ネズミの死骸の処理方法は?対処の際の注意点も駆除業者が解説!

ネズミの死骸の処理方法は?対処の際の注意点も駆除業者が解説!

「以前に仕掛けた毒餌が効いたようで、家の中でネズミの死骸を見つけた。しかし、ネズミの死骸の処理方法が分からない」とお困りではないでしょうか。

ネズミの死骸には病原菌が多く存在するため、手で触れると感染するリスクがあります。そのため、ネズミ駆除後の死骸の処理は、慎重に行わなければなりません。一方で、ネズミの死骸は放置しても危険ですので、スピーディーかつ安全に配慮した処理が求められます。

そこで今回は、ネズミの死骸の適切な処理方法を害獣駆除のプロ目線で分かりやすく解説します。ネズミの死骸を取り扱う際の注意点や、根本的な解決方法についても紹介していますので、今後ネズミの被害に悩まされないためにも、ぜひ本記事をお役立てください。

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ネズミの死骸の処理方法

ネズミの死骸の処理方法

ネズミの死骸を処理する際は、基本的に以下の手順で作業を進めます。

  • 死骸に触れる準備をする
  • 殺虫剤を使用する
  • 密閉して燃えるゴミに出す
  • 室内の除菌を行う

それぞれのステップで行うべきことを順番に詳しく解説します。

死骸に触れる準備をする

ネズミの死骸にはさまざまな危険な病原体がいるため、素手で触ると感染のリスクがあります。ネズミが持つ病原体の例を挙げると、サルモネラ菌・レプトスピラ菌・ハンタウイルスなどです。

ネズミの死骸を取り扱うときは、安全のためにマスクと手袋を着用してください。ネズミは死ぬ前にフンや尿を撒き散らすことがあります。ネズミの死骸だけでなく死骸のあった周辺にも、危険な病原体が存在するおそれがあるため要注意です。

また、ネズミの体にはノミやダニが寄生していることもあり、アレルギーの原因となります。健康面のリスクを最小限に抑えるためには、ネズミやその周辺には絶対に素手で触れないようにしましょう。

参考:東京都福祉保健局「Ⅲ 被害の実態」

殺虫剤を使用する

毒餌や殺鼠剤を使ってネズミの殺処理を図る際、苦しんで暴れまわったネズミが、病気を引き起こす病原体が含まれた糞尿を撒き散らす可能性があります。

ネズミの死骸を見つけたら、まずその周りに殺虫剤をスプレーしてください。これにより、ネズミの体に寄生していたダニやノミの拡散を防げます。

特にペットを飼っているご家庭では、放置した死骸の周りのダニ・ノミがペットに移る危険があるため、拡散を防ぐためにも殺虫剤を使用してください。

密閉して燃えるゴミに出す

ネズミの死骸を見つけたら、燃えるゴミとして捨てることが大切です。その際、死骸は新聞紙やビニール袋で包み、しっかりと密閉してください。

そうしないと、死骸に付いている病原菌・ダニ・ノミが広がるリスクがあります。家の中が衛生的でなくなるおそれもあるので、注意して処分しましょう。病原菌を外に出さず、被害を増やさないための対策として、念入りな密閉が必要です。

室内の除菌を行う

ネズミの死骸があった場所は、糞尿で汚れている可能性があります。糞尿には病原菌が多く含まれているので、雑巾で拭き取ったあとでしっかりとした消毒が大切です。

消毒作業では、アルコールやエタノールを使って、しっかりと除菌しましょう。拭き取りに使った雑巾は再利用せず、ゴミ袋に捨ててください。併せて、作業中のゴム手袋やマスクも密封して捨てると安心です。

注意!ネズミの死骸には絶対に直接触れない

注意!ネズミの死骸には絶対に直接触れない

ネズミの死骸を見つけた際、最も重要なのは直接触れないことです。前述のとおり、ネズミの死骸は多くの病原菌や寄生虫を持っている可能性があるため、不用意に触れることは大きなリスクとなります。

