ハクビシン対策を有刺鉄線で行える?使用方法や注意点をプロが解説
「最近、ハクビシンを庭でよく見かけて、家の中にも気配を感じる……。自分でどうにか対処したいが、有刺鉄線にハクビシン対策の効果はあるのかな?」とお悩みではないでしょうか。
結論から言うと、有刺鉄線をうまく設置できれば、ハクビシン対策としてある程度の効果が期待できます。
ただし、ハクビシンに有刺鉄線を突破されてしまい、再び家の中に入られてしまうリスクはゼロではありません。ハクビシンを完全に駆除するには、侵入経路の封鎖も行いましょう。
本記事では、有刺鉄線とはどういったアイテムなのかという基礎的な内容から、有刺鉄線でハクビシン対策を行う方法や注意点などをわかりやすく解説します。
有刺鉄線の使用以外に、被害を根本的に解決できる対策方法も紹介していますので、今後ハクビシンに悩まされないためにも、ぜひ本記事をご活用ください。
目次
ハクビシン対策に有刺鉄線は効果がある?
有刺鉄線とは、短い針金をトゲのように絡ませた鉄線のことです。茨のトゲに見立てて「バラ線」とも呼ばれています。プライベートな敷地に無断で外部の人間や動物などを侵入させないよう、敷地の柵に巻きつけて設置するケースが多いです。
有刺鉄線には、ハクビシン対策アイテムとしてある程度の効果が見込めます。なぜなら、有刺鉄線を乗り越えようとしたハクビシンにトゲが刺さり、驚かすことができるためです。
ハクビシンは、障害物である有刺鉄線を見つけると、飛び越えるのではなく一度上に登ろうとする習性があります。地上からの高さが30cmほどであれば飛び越えようとしますが、40cmほどになると後肢で立って、前肢をかけてよじ登ろうとすることが多いです。
なお、有刺鉄線をさらに高くすれば、前肢を上部に引っ掛けるためにジャンプします。ジャンプで届く高さは1mほどです。
ハクビシンは学習能力の高い動物であり、有刺鉄線を登ろうとしたときに受けた危害を忘れません。以降はチクチクした痛みを避けるために、有刺鉄線に近づかなくなります。
有刺鉄線でハクビシン対策を行う方法
ここまでの解説で、ハクビシン対策アイテムとしての有刺鉄線の効果を理解できたはずです。
本章では、実際に有刺鉄線を使ってハクビシン対策を行うための方法を4つの手順に分けて順番に解説します
有刺鉄線を設置する位置を決める
まずは、有刺鉄線を設置する位置を決めましょう。
敷地や家の周りを取り囲むように設置するのが理想ですが、難しければハクビシンの侵入経路を塞ぐように設置しましょう。また、木の根元付近にも有刺鉄線を巻いておくことで、木に登ったハクビシンが屋根に乗り移って屋根裏に侵入するのを防げます。
ハクビシンがどのような経路で敷地や家の中に入っているのかわからない場合、カメラを設置してハクビシンの行動パターンをチェックすることもオススメです。
ハクビシンに警戒され侵入経路が分からなくならないよう、動物の熱を感知し自動で撮影できる機能が備わったカメラを選びましょう。ハクビシンは夜行性なので、夜間撮影に対応しているカメラを選ぶことも大切です。
適切な有刺鉄線を選ぶ
次に、以下のような観点から、設置場所に適した有刺鉄線を選びます。
- 長さ
- トゲの高さ・配置の間隔
- 耐用年数
- メンテナンスの有無
- 加工や設置の簡単さ
中でも、長さに注意して有刺鉄線を選ぶことが大切です。敷地や家の周囲に張り巡らすケースでは、数十m単位の長い有刺鉄線を用意しなければなりません。
これに対して、ハクビシンが木に登るのを防ぐために有刺鉄線を設置するケースでは、木の太さにもよりますが、1本あたり2m程度の長さで十分に足りる場合がほとんどです。
そのほか、家庭用のハサミで簡単に切れるものや、有刺鉄線を固定するための金具が付属しているものなどを選ぶと、自宅でも手軽にハクビシン対策を講じられます。
効果が出ているか確かめながら調整する
有刺鉄線の設置後は、効果が表れているかチェックしながら、必要に応じて調整してください。有刺鉄線をうまく設置できていないと、残念ながらハクビシンの被害は止まりません。
ハクビシンは「一辺8cmの正方形」「直径9cmの円形」「6×12cmの横長の長方形」「11×7cmの縦長の長方形」といったせまい隙間から侵入できるというデータがあります。
有刺鉄線のわずかな隙間から侵入するケースも十分に考えられるため、設置間隔が広い箇所はないか入念にチェックすることが大切です。
定期的にメンテナンスを行う
