ネズミの嫌いなものを使った駆除方法や対策のコツをプロが解説
ネズミ対策をこれから始める方であれば、まずは身近なもので対策しようとするでしょう。
では身近にあるもので、ネズミが嫌がるものとはどのようなものがあるのでしょうか。
本記事では、ネズミの嫌いなものでの駆除効果から、ネズミの嫌いなものの種類まで詳細にお伝えします。
これからネズミ対策を始める方や、既にネズミ対策を行っているものの効果が芳しくない方まで、参考になる内容になっています。
本記事の内容を参考に、より優れた効果の得られるネズミ対策の選定を行ってください。
目次
ネズミの嫌いなもので行える駆除の範囲
嫌いなものでのネズミ対策の範囲は追い出しまでです。
しかし音やニオイに関しては、個体差はあってもネズミは数日あれば慣れてしまうことがほとんどです。
またネズミには帰巣本能があるので、一度侵入したところには何度も侵入します。
したがって追い出しまで行ったら、侵入経路封鎖まですることが重要です。
侵入経路封鎖を行わないと、追い出しと再侵入のイタチごっこを繰り返すことになります。
ネズミの嫌いなもの一覧
ネズミが嫌いなものを表にまとめると、以下の通りです。
ネズミが嫌いなもの | 内容 |
ネズミが嫌いな音 | モスキート音や超音波などがずっと鳴っている状況 |
ネズミが嫌いなニオイ | ・ハーブのアロマ ・煙(山火事)のニオイ ・ワサビ・唐辛子などの辛いもののニオイ |
ネズミが嫌いな動物(天敵) | ネコ、ヘビ、フクロウ |
それではそれぞれについて解説していきます。
ネズミが嫌いな音
ネズミはモスキート音や超音波などの高周波の音がずっと鳴っていると逃げていく可能性があるという説があります。
なぜネズミ対策にこれらの音が使われるかというと、ネズミは聴覚が人間より優れており、人間が聞き取れない音域まで聞き取ることができるからです。
ちなみに超音波とは「20kHzを超えて、なおかつ人間が聞き取れない音」、モスキート音は「17.6kHz前後の周波数の音」を指します。
ネズミは20〜50kHz帯が最も聴感度が良いので、この周波数帯の音を大音量で照射すると、理論上はネズミにとっては居心地が悪くなることになります。
ただし前述のようにネズミの個体差や慣れもあるので、それだけでの駆除を試みるのは効果が弱いため、プロとしてはオススメできません。
また、超音波を発生させるアプリもあるので試してみるのも良いでしょう。
ネズミが嫌いなニオイ
ネズミは嗅覚の鋭い動物で、なおかつ用心深い習性がある動物です。
そのため下記のニオイはネズミの追い出しに有効なニオイです。
ハーブのアロマ
ハーブのニオイは、ネズミにとっては刺激の強いニオイです。
またハーブの中でもハッカは強力であり、ネズミの他に害虫にも効果があるのでオススメです。
煙(山火事)のニオイ
ネズミのような野生動物は本来山林に生息しているので、煙(山火事)のニオイは生命の危険を察知させる材料の1つです。
そのため煙のニオイ、具体的には木酢液やくん煙剤の使用は一定の忌避効果を期待できます。
ワサビ・唐辛子などの辛いもののニオイ
ネズミがハーブのニオイを嫌うのと同様に、ワサビや唐辛子もネズミにとって刺激の強いニオイになります。
ただしワサビや唐辛子の方がさらに刺激が強く、効果も高いです。
辛いものが苦手な人がワサビを舐めると、ツンと鼻に抜ける刺激があり、涙が出てくることもあります。
人間でこれほどの刺激なので、体長の小さいネズミからすればかなりの刺激であることは想像に難くありません。
また唐辛子に関しては、辛み成分のカプサイシンは催涙スプレーになるほど人間にも強力な影響を及ぼします。
追い出しの効果は高いですが、使用の際にはペットや子どもが誤飲しないように気をつけましょう。
ネズミが嫌いな動物(天敵)
ネズミが嫌いな動物にはネコ、ヘビ、フクロウがいます。
自然界ではこれらの動物はネズミを餌として捕食するので、実際にこれらの動物を飼育しているとネズミにとっても脅威になるでしょう。
ただしご家庭で飼育しているペットに、家で発生するネズミを実際に捕食させるのは厳禁です。
