コウモリに噛まれたら狂犬病になる?対処法や注意すべき病気を解説

コウモリに噛まれたら狂犬病になる?対処法や注意すべき病気を解説

「コウモリに噛まれたかもしれない……。初めてのことなので、どのように対処したら良いのか分からない。狂犬病になる可能性もあるのだろうか」とお困りではないでしょうか?

コウモリは夜間に活発に行動する動物で、自宅や庭などで私たちの前に姿を現すことがあります。コウモリは小動物だからといって油断していると、噛まれることがあり危険です。

近年、日本での発症例は報告されていないものの、コウモリに噛まれて狂犬病になるリスクはゼロではありません。狂犬病になる可能性は低いですが、その他の感染症にかかるリスクもあるため要注意です。

そこで今回は、コウモリに噛まれたかもしれないときの対処法を分かりやすく解説します。コウモリに噛まれたときに考えられるリスクや、噛まれないための予防策も紹介していますので、現在のトラブルを解決して今後の対策を講じるために本記事をご活用ください。

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コウモリに噛まれたかもしれないときの対処法

コウモリに噛まれたかもしれないときの対処法

コウモリに噛まれたかもしれない場合、まずは噛まれた部位を清潔な水と石鹸を使って洗います。このときは、傷口を強くこすらず優しく念入りに洗ってください。洗う時間の目安は15分程度です。

そして着ていた服を洗濯し、身体に噛み跡がないかチェックしましょう。噛み跡があれば、上記の方法で傷口を洗います。

その後、傷の深さや大きさに関わらず、当日中に病院を受診することを強くオススメします。軽度な傷であれば皮膚科を、重症であれば外科のある病院を選ぶのが基本です。

「コウモリとぶつかったかもしれない」という心当たりがある程度でも、後々よく調べてみたら実は噛まれていたというケースは珍しくありません。実際に噛まれた傷が見つからなくても、コウモリと接触して不安がある場合は、念のため病院を受診しておくと安心です。

噛まれた部分を動かせなかったり、出血が止まらなかったりするならば、より一層すぐに病院を受診する必要があります。傷口が赤くなったり熱を持っていたりする場合にも、一刻も早い治療が求められます。

参考:MSDマニュアル家庭版「外傷 – 25. 外傷と中毒 – 」

コウモリに噛まれて狂犬病になることはある?

コウモリに噛まれて狂犬病になることはある?

狂犬病は、世界で毎年5万5,000人の患者が死亡している深刻な感染症です。ウイルスを保有するコウモリ・イヌ・ネコをはじめとする野生動物に咬まれたり、引っ掻かれたりしてできた傷口からウイルスが侵入することで感染します。

狂犬病はインドや中国などアジアでの発生数が多いですが、アフリカ・ヨーロッパ・北米・中南米など全世界でみられます。

なお、日本においては1957年以降、国内発生は報告されていません。ただし、1970年にネパールからの帰国者1名と2006年にフィリピンからの帰国者2名が現地でイヌに咬まれて帰国後に死亡した事例が報告されています。

参考:国立感染症研究所「狂犬病とは」
   厚生労働省検疫所「狂犬病」

狂犬病以外にも要注意!コウモリ関係で気をつけるべき病気

狂犬病以外にも要注意!コウモリ関係で気をつけるべき病気

コウモリに噛まれたり接触したりした場合に感染する可能性のある病気は、狂犬病以外にもさまざまあります。ここでは、コウモリから感染するおそれのある、以下の4つの感染症を取り上げます。

  • SARS
  • ニパウイルス感染症
  • ヘンドラウイルス感染症
  • ヒストプラズマ症

それぞれの感染症の特徴を順番に解説します。

SARS

SARSとは、重症急性呼吸器症候群を指します。コウモリに咬まれたり、唾液に触れたりすると、感染するリスクがある病気です。2003年に世界的に流行しましたが、2004年以降は発生が報告されていません。

潜伏期は2〜10日程度で、発熱・悪寒・筋肉痛などの症状が出るのが特徴的です。80〜90%の人は発症後6〜7日程度で軽快しますが、重症化するリスクもあるので注意しましょう。

