ハクビシンに蚊取り線香は効かない!害獣用線香の使い方をプロが解説
身近なものでハクビシン対策をしたいときに、多くの方に選ばれやすい蚊取り線香ですが、実は蚊取り線香はハクビシン駆除において効果はありません。
ハクビシンの追い出しには、害重用の獣よけ線香を使いましょう。
また本記事では蚊取り線香がなぜハクビシンに効かないのかという根本的なところから、被害の再発防止の方法まで詳細に解説します。
ハクビシン対策が初めての方にはもちろん、対策中でお悩みの方にも参考になる内容になっているので、本記事の内容をしっかり把握して対策することをオススメします。
目次
ハクビシンは蚊取り線香では駆除できない
蚊取り線香ではハクビシンへの駆除効果はありません。
蚊取り線香にはピレスロイドという成分が含まれていて、昆虫類・両生類・爬虫類に対しては神経細胞の攻撃や、呼吸を妨げる毒としての作用があります。
しかしハクビシンをはじめとした哺乳類の場合、この毒を体内の酵素によって、すぐに分解が可能です。
つまり蚊取り線香が蚊に効き目があっても人間には無害であるのと同様に、ハクビシンにとっても蚊取り線香は毒になり得ません。
線香で駆除したいなら害獣用のものを選ぼう
線香で駆除したい場合には、害獣対策専用の獣よけ線香がオススメです。
形状は蚊取り線香によく似ていますが、蚊取り線香より分厚いので煙の量も多く、害獣が苦手とする「カプサイシン(唐辛子の辛み成分)」を含んでいます。
カプサイシンは嗅覚の鋭い動物には刺激が強く、ハクビシンの駆除に有効です。
ただし獣よけ線香はハクビシン対策に有効ではあるものの、強力なので取り扱いに注意が必要です。
わかりやすい例で言うとカプサイシンは防犯グッズの「催涙スプレー」の主成分になるほど強力なので、人間に対しても目から涙が止まらないほどの猛烈な痛みをもたらします。
ハクビシンを獣よけ線香で追い出す方法
獣よけ線香は下記の手順で設置・使用します。
- 周囲に燃えやすいものがないか確認して、獣よけ線香を立てる場所を選ぶ。
- 獣よけ線香を専用の土台にセットして立てる。
- 火をつける前に、線香の先端を軽く振って粉末が落ちないようにする。
- マッチやライターで火をつける。
- 火がついたら、煙が出るまで待つ。
- 煙が出たら、獣よけ線香の効果を待つ。
詳しくは後述しますが、獣よけ線香は屋外での使用が推奨されています。
また1の手順では火災のリスクを抑えつつ、寄せ付けたくない方向に煙が届くように風向きを意識しましょう。
ハクビシン対策に獣よけ線香を使うときの注意点
獣よけ線香はハクビシン対策に有効ですが、注意すべき点が4つあります。
安全に使い、なおかつ獣よけ線香の成分の効果を最大化するために、下記の注意点をしっかり押さえておきましょう。
火事に気を付ける
獣よけ線香は火を使うため、使用中に下記の点により火事に発展する危険を伴います。
- 燃焼部分は約700〜800℃あり、紙や布などはものの数秒で燃えてしまう
- 落ちたばかりの灰でも300℃近くあるので引火点のひくいものであれば燃えてしまう
したがって引火を防ぐために使用中は常に目を離さないように心がける必要があります。
人やペットを近寄らせないようにする
前述のように獣よけ線香は人にも害を及ぼす非常に強い成分を発するため、人間やペットが近づかないように注意する必要があります。
特に小さな子どもやペットがいる場合は、敏感に反応してしまうので十分な注意が必要です。
天気によって使用しにくい場合がある
風が強い日や雨天時は、獣よけ線香の効果が薄れるため使用しにくい場合があります。
また、高温多湿の日も効果が薄れるため、使用する際は天気予報でその日の天気を確認してから使用するようにしましょう。
屋内では使用できない
獣よけ線香は非常に強いニオイを放つため、屋内での使用はできません。
また屋外での使用の際にも、トラブルを避けるためにも必ず近隣住民の方への承諾を得てから使用しましょう。
ハクビシンが屋内にいるなら業者に相談するべき
前述のように獣よけ線香は屋内での使用はできません。
したがって屋内に住み着いているおそれがあるなら、専門家に依頼した方が良いでしょう。
屋内での対策として、くん煙剤(害虫用)の使用も考えられますが下記の3つのデメリットがあります。
- ハクビシンの子どもがいる場合には使えない
- 煙が届きにくい場所もある
- ハクビシンは追い出しても再侵入する
特に1と3のデメリットを解消するにはプロの手が必要です。
具体的に説明すると、1についてはハクビシンは鳥獣保護法で殺処分が禁止されている点において注意が必要です。
害虫用とはいえ逃げ遅れたハクビシンの子どもがいた場合は、死んでしまうリスクもゼロではないので専門家に任せた方が安心です。
また3についてはかなり厄介なデメリットといえます。
ハクビシンは帰巣本能を持った動物なので、一度侵入した場所には必ず再侵入を繰り返します。
さらにハクビシンは直径9cmの円や1辺8cmの正方形の隙間があれば容易に侵入できてしまうので、侵入経路をすべて特定して適切に塞がなければなりません。
またくん煙剤による駆除について気になる方は、以下の記事も読んでみてください。
ハクビシン駆除については私たちにお任せください!
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獣よけ線香は、適切な状況ならある程度の追い出し効果が見込めます。
ただし将来的な被害のリスクもゼロにするには、侵入経路の封鎖が重要です。
ちなみに代表的な侵入経路の例には下記が挙げられます。
- 壁や屋根の穴が空いている場所
- 屋根同士が重なっている隙間
- 通風口
- 床下にある隙間
ただしあくまで一例に過ぎません。
特にハクビシンは木登りが得意なので、ここで挙げた場所以外でも人から見て高い位置にある穴から容易に侵入可能です。
さらに前述のように狭い隙間(直径9cmの円や1辺8cmの正方形の隙間)でも活動できます。
つまりハクビシンの侵入経路は無数に存在するということです。
また侵入経路封鎖の際には金網や、パンチングメタルなどが一般的ですが、ハクビシンは体重が4kg程度あり、鼻でぐいぐい押されるとこれらが外れる恐れがあります。
そのためすべての侵入経路を特定して、ハクビシンの強行突破も防ぐような対策を一般の方が自力で講じるのは難しく、専門家の手が不可欠です。
害獣BUZZでは専門的な視点と技術により、ハクビシン被害が再発しない効果的なサービスを提供しております。
ささいな違和感へのご相談はもちろん、実際の被害によるお悩みのサポートまで、幅広く対応可能なのでお気軽にお問い合わせくださいませ。
まとめ
プロの見解としては、ハクビシン対策に蚊取り線香の使用はオススメできません。
なぜなら蚊取り線香のような害虫対策用の成分では、ハクビシンのような哺乳類には無効だからです。
ハクビシンを追い出したい場合には、害獣用の獣よけ線香を使用しましょう。
ただし獣よけ線香はハクビシン対策に有効であるのと同時に、人間にとっても強力な成分なので注意が必要です。
またハクビシンは再侵入を繰り返すので、将来的な被害のリスクもゼロにするには侵入経路の封鎖が必要です。
侵入経路封鎖の際には自力での対処よりも、専門家への依頼をオススメします。
害獣BUZZでは現地調査が無料で、お客様のご予算やご希望に合わせて最善のプランをご提案します。
また納得してもらえるまでプランは何度でも考え直しますので、費用を抑えて確実なハクビシン駆除を行うことができます。
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