病原体のリスクの一例を挙げると、以下のとおりです。

  • サルモネラ菌による食中毒リスク
  • レプトスピラ菌による風邪の症状の発症リスク
  • ハンタウイルスによる肺疾患のリスク

そのほか、ダニ刺されの症状や、ダニやノミのフン・死骸を吸い込むことによるアレルギー疾患の発症リスクもあります。

万が一、自分での処理に不安がある場合や、大量のネズミの死骸を発見した場合は、専門の駆除業者に相談することがオススメです。優良なネズミ駆除業者であれば、プロの技術と知識で、死骸を安全かつ迅速に処理してくれます。

参考:田辺三菱製薬「【虫刺され】『ダニ』に刺されたらどうすれば?症状、対策、予防法を解説」
   医療法人社団 杉本クリニック「秋こそダニ対策 フン・死骸 増えるアレルギー」

見えない場所に死骸があるおそれも

見えない場所に死骸があるおそれも

ネズミは小さな隙間や暗がりを好む生物で、家の中の意外な場所に巣を作ることがあります。そのため、ネズミの死骸も、床下・壁の中・天井裏など、ご家族の目に見えない箇所に存在する可能性が考えられます。

ネズミの死骸の発見が難しい場所にある場合、特有のニオイが原因となり気づくことが多いです。ネズミの死骸からは不快なニオイが漂い、居住空間に漏れてくることがあります。

ネズミの死骸の具体的な位置を特定するためには、ニオイのもとを探るのが有効です。とはいえ、床下・壁の中・天井裏などの小さな隙間にあるネズミの死骸を確実かつスムーズに処理したい場合は、プロの駆除業者に依頼することをオススメします。

ネズミの専門業者であれば、ネズミの死骸を発見するためのノウハウを備えており、ご家族の目が届きにくい場所にある死骸も、迅速かつ安全に処分してくれるでしょう。

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根本的にネズミに入り込まれない環境作りが大切

根本的にネズミに入り込まれない環境作りが大切

ネズミの死骸を適切に処理したとしても、侵入経路が残されていれば、再びネズミに家の中に入り込まれる可能性が高いです。ネズミの侵入経路としては、主に以下の箇所が考えられます。

  • 壁の細かなひび割れ
  • 屋根の小さな空間
  • 換気扇や通気口
  • 家の基礎のすき間
  • エアコンやトイレ、浴室の配管部分

上記の箇所を中心に隙間がないかチェックし、必要ならば封鎖する作業を行いましょう。ただし、ネズミは1.5cmほどの隙間があれば侵入できるため、上記以外の箇所から家の中に入ってくる可能性も十分に想定されます。

自力ですべての侵入経路を発見し封鎖することは非常に困難なので、家庭での対策に不安があるならば、プロのネズミ駆除業者に相談することが望ましいです。

参考:目黒区「ネズミの被害を防ぐために!」

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まとめ

ネズミの死骸の処理は慎重に行う必要があります。ネズミの死骸には病原菌が多く存在しており、手で触れると感染するリスクがあるため、安全な処理のための準備が大切です。

ネズミの死骸を適切に処理したとしても、侵入経路が残されていれば、再びネズミに家の中に入り込まれる可能性があります。

とはいえ、自力ですべての侵入経路を発見し封鎖することは非常に困難なので、家庭での対策に不安があるならば、プロのネズミ駆除業者に相談しましょう。

害獣BUZZでは現地調査をもとに、お客様のご予算やご希望に応じた最善の駆除・再発防止プランをご提案いたします。ささいな違和感へのご相談はもちろん、実際の被害によるお悩みのサポートまでお気軽にご相談ください。

この記事を書いた人

Sato

害獣BUZZ編集部の佐藤カズキです! 2019年にライター活動を開始し、エビデンスに基づき、お客様の不安に寄り添った記事を届けています。自宅にコウモリが侵入し慌てた経験アリ。趣味は映画鑑賞で、サスペンスを中心に年間100本以上の作品を観ています。

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