ムクドリを撃退するレーザーがある?実際の使用例も紹介

毎年、春から秋にかけて大量発生するムクドリ。鳴き声の騒音やフンによる被害に悩まされている方も多いのではないでしょうか?
「市販のグッズでは効果が薄い」「何度追い払っても戻ってくる」そんな悩みを抱える方に最近注目されているのが「撃退レーザー」の活用です。
本記事では、レーザーやLEDを使ったムクドリ撃退法を詳しく解説します。効果や使用方法、注意点、専門業者に相談すべきタイミングまで分かりやすく紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
ムクドリを撃退するレーザーって何?使用方法も解説

ムクドリ対策の中でも、最近注目を集めているのが「レーザー」を活用した撃退方法です。
光に敏感なムクドリの習性を利用し、ムクドリに触れることなく安全に追い払う手段として、自治体による貸し出しや民間での導入が進んでいます。
ここでは、ムクドリを撃退するレーザーについて詳しく解説します。
ムクドリ撃退レーザーとは
ムクドリ撃退レーザーとは、強いレーザー光を照らすことで、視覚に敏感なムクドリを追い払うための装置です。
鳥類は光の刺激にとても敏感で、特にレーザーは強い威嚇効果を発揮します。この性質を利用し、ムクドリが群れる電線や樹木、屋根などにレーザー光を照らして、ねぐらと認識させないようにします。
この装置はボタンひとつでレーザー光を照射でき、特に夕方以降の時間帯にムクドリが集まり始めたタイミングで使用することで、高い追い払い効果が期待される対策です。実際に、新潟県長岡市では住民の要望を受け、市がレーザーポインターを貸し出す取り組みが行われています。
このようなレーザーの活用は、個人でも手軽に取り組める対策でありながら、ムクドリにとっては十分な威嚇となります。ただし、人や動物に誤って照射すると視力が下がってしまうなどのリスクがあるため、使用の際は十分に注意しましょう。
LEDライトが用いられることも
LEDライトもムクドリ対策に使用されるケースがあり、特に行政や企業が実証実験を通じて活用を広げているところです。
実際に、静岡県浜松市では、LEDライトを照射することでムクドリを追い払う実証実験が行われ、照射を継続することで、ムクドリを追い払うことに成功したことが確認されています。
このような実験をきっかけに、LEDライトによるムクドリ対策は少しずつ実用化が進みつつあり、今後の活用が期待されています。
参考:パイフォトニクス株式会社「静岡県浜松市の繁華街で実施した実証実験」
レーザーによるムクドリの撃退効果

「レーザーで本当にムクドリを追い払えるの?」と感じる方も多いかもしれません。確かに、レーザーは一般家庭ではなじみが薄い対策です。
しかし、実際には多くの現場や自治体で導入が進み、一定の追い払い成果も確認されています。ここでは、そうしたレーザーの具体的な効果や、使用する上でのポイントを詳しく解説します。
一定の効果は得られる
結論として、レーザーや光を使った対策は、ムクドリを追い払う一定の効果があります。
ムクドリは光に対して敏感なため、レーザーやLEDライトによる視覚的な刺激は、強い威嚇効果を発揮します。特に緑色のレーザーは、ムクドリの警戒心を引き出しやすい色です。
また、ムクドリが集団でねぐらを作る前の段階で使用すれば、ムクドリに「危険な場所」という印象を与えることができ、住み着くのを未然に防ぐことにも繋がります。
こうした即効性の高さから、短期的なムクドリ対策としては有効性が認められており、自宅や公共施設、商業エリアなど幅広い環境で導入が進みつつあります。
持続性はない
ただし、レーザーには「慣れ」の問題があります。ムクドリは学習能力が高いため、レーザーだけで毎回対処していると「害のない光」と判断し、再び戻ってくることがあります。
そのため、レーザーは一時的な威嚇・追い出しには有効ですが、長期的な対策としては不十分です。他の方法と組み合わせて使うことで持続性を高めることが大切です。
ムクドリにレーザーを使う場合の注意点

