ハクビシンが原因で病気にかかる?知っておきたい感染症について解説
ハクビシンを身近で見かけることがありませんか?
ハクビシンは可愛らしい外見をしていますが、実は人間にとって危険な動物です。
ハクビシンが身近にいると、感染症やその他の被害に遭う可能性があります。
この記事では、ハクビシンが原因でかかる主な病気や感染症、感染症以外の被害について解説します。
記事後半では、ハクビシンの駆除についてもご紹介しますので参考にしてください。
目次
ハクビシンが身近にいると病気になるおそれがある
ハクビシンはさまざまな感染症を媒介する可能性があります。
特にハクビシンの体毛や、歯や爪、唾液などには寄生虫や病原体が付着しているので、ハクビシンに遭遇する機会があっても直接触れてはいけません。
ハクビシンは体表だけではなく、体内(腸)にも菌を保有しているので排泄物も感染源になり得ます。
またハクビシンの習性として、民家の天井裏や屋根裏などに住み着くことがあり、これにより糞尿や巣から発生するニオイやダニなども、人間の健康に影響を与えます。
特にアレルギー体質の方や免疫力の低い方は注意が必要です。
さらに糞尿をしたり巣を作ったりすることで、建物の劣化も進行させてしまいます。
したがってハクビシンが身近に侵入している状況であれば、早急な対策が必要です。
ハクビシンが原因でかかる主な病気や感染症
前項ではハクビシンが身近にいることで病気になるリスクについて述べていきました。
ここでは実際に、ハクビシンから人間に感染する可能性のある主な病気や感染症を紹介します。
ノミやダニによるアレルギー
ハクビシンに限らず野生動物は、体表に大量のノミやダニが寄生しています。
人間の住環境もノミやダニがゼロというわけではありませんが、ハクビシンが人間の住環境に運んでくると、それにともなって加速度的にそれらの数が増えることになるでしょう。
ノミやダニは人間の皮膚に刺すことで下記の症状を引き起こします。
- 皮膚炎:かゆみや赤み、ジュクジュクした見た目などがある
- 鼻炎:鼻水や鼻づまり、鼻がつまるとニオイが分かりにくくなる
- 目のかゆみ:目の涙目や充血などがある
- 気管支喘息:咳や呼吸音などの呼吸器系の症状、息苦しさや話しにくさなども起こる
参考:メディカルノート
またノミやダニによって他の病原体が媒介されることもあります。
次に挙げるSFTSと疥癬(かいせん)は、その代表例です。
マダニによるSFTS
マダニは1~5mm程度の大きさの吸血生のダニで、草や木の上で待ち伏せて宿主に寄生します。
SFTS(重症熱性血小板減少症候群)は、マダニが媒介するウイルスによって引き起こされる感染症です。
症状としては発熱や下痢、嘔吐を引き起こし、重症化すると出血や多臓器不全などを起こし、最悪の場合死亡することもある恐ろしい病気です。
またウイルスに感染した犬や猫に咬まれたり、血液などの体液に直接触れることで感染することも報告されています。
日本では2013年に初めて確認されましたが、その後も全国で発生しています。
ハクビシンはマダニの宿主となり、感染したマダニを人間に移す可能性があります。
参考:重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の国内での発生状況について(情報提供)
ヒゼンダニによる疥癬
ヒゼンダニもマダニと同じくダニの一種ですが、マダニよりもさらに小さく体長は0.2~0.4mm程度。
表皮外に寄生するのではなく、皮膚の角質層に侵入してトンネルを作り、そこで産卵する特徴があります。
疥癬はこのような特徴を持ったヒゼンダニによって引き起こされる皮膚感染症です。
その結果、皮膚に強いかゆみや発疹、水ぶくれなどの症状を引き起こします。
普段はヒゼンダニの宿主はハクビシンですが、ハクビシンへの直接接触や巣材などを介して人間に移る可能性があります。
サルモネラ菌による食中毒
サルモネラ菌は野生動物の腸内に存在し、その動物の排泄物や体液などで汚染されたものを摂取することで感染します。
初期段階では発熱や下痢、腹痛などの消化器系の症状を引き起こしますが、重症化すると敗血症や髄膜炎などを起こして死亡することもあります。
ハクビシンはサルモネラ菌を保有しており、その排泄物や体液で水源や食品などを汚染する可能性が高いです。
参考:広報報誌「厚生労働」|厚生労働省
サルモネラ症について|厚生労働省
エルシニア菌による食中毒
エルシニア菌も動物の腸内に存在し、その動物の排泄物や体液で汚染されたものを摂取することで感染します。
ハクビシンはエルシニア菌を保有しており、その排泄物や体液で水源や食品などを汚染する可能性があります。
特にハクビシンが食い荒らした果物や野菜は注意が必要です。
またハクビシンに噛まれたり引っ掻かれたりすることでも感染することがあります。
感染者は発熱や下痢、腹痛などの消化器系の症状を訴えますが、これらの症状は他の食中毒と似ているため、見分けるのは難しいです。
またエルシニア菌による食中毒は、重症化すると敗血症や関節炎などを起こして死亡することもあります。
