アライグマのフンの特徴や見分け方は?フン・尿の被害例も紹介
「最近、身近で動物のフンを見つけて困っている……。もしかしたらアライグマのものかもしれないが、どのようにすれば見分けられるだろうか」とお悩みではないでしょうか?
直径2〜3cm、長さ5〜15cmほどの細長い形状のものが落ちている場合、それはアライグマのフンかもしれません。アライグマのフンが身近にあると、衛生面・健康面で被害を受けるおそれがあるため、一刻も早く処理することが大切です。
そこで今回は、アライグマのフンの特徴や見分け方を害獣駆除のプロ目線で分かりやすく解説します。アライグマのフン尿で生じる被害例や適切な処理方法についても紹介していますので、被害の発生・拡大を防ぎたい方は、ぜひ本記事をご参考ください。
目次
アライグマのフンの特徴
まずは、アライグマのフンの特徴について、形状・見た目を中心に解説します。
アライグマのフンは、直径2〜3cm程度、長さ5〜15cm程度で細長い形状をしています。
食べたものの形状によって、泥状のものから固形状のものまで、フンの形状・色が変化するのが特徴です。雑食性なので、フンの中に動物の骨・昆虫の羽・種子などが混ざっていることが多いです。
アライグマは、ベランダ・庭・道路沿いといった比較的目立つ場所にフンをする傾向があります。また、アライグマは同じ場所に何度もフンをする「溜めフン」と呼ばれる習性があるので、一箇所で大量のフンが見つかることもあります。
この習性はフンだけでなく尿にも見られ、アライグマは決まった場所に排泄をします。同じ場所でフンが見つかることが多い場合、アライグマが近くにいる可能性が高いでしょう。
他の動物とアライグマのフンの見分け方
身近でフンが見つかった場合、アライグマ以外の動物の仕業である可能性もあります。本章では、他の動物とアライグマのフンの見分け方として、以下3つの方法を解説します。
- ハクビシンのフンとの見分け方
- タヌキのフンとの見分け方
- イタチのフンとの見分け方
それぞれの動物がするフンの特徴を把握し、自宅に落ちているフンをした動物の特定にお役立てください。
ハクビシンのフンとの見分け方
ハクビシンのフンは5~15cm程度の長さで、細長く丸みを帯びた棒状の形をしています。
ハクビシンは果実・野菜を好んで食べるので、フンの中に種子が混ざっていることが多いです。アライグマのように、フンの中に動物の骨や昆虫の羽などが混じることもありますが、種子の方がよく見かけられるでしょう。
特に果実をたくさん食べているときには、フンから甘いニオイがすることがあります。しかし、フンとは対照的に、尿は強いアンモニア臭を放っています。フンと尿が近くにあると、その組み合わせで強い悪臭がするので気をつけてください。
また、ハクビシンのフンの色は食べ物によって多少変わりますが、黄土色やこげ茶色なのが基本です。ハクビシンはアライグマと同じく、「溜めフン」の習性があるので、その点にも注意が必要です。
タヌキのフンとの見分け方
タヌキのフンは楕円形をしており、2~3cm程度の大きさです。フンの形状は食べたものにより変化しますが、黒色をしていることが多いです。
タヌキにも「溜めフン」の習慣があるので、5cm程度のまとまった塊としてフンが見つかることもあります。
アライグマと同様、タヌキのフンの中にも動物の骨や植物の種子などが混ざっていることが多いです。タヌキは肉を食べることもあるので、フンは強いアンモニア臭がします。このニオイで、フンが近くにあることがすぐに分かるでしょう。
イタチのフンとの見分け方
イタチのフンは6mm程度の小さなサイズです。ただし、オスはメスよりも体が大きく、10cm程度の差があるため、オスのフンは少し大きめです。
イタチのフンは水分を多く含んでおり、毛も混ざっています。彼らは主に肉を食べるため、フンには特有の強いアンモニア臭がします。
アライグマのフン尿で生じる被害
アライグマのフン尿を放置していると、深刻な被害を受けるリスクがあります。具体的には、以下の被害に注意しなければなりません。
- 病原体やノミ・ダニによる被害
- 溜めフンによる住宅への被害
それぞれの被害の内容をしっかり把握しておき、フン尿を見かけたら放置することなく、確実に処理することを心がけましょう。
病原体やノミ・ダニによる被害
アライグマのフンには、さまざまな病原体が含まれている可能性があります。フンに含まれた病原体が人体に移れば、健康被害を及ぼすでしょう。
以下に、アライグマのフンに含まれている可能性のある病原体の一例をまとめました。
- SFTSウイルス
- 狂犬病ウイルス
- アライグマ回虫
