家庭でできるコウモリ対策は?プロが有効な方法を解説!

家庭でできるコウモリ対策は?プロが有効な方法を解説!

「最近、家でコウモリをよく見かける……。放置しておくのは怖いし、早く家から追い出したいが、自分で講じられる対策はないだろうか?」とお困りではないでしょうか。

コウモリというと、山や森の中でしか見かけないイメージがあるかもしれませんが、市街地にも生息しています。市街地に生息するコウモリは、家の屋根裏や床下などを自分たちの住処にすることが多いです。

コウモリが家の中に侵入することで生じる被害は決して軽視できません。コウモリの糞尿は、住民やペットなどの健康を害する可能性があります。清掃や修復などの後処理に費用がかかり、経済的な被害をもたらすこともあるでしょう。

コウモリを家で見かけたら、一刻も早く適切な対策を講じることが大切です。そこで本記事では、ご家庭でも行えるコウモリ駆除に有効な対策方法を5つ紹介します。

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コウモリを家から追い出す際のポイント

コウモリを家から追い出す際のポイント

家庭でのコウモリ対策として、まず講じるべきなのは家からの追い出しです。コウモリを家から追い出す際は、以下の点に留意しておくと、法的なトラブルを回避できたり、成功確率が上がったりします。

  • 法律で禁じられているので捕獲はしない
  • 住み着いているのがコウモリか見極める
  • コウモリがいる場所を予想する

それぞれのポイントを把握し、ご家庭で効果的なコウモリ対策を講じましょう。

法律で禁じられているので捕獲はしない

「鳥獣保護管理法(鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律)」と呼ばれる法律によって、無許可でのコウモリの捕獲および殺傷が禁止されています。違反すれば1年以下の懲役もしくは100万円以下の罰金が科せられるため、くれぐれも控えてください。

上記の規定があることから、家庭でのコウモリ対策としては、嫌いなニオイを使ったり、好まない環境を作ったりして、家からの追い出しを狙うのが基本です。

参考:鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律

住み着いているのがコウモリか見極める

家庭でのコウモリ対策を行う前に、実際にコウモリが家に住み着いているかどうかを見極めることも大切です。そのためには、下表を参考にコウモリが住み着いている痕跡を把握しましょう。

痕跡特徴
糞があるコウモリの糞は細長い形状で、色は茶色か黒色であることが多い。
糞の大きさは5mm〜10mmほどで、粉々になりやすい特徴がある。
異音がするコウモリは夜行性で、夜間に「キィキィ」「チチチチ」といった鳴き声や「バサバサ」と飛び回る音が聞こえることがある。

上表の痕跡からコウモリが家に住み着いていると判断したら、適切な対策を講じることが求められます。

参考:アース製薬「これって何のフン?」

コウモリがいる場所を予想する

コウモリ対策を講じる前に、コウモリが家のどこにいるのか予想することも重要です。そして、予想した場所を中心に対策を講じることで、効率的な追い出しが図れます。

コウモリは暗くて風通しの良い場所を好む動物です。家の中では、特に以下の場所を好んで住み着く傾向があります。

  • 屋根・床下・壁の隙間
  • エアコン室外機の配管
  • 換気口・通気口の隙間

上記の場所に糞や異音などの痕跡がある場合、コウモリが住み着いている可能性が高いです。

家庭でできるコウモリ対策5選

家庭でできるコウモリ対策5選

コウモリが住み着いていることを確認し、住処の場所を予想できたら、いよいよコウモリ対策を始めましょう。本章では、家庭でできるコウモリ対策の方法として、以下の5つを解説します。

  • ハッカスプレーを使用する
  • 忌避剤を使用する
  • エサのない環境にする
  • ネットを張る
  • 侵入経路を塞ぐ

ご家庭でコウモリ対策を行う際は、追い出した後に侵入を封鎖することが大切です。それぞれの方法を把握し、ご家庭での対策にお役立てください。

ハッカスプレーを使用する

ハッカには、スッとするニオイのメンソールと呼ばれる成分が含まれています。コウモリはメンソールのニオイを嫌がるため、ハッカをうまく使えば家から追い出すことが可能です。

ハッカをコウモリ駆除で活用する際は、まずスプレーを作ります。スプレーはハッカ油を無水エタノールや精製水などと混ぜて作るのが一般的です。ハッカスプレーは、以下の手順で作りましょう。

  1. スプレーボトルに無水エタノール(10ml)を入れる
  2. ハッカ油を20~30滴ほど入れて混ぜ合わせる
  3. 精製水(90ml)を入れて混ぜ合わせる

