アライグマの巣はどこ?身近にいるときの特徴や対策を解説!

アライグマの巣はどこ?身近にいるときの特徴や対策を解説!

「アライグマが身近にいて不安を感じる……。何とか対策したいが、まずは巣が作られているなら対処したい」とお考えではないでしょうか?

アライグマは、家の中でも特に屋根裏に巣を作ることが多いです。そのままアライグマの巣を放置してしまうと、屋根裏で繁殖されて被害が拡大するおそれがあるため、一刻も早い対策が求められます。

そこで今回は、アライグマの巣が作られる主な場所や、巣を作っているときの特徴を害獣駆除のプロが分かりやすく解説します。

アライグマが身近にいるときに講じるべき対策方法や、自力で対策するときの注意点も紹介していますので、確実に被害を解決したい方はぜひ本記事をご参考ください。

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アライグマの巣はどこ?

アライグマの巣はどこ?

冒頭でもお伝えしたとおり、アライグマは、家の中でも特に屋根裏に巣を作るケースが多く見られます。その理由は、屋根裏は雨・風から守られた快適な場所であるためです。

屋根裏には断熱材があり、冬は暖かく夏は涼しいため、アライグマが過ごすうえで最適な環境だと言えます。

また、屋根裏にはアライグマの天敵となる人間が入ってくることがありません。反対に、アライグマの餌となる小動物や虫が入ってくることが多いため、食料の確保がしやすいです。

一部のご家庭では、屋根裏と台所の距離が近い構造になっており、食料を簡単に確保しやすい環境が整っている状況も見受けられます。

これらの理由から、アライグマは家の中でも屋根裏を好んで巣を作ることが多いです。なお、屋根裏のほか、床下も断熱材があって快適な環境になり得るため、アライグマが巣を作ることがあります。

アライグマが巣を作っているときの特徴は?

アライグマが巣を作っているときの特徴は?

ここまでの説明を読んで、「屋根裏に気配がするものの、それがアライグマなのかどうか確認はできていない」という方も多いはずです。実際に見ていない場合、自力での害獣の判別はなかなか難しいでしょう。

そこで本章では、アライグマが巣を作っている場合に見られる特徴として、以下の3つを詳しく紹介します。

  • 足音や鳴き声が聞こえる
  • 足跡を目にする
  • 天井に糞尿による被害が生じる

それぞれの特徴を把握しておき、アライグマかどうかの判別にお役立てください。

足音や鳴き声が聞こえる

アライグマは活動的な動物で、巣のある屋根裏や床下にいる際も頻繁に足音や鳴き声を発します。

屋根裏を移動する際、アライグマの床材を歩く音が聞こえることがあります。アライグマは特に夜間に動き回るため、夜間に天井裏から不自然な足音が聞こえる場合にはアライグマの存在が疑われます。

巣に複数のアライグマがいる場合、鳴き声が聞こえやすいです。アライグマは仲間とコミュニケーションを取ったり、威嚇したりする際に鳴き声を発します。

アライグマの鳴き声は、「クルルル、クルルル」というように聞こえるのが基本です。威嚇するときには、「シャーシャー」「ゴーゴー」というように鳴き声が変わります。

ゴソゴソとした物音や上記のような鳴き声を耳にしたら、家の中にアライグマが巣を作っている可能性が高いでしょう。

アライグマの鳴き声について、詳しくは以下の記事でも解説していますので、併せてご覧ください。

足跡を目にする

家の近くに不審な足跡がある場合、アライグマが家の中に巣を作っている可能性があります。たとえ屋根裏や床下に巣がある場合であっても、アライグマは外と屋根裏を行き来することが多いため、家の周辺に足跡を残すことがあるのです。

アライグマの足跡は、独特な形状をしており、他の動物と容易に区別できます。足跡の大きな特徴は、前足が5cm×5cm程度、後足が7cm×7cm程度で、人間のようなくっきりとした5本指であることです。

