アライグマの被害は?悪臭や騒音などの具体例をプロが解説!
「アライグマの被害にはどのようなものがあるのだろう」と、お考えではないでしょうか?
身近にアライグマがいるかもしれないとき、今後どうなるのか不安に感じる方も多いはずです。
そこで本記事ではアライグマの被害内容を詳細に解説します。
アライグマ駆除は被害が拡大する前に有効な対策に着手する必要があります。
アライグマ被害について理解を深め、被害防止や最小限に抑える対策に活かしましょう。
目次
アライグマ被害にはどういうものがある?
アライグマ被害は主に下記の6パターンに分けられます。
- 食い荒らし
- 騒音
- 住宅内への侵入&破壊
- 糞尿による悪臭
- ノミ・ダニ、病原体
- 襲いかかられるケガ
それぞれ具体的に解説していきます。
食い荒らし
アライグマは雑食性で、果物、野菜、昆虫、小動物など、あらゆるものを食べます。
詳しくは特に後述しますが農作物被害が深刻です。
また雑食ということは、ターゲットは農家に限りません。
一般家庭でのガーデニング、生ゴミ、ペットの餌などはすべてアライグマの餌になり得ます。
したがって農家でなくても、アライグマの食い荒らしの対象になるリスクは充分に考えられるでしょう。
さらに在来種の昆虫や小動物を食べることで、その生態系を破壊する可能性があります。
実際のところアライグマは日本では特定外来生物に指定されています。
特定外来生物とは、生態系に悪影響を及ぼす可能性がある外来生物のことです。
参考:特定外来生物等一覧
例えば北海道の野幌森林公園では、アライグマが原因でアオサギのコロニー(集団)が営巣を放棄する事態が発生しました。
このように全国的にもアライグマが生態系に影響を与えているケースは散見されます。
騒音
アライグマは、夜行性で夜間に活動することが多い動物です。
そのため、アライグマが家屋に侵入する、もしくは近くにいると、夜中の騒音に悩まされるでしょう。
アライグマが出す騒音には、以下のようなものがあります。
- 鳴き声
- 巣作りの音
- 食い荒らす音
- 物を落とす音
- 足音
特にアライグマは住宅に浸入する害獣の中でも大きい方なので、足音は相応に大きな音が想定されます。
夜中に大きな音がして睡眠が阻害されると精神的負荷になり、健康に悪影響を及ぼすでしょう。
参考:騒音の睡眠に及ぼす影響
睡眠と生活習慣病との深い関係 | e-ヘルスネット(厚生労働省)
住宅内への侵入&破壊
アライグマは、力が強く器用な動物です。
また運動能力も優れており、住宅内への侵入や破壊が問題となっています。
住宅に侵入されると、下記のものを壊されるリスクがあります。
- ドアや窓
- 屋根や壁
- 電気配線
- 家具
これらの破壊が経済的損失や、インフラの停止に発展するケースも考えられるでしょう。
例えば住宅の修理費用、家具の修理、もしくは買い替え費用がかかったり、電気配線が切れて停電が発生したりするなどの問題が発生する可能性があります。
糞尿による悪臭
アライグマの糞尿は、強い悪臭を放ちます。
悪臭がひどい場合は、家の中にいることが困難になることもあるでしょう。
また糞尿で天井が腐って、糞尿とアライグマが落ちてくる可能性もゼロではありません。
したがって糞尿被害も経済的損失につながるリスクをはらんでいます。
ノミ・ダニ、病原体
アライグマの体表には大量のノミやダニ、病原体が付着しています。
特にアライグマに寄生するヒゼンダニというダニは疥癬(かいせん)という皮膚病の原因となるダニです。
疥癬は人間やペットにも感染する人獣共通感染症です。
感染すると激しい痒みが起こり、睡眠を妨げられることもあります。
襲いかかられるケガ
アライグマは人間が近づいたり、自分の巣を脅かしたりすると、攻撃的になることがあります。
アライグマは食肉目に分類されるので、生きた動物を捕食するため攻撃力や知能が備わっており、とても危険です。
自分の身を守るために鋭い爪や牙で襲いかかることも考えられるでしょう。
さらにアライグマと接触した場合、アライグマ回虫症や狂犬病のリスクもゼロではありません。
