アライグマを追い出す方法は?有効な対策をプロが丁寧に解説!

アライグマを追い出す方法は?有効な対策をプロが丁寧に解説!

「アライグマがいるかもしれない」

このように思った早期の時点ですぐに対策を始めましょう。

アライグマは実は、獰猛で気性が荒い危険な害獣。被害は年々拡大しており、全国的に見ても深刻な問題となっています。

そこで本記事ではアライグマを追い出すのに有効な方法や、追い出しと併せるべき方法について詳細に解説します。

本記事の内容を参考に、早期段階で有効な対策を積極的に行っていきましょう。

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アライグマ対策を早めに行うべき理由

アライグマ対策は早めに行うべきです。

なぜならば前述のようにアライグマの被害は全国的に見ても深刻な問題になっており、早急に対処しないと被害が拡大するからです。

特にアライグマは雑食性のため、トウモロコシ、メロン、スイカ、イチゴなどの野菜・果樹や飼料などの農作物・家畜への被害が深刻です。

ちなみにアライグマの2020年度の作物別被害は野菜が1986万円(76%)、果樹は455万円(18%)。

さらにアライグマによる農産物被害額は2000年に3600万円でしたが、2011年には3億8300万円と10倍以上に増えたことがわかっています。

参考:鳥獣の農作物被害、アライグマが最多 昨年からイノシシ超える 埼玉

アライグマ殺処分、現場の苦悩「何度やっても心が痛む」

また農作物以外にも、下記のような野生動物ならではの被害も多く散見されます。

  • 体表に寄生する病原体やノミ・ダニ
  • 糞尿
  • 家への被害
  • ペットの怪我
  • ゴミ荒らし

以上の内容から、アライグマの被害を放置しておくのは危険なことがわかります。

アライグマを追い出す際には法律に注意!

アライグマは鳥獣保護管理法で保護されている動物です。

したがって対策方法は殺傷・捕獲を伴わないものに限られます。

つまり自力で可能な対策としては、傷つけることのない追い出しのみです。

ちなみに鳥獣保護管理法に違反した場合、1年以下の懲役、もしくは100万円以下の罰金に処せられます。

参考:鳥獣の違法捕獲の防止

許可や免許があれば捕獲はできるものの、専門家以外が自力で行うのは大変かつ危険なのでプロとしてはオススメできません。

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自力でできるアライグマを追い出す方法

アライグマは殺さないで追い出す必要があることは理解できたものの、実際にはどのような方法があるかが気になるところ。

そこでここではアライグマを追い出す4つの方法について解説していきます。

アライグマ用の忌避剤や嫌いなニオイで追い出す

アライグマは嗅覚が優れた動物です。したがって忌避剤や嫌いなニオイでの対策は、追い出しに有効です。

それぞれ詳細に解説します。

忌避剤使用のコツ

忌避剤を使用する場合には、くん煙剤や忌避スプレーといったものが一般的です。

スプレータイプはアライグマの発生箇所に局所的に噴射する使い方ですが、くん煙剤の場合はコツがいります。

そのコツとは出入り口と反対側にセットすること。

理由としては屋内の煙に耐えられなくなったアライグマが、出入り口から逃げ出すのを促すためです。

反対に出入り口付近にセットしてしまうとアライグマの退路を塞いでしまうことになるので上手く逃げてくれません。

アライグマの嫌いなニオイ

アライグマが苦手なニオイには下記の3つが挙げられます。

ウルフピー(オオカミの尿)

3つの中で効果が最も強力なのがウルフピーです。

動物にとって尿はナワバリを示すうえに、オオカミは自然界では食物連鎖の頂点に立つ動物です。

ウルフピーを散布することで天敵のナワバリと錯覚し、アライグマは寄りつかなくなります。

さらに天敵のニオイは遺伝子に刻まれた情報なので、ウルフピーのニオイにアライグマが慣れることはありません。

参考:天敵の匂いを忌避する行動は先天的に決められていることを証明

ただし注意点もあり、生のオオカミの尿なので周りに悪臭を放ちます。

使用は屋外に限られるうえに、トラブル回避のため近隣住民への承諾が必要です。

唐辛子やワサビなどの辛いもののニオイ

ウルフピーでは強烈過ぎて使えないという場合には、唐辛子やワサビのような辛い食品のニオイがオススメです。

特に唐辛子に含まれるカプサイシンと呼ばれる辛味成分はアライグマを含む野生動物全般に有効です。

ワサビに関しても同じですが、そもそも「辛い」という味覚は人間特有のものであり、本来は痛みとして認識されます。

参考:「辛い」の科学 痛みがおいしさに変わるメカニズム

またカプサイシンやワサビの成分は実際に忌避剤に含まれる成分でもあるうえに、家にある食用のものであれば人間が誤飲しても危険性は少ないので安心です。

ただし、ペットや子どもなどがいる場合にはアライグマ同様に強い刺激を感じてしまうので設置場所や設置の仕方には注意しましょう。

ハーブのニオイ

上記の2つよりは効果は低いですがハーブ系のニオイも一定の忌避効果が見込めます。

人間にとってはリラックス効果の高いハーブのニオイですが、嗅覚が発達したアライグマにとっては刺激の強い不快なニオイに感じます。

特にミントやハッカなどピリッとした香りが苦手とされています。

アライグマの嫌がる音で追い出す

ニオイと同様に、アライグマは天敵の鳴き声を聞くと身の危険を察知して逃げ出します。

福井県越前市では仁愛大学や住民、市などが協力した取り組みで、赤外線センサーで害獣を察知し、オオカミの鳴き声を出すオオカミ型ロボット「スーパーモンスターウルフ」を導入したとのこと。

またそれに併せて動物が嫌がる高音域の音を出す装置を設置したところ、こちらも一定の効果を確認できたようです。

参考:田畑の獣害対策、切り札にオオカミ型ロボット 効果は?

