アライグマ回虫とは?エキノコックスのような寄生虫についても解説

アライグマ回虫とは?エキノコックスのような寄生虫についても解説

「最近、野生のアライグマを身近で見かける。どうやらアライグマ回虫という寄生虫を持っている可能性があるようで不安」とお考えではないでしょうか?

アライグマは、アライグマ回虫と呼ばれる寄生虫を保有している可能性があります。現時点で、日本の野生化個体からは検出されていませんが、動物園で飼育されているアライグマからは検出されています。

何らかの経路で人間がアライグマ回虫を経口摂取すると、幼虫移行症を引き起こし、致死的な中枢神経障害の原因となります。

今回は、アライグマ回虫やエキノコックスなど、アライグマが保有している可能性のある寄生虫について害獣駆除のプロが分かりやすく解説します。アライグマを自力で駆除する方法も紹介していますので、今抱えている問題を解決したい方は、ぜひ本記事をご覧ください。

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アライグマ回虫とはどういうもの?

アライグマ回虫とはどういうもの?

アライグマ回虫とは、アライグマが保有している可能性のある寄生虫の一種です。現時点では日本の野生化個体から検出されたという報告はありませんが、動物園で飼育されているアライグマからは検出されています。

アメリカでは、人体への感染に伴う死亡事例も報告されています。アライグマ回虫はアライグマに寄生した後、糞尿とともに虫卵として出てきます。そのため、海外では、アライグマが糞尿を排出している地域で、砂場で遊んでいる子どもが口をぬぐったり、川の水で顔や手を洗ったりして感染するケースが見られます。

アライグマ回虫は、基本的にアライグマ以外の動物で成虫になることはないものの、人間がヒト虫卵を経口摂取すると幼虫移行症を引き起こし、致死的な中枢神経障害の原因となります。日本にもアメリカから移入されたアライグマが多く生息しているので、人間への感染しないよう注意しなければなりません。

そもそも寄生虫とは?

寄生虫とは、人間や動物の表面・体内に取り付いて、それらの食物を横取りする生物のことです。寄生される人間や動物は「宿主」と呼ばれます。寄生虫は、宿主なしでは生存できません。寄生虫は宿主に害を及ぼすこともあり、この感染症を「寄生虫症」と呼んでいます。

近年、アライグマのような外来生物の輸入増加のほか、グルメブームによる生の食品や輸入食品・自然食品の摂取、海外旅行の増加などの要因によって、寄生虫症の発症が問題視されるようになってきています。

アライグマ回虫以外の寄生虫

アライグマ回虫以外の寄生虫

アライグマ回虫以外にも、アライグマに寄生する生物がいます。代表的な寄生虫は以下のとおりです。

  • エキノコックス
  • ノミ・ダニ

それぞれの寄生虫の概要と、人間にもたらす被害・症状について順番に解説します。

エキノコックス

エキノコックス(属条虫)とは、成虫になるとエキノコックス症をもたらす寄生虫のことです。成虫に感染したアライグマのフンの中にある虫卵を人間が経口摂取することでエキノコックス症に感染します。

エキノコックス症に感染すると、幼虫が虫卵から出て腸壁に侵入し、血流やリンパ流によって体のさまざまな場所で定着・増殖することになります。

初期症状が現れるまでには10年以上の期間が空くのが一般的であり、初期症状としては肝臓の腫大・貧血・発熱・腹痛・黄疸・腹水貯留などが挙げられます。症状を放置すると、死に至ることもある深刻な感染症です。

