コウモリの嫌がるものは?駆除する場所に合った対策方法もプロが解説

コウモリの嫌がるものは?駆除する場所に合った対策方法もプロが解説

「コウモリが家を出入りしているところを見た……。どうにか自力で対処したいが、コウモリが嫌がるもので追い払えないだろうか?」とお困りではないでしょうか。

コウモリ被害に悩まされている方の中には、駆除のためにコウモリの嫌がるものを使おうと考える方がいます。では実際、コウモリの嫌がるものとは何なのか、駆除の効果は期待できるのかなどが気になるところです。

結論、コウモリの嫌がるものは、ハッカ・ナフタレンのニオイやLEDライトです。これらをうまく活用すれば、コウモリを家から追い出せる可能性があります。ただし、根本的な被害解決までは難しいです。

そこで本記事では、コウモリの嫌がるものを使った対策方法を害獣駆除のプロ目線で具体的に分かりやすく紹介します。確実かつ安全なコウモリ被害の再発防止策についても紹介していますので、ご家庭での対策に取り掛かる前に、ぜひ参考にしてください。

※もしも「今すぐに解決してもらいたい」とお考えでしたら、お気軽にお問い合わせください!

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コウモリの嫌いなものは?

コウモリの嫌いなものは?

コウモリの嫌いなものは、主に以下の3つです。

  • ハッカのニオイ
  • ナフタレンのニオイ
  • LEDライト

上記のものをうまく活用すれば、家から追い出したり、家に寄り付かなくさせたりできる可能性があります。

なお、コウモリ対策として超音波の使用を思いつく方もいますが、「駆除の有効性が保証されていないため、使用をオススメできない」というのが害獣駆除のプロの意見です。

ここからは、コウモリの嫌がるものをそれぞれ詳しく紹介します。

ハッカのニオイ

コウモリは嗅覚が非常に優れている動物で、強い香りに敏感であることから、ハッカのようなハーブ系のニオイを嫌がります。ハッカの強いニオイを利用すれば、家からコウモリを追い出し、その後も寄せ付けないよう対処できるでしょう。

ハッカには、スッとするニオイのメンソールという成分が含まれています。コウモリはメンソールが嫌いなので、ハッカのニオイがする場所には近寄らなくなるという仕組みです。

そのほか、ハッカのニオイは、シロアリやゴキブリといった害虫にも効果があると考えられています。

ナフタレンのニオイ

ナフタレンとは、コールタールを分留して得られる、白色もしくは無色の光沢がある板状結晶のことです。主に、染料・香料・医薬品の原料や防虫剤として用いられています。

ナフタレンもコウモリの苦手とするニオイの一つであり、駆除効果が期待できるアイテムです。しかし、ナフタレンについては、人間に対して発がん性を示す可能性がある点が指摘されています。

明確に発がん性があるとは言い切れないものの、人体に悪影響が及ぶ可能性があると考えられているため、不安があれば使用を控えておきましょう。

参考:厚生労働省「化学物質:ナフタレン – 職場のあんぜんサイト」

LEDライト

LEDライトは、コウモリが直接苦手とするものではありません。しかし、LEDライトを使用することで、コウモリの餌となる虫が集まりにくくなることから、結果的にコウモリにとって好ましくない環境を作れるため、寄り付かなくなる可能性があります。

なお、蛍光灯にはコウモリの餌となる虫が寄ってくるためご注意ください。

嫌いなものによるコウモリ対策の方法

嫌いなものによるコウモリ対策の方法

コウモリの嫌いなものについてわかったところで、本章では嫌いなものを用いた具体的な対策方法として以下の5つを紹介します。

  1. くん煙剤
  2. 固形忌避剤
  3. ジェルタイプの忌避剤
  4. 対策用スプレー
  5. LEDライト

それぞれの方法を把握し、駆除する場所に適した対策を講じましょう。

くん煙剤

まずは、ハッカを主成分とするくん煙剤を使用してコウモリを駆除する方法です。ハッカを主成分とする害獣用のくん煙剤であれば、コウモリ用を使用しなくとも問題ありません。

