アライグマは凶暴!被害を防ぐために行うべきことを駆除のプロが解説
「アライグマが家に出入りしているところを見た……。どうにか自力で追い出したいが、アライグマに凶暴な一面はないのだろうか?」とお困りではないでしょうか。
アライグマは凶暴な性格の動物であり、人を噛んだり引っ掻いたりすることがあります。
もしも自宅の屋根裏や床下などにアライグマが住み着いていることが分かっても、自力で対処しないよう注意しましょう。なぜなら、アライグマにむやみに刺激を与えると、反撃される可能性があるためです。
今回は、凶暴な動物であるアライグマの危険性や身近にいるときの注意点を害獣駆除のプロ目線から分かりやすく解説します。安心・安全にアライグマ被害を解決するための方法も紹介していますので、ケガなく対処するためにも本記事をご参考ください。
目次
アライグマは凶暴な性格
アライグマはその可愛らしい見た目に反して、凶暴な性格をした動物です。気性が荒く攻撃性が高いため、むやみに近づけば、牙・爪・歯などで攻撃してくることがあります。
アライグマは、基本的には夜行性で人を避ける生態を持つ動物です。その反面、アライグマは驚かされたり、自身や子どもの身を守る必要性を感じたりしたときには、人を攻撃することがあります。
そのため、自宅の屋根裏や床下などに侵入したアライグマに対して、無理に追い出そうとすれば反撃されかねません。
アライグマは、餌を求めて人間の住む地域に出没し、ゴミ箱をこじ開けたり家庭菜園を荒らしたりといった被害を引き起こすことがあります。これらの行動は、アライグマが生き抜くための本能的な行動であり、彼らにとっては生存戦略といえるでしょう。
しかし、人間からすれば、上記のアライグマの行動は攻撃的で凶暴に見えるのは無理ありません。アライグマの生態を理解し、不用意に近づかない、食べ物を与えないといった意識が必要です。
ペットにするのにも不向きで現在は駆除対象
アライグマをペットとして飼いたいと考える方もいるかもしれません。1970年代、日本にアライグマブームが到来し、アライグマを飼う人が急増しました。しかし、実際にアライグマをペットとして飼育するようになった家庭では、その凶暴性に手が負えなくなり、不法投棄するケースが続出したのです。
現在、アライグマは特定外来生物として認識されており、生態系を破壊する危険性が指摘されています。
特定外来生物とは、外来生物(海外起源の外来種)であって、生態系や人の生命・身体のほか農林水産業へ被害を及ぼすもの(または及ぼすおそれがあるもの)のことです。
アライグマは日本に元々いる生物の生息地を奪い、多大な影響を与えている特定外来生物の一種であり、国や地方自治体などがアライグマの駆除を進めています。
参考:環境省「どんな法律なの? | 日本の外来種対策 | 外来生物法」
現在アライグマをペットにするのは法律によりNG
現在、アライグマの飼育は「特定外来生物法(特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律)」によって禁止されています。
特定外来生物法は、アライグマをはじめとする特定外来生物が日本の生態系・人・農林水産業などに悪影響を及ぼすことを防ぐ目的で制定された法律です。
特定外来生物法に違反してアライグマをペットとして飼育した個人には、1年以下の懲役もしくは100万円以下の罰金が科せられます(第33条)。
むやみに近づいて危害を受けないためにも、法的なトラブルを避けるためにも、アライグマが身近や家の中にいて困っている場合には、専門の駆除業者に依頼することがオススメです。
参考:特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律
アライグマが身近にいるときの注意点
本章では、アライグマが身近にいて困っている方に向けて、対処にあたって把握しておくべき注意点として以下の3つを紹介します。
- 殺傷は法律で禁じられている
- 不意に出会って襲われるおそれがある
- 家の中に巣を作られることがある
それぞれの注意点を把握し、適切な対処法でアライグマの駆除を図りましょう。
殺傷は法律で禁じられている
許可なくアライグマを殺傷する形で駆除(例:毒餌を使用)することは、「鳥獣保護管理法(鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律)」により禁止されています。
鳥獣保護管理法は、野生動物の乱獲を防ぐ目的で制定された法律です。アライグマを傷つける形で駆除したり、捕獲したりする際には、行政(市役所や保健所、地方環境事務所)の許可を得なければならない旨が規定されています(第83条)。