特に、免疫力の低い方や高齢者、小児などは注意が必要です。
参考:エルシニア・エンテロコリチカ(細菌)[Yersinia enterocolitica]
エルシニア感染症
エルシニア症(Yersiniosis)
感染症以外のハクビシン被害
感染症にならなくても、ハクビシンが身近にいることで他の被害に遭うことがあります。例えば、以下のような被害があります。
騒音による被害
ハクビシンは夜行性で、夜間が特に活発です。
その際に、屋根裏や天井裏などで走り回ったり、仲間と鳴き交わしたりすることで大きな騒音を発します。
これは人間の睡眠を妨げたり、ストレスを与えることでしょう。
家の劣化
ハクビシンは木や金属などをかじったり引っ掻いたりすることで、家の構造や設備を破壊したり劣化させたりします。
特に火災や水漏れなどの事故につながる可能性があるので、電線や配管などは危険です。
ニオイによる被害
ハクビシンは自分のテリトリーを主張するために、排泄物や分泌物でマーキングを行います。
分泌物は肛門近くの臭腺という器官から発生される黄色い液体で、強烈なニオイを発します。
参考:ハクビシン(白鼻芯)Masked palm civet
またこのようなマーキングの他にも悪臭を発するのが、食べ残しの放置です。
食べ残しは腐敗が進むと強烈なニオイを発し、周囲の衛生環境も悪化させます。
ハクビシンが身近にいるときに行える対策
ハクビシンが身近にいると感染症やその他の被害に遭う可能性があることがわかりました。
では、ハクビシンが身近にいるときにはどうすればいいのかが気になるところ。
そこでここでは、ハクビシン対策について紹介します。
追い出し
まずハクビシンを追い出す方法が挙げられます。
ハクビシンには下記のような特徴があります。
- 臆病で警戒心が強い
- 嗅覚が鋭く、敏感である
そのため、ハクビシンは強い光や音、ニオイによりハクビシンを追い出すことができます。
具体的にはライトやスピーカー、忌避剤の使用などが有効です。
それぞれについての詳細は下記記事をご参照ください。
ただし、これらの方法は一時的なもので永久的には続きません。
ハクビシンは慣れてしまうと効果が薄れることや、攻撃的になることがあります。
侵入経路封鎖
追い出しによってハクビシンがいない環境にできたら、ハクビシンが再度家に侵入する隙を作らないことが重要です。
ハクビシンは小さくて柔軟な体をしており、直径10cm程度の穴からでも入ってくることができます。
そのため、屋根裏や天井裏への入口や換気口などはしっかりと塞いでおきましょう。
特にゴミ箱や果樹園などはハクビシンの餌場となる可能性があります。
ゴミ箱には蓋をして食べ物に触れられないようにする、果樹園はフェンスとネットにより近づけないようにするといった対策が有効です。
捕獲
最後に、ハクビシンを捕獲する方法もあります。
ハクビシンは好奇心旺盛で、罠にかかりやすい動物です。
そのため、餌を仕掛けた箱型の罠を設置して捕獲することができます。
ただし、これらの方法を自力で行うのは危険です。
ハクビシンは罠にかかったときに暴れたり噛みついたりすることがあります。
また、ハクビシンは特定外来生物に指定されており、飼育や移動などの行為は法律で禁止されています。
そのため、ハクビシンを捕獲した場合は、速やかに専門の業者に連絡する必要があります。
参考:特定外来生物等一覧
飼養等に関する手続き
鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律
ハクビシン等の捕獲には許可が必要です
野生鳥獣の捕獲について
ハクビシンの駆除については私たちにお任せください!
ハクビシンは人間にとって危険な動物であり、自力での対処を成功させるのは難しいうえに危険です。
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下記のようなサービスを提供しています。
- 被害状況に応じて適切な駆除プランをご提案:ハクビシンの生息数や場所、被害の程度などを調査し、最適な駆除方法や費用をお見積りします。
- 適切な施工が可能:ハクビシンの捕獲や追い払いだけでなく、侵入口の封鎖や巣の撤去なども行います。施工の際には安全性や効果性に配慮した薬剤や器具を使用します。
- 再発予防や除菌:ハクビシンの駆除後も、再侵入や再発を防ぐためのアドバイスや対策を行います。また、糞尿や体液などを除去し、消毒や消臭を行います。
私たちはハクビシンの駆除に関するあらゆるご要望にお応えします。
ハクビシン被害に困っている方は、ぜひ私たち害獣BUZZにご相談ください!
まとめ
感染症やその他の被害を防ぐためには、早期にハクビシンの駆除を行うことが必要です。
しかし、ハクビシンの駆除は自力で行うのは危険であり、法律で制限されています。
そのため、ハクビシンの駆除にはプロの業者に依頼することがオススメです。
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