ハッカ油・無水エタノール・精製水は、ホームセンターやネットショップなど身近な店舗で手軽に購入可能です。

ハッカスプレーを作ったら、コウモリが住み着いている場所の近くに吹き付けます。蒸発してニオイが消えると効果がなくなるため、頻繁にスプレーすることが大切です。換気扇の中や天井裏など届きにくい場所には、長いノズルのスプレーを活用すると良いでしょう。

忌避剤を使用する

家庭でより手軽にコウモリ対策を行いたい場合、忌避剤の使用が効果的です。忌避剤には、以下のようにさまざまなタイプがあります。

スプレータイプ

スプレータイプの忌避剤は、シャッターの隙間や換気扇の中といった狭い空間でコウモリ対策を行う場合に適しているアイテムです。

強いハッカのニオイがするアイテムが多く、噴射した場所からコウモリを外に追い出す効果が期待できます。ハッカのニオイが非常に強烈なので、使用時はマスクとゴーグルを着用しましょう。

価格は1,000円〜2,000円程度で手軽に購入できますが、ニオイの持続時間は3〜6時間程度と比較的短いため、継続的に対策したい場合はこまめに使用する必要があります。

くん煙タイプ

くん煙タイプの忌避剤は、薬剤を煙状にして空間に充満させることでコウモリを追い出すアイテムです。コウモリ用のくん煙剤でなくとも、ハッカ成分が含まれたネズミ用のくん煙剤で代用できます。価格は1,000円〜2,000円程度で、効果の持続時間は2日程度です。

屋根裏や床下など屋内で効果を発揮するものがほとんどで、屋外には使えない点に注意しましょう。

錠剤タイプ

錠剤タイプの忌避剤は、コウモリが嫌うナフタリンの成分が入ったアイテムが多いです。コウモリ駆除に役立つと考えられていますが、ナフタレンを使用する際は、人間に対して発がん性がある可能性が指摘されている点に留意しておきましょう。

確実に発がん性があると証明されているわけではないものの、人体への悪影響が懸念されることから、健康に対して不安があればナフタレンの使用は避けておくのが望ましいです。

価格は1,000円程度で、効果は1ヶ月ほど続きます。

参考:厚生労働省「化学物質:ナフタレン – 職場のあんぜんサイト」

ジェルタイプ

家庭でのコウモリ対策では、ハッカ成分を使用したジェルタイプの忌避剤も活用できます。ジェルタイプの忌避剤も置くだけで使用でき、非常に使い勝手が良いです。価格は6,000円〜7,000円程度と比較的高額ですが、効果は1年間ほど続きます。

ただし、ジェルタイプの忌避剤を使用する場合、コウモリがジェルに絡まり動けなくなって死んでしまう可能性があります。前述のとおり、コウモリは法律によって無許可での殺傷が禁止されている動物です。

法的トラブルを回避したい場合、ジェルタイプの忌避剤の使用は控えておきましょう。

エサのない環境にする

コウモリの主食は虫であり、特に蚊を好んで食べます。コウモリ対策を講じる場合は、エサとなる蚊の発生を防ぐことが重要です。蚊は水場に発生することから、家周辺の水気をなくしましょう。

庭に水たまりができやすい場所があれば、土地をならして水たまりができにくい環境を作ってください。バケツ・空き缶などを放置して水を貯めてしまっている場合、水を捨てて屋内に片付けておくことをオススメします。

また、蚊をはじめとする虫はLEDライトの放出する光を感じ取りにくい性質を持っていることから、LEDライトには集まりにくいと考えられています。

現在、屋外でLED以外のライトを使用しているのであれば、LEDライトに変更することで蚊が寄り付きにくくなるため、結果的にコウモリにとって好ましくない環境を作ることが可能です。

ネットを張る

家庭でのコウモリ対策の一つに、ネットを設置する方法もあります。特に屋根裏や床下など、コウモリが好む場所にネットを張っておくことで、コウモリが新たに住み着くのを防ぐことが可能です。

ただし、集合住宅の場合、ネットを張ることが禁止されているケースがあるため注意しましょう。外から建物を見たときにネットが張られた家があると目立つため、景観を損ねないように管理組合がネットの設置を禁止していることがあります。

集合住宅でネットを使用する場合、あらかじめ管理組合に確認しておきましょう。

侵入経路を塞ぐ

ハッカスプレーや忌避剤などを使ってコウモリを外に追い出したら、再侵入を許さないよう出入り口を塞ぎましょう。なぜなら、コウモリは帰巣本能が強い動物であり、一度侵入した場所に再び戻ってくる習性があるためです。