レーザーはムクドリ対策として有効な手段ですが、使い方を間違えると効果が薄れるだけでなく、思わぬトラブルに繋がる恐れもあります。
そのため、安全性や法的なルールをしっかり理解したうえで活用することが大切です。ここでは、レーザーを使用する際に知っておきたい注意点を詳しく解説します。
他の対策と併用する
レーザーはムクドリの追い払いに即効性のある対策ですが、レーザーだけでは十分な持続効果が得られないこともあるため、他の対策と併用することが大切です。
例えば、ムクドリが嫌がる音を発する機器や、天敵の鳴き声を流す音響装置をあわせて使用すれば、視覚と聴覚の両面からの刺激で追い払う効果が高まります。
また、ベランダの手すりや建物の縁などに防鳥スパイクを設置したり、ムクドリがとまりそうな場所にネットを張るといった物理的な対策も有効です。
さらに、ムクドリの嫌うニオイを活用した忌避スプレーやハッカ油なども併用することで、「近づきたくない場所」という印象をより強く与えることができます。
こうした対策をいくつか組み合わせて用いることで、ムクドリが再び戻ってくるリスクを大幅に減らすことが可能になります。レーザーの効果を長続きさせるためにも、継続的に複数の対策を行うことが大切です。
レーザー以外のムクドリ対策については、以下の記事で詳しく解説しています。
人間やペットに向けない
撃退レーザーはムクドリにとって有効な手段ですが、人間やペットに照射すると大きな危険があります。特に、目に直接入ると視力障害を引き起こす可能性があるため、必ず安全な方向にのみ使用しましょう。
屋外で使用する際には、通行人の目線や近隣住宅の窓の方向にも注意が必要です。レーザー機器の説明書をよく読み、使用上の注意を守って正しく活用してください。
駆除には許可が必要
ムクドリは「鳥獣保護管理法」によって守られている野生動物のひとつです。この法律により、原則として許可なくムクドリを捕獲したり傷つけたりする行為は禁止されています。つまり、ムクドリ被害に悩まされていたとしても、勝手に捕まえたり、巣を取り除いたりすることはできません。
特に、卵やヒナがいる巣を撤去する際に、自治体から許可を得ていないと違法となります。また、レーザーを直接ムクドリの目に照射するなど、意図的に傷付けるような使い方をすれば、動物虐待とみなされる恐れもあります。
そのため、ムクドリ対策はあくまで「追い払う」ことに留め、安全かつ合法的な方法を選ぶことが大切です。巣ができてしまった場合や、ムクドリ被害が深刻な場合には、自治体に相談するか、専門の駆除業者に依頼するのが安心です。
ムクドリ駆除に関する市役所の対応については、以下の記事で詳しく解説しています。
参考:e-GOV法令検索「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」
屋内に入り込んだら駆除業者に依頼するのがおすすめ

ムクドリが屋根裏や建物の中に入り込んでしまった場合、自力での対応は難しいです。
狭い空間で無理に追い出そうとすると、ムクドリが暴れて壁を傷つけたり、自身がケガを負ったりする恐れがあります。さらに、屋内でフンをされると除菌や消臭処理も必要になります。
また、ムクドリは同じ場所に戻ってくる習性があるため、再発を防ぐには侵入経路の封鎖など専門的なムクドリ対策も欠かせません。
このようなケースでは、早めに専門の駆除業者へ依頼しましょう。現地調査の上で、状況に応じた的確なムクドリ対策を提案してくれます。
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また、施工は現場の構造やムクドリの生息状況、被害の深刻度に応じて柔軟にカスタマイズしてくれるため、より効果的で無駄のない対策が可能です。
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まとめ
ムクドリ撃退レーザーは、視覚に敏感なムクドリには有効な対策です。特に夜間や見通しの良い場所では、短時間で群れを追い払う手段として活用できます。
ただし、レーザー単体での対策では再発してしまう可能性が高く、効果を持続させるためには、音やニオイなどの他の対策と併用することが大切です。
また、ムクドリが屋内に侵入してしまった場合や、被害が深刻な場合は、早急に専門業者へ相談することをおすすめします。
害獣BUZZでは、無料の現地調査を行っているため、ムクドリの被害でお困りの際はぜひ一度ご相談ください。
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