ネズミの体表には、たくさんのノミやダニ、病原体などの害虫が付着しており、家で飼っているペットが食べてしまうと、病気になってしまう可能性もあります。
例えばネコがネズミを食べてしまうと、トキソプラズマ感染症という病気になるリスクが高いです。
肺炎、嘔吐、下痢、腹水、黄疸や肝障害などの症状に発展し、またネコの感染が人間への感染にもつながるので充分に注意しなければなりません。
ネズミにとってネコ、ヘビ、フクロウは天敵ですが、ペットに期待して良いのはあくまで体臭や鳴き声による抑止までです。
ネズミが嫌いな環境を作るのも効果的
ネズミを追い出すにはネズミの嫌いな環境を作るのも効果的です。
ではネズミはどのような環境が苦手かというと、下記の2つが挙げられます。
食べ物のない場所
ネズミはエネルギー消費の激しい動物でなおかつ、身体にエネルギーを貯めることができません。
そのためネズミは1日に体重の約3分の1から4分の1の食料を摂取しないと、餓死する危険があります。
ちなみに空腹状態でネズミが生きられるのは寒いときで1日程度、暖かいときで4〜5日程度です。
したがって食べ物がない環境は、ネズミにとって暮らしにくい環境になることでしょう。
寒い場所
ネズミはエネルギー消費が激しく身体にエネルギーを貯められないことは前述しましたが、言い換えればそれは脂肪を蓄積できないということ。
熱を生み出すには脂肪を燃焼させなければいけません。
したがってネズミは寒い環境には不向きな動物で、生命の維持が難しいと言えます。
参考:東京大学大学院新領域創成科学研究科 – 脂肪燃焼体質を作るには、寒さの感知とエピゲノムの変化が必要
ネズミ被害の根本解決には侵入経路の封鎖が必要
冒頭でも触れましたが、ネズミ被害の根本的な解決には侵入経路の封鎖が必要です。
ネズミの侵入経路の具体例として下記が挙げられます。
- 壁の割れ目
- 屋根の隙間
- 換気扇
- 住居と基礎の隙間
- エアコン、トイレや浴室の配管
ただしネズミはコイン1枚(1.5〜3㎝)程度の大きさの隙間は侵入可能なので、原則隙間さえあればどこでも侵入してくるものと考えましょう。
侵入経路封鎖の施工の際には金網やパンチングメタルが一般的ですが、すり抜けられないように目が細かいもの、それでいて外れないように頑丈なものを選ぶ必要があります。
侵入経路の特定や使用機器に不安がある場合は専門家に相談しましょう。
ネズミ駆除については私たちにお任せください!
ネズミ駆除に際して、嫌いなもので対策できるのはあくまで追い出しの効果までです。
追い出しのみの対策ではネズミは再侵入を繰り返し、根本的なネズミ被害の解決にはつながりません。
追い出しと併せて漏れのない侵入経路封鎖まで行うことで、ネズミの再侵入を防ぎ、長期的なネズミ被害からの解放につながります。
また自力での対策に関しては追い出しに関しても、侵入経路封鎖に関しても、対策が正しいのか、もしくは効果が出ているのかわからないもの。
害獣BUZZでは専門的な視点と技術により、ネズミ被害が再発しない効果的なサービスを提供可能です。
ささいな違和感へのご相談はもちろん、実際の被害によるお悩みのサポートまで幅広く対応いたします。
ネズミ駆除は私たちにお任せ下さい!
まとめ
プロの見解としてはネズミの嫌いなものでの対策は、無効とまでは言わないものの効果が弱いというのが事実です。
嫌いな環境として餌がなく寒い場所を作るにしても、ネズミは雑食であり何でも食べるうえに、巣作りに必要なものを自分で調達してしまう可能性もあります。
またネズミは隙間さえあれば容易に侵入可能なので、どこから侵入し、どの場所に巣を作っているかの特定も、自力では難しいでしょう。
再発のリスクなく長期的にネズミ被害の解決をしたい場合は、専門家への相談が近道でなおかつ確実です。
害獣BUZZでは現地調査が無料で、お客様のご予算やご希望に合わせて最善のプランをご提案します。
ネズミ被害の可能性を感じた段階で、まずはお気軽にお問い合わせください。
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