イタチを罠で捕獲できる?必要な手続きやコツを駆除のプロが解説!

イタチを罠で捕獲できる?必要な手続きやコツを駆除のプロが解説!

「イタチ被害に困っている……。罠で捕まえて家から追い出すことは可能だろうか?罠を使った捕獲はどのような方法で行えば良いのだろうか?」とお考えではないでしょうか。

罠を使えば、イタチを捕獲できます。しかし、イタチは法律で保護されている動物であり、捕獲するためには許可を得ることが欠かせません。また、罠によるイタチの捕獲を成功させるためには、コツを押さえておく必要もあります。

今回は、イタチを罠で捕獲するのに必要な手続きや、捕獲を成功させるためのコツを害獣駆除のプロが解説します。イタチを捕獲する際の罠選びのポイントや、捕獲よりも効果的な対策方法も紹介していますので、イタチ被害を解決したい方はぜひ本記事をご覧ください。

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イタチを罠で捕獲するのに必要な手続き

イタチを罠で捕獲するのに必要な手続き

イタチを罠で捕獲するためには、行政から許可を得る必要があります。具体的には、環境省の地方環境事務所や、お住まいの市区町村役場に出向いて、許可申請の手続きを済ませなければなりません。

イタチは鳥獣保護管理法(正式名称:鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律)によって、無許可での捕獲や殺傷を伴う駆除が禁止されています。

この規定に違反すると、1年以下の懲役もしくは100万円以下の罰金が科されてしまうので、くれぐれも避けてください。

罠を用いたイタチ捕獲の許可申請に必要な手続きは地方自治体に委任されており、細かい流れは自治体により異なります。以下に参考情報として、東京都における許可申請の手順から捕獲終了までの流れをまとめました。

  1. 申請書、捕獲の必要性を記載した書類、捕獲を行う場所の図面、捕獲に用いる猟具(罠)の図面、イタチによる被害写真などを窓口に提出する
  2. 申請が受理されると、受理証の交付を受ける
  3. 受理証を許可証に交換してもらう
  4. 許可証を携帯した状態で、捕獲を図る
  5. 許可証は、効力を失った日から30日以内に窓口へ返納する
  6. 返納時には捕獲の報告を行う

具体的な手続き内容については、許可申請をする前に、お住まいの自治体にお問い合わせください。

参考:鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律
   東京都環境局「野生鳥獣の捕獲について」

イタチを罠で捕獲する方法

イタチを罠で捕獲する方法

「イタチを罠で捕獲する」といっても、具体的な方法をイメージできない方も多いはずです。罠を使ったイタチの捕獲は、基本的に以下の流れで進めていきます。

  1. 罠を準備する
  2. 罠に仕掛ける餌を用意する
  3. 罠を設置する
  4. 捕獲したイタチを処分する

罠や餌の選び方や罠の設置場所については次章で詳しく解説しますので、ここでは捕獲したイタチの処分方法を紹介します。捕獲したイタチを処分する方法は、基本的に以下の2つです。

  • 放獣
  • 殺処分

捕獲許可の申請書類にも処分方法の申告欄が設けられており、事前に記載した方法で処分しなければなりません。申告内容と異なる方法で処分すると、鳥獣保護管理法に違反するおそれがあります。

ここからは、それぞれの処分方法について簡単に説明します。

放獣

イタチを捕まえたとき、自然に放獣するのが一般的です。実際、多くの自治体では、捕獲したイタチについて放獣のみを認めています。イタチの放獣は、以下のような場所で行いましょう。

  • 広い河川の土手や緑が豊かな場所
  • 人や車があまり通らない静かな場所
  • 所有者の許可を得た私有地

間違った場所に放獣すると、イタチの被害が増えるおそれがあるので注意が必要です。放す場所については、事前に行政に確認しておくことをオススメします。

殺処分

ケースによっては、イタチの被害を防ぐために、捕獲したイタチの殺処分が推奨されることもあります。

鳥獣保護管理法の方針には、「殺処分はできるだけ苦痛が少ない方法で行わなければならない」旨が記載されています。これを踏まえて、密閉された容器に罠ごとイタチを入れて、二酸化炭素ガスを送り込んで安楽死させるのが、一般的な殺処分の方法です。