アライグマは爪が長く鋭いため、足跡には爪痕が付いています。前足の足跡は手の形に似ており、後足の足跡はやや長めの形です。

また、人間や犬などの足跡とは違い、歩く際に前足と後足がほとんど同じ位置に着地するため、足跡が重なって見えることがある点も特徴的です。

アライグマの足跡について、詳細は以下の記事で解説しています。

天井に糞尿による被害が生じる

アライグマに家の中に巣を作られると、糞尿による被害が発生します。特にアライグマは屋根裏に巣を作ることが多いため、天井に糞尿被害が生じやすいです。

アライグマの糞尿は、天井部分の木材を汚し、シミを生じさせます。特に湿度が高い時期には、被害が目立ちやすくなるでしょう。

糞尿は、悪臭の原因にもなります。家の中で不快なニオイがする場合、アライグマの糞尿が原因かもしれません。アライグマの糞尿により屋根裏の板が腐ってしまい、天井が抜けることもあるのでご注意ください。

そのほか、アライグマの糞尿には、さまざまな病原体が含まれている可能性もあります。アライグマが媒介する病原体により、ご家族が健康を害するおそれもあることを把握しておきましょう。

アライグマが身近にいるときの対策は?

アライグマが身近にいるときの対策は?

ここまでの説明を読んだ方は、アライグマが家の中に巣を作っているときの特徴を理解できたはずです。アライグマによる被害の発生・拡大を防ぐためには、一刻も早く対処する必要があります。

アライグマが身近にいる場合にご家庭で講じられる対策としては、以下の2つが一般的です。

  • 追い出し
  • 侵入経路の封鎖

それぞれの方法を順番に解説しますので、ご家庭でのアライグマ対策にお役立てください。

追い出し

アライグマは、鳥獣保護管理法や外来生物法といった法律により保護されている動物です。許可なく殺傷を伴う形で駆除したり、捕獲したりすることが禁止されています。

ご家庭で合法的にアライグマ対策を講じるためには、追い出しを図るのが基本です。

アライグマの追い出しを図る際は、アライグマの嫌いなニオイ(例:唐辛子、ハーブ、オオカミの尿など)や苦手な光(LEDライト)の使用が基本です。

これらのアイテムは家にあったり、ホームセンターやネットショッピングなどで入手しやすかったりして、手軽に活用できる点が魅力です。ただし、必ずしも効果があるとは限りません。

また、アライグマ用の忌避剤やくん煙剤の使用も効果的です。しかし、これらの対策アイテムは密閉された空間でないと効果が弱まるうえに、効果もそれほど持続しません。

以上のことから、ご家庭でのアライグマの追い出しは、あくまでも一時的な対策方法と考えておきましょう。実際に上記の方法を実践してみて効果が出なかった場合は、専門の駆除業者に相談することをオススメします。

参考:鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律
   環境省「日本の外来種対策 罰則について」

侵入経路の封鎖

アライグマは一度侵入した場所に再び戻ろうとする習性があるため、追い出しだけでは被害が再発してしまう可能性が高いです。

アライグマによる被害を根本的に解決するためには、すべての侵入経路を封鎖する作業が欠かせません。アライグマの侵入経路としては、例えば以下が考えられます。

  • 屋根裏付近に空いた隙間
  • 床下や基礎部分にある通気口

アライグマに無理やりこじ開けられないよう、上記のような箇所を金網・パンチングメタルなど壊れにくくしっかり固定できるものを使用して封鎖しましょう。

ただし、アライグマは直径10cm程度の隙間があれば侵入できると言われており、上記以外の場所から侵入してくるケースも十分に想定されます。

自力ですべての侵入経路を把握し封鎖することは難しいため、不安があれば専門の駆除業者に依頼することをオススメします。

参考:環境省「特定外来生物アライグマ」

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注意!自力でのアライグマ対策はリスクが有る

注意!自力でのアライグマ対策はリスクが有る

前章で説明した方法を実践すれば、ご家庭でもアライグマ対策を講じることは可能です。しかし、自力でのアライグマ対策にはリスクが有り、むやみに対策を実施すればご自身やご家族の健康を脅かすおそれがあります。