くん煙剤とは、加熱によって煙や霧を部屋中に拡散して害獣を駆除するアイテムのことです。屋内に設置して使用するもので、屋根裏や天井裏など広い空間の害獣対策で効果が期待できるでしょう。

ただし、くん煙剤を使用する際は、事前準備が必要です。例えば、くん煙剤の成分が付着しないように精密機械・食器などに袋を被せておくことが求められます。

また、くん煙剤の使用後には、換気が欠かせません。くん煙剤の種類によるものの、使用後1時間ほどの部屋の換気が求められるのが一般的です。

固形忌避剤

屋根裏や天井などでコウモリ駆除を行いたい場合、固形忌避剤の使用も効果的です。コウモリ駆除に効果のある固形忌避剤としては、ナフタレンを主成分とするアイテムが多く販売されています。

くん煙剤と同様に、固形忌避剤も屋根裏や天井裏などに設置して使用するのが一般的です。

ジェルタイプの忌避剤

ジェルタイプの忌避剤は、コウモリをはじめ鳥類を追い払う効果があります。使用方法は、専用のトレーにジェルを入れ、軒下に設置するだけです。ベランダや軒下に現れるコウモリの忌避に効果があります。環境にやさしい成分からなり、約1年と長時間にわたり忌避効果が持続するのが魅力です。

ただし、ジェルを多く入れすぎるとコウモリが絡まって死んでしまうことがあります。許可なくコウモリを殺傷してしまえば、法的なトラブルに発展しかねません。

コウモリは、鳥獣保護管理法(鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律)と呼ばれる法律によって、無許可での殺傷・捕獲が禁止されています。無許可でコウモリを捕獲・殺傷すれば、1年以下の懲役もしくは100万円以下の罰金に処せられるため注意しましょう。

たとえ許可を得て殺傷したとしても、死んだコウモリは強烈な腐臭を放ったり病原体を保有していたりするため、処分する際は要注意です。

参考:鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律

対策用スプレー

以下に挙げたような狭い場所のコウモリ対策を行いたい場合、忌避スプレーの使用をオススメします。

  • 外壁やシャッターの隙間
  • 軒下
  • 戸袋
  • 通風口
  • 換気口

ハッカを主成分とするアイテムを使用すると、より効果が期待できます。最近では、細いノズルが付いており、非常に狭い場所でも一点に集中して噴射できるアイテムも販売されており便利です。

ただし、スプレーの噴射によってハッカの強いニオイが広がるため、必ずマスクをして、汚れても問題のない服装で実施してください。自分だけでなく、家にあるものにニオイが移らないよう注意する必要もあります。

LEDライト

玄関や勝手口などで使っている灯りをLEDライトに替えることで、コウモリが寄り付かなくなる可能性があります。

また、屋根裏や天井裏などコウモリが住処としている場所に、動きに反応して点灯するセンサー付きのLEDライトを設置することも効果的です。

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コウモリを追い出したら侵入経路を封鎖すべき

コウモリを追い出したら侵入経路を封鎖すべき

嫌いなものを使ってコウモリを家から追い出したら、その後が重要です。追い出すだけでは、再びコウモリが戻ってくる可能性があります。再発防止を図るためには、コウモリが戻ってこないよう、侵入経路を封鎖しなければなりません。

