家に出たコウモリの対策|応急処置と本格対策に分けて徹底解説

家庭でできるコウモリ対策は?プロが有効な方法を解説!

天井裏や換気口から「パタパタ」という音…。それは、家にコウモリが侵入しているサインかもしれません。

コウモリの見た目は可愛らしく感じられることもありますが、実際にはフンや尿による悪臭、病原菌の拡散など、深刻な被害を引き起こします。特に、家屋内でのコウモリ被害は短期間で拡大することが多く、私たちの生活に悪影響を及ぼします。

本記事では、コウモリを家から安全に追い出すための方法を、応急処置と本格対策に分けて詳しく解説します。法律面の注意点、そしてプロに頼むべきケースまで分かりやすく紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

【応急処置】家からコウモリを追い出す対策方法

家にコウモリが入ってしまったら、まずは安全に追い出すことが最優先です。放置するとコウモリの数が増え、健康被害や家の損傷に繋がってしまいます。

ここでは、自分でできる応急処置の方法について紹介します。

まずはコウモリの居場所を特定する

まずはじめに、フンや尿の落ちている場所、羽音の方向、夕方から夜にかけて出入り口を観察します。コウモリは夜行性のため、夕方以降に観察することで、コウモリが外へ飛び立つ瞬間を見つけやすくなります。

また、コウモリは狂犬病やヒストプラズマ症などの病原菌を保有している可能性があるため、特定時は必ず距離を取り、双眼鏡や懐中電灯を活用しましょう。

コウモリが保有しているウイルスや細菌については、以下の記事で詳しく解説しています。

忌避スプレー:換気口やシャッターの隙間にいる場合

換気口やシャッター裏の狭い空間にコウモリがいる場合、忌避スプレーが有効です。これらは強いニオイや刺激成分を含み、コウモリにとって居心地の悪い環境を作り出します。

ただし、忌避スプレーの持続効果は短く、数日後に戻ってくる可能性があるため、再侵入を防ぐ対策と組み合わせましょう。

コウモリの忌避剤による効果については、以下の記事で詳しく解説しています。

くん煙剤:天井裏など広範囲にいる場合

天井裏や壁の中など広い範囲にコウモリが入り込んでいる場合は、くん煙剤が効果を発揮します。煙が全体に行き渡り、コウモリが落ち着けない状態になります。

使用前には火災報知器や家電製品の誤作動を防ぐための準備を行い、説明書をよく読みましょう。複数回行うとさらに効果的ですが、忌避スプレー同様、再侵入を防ぐ対策と組み合わせることが不可欠です。

コウモリの駆除剤については、以下の記事で詳しく解説しています。

音や光、磁石での対策は非推奨

超音波や強い光、磁石を使った方法は、一時的に効果があっても、コウモリはすぐに慣れてしまいます。長期的な駆除効果はなく、場合によっては近隣からの苦情に繋がることもあります。

そのため、音や光、磁石のような限られた効果しかない方法はおすすめできません。

【本格対策】「家の隙間」を塞いでコウモリの再侵入を防ぐ

コウモリがすでに屋内に入り込んでいる場合は、家の隙間を塞いで再侵入を防ぐ必要があります。

また、今は屋外の軒下などで羽を休めているだけでも、隙間を放置すれば、将来的に室内に入り込む可能性があります。コウモリはわずか1〜2cmの隙間からでも侵入できるため、被害が拡大する前に侵入経路を物理的に塞ぐことが大切です。

追い出しても隙間があるとコウモリは戻ってくる

コウモリは帰巣本能が強く、一度住み着いた場所を記憶します。追い出しても侵入口がそのまま残っていれば、数日以内に戻るケースが大半です。

そのため、追い出しと隙間塞ぎは同じ日に行うのが良いでしょう。

家の中でコウモリが侵入しやすい箇所

コウモリは体長3~8cmほどですが、羽をたたむとわずか1~2cm程度の隙間からでも簡単に入り込めます。特に、以下のような箇所はコウモリが侵入しやすいため、注意が必要です。

  • 換気口や通風口
    外壁や天井裏に通じる換気口は、金網やカバーが破損すると絶好の侵入口になります。
     
  • 屋根瓦の重なり部分
    瓦と瓦の間にできたわずかな隙間や、台風・地震などで生じたズレは、コウモリが好んで利用します。
     
  • 軒下の通気穴
    通気性を保つための穴ですが、劣化や破損により開口部が広がると、コウモリが出入りできるサイズになってしまいます。
     
  • 屋根と外壁の接合部
    新築時にはしっかり塞がれていても、経年劣化で隙間が広がることがあります。特に高所で見えにくく、発見が遅れがちです。

これらの場所は地上からでは確認しにくいため、脚立や双眼鏡を使って確認すると良いでしょう。

コウモリの侵入経路については、以下の記事で詳しく解説しています。

1〜2cmの隙間を見つけたら全て塞いでいく

コウモリはわずかな隙間からでも侵入するため、小さな穴であっても一つ残らず塞ぐことがコウモリの侵入を防ぐうえで大切です。

隙間を塞ぐには、防鳥ネットやステンレス製の金網、パテ材、コーキング剤といった専用資材を使用します。例えば、換気口や通気穴のように空気の流れが必要な箇所には金網やネットを取り付け、通気性を確保しながら物理的に侵入を防ぎます。ひび割れや構造上のすき間には、コーキング剤やパテを使ってしっかりと密閉しましょう。