処分のための容器は自作も可能ですが、必要な道具やガスの調達で約1~2万円の費用がかかります。さらに、ガスの使い方には注意が必要で、誤った方法で行うとイタチを苦しめてしまいかねません。

慣れない方が実施することは非常に難しく、精神的な負担が大きい作業でもあるため、殺処分はプロの害獣駆除業者に依頼することが望ましいです。

参考:環境省「鳥獣の保護及び管理を図るための事業を実施するための基本的な指針」

イタチを罠で捕獲するときのコツ

イタチを罠で捕獲するときのコツ

前章で手順・流れを紹介しましたが、罠を使ってイタチの捕獲を成功させるためにはコツを押さえておく必要があります。イタチを罠で捕獲するうえで押さえておきたいコツは、以下の4つです。

  • イタチに合っている罠を使う
  • イタチが好む餌を選ぶ
  • イタチの行動範囲に設置する
  • 頻繁に罠を確認する

それぞれのコツを把握しておき、より効果的な方法でイタチの捕獲を図りましょう。

イタチに合っている罠を使う

金額が安いという理由でネズミ用の罠を選んでも、イタチには小さすぎて役立ちません。イタチが罠に入ることが可能で、なおかつ中で窮屈に過ごすことのない適切なサイズの罠を選ぶことが大切です。

とはいえ、大型動物用の罠はイタチにとって大きすぎて、罠が正しく機能しなかったり、隙間から逃げられてしまったりするおそれがあります。イタチの捕獲を狙う際は、ネズミ用ではない小型動物用の罠を準備することがオススメです。

イタチが好む餌を選ぶ

イタチは雑食の動物で、さまざまなものを食べますが、特にネズミ・鳥類・昆虫類をはじめとする動物性たんぱく質を好みます。

果物を好んで食べるイタチもいますが、なかなか罠にかからない場合は、ニオイが広がる食べ物(例:唐揚げや焼き魚など)を選ぶと、イタチを引き寄せやすくなります。

イタチの行動範囲に設置する

罠は、イタチの行動範囲に設置しなければなりません。なぜなら、イタチの行動範囲に罠を設置しないと、イタチを捕獲できないためです。

特に屋外で捕獲を図る場合、イタチが寄り付かない場所に罠を仕掛けると、イタチ以外の動物(例:野良犬、野良猫など)が罠にかかってしまうケースがあります。イタチが巣を作りやすい屋根裏・床下・物置などの周辺に罠を設置することが望ましいです。

頻繁に罠を確認する

罠を設置した後は、罠が正常に作動するか、イタチや他の動物がかかっていないかを頻繁にチェックしましょう。

頻繁なチェックは、罠にかかったイタチを衰弱させないためにも大切です。捕獲したイタチを何日も放置してしまうと衰弱させてしまい、前述した鳥獣保護管理法の方針に背くことになってしまいます。

効果的かつ合法的にイタチの捕獲を図るためには、1日1回以上のペースで、こまめに罠の様子を確認することが望ましいです。

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捕獲以外の方法でイタチ対策をするのがオススメ

捕獲以外の方法でイタチ対策をするのがオススメ

ここまで罠を使ったイタチの捕獲について解説してきましたが、ご家庭でイタチ対策を講じる際は捕獲以外の方法を取ることをオススメします。

確かに罠によるイタチの捕獲は可能ですが、実施前に許可申請を得る必要があったり、捕獲後に放獣や殺処分などの手間がかかったりなど、決して手軽に講じられる対策とはいえません。

そこで、より手軽に取れるイタチ対策として、追い出しを提案します。追い出しは、イタチの嫌がるニオイを使って実施するのが基本です。イタチの嫌がるニオイとしては、主に以下が挙げられます。

