ネズミのフンの特徴や対策は?フンや尿に対処すべき理由も解説

ネズミのフンの特徴や対策は?フンや尿に対処すべき理由も解説

「家の中で何らかの動物のフンを見つけたが、もしかしたらネズミのものかもしれない……。こんなとき、どのように対処すればよいのか分からない」とお困りではないでしょうか。

家の中に黒いご飯粒のような形のものが落ちている場合、それはネズミのフンかもしれません。ネズミのフンが家にあると、衛生面・健康面で被害を受けるおそれがあるため、一刻も早く処理しましょう。

また、ネズミのフンがあるということは、家の中にネズミが入り込んでいることを意味するので、速やかに駆除することが大切です。

そこで今回は、ネズミの種類別にフンの特徴を分かりやすく解説します。ネズミのフンと似ているものや適切な処理方法についても紹介していますので、フンがある状況を解決したい方は、ぜひ本記事をご活用ください。

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種類別!ネズミのフンの特徴

ネズミのフンの特徴

家の中に侵入してくるネズミは、大まかに「ドブネズミ」「クマネズミ」「ハツカネズミ」の3種類です。ネズミの種類によってフンの特徴が異なります。

ここからは、ネズミの種類別にフンの特徴を順番に解説します。それぞれの特徴を把握し、自宅に落ちているフンをした動物の特定にお役立てください。

ドブネズミのフンの特徴

ドブネズミのフンは、1~2cm程度の大きさです。3種類のネズミの中でも、ドブネズミは最も大きな体をしていて、フンのサイズも最大とされています。

形状は、太くて丸みがあるのが特徴的です。フンの色はこげ茶色もしくは灰色で、強いニオイを放っている傾向があります。

クマネズミのフンの特徴

クマネズミのフンは、6mm~1cm程度の大きさをしています。落ちているフンが散らばっている場合が多く、形状は細長いのが特徴的です。フンの色は、茶色や灰色をしています。

ハツカネズミのフンの特徴

クマネズミのフンは、4~7mm程度の大きさをしています。3種類のネズミの中でも、ハツカネズミの体は最も小さく、フンのサイズも小さいです。

フンの形状は両端がとがっているのが特徴的で、米粒に似ています。フンの色は茶色です。

参考:アース製薬「これって何のフン?」

ネズミのフンと似ているもの

ネズミのフンと似ているもの

ここまでの説明で、ネズミのフンの特徴を理解できたはずです。ただし、ネズミのフンと似ているものも多くあります。似ているものの特徴も把握しておくことで、ネズミのフンとの見極めができるようになるでしょう。

ネズミのフンと似ているものは、主に以下の3つです。

  • アブラコウモリのフン
  • トコジラミのフン
  • ゴキブリのフン

それぞれの特徴を順番に解説します。

アブラコウモリのフン

家の中に侵入してくるコウモリの大半は、アブラコウモリ(別名:イエコウモリ)と呼ばれる種類のコウモリだと言われています。

アブラコウモリのフンは、5mm~1cm程度の大きさです。フンの色は茶色で、ネズミのフンと非常に似ていますが、昆虫と主食とするためにパサパサしている点に特徴があります。

ちなみに、コウモリは「鳥獣保護管理法(鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律)」という法律により無許可での殺傷を伴う駆除・捕獲が禁止されています。

合法的かつスムーズにコウモリを駆除したい場合、専門の駆除業者に依頼することが望ましいです。

参考:鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律

トコジラミのフン

トコジラミ(別名:ナンキンムシ)のフンは、2mm程度の大きさです。フンの色は黒色のほか、血を吸うため赤茶色をしていることもあります。シミのように家具の裏や隙間などに点在しているのが特徴的です。

ゴキブリのフン

ゴキブリのフンも、種類によって特徴が異なります。

例えば、クロゴキブリのフンは、2~2.5mm程度の大きさをしています。フンの色は茶色もしくは黒色です。小さな点のような見た目で、特にニオイは感じられません。

一方で、チャバネゴキブリの場合、フンの大きさは1mm程度と非常に小さいです。茶色や黒色をしている点は、クロゴキブリと共通しています。小さな点でゴミのような見た目をしているのが特徴的です。

