくありません。
さらに、ムクドリにかじられた実が腐敗しやすくなったり、ほかの実への病気の感染源になったりするため、収穫全体に悪影響が出ることもあり、農作物の品質や作業効率にも関わる大きな問題です。
参考:農業・食品産業技術総合研究機構「鳥種別生態と防除の概要:ムクドリ」
健康被害
ムクドリ被害は騒音や悪臭にとどまらず、人体に健康被害を及ぼす可能性もあります。ムクドリが集団で飛来すると、周囲にフンや羽毛が大量に蓄積し、それらに含まれる病原体によって感染症を引き起こすことがあります。
ムクドリのフンに含まれる主な病原体は、以下の通りです。
病原体 | 主な症状 |
クリプトコッカス菌 | 脳髄膜炎などを引き起こすリスクあり |
サルモネラ菌 | 発熱、腹痛、下痢などの食中毒症状 |
トキソプラズマ | 発熱、倦怠感、リンパ節の腫れなどの風邪症状 妊婦が感染した場合、流産や死産の原因にもなり得る |
乾燥したフンは粉末となって空中に舞い上がるため、これらの病原体を吸い込んでしまうリスクがあります。特に気管支が弱い方やアレルギー体質の方は、咳やくしゃみ、呼吸困難などの症状を引き起こす原因にもなります。
このように、ムクドリのフンは見た目の汚れだけでなく、目に見えない形で健康被害を引き起こすのです。
参考:国立健康危機管理研究機構
ムクドリ被害への対処法

ムクドリの被害を最小限に抑えるには、被害が本格化する前の予防が大切です。ムクドリが一度ねぐらとして定着してしまうと、追い払うのが難しくなり、被害が長期化しやすくなります。
ここからは、家庭でもすぐに始められる手軽なムクドリ対策をご紹介します。
不要な枝を切って巣を作らせない
ムクドリに巣を作らせないためには、不要な枝を剪定して風通しを良くするのが効果的です。
剪定は落葉期である秋〜冬に行うと、ムクドリの繁殖期を避けられ、作業もしやすくなります。定期的な管理で営巣場所を減らすことが、ムクドリ被害の予防に繋がります。
高所作業には十分注意し、不安な場合は専門業者に依頼しましょう。
天敵の模型やCDを設置する
ムクドリはフクロウやタカなどの猛禽類を本能的に警戒するため、天敵の模型を使った対策も有効です。
模型はホームセンターや通販で手軽に購入でき、目が光る・首が動くなどリアルさのあるタイプや、風で揺れる吊り下げ型を選ぶと良いでしょう。
また、ムクドリに慣れさせないためには、設置場所や向きを定期的に変える工夫も大切です。
拍子木の音で追い払う
ムクドリは大きな音を嫌うため、拍子木による威嚇も有効です。特に夕方のねぐらに戻る時間帯に鳴らすことで、「ここは危険」と認識させることができます。
ただし、音が大きすぎると近隣トラブルの原因になるため、音量や時間帯には注意しましょう。
防鳥ネットやスパイクを設置する
ムクドリがとまりやすい場所を物理的にふさぐ対策も有効です。
例えば、ベランダには防鳥ネットを張り、電線や塀にはスパイクを設置するとムクドリの着地を防げます。ただし、ネットの張り方が甘いと逆に巣作りの場になる恐れがあります。不安がある場合は、専門業者に相談するのが安心です。
個人でできるムクドリ対策については、以下の記事でさらに詳しく解説しています。
参考:日本有害鳥獣駆除・防除管理協会「ムクドリを撃退する方法とは?自身でできる対策や業者依頼時の費用を解説!」
ムクドリを駆除する場合の注意点

ムクドリの被害が深刻な場合、「今すぐ駆除したい」と考える方も多いかもしれません。しかし、ムクドリは法律で保護されているため、対応には注意が必要です。
ここからは、ムクドリ対策の事前に知っておくべき注意点について解説します。
法律を遵守する
ムクドリは「鳥獣保護管理法」により、無許可での捕獲・殺傷が禁じられています。
卵やヒナがいる巣を勝手に撤去すると、1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科される可能性もあります。そのため、個人の判断で勝手に駆除してはいけません。
参考:e-GOV法令検索「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」
自治体では個人宅まで対応していないことが多い
ムクドリの被害に困ったとき、「市役所に相談しよう」と考える方は少なくありません。しかし、自治体が実際にムクドリ駆除を行うケースは非常に限られています。
個人の住宅や私有地へのムクドリ被害には、基本的に対応していないケースがほとんどです。そのため、個人宅での被害は、住民自身での対策や専門業者への依頼が必要となります。
市役所が対応してくれるケースや支援内容については、以下の記事で詳しく解説しています。
ムクドリ駆除はお任せください!

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また、施工は現場の構造やムクドリの生息状況、被害の深刻度に応じて柔軟にカスタマイズしてくれるため、より効果的で無駄のない対策が可能です。
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まとめ
ムクドリは、鳴き声やフンによる日常的なストレスだけでなく、農作物被害や健康リスクまで引き起こす厄介な存在です。特に都市部では、集団化による被害が深刻化しやすいため、早めの対策が必要です。
自宅でできる予防策を講じたうえで、必要に応じて専門業者の力を借りることで、安全かつ効果的にムクドリ被害を解決できます。
害獣BUZZでは、無料の現地調査を行っているため、ムクドリの被害でお困りの際はぜひ一度ご相談ください。
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