アライグマの嫌がる光で追い出す

アライグマはLEDライトの光が苦手です。

なぜならばアライグマは夜行性で、普段人気のない時間帯に活動するからです。

したがっていきなり強い光を浴びせられると、驚いて逃げ出します。

この対策をするにあたって注意することはは以下の2つです。

  1. アライグマが通る場所に設置すること
  2. アライグマがどこを通るのかを知っておくこと

たとえばアライグマが畑に出現し荒らしているなら畑に、屋根裏や床下などの屋外から屋内への侵入経路なら家屋にLEDライトを設置する必要があります。

アライグマを驚かして退散させる方法なので、アライグマが出没するところに設置しないと意味がありません。

ただしアライグマには帰巣本能があり、追い出してもまた戻ってくる可能性が高いです。

追い出しに成功したら侵入経路の封鎖まで徹底することをオススメします。

アライグマにとって快適ではない環境にする

アライグマは学習能力を備えた動物です。

したがって自分にとってメリットのある環境と認識すると、再侵入を繰り返します。

そうならないためにも下記の対策をしておきましょう。

  1. アライグマの餌となるもの片付ける
  2. 電気柵を使う

餌については農家の方であれば農作物、家畜を飼っている方であれば飼料を家畜の手の届かないところに片付ける必要があります。

具体的にはガラスケースのような固くて密閉性のあるものが良いでしょう。

屋内に侵入してくるケースも同様です。

アライグマは雑食なので人間用、ペット用に関係無く食料を食い荒らします。

したがってペットフードや生ゴミなどは、屋外の対策と同様に固くて密閉できるものに収納しておきましょう。

電気柵については潜られないようにネットも併用すると効果がより期待できます。

アライグマ被害は再発しやすい!侵入経路の封鎖も重要

アライグマは再侵入を繰り返すので、侵入経路を封鎖しないと被害が再発しやすいです。

ちなみにアライグマの侵入経路の例としては下記が挙げられます。

  • 屋根裏・軒下
  • 床下・基礎

上記の場所を金網やパンチングメタルなどで封鎖する、もしくは障害物になるものを配置しておきましょう。

ただしアライグマは手先が器用で力が強い動物です。

封鎖する道具は頑丈で壊れにくく、外れにくいもの、障害物は重たいものを設置しないと障害物を噛んだり、無理矢理こじ開けたりして侵入してくるので注意しましょう。

また、アライグマは木登りが得意なため、木々を伝って侵入することもあります。

アメリカのミネソタ州では23階建ての高層ビルを登り切って侵入した事例もあるようです。

参考:命知らずのアライグマ、23階建てのビルを登り切る 米ミネソタ州

したがって2階以上の階の戸締まりも、立派なアライグマ対策と言えます。

業者に依頼した際のアライグマ対策の流れ

アライグマ被害を確実になくす対策をしたいのであれば、専門家への依頼が最も効率が良くて確実な方法です。

流れとしては下記の通りです。

  1. 現地調査
  2. 追い出し・捕獲
  3. 侵入経路封鎖
  4. 清掃・消毒
  5. 忌避対策

特にアライグマの侵入経路封鎖に関しては、高所での危険な作業も伴います。

またアライグマは直径3〜5cm程度の隙間さえあれば侵入できてしまうので、高所で人目につかないアライグマの侵入経路を特定するのは一般の方では難しいでしょう。

アライグマ駆除については私たちにお任せください!

前述のようにアライグマの侵入経路封鎖を自力で行うのは難しく、危険も伴います。

成功率、安全性を考えると専門家への依頼がオススメです。

害獣BUZZでは、お客様のご予算やご希望に合わせて最善のプランを提案いたします。

また日本有害鳥獣駆除・防除管理協会に所属しているので、実力についてもご安心ください。

追い出しに関しては協会オリジナルの薬剤を使用するので、市販のものよりもさらに高い効果が見込めます。

早期の段階でご相談頂ければ、市販の忌避剤を何種類も買うよりリーズナブルに再発のリスクもなく、アライグマ駆除が済む可能性も大きいです。

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まとめ

アライグマによる被害は全国的に散見される深刻な問題です。

被害を放置しておくと、餌場として認識されるのでアライグマが居着いてしまい事態は悪くなる一方でしょう。

そうならないためにも、アライグマの被害対策には早期段階で取り組む必要があります。

ただし自力での対応可能な範囲には、限界もあるうえに高所作業のような危険も伴います。

根本的な被害解決を最短で行うには、早期段階で専門家への相談・依頼を行うのが最も効率的かつリーズナブルです。

害獣BUZZでは現地調査については無料で行っています。

アライグマの存在を疑った早期の段階や、本当にアライグマの仕業かわからないような場合でも柔軟に対応可能なので、まずはお気軽にお問い合わせください。

この記事を書いた人

Osuo

害獣BUZZ編集部の押尾です! 無駄のない情報ではあるものの、読者の方が知りたい以上の情報を伝えることを心がけて記事を書きます。 卓球とビールが大好きです! 卓球をした後に、ビールを飲む瞬間はとても幸せになります。

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