ネズミのフンの処理方法や注意点

ネズミのフンの処理方法や注意点

ネズミのフンには、病原体やノミ・ダニなどが含まれているおそれがあります。これらに触れると、感染症にかかったり、ダニ刺されやアレルギー症状などに悩まされたりする危険性があるため、ネズミのフンは適切に処理しなければなりません。

本章では、ネズミのフンの処理方法と注意点について、以下の4つのステップに沿って順番に解説します。

  1. ゴム手袋・マスク・濡れた布などを用意する
  2. フンの処理前に撮影・メモをしておく
  3. 処理後は消毒を行う
  4. 衣服・カーテン・カーペットなどを洗濯する

それぞれのポイントを把握し、ネズミのフンを適切に処理しましょう。

ゴム手袋・マスク・濡れた布などを用意する

ネズミの糞尿を処理する際は、絶対に素手で触らないようにしましょう。ゴム手袋とマスクをしっかりと着用してください。なぜなら、ネズミの糞尿には、さまざまな感染症を引き起こす病原体や寄生虫などが含まれているからです。

実際、ネズミから受ける最も危険な被害は、家にある食料を食べられることよりも、病原体や寄生虫を持ち込まれる可能性があることだと言われています。

被害の一例を挙げると、サルモネラ菌が原因で吐き気・高熱・下痢などの症状が出るリスクや、レプトスピラ菌による黄疸・出血・肝障害のリスクなどです。ダニ刺されの症状や、ダニやノミのフン・死骸を吸い込むことによるアレルギー疾患の発症リスクもあります。

これらの被害を避けるためにも、ゴム手袋・マスクを必ず着用してください。

また、ネズミのフンを処理する際は、掃除機の使用を避けましょう。掃除機を使うと、細かい糞や病原体などが部屋中に飛び散る可能性があります。掃除機の代わりに、使い捨て用の濡れた雑巾でしっかりと拭き取ることが望ましいです。

参考:東京都福祉保健局「Ⅲ 被害の実態」
   田辺三菱製薬「【虫刺され】『ダニ』に刺されたらどうすれば?症状、対策、予防法を解説」
   医療法人社団 杉本クリニック「秋こそダニ対策 フン・死骸 増えるアレルギー」

フンの処理前に撮影・メモをしておく

フンを処理する前に、ネズミのフンの場所・大きさ・形状といった情報をしっかりと記録しておくことがオススメです。携帯電話やスマートフォンなどでフンを撮影しておくと、後から被害状況や侵入経路を調査する際に役立ちます。

写真を撮影する際は、糞尿だけでなく、周囲の状況も一緒に写しましょう。何かをかじられたような痕跡があれば、それも写真に撮影しておくことが望ましいです。

このようにして記録を残しておくと、後で駆除業者に依頼する場合にも役立ちます。業者が状況をすぐに把握できるので、効率的な駆除作業につながるでしょう。

処理後は消毒を行う

ネズミのフンを片付けた後は、必ず消毒作業を行いましょう。ただ水拭きするだけでは、十分な消毒にはなりません。キッチンハイターをはじめとする塩素系漂白剤またはアルコールスプレーを使ってしっかりと消毒することが重要です。

なお、消毒の際に「アルコール」と「エタノール」のどちらを選ぶべきか迷う方も多いですが、いずれも効果的な消毒剤です。エタノールもアルコールの一種なので、どちらも消毒作業に使えます。

衣服・カーテン・カーペットなどを洗濯する

消毒作業が完了した後は、服に微細なゴミや糞が付着していないかしっかり確認し、必要に応じて洗濯してください。

カーテン・マット・カーペットなども、可能ならば洗濯しましょう。なぜなら、水拭きだけでは取りきれない、目に見えない病原体や寄生虫などが存在する可能性があるためです。