参考:国立感染症研究所「SARS(重症急性呼吸器症候群)とは」

ニパウイルス感染症

ニパウイルス感染症は、発熱・頭痛・筋肉痛などの症状に始まり、その後は痙攣・昏睡・見当識障害などの脳炎症状が出ることのある感染症です。

日本においては、これまで直接的な被害は報告されていませんが、2003年11月改正の感染症法によって、ニパウイルス感染症は四類感染症に指定されました。四類感染症には、主に動物間で流行する病気や、飲食物などを介して人に感染する病気などが指定されています。

参考:国立感染症研究所「ニパウイルス感染症とは」

ヘンドラウイルス感染症

ヘンドラウイルス感染症は、発熱・筋肉痛・肺炎・脳炎などの症状が出る感染症です。2010年8月までに7例の罹患報告があり、そのうち4例が死亡しています。

発生している場所はオーストラリアの一部分のエリアなので、現在の日本で感染する可能性は低いですが、他の感染症にかかるリスクもあるため、むやみにコウモリに近づくことは避けましょう。

参考:厚生労働省「ヘンドラウイルス感染症」
   厚生労働省研究班「ヘンドラウイルス感染症」

ヒストプラズマ症

ヒストプラズマ症は、コウモリの糞に汚染された土壌やほこりの中で生育した真菌の胞子を吸い込むことで発症する肺感染症です。多くの人には症状が出ませんが、中には体調が悪くなる人や発熱・咳・呼吸困難につながる人もいます。

日本では、現在までに27例の感染報告があります。以前、日本での感染例はないと思われていましたが、最近になって国内感染例が疑われる患者が報告され始めてきています。

参考:国立感染症研究所「ヒストプラスマ症とは」

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家にコウモリを侵入させないことが大切

家にコウモリを侵入させないことが大切

ここまでの説明を読んで、コウモリには狂犬病をはじめさまざまな感染症を保有している可能性があることが理解できたはずです。

身近にいるコウモリからご自身やご家族の健康を守るためには、家の中にコウモリを侵入させないことが重要です。そのうえで、外でコウモリを見かけたときに、安易に近づかないことも重要な心がけです。

家の中にコウモリを入れないためには、コウモリの侵入経路となる隙間を封鎖することが求められます。すでに家の中にコウモリが侵入したことがあるご家庭では、侵入経路を塞ぐことで、再発防止にもなるでしょう。

コウモリの侵入経路としては、主に以下の場所が考えられます。

  • 換気口
  • 屋根瓦の隙間
  • 壁の亀裂

金網・パンチングメタル・シーリング材など頑丈なアイテムを使って、これらの侵入経路をしっかり封鎖しましょう。これにより、コウモリが無理やり侵入してくることを防げます。

とはいえ、上記はあくまでも代表的な侵入経路であり、それ以外の場所からコウモリが侵入してくるケースも十分に考えられます。そのうえ、コウモリの侵入経路は高所にも多く、自力ですべての隙間を発見・封鎖するのは難しいです。

すべての侵入経路を確実に塞げるのか不安を感じるならば、専門のコウモリ駆除業者に相談しましょう。

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害獣BUZZは24時間電話受付&365日休まず営業しております。コウモリが身近にいる状態を放置すれば、今この瞬間にも噛まれてしまう危険性があるため、不安を感じているならば、時間を置かずにぜひお気軽にお問い合わせください。

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まとめ

コウモリは小動物だからといって油断していると、噛まれることがあり非常に危険です。コウモリに噛まれたら、すぐに応急処置をして、病院を受診するのが基本的な対処法です。

コウモリは小さな動物であるにも関わらず、さまざまな病原体を保有しているおそれがあり、噛まれると思った以上の被害を受けるおそれがあります。

コウモリが家にいる状態を放置すれば、再び噛まれてしまうリスクがあるため、早急に駆除して再発防止策として侵入経路の封鎖を実施しましょう。

コウモリ対策は自力で行うことも可能ですが、対策が不十分となってしまいやすいです。実際に、多くのケースで被害が再発しています。確実かつスピーディーにコウモリ問題を解決したいなら、プロの駆除業者に依頼しましょう。

この記事を書いた人

Sato

害獣BUZZ編集部の佐藤カズキです! 2019年にライター活動を開始し、エビデンスに基づき、お客様の不安に寄り添った記事を届けています。自宅にコウモリが侵入し慌てた経験アリ。趣味は映画鑑賞で、サスペンスを中心に年間100本以上の作品を観ています。

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