そのほか、アライグマの体表には、ノミ・ダニが付着していることもあります。特にアライグマに寄生するヒゼンダニというダニは、疥癬(かいせん)と呼ばれる皮膚病の原因となる危険なダニです。
疥癬は人間やペットにも感染する人獣共通感染症で、感染すると激しい痒みが起こり、睡眠を妨げられることもあります。
これらの病原体や寄生虫を移されないよう、アライグマのフンには直接触れないようにすることが大切です。
参考:特定非営利活動法人 日本害獣建物被害対策協会「害獣による被害」
特定非営利活動法人 日本害獣建物被害対策協会「アライグマ Raccoon」
溜めフンによる住宅への被害
アライグマの溜めフンの習性によって、住宅にさまざまな被害がもたらされることが知られています。
アライグマの溜めフンの習性によって、床下・屋根裏など特定の部分に大量のフン尿が堆積します。その結果、床板・断熱材の腐食や湿気によるカビの発生など、住宅の構造部分に被害を及ぼすおそれがあるのです。
また、アライグマのフン尿には、強烈なアンモニア臭があります。これが住宅内に広がると住環境が悪化し、家の中が不快なニオイで充満するおそれもあるのです。
このように、アライグマのフン尿で生じる被害は深刻なものばかりです。被害の発生・拡大を防ぐためには、アライグマのフン尿を見かけた段階で、一刻も早く処理することが求められます。
アライグマのフン尿の処理方法
実際にアライグマのフン尿を処理する際は、以下の流れで進められるのが一般的です。
- 処理道具の準備
- フン尿の清掃
- 殺菌・消毒
- 侵入経路の封鎖
それぞれの方法を順番に解説しますので、ご家庭での対策にお役立てください。
処理道具の準備
アライグマのフンを安全に処分するために、ほうき・ちりとり・雑巾・ゴミ袋を準備しましょう。直接フンに触れないよう、ゴム手袋をはめることが大切です。
病原菌の吸入を防ぐために、マスクの着用も欠かせません。そのほか、病原菌が付着するリスクを避けるため、使い捨ての服・帽子・髪ゴムなどを用意すると良いでしょう。
フン尿の清掃
準備が整ったら、アライグマのフン尿を清掃していきます。
アライグマのフンを掃除する際は、掃除機の使用は避けて、使い捨てのほうきとちりとりを使用しましょう。掃除機を使うと、フンに含まれる病原体や寄生虫を吸い込んでしまい、その結果、掃除機自体が汚染されていまい使えなくなってしまいます。
また、掃除機の排気によって病原体や寄生虫が部屋中に広がるおそれがあり、後の消毒作業で多くの手間がかかってしまうため、掃除機の使用は控えてください。
殺菌・消毒
フン尿の清掃が済んだら、殺菌・消毒作業を行います。
フン尿があった場所に次亜塩素酸ナトリウムやエタノールをスプレーして、きれいな雑巾でしっかり拭き取りましょう。これらの消毒薬が手元にない場には、漂白剤を水で薄めたものでも殺菌・消毒が可能です。
侵入経路の封鎖
最後に、アライグマの侵入経路を封鎖します。アライグマの主な侵入経路は、以下のとおりです。
- 屋根裏
- 床下
侵入経路を封鎖する方法としては、黒網(金網)やパンチングメタルなど丈夫な素材で作られたもので隙間をしっかりと塞ぐのが一般的です。これにより、アライグマが隙間をこじ開けて、無理やり侵入してくるのを防げます。
黒網やパンチングメタルなどを使う際は、取り付け部分との間にできる隙間をしっかり埋めるためにコーキング剤で接着すると良いでしょう。
ただし、ご家庭にあるすべての隙間を発見・封鎖することはプロでないと難しいです。一か所でもアライグマの通れる隙間が残っていれば、侵入を許してしまいかねないため、不安があればプロの駆除業者に相談することをオススメします。
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ささいな違和感がある程度でも、相談だけでも対応いたします。身近でアライグマのフンらしきものを見かけたら時間を置かずに、まずはお気軽にお問い合わせください。
まとめ
直径2〜3cm、長さ5〜15cmほどの細長い形状のものが落ちている場合、それはアライグマのフンかもしれません。アライグマのフンが身近にあると、衛生面・健康面で被害を受けるおそれがあるため、一刻も早く処理することが大切です。
ただし、慣れていない場合、アライグマのフン尿の処理や侵入経路の封鎖などを適切かつスムーズに行うことは難しいです。
アライグマによる被害を根本から解決したいならば、早い段階で専門の駆除業者に相談・依頼しましょう。害獣BUZZでは、現地の調査や見積りを無料で承っておりますので、ぜひ一度ご相談ください。
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