フンや尿を放置しておくリスク

フンや尿を放置しておくリスク

ネズミの糞尿を放置しておくと、深刻な被害を受けるリスクがあります。具体的には、以下の被害に注意しなければなりません。

  • 健康被害
  • 経済的被害

それぞれの被害の内容を把握し、糞尿を放置することなく、確実に処理することを心がけましょう。

健康被害

前述のとおり、ネズミの糞尿には危険な病気を引き起こす病原体や寄生虫が含まれています。糞尿を放置しておくと、病原体や寄生虫が空気中に広がることもあるので、特に注意が必要です。

空気中に病原体が広がる現象を「エアロゾル」と呼びます。エアロゾル化した病原体が人やペットの体内に入れば、深刻な感染症にかかりかねません。健康被害を未然に防ぐためには、ネズミの糞尿を見つけたら早急に処理することが大切です。

経済的被害

ネズミの糞尿は、人やペットの健康だけでなく、家そのものにもダメージを与えます。例えば、糞尿がたまっている場所にシミができると、家の価値が下がってしまいかねません。それだけでなく、修理やリフォームが必要になる場合もあります。

また、家具や換気扇などにネズミの糞尿が付着したら、そのまま使い続けるわけにいかなくなるでしょう。多くの場合、新しいものに買い替えるか、部品を交換する必要性が出てきます。こうした経済的被害を受けないためにも、ネズミの糞尿は早急に処理しなければなりません。

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ネズミのフン被害を再発させない方法

ネズミのフン被害を再発させない方法

ネズミのフンを適切に処理したとしても、根本的な解決には至りません。依然として家の中にネズミがいる可能性があるうえに、別のネズミが家の中に入ってきてフンをするリスクもあります。

被害を根本的に解決するためには、追い出しもしくは殺処理によりネズミが家の中にいない状況を作ったうえで、侵入経路を封鎖しなければなりません。

上記の対策は、自力で行うことも可能です。とはいえ、市販されているネズミ駆除アイテムを適切に活用したとしても、必ずしも追い出し・殺処理の効果が出るとは限りません。

また、ネズミは体が小さく、家のあらゆる隙間から侵入してくるおそれがあるため、すべての侵入経路を発見・封鎖するのは専門家でなければ難しいです。

以上の理由から、確実かつスムーズにネズミ被害の解決を図りたいなら、プロの駆除業者に依頼することをオススメします。

効果的なネズミ対策の方法について、詳しくは以下の記事で解説していますので、併せてご覧ください。

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ネズミを追い出して被害をなくすのは、実際に自力でやってみると非常に難しいことが分かります。お客様の中には何度もネズミに再侵入されてしまい、依頼前にネズミによる被害がかなり深刻化してしまった方も少なくありません。

その点、当社は「一般社団法人 日本有害鳥獣駆除・防除管理協会」に所属しており、市販のものよりもさらに高い効果がある協会オリジナルの薬剤を使用できます。

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まとめ

家の中に黒いご飯粒のような形のものが落ちている場合、それはネズミのフンかもしれません。ネズミのフンが家にあると、衛生面・健康面で被害を受けるおそれがあるため、一刻も早く処理しましょう。

ただし、ネズミのフンを適切に処理したとしても、根本的な解決には至りません。依然として家の中にネズミがいる可能性があるうえに、別のネズミが家の中に入ってきてフンをするリスクもあります。

ネズミ対策は自力で行うことも可能ですが、駆除・再発防止策の徹底は難しいのが実情です。確実かつスムーズにネズミ被害の解決を図りたいなら、プロの駆除業者に依頼することをオススメします。

害獣BUZZでは現地の調査や見積りを無料で承っておりますので、「もしかしたらネズミのフンがあるかもしれない」「今後ネズミ被害に悩まされたくない」と思われている方は、お気軽にお問い合わせください。

この記事を書いた人

Sato

害獣BUZZ編集部の佐藤カズキです! 2019年にライター活動を開始し、エビデンスに基づき、お客様の不安に寄り添った記事を届けています。自宅にコウモリが侵入し慌てた経験アリ。趣味は映画鑑賞で、サスペンスを中心に年間100本以上の作品を観ています。

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