また、隙間塞ぎは高所での作業になることも多く、脚立や工具を扱う必要があるため、無理せず安全を優先しましょう。

自分で対策をする前に知っておくべき注意点

コウモリの対策は自分でできる部分もありますが、知らずに行うと法令違反になってしまう可能性があります。特に法律や自治体の対応については、事前に正しく理解しておくことが大切です。

ここでは、実際に作業を始める前に知っておくべき注意点を紹介します。

鳥獣保護管理法を遵守する

コウモリは鳥獣保護管理法で守られており、許可なく捕獲や殺傷、巣や卵の破壊はできません。これらに違反すると、1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科される可能性があります。

そのため、できるのは「追い出す」「侵入を防ぐ」などのコウモリに危害を加えない方法に限られます。

市役所・区役所は基本的に駆除を請け負ってくれない

コウモリによる被害が発生した場合、「まずは市役所に相談しよう」と考える方も多いかもしれません。しかし、実際に駆除を市や区が直接請け負ってくれることはほとんどありません

多くの自治体では相談窓口を設けており、被害への対応方法や注意点についてアドバイスを受けることは可能ですが、駆除は基本的に民間の専門業者が行うものであり、費用も自己負担が前提となります。

そのため、相談の段階で自治体から業者の連絡先を案内されるケースが多く、実質的な対応は自力か業者への依頼が必要となることを理解しておきましょう。

自分でやる?プロに頼む?後悔しないための判断基準

コウモリ対策は、自分でできることもあれば、専門業者に任せたほうが安心な場合もあります。状況に応じて最適な方法を選ぶことが、効果的かつ後悔のないコウモリ対策に繋がるでしょう。

ここからは、プロへの依頼を検討すべき判断ポイントを紹介します。

こんな方はプロに頼むのがおすすめ

例えば、すでにコウモリが室内に入り込んでいる場合や、フンの量が多く複数のコウモリが住み着いているような状況では、迷わずプロに相談するべきです。

また、自分で対策をしてみたものの再び戻ってきてしまった場合や、そもそも侵入経路が特定できない、あるいは高所すぎて安全に作業ができないという場合も、専門業者に任せる方が確実です

こうしたケースでは、自力で対策を繰り返すよりも、プロによる調査と施工を受けたほうが、長期的に見て安心できる選択と言えるでしょう。

プロに頼むなら害獣BUZZにお任せください!

「自分で対策してもコウモリが戻ってくる」「どこから侵入しているか分からない」など、深刻なコウモリ被害にお困りの方は、ぜひ「害獣BUZZ」にご相談ください。害獣BUZZは、コウモリをはじめとした鳥類・害獣の駆除を専門に行う害獣駆除のプロフェッショナルです。

害獣BUZZでは、豊富な現場経験と専門知識を兼ね備えたスタッフが対応するため、信頼して依頼できる体制が整っています。現地調査から施工、アフターサービスまですべてを自社で一貫して対応しており、仲介業者を介さないため、中間マージンなどの無駄なコストが発生しないのも大きな特徴です。

また、施工は現場の構造やコウモリの生息状況、被害の深刻度に応じて柔軟にカスタマイズしてくれるため、より効果的で無駄のない対策が可能です。

害獣BUZZでは、コウモリだけでなく、アライグマやネズミなどの害獣にも対応しており、侵入経路の封鎖から清掃、再発防止までを一貫してサポートしています。まずは無料相談から、お気軽にご相談ください。

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まとめ

コウモリ対策は「追い出す」だけでなく、「再侵入させない」ために隙間を塞ぐことが必須です。特に古い住宅や屋根まわりに劣化が見られる場合は、小さな隙間からでも侵入されやすく、早めの対策が被害拡大を防ぐカギとなります。

また、コウモリが屋内に侵入してしまった場合や、被害が深刻な場合は、早急に専門業者へ相談することをおすすめします

害獣BUZZでは、無料の現地調査を行っているため、コウモリの被害でお困りの際はぜひ一度ご相談ください。

この記事を書いた人

Sato

害獣BUZZ編集部の佐藤カズキです! 2019年にライター活動を開始し、エビデンスに基づき、お客様の不安に寄り添った記事を届けています。自宅にコウモリが侵入し慌てた経験アリ。趣味は映画鑑賞で、サスペンスを中心に年間100本以上の作品を観ています。

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