ムササビの生息地はどこ?実は〇〇にはいない!?

家の中にムササビのような動物が入ってきて困っていませんか?ムササビは日本の広範囲に生息する動物ですが、実は日本の中でも生息が確認されていない地域もあります。
そこで、本記事ではムササビの生息地を詳しく解説し、あなたの家に入り込んだ動物が本当にムササビなのかを見極めるポイントを紹介します。まずは、ムササビが生息する環境を知ることで、正しい対処方法を考えていきましょう。
目次
ムササビの生息地は広範囲!

冒頭でもお伝えしたとおり、ムササビは日本の広範囲に生息する動物ですが、実は一部の地域にはいません。
ムササビは、北海道・沖縄県を除く、本州・四国・九州の森林地帯を中心に生息しています。特に広葉樹の多い森林や山間部を好み、高い木の穴や樹皮の隙間に巣を作るのが特徴です。
ムササビは温暖な気候を好む傾向があり、寒冷地である北海道には生息していません。また、森林環境が異なることから、沖縄にもムササビは生息していないと考えられています。
また、諸説ありますが、千葉県にもムササビは生息していないと考えられています。住めるだけの大きな木が県内にないことなどが理由として挙げられています。
そのため、もしこれらの地域でムササビのような動物を見かけた場合、それは別の生き物である可能性が高いです。
参考:京都府「ムササビ|京都府レッドデータブック2015」
千葉県環境生活部「千葉県の哺乳類」
ムササビの生態や生息環境

ムササビは、日本の森林に生息する夜行性の哺乳類です。特定の環境を好むため、生態や生息地域を知っておくことで、家に入り込んだ動物が本当にムササビなのかを見極めやすくなります。
本章では、ムササビの生態と生息環境について順番に詳しく解説していきます。
生態
ムササビは、リスの仲間に分類される哺乳類で、木々の間を滑空して移動する特徴を持っています。前足と後足の間にある「飛膜」と呼ばれる皮膜を広げることで、まるでグライダーのように空中を飛ぶことができます。
日本に生息する固有種であり、同じく滑空するニホンモモンガと並んで知られています。体重は約1kgと大きめで、日本に生息するリスの仲間の中では最大級の大きさを誇っています。一度飛膜を広げれば、120m以上の距離を滑空することが可能です。
主に山林に生息していますが、神社やお寺の境内にある大木など、人間の暮らしに近い場所でも見かけることもあります。夜行性で、木の実や新芽、花、つぼみ、ドングリ、サクランボなどの植物を食べ、基本的に地上に降りることはほとんどありません。
ムササビの毛色は黒みがかった茶色が一般的ですが、個体によっては少し明るい色をしたものもいます。また、フサフサとした長い尾や、顔に白いラインが入っているのも特徴的です。顔の輪郭やお腹の部分は白っぽく、丸い小さな耳と大きな黒い瞳をしています。
ムササビとモモンガの違い
ムササビはモモンガとよく混同されがちですが、実はさまざまな違いがあります。特に、大きさ・尻尾の形・頬の模様が特徴的です。
まず、大きさに関しては、ムササビはモモンガの約2倍のサイズがあります。よく「ムササビは座布団、モモンガはハンカチ」と例えられるほど、体格に差があります。
次に、尻尾の形も異なります。ムササビの尻尾は太く丸みを帯びているのに対し、モモンガの尻尾は平たく細長い形をしています。どちらも滑空時に舵の役割を果たしますが、形状の違いによって飛び方にも個性が出ます。
さらに、ムササビの頬には「白門(はくもん)」と呼ばれる白い模様があり、これもモモンガとの見分けるポイントの一つです。
生息環境
ムササビは、日本の本州・四国・九州の森林地帯に生息しています。特に、ブナやコナラなどの広葉樹が豊富な山間部を好み、木の洞(樹洞)や古い巣箱を住みかにします。
ムササビは、樹洞(木の幹にできた穴)や鳥の古巣を利用して巣を作ります。また、樹上に巣を作る場合もあります。特にブナやコナラはムササビの主要な食料(葉や果実)にもなるため、生息地の決め手になります。
ムササビは基本的に人家に侵入することは少ないですが、森林が近い住宅や古い神社・寺院の屋根裏では目撃されることがあります。
屋根裏に住みつく理由は、木の洞と似た環境を求めるためです。夜間に「キーキー」という鳴き声が聞こえたり、天井裏で物音がしたりすると、屋根裏にムササビが侵入している可能性があります。
もし家の中でムササビのような動物を見かけた場合、鳴き声や移動方法(滑空するかどうか)を観察することで、ムササビかどうかを見極めやすくなります。
ムササビは準絶滅危惧種!?家に入っても殺してはいけない