自力でのアライグマ対策で想定されるリスクは、主に以下の2つです。

  • アライグマに襲われるおそれがある
  • アライグマの保有する病原体に触れるおそれがある

それぞれのリスクについて十分に知っておき、安全に配慮した対策を心がけましょう。

アライグマに襲われるおそれがある

アライグマは、愛らしい外見に反して、凶暴な動物です。危険を感じると、強力な歯や鋭い爪を使って攻撃してきます。特に母親のアライグマは、子どもを守るために攻撃的になることがあるため注意しましょう。

もしもアライグマの対策を自力で行おうと考えるならば、アライグマにできる限り近づかないようにすることが大切です。十分な防護具を装着することもオススメします。

アライグマの保有する病原体に触れるおそれがある

アライグマは病原体を媒介する存在としても知られており、触れることでご自身やご家族の健康を脅かすおそれがあります。

以下に、アライグマからうつされる可能性のある感染症の一例をまとめました。

  • 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)
  • 狂犬病
  • アライグマ回虫感染症

また、アライグマの体表には、ノミ・ダニも付着しています。特にアライグマに寄生するヒゼンダニというダニは、疥癬(かいせん)という皮膚病の原因となるダニです。

疥癬は人間やペットにも感染する人獣共通感染症で、感染すると激しい痒みが起こり、睡眠を妨げられることもあります。

病原体や寄生虫をうつされないよう、対策時はアライグマに直接触れないようにすることが大切です。

参考:特定非営利活動法人 日本害獣建物被害対策協会アライグマ Raccoon
   特定非営利活動法人 日本害獣建物被害対策協会「害獣による被害」

アライグマの駆除については私たちにお任せください!

ここまでの説明で、自力でのアライグマ対策には大きなリスクがあることを理解できたはずです。

アライグマによるリスクから身を守るためには、専門の駆除業者に依頼することがベストです。駆除業者はアライグマ対策のために必要な道具・知識を持ち合わせているので、アライグマによる被害を効果的かつ安全に解決してくれます。

信頼できるアライグマ駆除業者をお探しであれば、私たち「害獣BUZZ」にお任せください。アライグマ駆除の専門家として、無料の現地調査をもとに、被害状況を入念に把握したうえで、適切な駆除プランをご提案・実行させていただきます。

当社は自社施工の駆除業者です。問い合わせから駆除、再発予防策、清掃・除菌作業を含めて一貫して丁寧に対応しております。下請け業者に依頼しないため、費用を抑えつつ良質なサービスを提供することが可能です。

当社は再発防止の徹底にもこだわっており、多くのケースでサービスに保証をお付けできます(保証期間について、詳しくは現地調査のうえお伝えします)。最長10年間の長期保証を実現し、「安心感が強い」と多くのお客様からご好評いただいております。

ささいな違和感がある程度でも、相談だけでも対応可能です。アライグマが身近にいるかもしれないと感じたら時間を置かずに、まずはお気軽にお問い合わせください。

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まとめ

アライグマは、家の中でも特に屋根裏に巣を作ることが多いです。そのままアライグマの巣を放置してしまうと、屋根裏で繁殖されて被害が拡大するおそれがあるため、一刻も早い対策が求められます。

一方で、自力でのアライグマ対策には、襲われたり病原体に感染したりなど深刻なリスクがあります。安全かつ効果的にアライグマ対策を講じたい場合、専門の駆除業者に依頼することが望ましいです。

害獣BUZZでは、現地調査を無料で実施しております。「家の中にアライグマがいるかもしれない」「もしかしたら家の中に巣を作られているかもしれない」とお困りの方は、時間を置かずに、まずはお気軽にお問い合わせください。

この記事を書いた人

Sato

害獣BUZZ編集部の佐藤カズキです! 2019年にライター活動を開始し、エビデンスに基づき、お客様の不安に寄り添った記事を届けています。自宅にコウモリが侵入し慌てた経験アリ。趣味は映画鑑賞で、サスペンスを中心に年間100本以上の作品を観ています。

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