コウモリの主な侵入経路としては、以下の箇所が考えられます。

  • 換気口
  • 屋根瓦の隙間
  • 壁の亀裂

金網・パンチングメタル・シーリング材などを使って、これらの侵入経路をしっかり封鎖しましょう。

ただし、コウモリの侵入口は多岐に渡るうえに高所も多く、自力ですべてを発見して封鎖するのは非常に難しいです。侵入経路を確実に塞げるのか不安を感じるならば、専門の駆除業者に相談しましょう。

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家の中のコウモリを放置するのはオススメできない

家の中のコウモリを放置するのはオススメできない

ここまで具体的な方法を紹介してきましたが、コウモリ対策には大きな手間がかかります。しかし、対策を講じずに、自然とコウモリが外に出ていくのを待っているだけでは問題が解決することはなく、むしろ被害が深刻化するばかりです。

被害を最小限に食い止めるためにも、できるだけ早くコウモリを追い出しましょう。

コウモリが家に侵入した場合、深刻な被害を引き起こすおそれがあります。以下に、コウモリが家に侵入した際に発生するおそれのある主な被害をまとめました。

  • 糞尿によって家の老朽化が進行する
  • ノミ・ダニが入り込み、アレルギー疾患を引き起こす
  • 鳴き声や羽音による騒音でストレスを受ける
  • 糞尿・獣臭によるニオイに悩まされる
  • 噛まれてしまいケガを負う
  • コウモリの保有する病原体によって病気にかかる
  • 死骸の放置により換気扇やエアコンが故障する

コウモリがもたらす被害は多様かつ深刻です。コウモリを見つけた際は、放置せずに一刻も早く対策を講じましょう。

参考:エランコジャパン「ノミ寄生による皮膚炎」
   東京都福祉保健局「室内環境対策(ダニ・カビ)」

注意!コウモリに触れないように追い出すことが重要

注意!コウモリに触れないように追い出すことが重要

コウモリが家に入ってきたときにパニックになり、ホウキやハタキなどを使って外に追い出そうとする方も多いです。しかし、コウモリをむやみに刺激すると、こちらを襲ってくることがあるため控えましょう。

コウモリはさまざまな病原体を保有している動物であるため、触れた際に感染症にかかるリスクがあります。

ハンタウイルス感染症・日本脳炎・ヒストプラズマ菌による感染症など、深刻な病気にかかるおそれもあるため、コウモリには決して触れずに、冷静になって追い出しを図ることが大切です。

参考:厚生労働省「コウモリと人の健康」
   農林水産省「コウモリ由来のウイルスとその感染症」

コウモリ駆除については私たちにお任せください!

コウモリが家の中にいる状態を放置すれば住人だけでなく、家やペットなどにもさまざまな被害が及ぶおそれがあるため、一刻も早く対策を講じましょう。

被害を根本から解決するためにはコウモリの侵入経路の封鎖が必要不可欠ですが、専門家でなければ完全に塞ぐことは難しいです。安全かつ確実にコウモリ対策を講じたいなら、プロの駆除業者に依頼しましょう。

信頼できる駆除業者をお探しでしたら、「害獣BUZZ」にお任せください。当社はコウモリ駆除のプロであり、各ご家庭の被害状況に応じて最善の駆除プランをご提案し、適切な施工を提供いたします。

害獣BUZZは一般社団法人 日本有害鳥獣駆除・防除管理協会に所属しており、協会オリジナルの薬剤を使用している点も強みです。市販のアイテムよりもさらに高い効果があり、確実・安全なコウモリ駆除を実施いたします。

ささいな違和感へのご相談はもちろん、実際の被害による対策のサポートまで幅広く対応可能です。コウモリによる被害でお困りの方や、身近にいて不安に感じている方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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まとめ

ご家庭でコウモリ対策を講じようとすると、大きな手間がかかります。とはいえ、対策を講じずに自然とコウモリが外に出ていくのを待っていても問題が解決することはなく、むしろ被害が深刻化していくでしょう。

ご家庭での対策方法としては、ハッカスプレーや忌避剤を使用した追い出しと侵入経路の封鎖が基本ですが、漏れなく侵入経路を塞ぐためには専門家の力が必要不可欠です。コウモリ駆除を根本から解決したい場合、一刻も早くプロの駆除業者に相談・依頼しましょう。

害獣BUZZでは、問い合わせから施工・アフターフォローに至るまで一貫して対応しております。無料の現地調査をもとに、お客様一人一人のご予算・ご希望に合わせて最善のプランをご提案いたしますので、ぜひ一度ご相談ください。

この記事を書いた人

Sato

害獣BUZZ編集部の佐藤カズキです! 2019年にライター活動を開始し、エビデンスに基づき、お客様の不安に寄り添った記事を届けています。自宅にコウモリが侵入し慌てた経験アリ。趣味は映画鑑賞で、サスペンスを中心に年間100本以上の作品を観ています。

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