ムササビは日本全国で見られるものの、生息環境の減少により個体数が減少している地域もあります。環境省のレッドリストでは全国的な絶滅危惧種には指定されていませんが、東京都や埼玉県を筆頭にさまざまな地域で「準絶滅危惧(NT)」に指定されています。
地域ごとのレッドリストは随時更新されるため、最新の情報を確認してください。
そして、ムササビは鳥獣保護管理法の対象となっています。鳥獣保護管理法は生物の多様性や生活環境を守るための法律で、猟具の使用などが制限されています。
その中でもムササビは「非狩猟鳥獣」に指定されており、捕獲や殺傷が厳しく規制されています。家の中にムササビが侵入したからといって殺してしまったり、捕獲してしまったりすれば鳥獣保護管理法違反にあたり、一年以下の懲役もしくは100万円以下の罰金が科せられます。
参考:環境省「いきものログ|ムササビ」
e-GOV法令検索「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」
家にムササビが入ってしまったときの対処法
ムササビは通常、家の中には入り込むことは少ないですが、屋根裏や軒下などに住みつくことがあります。もし室内に入り込んでしまった場合、次の手順で対処しましょう。
手順 | 詳細 |
①慌てずに室内を暗くする | ムササビは夜行性のため、明るい場所を嫌います。部屋を暗くすると、自ら出て行くことがあります。 |
②窓やドアを開ける | 滑空して移動するため、高い位置の窓や扉を開け、外に出やすい環境を作りましょう。 |
③駆除業者に相談する | ムササビは警戒心が強く、無理に捕まえようとすると噛みつくこともあります。無理に追い出そうとせず、専門の害獣駆除業者に相談するのが安全です。 |
ムササビ駆除はお任せください!
ムササビが家に入り込んだ場合、むやみに駆除しようとするのは危険です。ムササビは法律によって保護されているため、適切な対処が必要です。駆除や追い出しは、専門知識を持つ害獣駆除業者に依頼しましょう。
専門業者に依頼することで、安全かつ適切にムササビを家から追い出すことが可能です。専門業者に依頼すると、以下のようにさまざまなメリットがあります。
- 適切な方法で、合法的に対応できる
- 侵入経路の特定・封鎖により、繰り返しムササビが住み着くのを防げる
- 人体に害のない方法で追い出せる
- 糞尿の除去や消毒作業の徹底で衛生面でも安心できる
ムササビの駆除業者選びに悩んだら、害獣BUZZにお任せください。
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まとめ
ムササビは日本の森林に生息する夜行性の動物で、人の住む地域にはほとんど現れません。しかし、森林に隣接する住宅では、屋根裏や神社の軒下などに住みつくことがあります。
もし家の中にムササビのような動物が入り込んでしまった場合、まずは生息地や特徴を確認し、本当にムササビなのかを見極めることが大切です。
ムササビは法律によって保護されているため、無許可で捕獲・駆除はできません。適切な対処として、窓を開けて自然に外に出るよう誘導する、害獣駆除の専門業者に相談するといった方法を取りましょう。
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