アライグマ回虫症は日本では発生事例がなく、狂犬病も1957年以降には発症事例はありませんが、どちらも死亡のリスクがあるウイルスですので、心配な方もいらっしゃるでしょう。
したがってアライグマを見かけても、その場で直接自力で追い払うといった対応は危険なのでアライグマに近づかないようにしましょう。
農作物へのアライグマ被害も深刻
前述したようにアライグマの農作物の被害は深刻な問題です。
特に2023年6月現在から直近約20年は被害の拡大が進んでいます。
具体的には2000年のアライグマによる農産物被害額はに3600万円でしたが、2011年には3億8300万円と約10年で10倍以上に増えたことがわかっています。
また令和3年度の全国の野生鳥獣による農作物被害状況によれば、被害金額は4億1400万円とのこと。
今もなお被害は増え続けています。
アライグマが身近にいるなら早めに駆除すべき
アライグマが身近にいる場合は早急な被害対策が必要になってきます。
なぜなら放置すると被害が拡大する一方だからです。
アライグマは一度に約1〜6頭出産する繁殖力の強い動物なので、人間の育てる農作物や暖かい寝床など発育に好条件な食料・環境を手に入れるとあっという間に増殖してしまうでしょう。
また前述しましたがアライグマの繁殖は生態系の破壊につながります。
その危険度は日本生態学会が定める日本の侵略的外来種ワースト100にも選ばれるほどです。
アライグマ駆除は業者に依頼するのがオススメ
アライグマ駆除は業者に依頼するのがオススメです。
理由としては下記が挙げられます。
- 適法に駆除しなければならないから
- 侵入経路封鎖には専門的知識が必要だから
- 侵入経路封鎖には高所作業などの危険を伴うから
まず1については鳥獣保護管理法という法律が定められており、アライグマは許可なく捕獲や殺傷を行うことが禁止されています。
違法な駆除を行ってしまうと、1年以下の懲役、もしくは100万円以下の罰金という刑罰に処せられてしまいます。
次に2、3について共通して言えることは、アライグマの運動能力の高さに対して一般の方が対処するのが非常に難しいということです。
具体的にはアライグマは木登りが得意な動物なので、高所から容易に家屋に侵入してきます。
米国では高層ビルを登り切って侵入した事例もあり、行動に予想がつきづらいことがわかります。
参考:命知らずのアライグマ、23階建てのビルを登り切る 米ミネソタ州
またアライグマは手先が器用で、なおかつ力が強い動物なので、自力で侵入経路を封鎖してもこじ開けられて強行突破される可能性もあるでしょう。
以上のことから、プロとしては自力での駆除はあまりオススメできません。
アライグマ駆除については私たちにお任せください!
アライグマの被害の種類は多岐にわたるうえに、放置すると悪化の一途をたどります。
したがって早急に対策を打たなければなりません。
ただし有効な対策をしないと、結局のところは時間ばかりが過ぎて放置するのと同じ結果になってしまう可能性もあるでしょう。
また対策グッズを購入&使用したのに効果が現れない、原因もわからないという事態になってしまうとお金もかかってしまいます。
害獣BUZZでは無料の現地調査を行っております。
お客様の状況を的確に分析し、最善なプランをご予算に応じてご提案することが可能です。
早期の段階でご相談いただければ、市販の対策グッズを購入するよりリーズナブルな被害解決にもつながります。
アライグマ駆除については私たちにお任せください!
まとめ
アライグマ被害の種類は、下記のように多岐にわたります。
- 食い荒らし
- 騒音
- 住宅内への侵入&破壊
- 糞尿による悪臭
- ノミ・ダニ、病原体
- 襲いかかられるケガ
これらの被害は放置すると悪化するので、早急な対策着手を要します。
ただし自力でのアライグマ駆除は、専門的知識に基づいて適法に駆除する必要があるので、かなり難易度が高いものと言えます。
したがって成功率、安全性を考慮するのであれば、早期の段階で専門家へ依頼・相談するのが一番の得策です。
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