  • 木酢液
  • お酢
  • 漂白剤
  • ハーブ

上記のニオイを不要な布やティッシュなどにしみ込ませて、イタチの行動範囲に設置します。液体を使用する場合は、スプレーボトルに入れて布やティッシュなどに吹き付けるのも良いでしょう。

なお、市販されているイタチ用の忌避剤も、上記のニオイを含んでいるものが多くあります。市販の忌避剤を使用する際は、パッケージにどの害獣に効果があるか明記されているので、しっかり確認してから選ぶと効果を実感しやすいです。

追い出しを図る場合は侵入経路の封鎖も必要

追い出しは、身近にあるものや市販の忌避剤を使って手軽に講じられる対策です。ただし、追い出し対策を講じる際は、併せて侵入経路を封鎖する作業も実施しないと、イタチ被害が再発するおそれがあります。

イタチは帰巣本能の強い動物で、一度侵入した場所に再び戻ってこようとする習性があります。今後イタチ被害に遭わないためには、追い出した後で侵入経路の封鎖が欠かせません。

イタチの侵入経路としては、主に以下のような場所が挙げられます。

  • 屋根の隙間
  • 通風口、換気扇
  • エアコン導入部、室外機近くの壁穴
  • 排水パイプ

上記のような場所を、金網やパンチングメタルを使って固く封鎖することで、イタチに無理やり突破される心配がなく、効果的な再発防止策を講じられます。

ただし、イタチは直径3cm程度の隙間があれば容易に通り抜けられることが分かっており、上記以外の場所を侵入経路として使う可能性も十分に考えられます。

自力ですべての侵入経路をチェック・封鎖することは非常に困難なので、不安があればプロの害獣駆除業者に相談しましょう。

ご家庭で講じられるイタチ対策の方法について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

参考:枚方市「イタチについて」

イタチの駆除については私たちにお任せください!

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イタチ駆除の実績が豊富なプロフェッショナルとして、入念な現地調査をもとに被害状況を正確にチェックさせていただき、お客様一人一人にピッタリの駆除プランをご提案・実行させていただきます。

当社の強みの一つに、自社施工である点も挙げられます。問い合わせから駆除、侵入経路の封鎖、清掃・除菌のための作業に至るまで、すべて一貫して丁寧に対応可能です。下請け業者に依頼しないので、リーズナブルな費用で質の高いサービスを提供させていただきます。

また、当社は「一般社団法人 日本有害鳥獣駆除・防除管理協会」に加盟し、協会オリジナルの薬剤を使用して駆除を行っております。

この薬剤は市販の忌避剤よりもさらに高い効果が確認されており、確実かつ安全なイタチ駆除を実現可能です。もちろんイタチに苦痛を与えないよう適切な方法で駆除を行いますので、法律違反のご心配もありません。

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まとめ

罠を使えばイタチを捕獲できますが、イタチは法律で保護されている動物であり、事前に許可申請の手続きを済ませなければなりません。罠によるイタチの捕獲を成功させるためには、罠や餌の選び方や設置場所の検討をはじめコツを押さえておく必要もあります。

罠を使ったイタチの捕獲は、決して手軽に講じられる対策とはいえません。ご家庭での対策としては、より手軽に講じられる「追い出し」と「侵入経路の封鎖」を行うのがオススメです。

ただし、自力では十分な対策は難しく、中途半端な駆除により被害がさらに拡大するおそれがあります。確実かつスピーティーにイタチ問題を解決したいなら、プロの駆除業者に依頼しましょう。

害獣BUZZでは専門的な視点と技術により、イタチ問題の再発防止に効果的なサービスを提供いたします。無料の現地調査を実施しておりますので、身近にイタチがいてお困りであれば、時間を置かずに、まずはお気軽にご相談ください。

この記事を書いた人

Sato

害獣BUZZ編集部の佐藤カズキです! 2019年にライター活動を開始し、エビデンスに基づき、お客様の不安に寄り添った記事を届けています。自宅にコウモリが侵入し慌てた経験アリ。趣味は映画鑑賞で、サスペンスを中心に年間100本以上の作品を観ています。

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