ノミ・ダニ

アライグマの体やフンには、ノミ・ダニが含まれていることもあります。ノミ・ダニがアライグマから人間に移ることで、さまざまな被害をもたらすおそれがあります。

例えば、ノミ・ダニが布団の中に入り込んで人間やペットの血を吸えば、腫れ・かゆみなどに悩まされるでしょう。

また、ノミ・ダニの死骸を吸い込めば、アレルギー疾患を引き起こす原因になると考えられています。

アライグマの寄生虫が心配なら早めに駆除すべき

アライグマの寄生虫が心配なら早めに駆除すべき

ここまでの説明を読んで、アライグマの保有する寄生虫に深刻な感染症リスクがあることを理解できたはずです。

アライグマが身近にいる場合、寄生虫以外にも、以下のような被害をもたらす可能性があります。

  • 食料や農作物の食い荒らし
  • 鳴き声や移動音による騒音
  • 住宅内への侵入と破壊
  • 糞尿による悪臭
  • 襲われることによる怪我

寄生虫による健康被害を含めて、アライグマによる被害の発生・拡大を防ぐためには、一刻も早く対策を講じることが大切です。

アライグマがもたらす被害について、詳しくは以下の記事で解説していますので、併せてご確認ください。

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アライグマを駆除するのに必要な手順

アライグマを駆除するのに必要な手順

「駆除業者への依頼も検討しているものの、まずは自分で試しに対策を講じたい」という方は少なくありません。自力でアライグマを駆除する場合、以下の手順で進めるのが一般的です。

  1. 追い出し
  2. 清掃・除菌
  3. 侵入経路の封鎖

各ステップでやるべきことを順番に解説しますので、ご家庭でのアライグマ対策にお役立てください。

追い出し

まずは、市販の忌避剤やアライグマの嫌いなニオイを使って、追い出し(遠ざけ)を図ります。アライグマ用の忌避剤としては、くん煙剤や忌避スプレーといったものが一般的です。

アライグマの嫌いなニオイは、主に以下のとおりです。

  • 唐辛子やワサビなどの辛いもののニオイ
  • ハーブのニオイ
  • ウルフピー(オオカミの尿)のニオイ

この中で効果が最も効果的なのは、ウルフピーです。動物にとって尿はナワバリを示します。そして、オオカミは自然界において食物連鎖の頂点に立つ動物です。ウルフピーを散布することで、天敵のナワバリと錯覚してアライグマが寄りつかなくなる可能性があります。

清掃・除菌

アライグマが身近にいる場合、フンが落ちていることが多いです。アライグマのフンには、さまざまな寄生虫が含まれている可能性があります。アライグマが保有する寄生虫による健康リスクを考慮して、追い出した後は清掃・除菌作業が欠かせません。

清掃・除菌を行う際は、感染リスクを避けるため、マスクや手袋などを着用したうえで、消毒液・水で濡らした古布を使用しましょう。使用したマスク・手袋・布などには寄生虫が付着している可能性があるので、作業が終わったら廃棄してください。

侵入経路の封鎖

最後に、アライグマが家に入り込むための侵入経路を封鎖します。アライグマは帰巣本能が強く、過去に入り込んだことのある場所に再び戻ってこようとする習性がある動物です。

一度アライグマを追い出しても、再び侵入される可能性が高いため、再発防止策として侵入経路を封鎖する作業が欠かせません。

アライグマの主な侵入経路には、以下の場所が挙げられます。

  • 屋根裏付近の隙間
  • 床下の通気口

とはいえ、アライグマは直径10cmほどのわずかな隙間があれば侵入できるため、すべての侵入経路の把握・封鎖は非常に困難です。侵入経路が少しでも残っていれば、追い出しの対策が無駄になってしまうので、不安を感じるならばプロの駆除業者に依頼しましょう。

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まとめ

アライグマは、アライグマ回虫と呼ばれる寄生虫を保有している可能性があります。現時点で日本の野生化個体からは検出されていませんが、動物園で飼育されているアライグマからは検出されています。

何らかの経路で人間がアライグマ回虫を経口摂取すると、幼虫移行症を引き起こし、致死的な中枢神経障害の原因となるため注意しましょう。

アライグマが身近にいる場合、寄生虫以外にもさまざまな被害をもたらすおそれがあります。被害の発生・拡大を防ぐには、一刻も早い対策が求められますが、慣れていないと「追い出し」や「侵入経路の封鎖」などを十分に実施できないこともあります。

対策に不安があれば、プロの駆除業者に依頼しましょう。害獣BUZZでは無料の現地調査を実施しておりますので、「アライグマの存在が怖いので、一刻も早く駆除してほしい」と思われている方は、お気軽にお問い合わせください。

この記事を書いた人

Sato

害獣BUZZ編集部の佐藤カズキです! 2019年にライター活動を開始し、エビデンスに基づき、お客様の不安に寄り添った記事を届けています。自宅にコウモリが侵入し慌てた経験アリ。趣味は映画鑑賞で、サスペンスを中心に年間100本以上の作品を観ています。

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