この規定に背いて勝手にアライグマを殺傷すると、1年以下の懲役もしくは100万円以下の罰金が科せられるため注意しましょう。
不意に出会って襲われるおそれがある
前述のとおり、アライグマは凶暴な動物であり、不意に出くわしたときに襲われるおそれがあります。爪で引っかかれたり、咬みつかれたりすれば、深刻なケガを負いかねません。
身近にアライグマがいると、不意に出会った際にアライグマに刺激を与えてしまい、その結果として攻撃される危険性があります。だからこそ、アライグマを見かけたら、なるべく早めに専門の駆除業者に依頼することがオススメです。
家の中に巣を作られることがある
アライグマが自宅に侵入した場合、そのままにしておくと屋根裏や床下などに巣を作られる可能性があります。なぜなら、アライグマにとって、人間の家は風・雨を避けられる理想的な場所であるためです。
また、屋根裏や床下には断熱材が使われており、季節を問わず気温が安定していて快適に暮らせます。屋根裏にはアライグマの天敵がいないうえに、小動物や虫がエサとして入り込むことがあるため、アライグマにとって理想的な生息地といえるでしょう。
アライグマが家に巣を作ると、その中にアライグマの排泄物が溜まり、家が劣化したり、人間の健康に悪影響を及ぼしたりする可能性があるため注意が必要です。アライグマが家に侵入したことで生じる代表的な被害には以下があります。
- 家の中の悪臭
- 天井の腐食
- 足音による騒音
- ノミやダニの発生
- 感染症や病気の発症
上記の被害に遭わないためにも、アライグマが家の中にいることが分かったら、一刻も早く対処することが大切です。
アライグマ駆除は専門の業者に依頼すべき
凶暴性や法律による規制などを踏まえると、家庭で行えるアライグマ駆除の方法としては、追い出しと侵入経路の封鎖が基本です。
追い出しの方法としては、忌避剤やくん煙剤の使用が効果的です。しかし、これらの対策アイテムは密閉された空間でないと効果が弱まるうえに、効果もそれほど持続性しないことから、あくまでも一時的な対策方法と考えておきましょう。
そして、再びアライグマ被害に悩まされないためには、追い出した後に、侵入経路を封鎖する対策が必要不可欠です。アライグマの主な侵入経路としては、以下が挙げられます。
- 屋根裏付近の隙間
- 床下の通気口
ただし、アライグマは直径10cmほどのわずかな隙間があれば侵入できてしまうため、すべての侵入経路を把握・封鎖することは非常に難しいです。侵入経路が少しでも残っていれば、追い出しの対策が無駄になってしまうので、確実に被害を解決するためには専門の駆除業者に依頼しましょう。
参考:環境省「特定外来生物アライグマ」
アライグマ駆除については私たちにお任せください!
アライグマの凶暴性や巣を作られて生じる被害を考えると、家の中に侵入している場合には早めに対処する必要があります。しかし、アライグマは気性が荒く人間を攻撃してくるおそれがあるため、むやみに近づいてケガしないようくれぐれも注意しましょう。
ケガなく安心・安全にアライグマを駆除したいならば、専門業者への依頼をオススメします。信頼できるアライグマの駆除業者をお探しでしたら、当社のサービス「害獣BUZZ」にお任せください。
当社は自社施工を手がけており、問い合わせからアフターフォローに至るまで、丁寧かつしっかりと対応いたします。下請けに依頼することがないため、ご予算の範囲内で最善の駆除プランを提案することが可能です。
また当社は日本有害鳥獣駆除・防除管理協会に所属しており、これまで害獣被害に悩まれてきたお客様のニーズにお応えしてきた豊富な実績に自信があります。
アライグマが身近にいてお困りであれば、危害を受ける前にぜひご相談ください。
まとめ
アライグマは非常に凶暴で、人を噛んだり引っ掻いたりするため、むやみに近づくべきではありません。また、アライグマは、法律により駆除・捕獲が規制されています。
適法にアライグマ対策を行う方法としては、追い出しと侵入経路の封鎖が基本ですが、ご家庭では完全な解決に至らないケースがほとんどです。
アライグマの被害を根本的に解決したい場合、早期の段階で専門の駆除業者に相談しましょう。専門の駆除業者であれば、アライグマのことを熟知しており、法律に触れることなく安心・安全・確実にアライグマを駆除できます。
害獣BUZZでは専門的な視点と技術により、アライグマ被害の再発防止に効果的なサービスを提供いたします。ささいな相談でも構いませんので、まずはお気軽にお問い合わせください!
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