有刺鉄線には、ゆるみ・破損などの発生に対して、定期的にメンテナンスが必要なアイテムもあります。ゆるみが発生したら金具で再び固定し、破損があれば新しいものに取り替えなければなりません。
メンテナンスには設置時と同じかそれ以上に大きな手間がかかるため、設置後のメンテナンスが不要な有刺鉄線を選ぶことをオススメします。
ハクビシン対策で有刺鉄線を使用する際の注意点
ここまでハクビシン対策アイテムとしての有刺鉄線の効果や使用方法を中心に述べてきましたが、有刺鉄線の使用にあたっては注意点も存在します。
ここからは把握しておくべき3つの注意点を順番に解説するので、有刺鉄線の使用前に把握しておきましょう。
使用時には革手袋を着用する
有刺鉄線の取り付けにあたって、手をケガするおそれがあります。取り付け作業は素手で行わず、必ず手袋を着用してください。
有刺鉄線を触る際は、耐久性が高いうえに、指先を動かしやすく細かな作業もしやすいという性質から、革手袋の着用が大切です。
人が不意に触れてしまう場所には使わない
有刺鉄線に身体が引っかかったり当たったり刺さったりすれば、ケガをするおそれがあります。特に子どもの場合は危険性を十分に理解できず、むやみに触れてしまい大事故につながりかねません。
人が不意に触れてしまうような場所に有刺鉄線を設置するのは控えましょう。やむを得ず人が立ち入る可能性のある場所で使用する場合、注意看板を設置することが大切です。
設置の仕方によっては下を潜られやすい
有刺鉄線を設置する位置が高すぎれば、その下をハクビシンに潜られてしまうケースがあります。その場合、下方に有刺鉄線を追加しなければなりません。
これとは反対に、有刺鉄線を設置する位置が低すぎると飛び越えられてしまうため、上方に有刺鉄線を追加する必要があります。
木登りを封じるのではなく、敷地や家など特定の場所に入り込ませないようにする目的の場合、有刺鉄線の設置の高さには特に気を配るべきです。
有刺鉄線だけではなく侵入経路そのものも封鎖すべき
前述のとおり、有刺鉄線を設置すれば、家庭でも手軽にハクビシン対策を講じられます。ただし、少しでも侵入経路が残っていれば、ハクビシンに再び家の中に入られてしまう可能性が高いです。
有刺鉄線が突破される危険性も考慮すると、家にあるハクビシンの出入り口の封鎖を検討しましょう。
とはいえ、ハクビシンは高所からも出入りするため、侵入経路が多岐にわたります。家庭で全ての侵入経路を封鎖するのは非常に難しいため、不安を感じるならばハクビシン駆除の専門家に相談しましょう。
ハクビシン駆除については私たちにお任せください!
有刺鉄線をうまく設置できれば、ハクビシン対策としてある程度の効果が期待できます。しかし、被害のリスクをゼロにするためには、すべての侵入経路を封鎖することが必要不可欠です。
ハクビシンを完全に駆除したいならば、目先の対策だけでなく、再発予防もかねて専門家への依頼をオススメします。信頼できるハクビシンの駆除業者をお探しでしたら、当社のサービス「害獣BUZZ」にお任せください。
当社は自社施工を手掛けており、問い合わせ・施工・アフターフォローに至るまで常にしっかりと相談対応させていただきます。下請けに依頼することもないため、予算に合わせてベストなプランを組むことが可能です。
ハクビシンを駆除したい場合、最も有効な手段は早期段階からの専門業者への相談です。早い段階でプロに依頼してしまった方が、有刺鉄線を設置する手間がかからず、結果的に費用面でも安く抑えられます。
ハクビシン被害でお困りの方や、不安に感じている方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
まとめ
有刺鉄線をうまく設置できれば、ハクビシン対策としてある程度の効果が期待できます。ただし、ハクビシンに有刺鉄線を突破されてしまい、再び家の中に入られてしまうリスクはゼロではありません。ハクビシンを完全に駆除するには、侵入経路の封鎖も行いましょう。
ハクビシンの被害を根本的に解決するためには、侵入経路の封鎖が必要不可欠です。
ハクビシンが家に住み着けば、家財道具の破損や糞尿による悪臭、カビの発生などの被害に悩まされることもあります。ハクビシンが家の中にいる状況が長引けば、子どもやペットにとっても悪影響です。
被害が拡大する前に、早い段階から専門家に相談しましょう。ささいな相談でもお気軽にお問い合わせください!
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