侵入経路を封鎖する具体的な方法としては、以下のようなものがあります。

  • 換気口や通気口など空気が通る場所は金属製のネットを使って覆う
  • 小さな隙間は専用のシーリング材を使って塞ぐ

金属製のネットについては、できる限り網目が細かくハサミで切断しやすいものを選ぶと使い勝手が良いです。

なお、侵入経路の封鎖にあたって、ダンボールやガムテープなど耐久度の低いものの使用は、再侵入を許してしまう原因となるため控えましょう。

注意!コウモリの侵入経路は多岐にわたる

コウモリ駆除を考えるうえで特に重要なのが、その侵入経路の把握です。コウモリは体が小さく、非常に柔軟性があるため、わずかな隙間からでも家の中に侵入してきます。

そのため、コウモリの侵入経路は非常に多岐にわたりますが、一例を挙げると以下のとおりです。

  • 屋根瓦の隙間
  • 窓やドアの隙間
  • 換気口や排水口
  • 外壁のヒビや穴

コウモリの侵入を防ぐためには、これらの経路を封鎖する作業が欠かせません。とはいえ、すべての侵入経路を見つけ出して塞ぐことは、専門家でなければ難しいのが実情です。

コウモリ駆除後は糞尿の清掃も重要

コウモリ駆除の作業が済んだ後、忘れてはならないのが糞尿の清掃です。コウモリの糞尿にはさまざま病原体が含まれている可能性があり、それらが家の中に残ってしまうと、悪臭による被害だけでなく人間の健康に悪影響を及ぼすおそれがあります。

コウモリの糞尿がもたらす可能性のあるリスクは、主に以下のとおりです。

  • ハンタウイルス感染症
  • 日本脳炎
  • コウモリの糞尿から発生するカビ「ヒストプラズマ菌」による感染症
  • ダニ・ノミの発生によるアレルギー疾患

コウモリの侵入経路の近くには糞尿が溜まっていることが多いため、その周囲を重点的にチェックして徹底的に清掃・除菌したうえで、出入り口を塞ぎましょう。

参考:厚生労働省「コウモリと人の健康」
   農林水産省「コウモリ由来のウイルスとその感染症」

コウモリ駆除については私たちにお任せください!

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ハッカ・ナフタレンのニオイやLEDライトなど、コウモリが嫌がるものをうまく活用すれば、自力で駆除できる可能性があります。

しかし、自力での対処の場合、完璧にコウモリを駆除するまでに多くの時間がかかりやすいです。コウモリは家に住み着くと繁殖を始めて、被害がさらに拡大していくことから、被害を根本から解決するためには、早めに対処を済ませる必要があります。

また、コウモリの被害を根本から解決するためには、徹底した侵入経路の封鎖が欠かせません。自力での対処では家庭にあるコウモリの侵入経路をすべて見つけ出し、強固に封鎖することが難しいです。

そのため、不安があれば専門の駆除業者に相談しましょう。良質な専門業者であれば、清掃・除菌を含めて、コウモリ駆除のすべてを請け負ってくれます。

信頼できる駆除業者をお探しでしたら、当社のサービス「害獣BUZZ」にお任せください。それぞれのご家庭の被害状況に応じて、適切な駆除プランをご提案いたします。追い出し・侵入経路の封鎖のみならず清掃・除菌を含めて、徹底した再発防止策を講じることが可能です。

ささいな違和感へのご相談はもちろん、実際の被害によるお悩みのサポートまでお気軽にお問い合わせください。

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まとめ

コウモリが嫌がるものを把握してうまく活用すれば、家から追い出せる可能性があります。ただし、コウモリの嫌いなものによる対策のみでは、根本的な被害解決までは難しいのが実情です。

コウモリが嫌がるものを使った対策では、市販の忌避剤・スプレー・LEDライトといったアイテムの購入が求められることもあります。こうしたアイテムを購入する前に、早い段階でプロに駆除を依頼してしまった方が、結果的に費用を安く済ませられることが多いです。

害獣BUZZでは無料の現地調査を実施しております。コウモリの駆除について不安があれば、お気軽に害獣BUZZにご相談ください!

この記事を書いた人

Sato

害獣BUZZ編集部の佐藤カズキです! 2019年にライター活動を開始し、エビデンスに基づき、お客様の不安に寄り添った記事を届けています。自宅にコウモリが侵入し慌てた経験アリ。趣味は映画鑑賞で、サスペンスを中心に年間100本以上の作品を観ています。

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