【手順別】ネズミ駆除は自力で簡単にできる!粘着シート・忌避剤の使い方も解説

「夜中に天井からカサカサ音がする…」「キッチンにフンらしきものを見つけた」そんなお悩みを抱える方は多いのではないでしょうか?ネズミは家屋に深刻な被害をもたらす害獣であり、柱や壁をかじって建物の耐久性を損なったり、配線を断線させて火災の原因となることもあります。
しかし、すぐに業者に依頼するのはハードルが高いと感じる方も多いかもしれません。
本記事では、ネズミの駆除を簡単に自力で行いたいという方に向けて、手軽で効果的な対処法を紹介します。具体的な駆除方法の手順から注意点、プロに頼るべき判断基準についても紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
自力で簡単にできるネズミ駆除方法

ネズミは非常に警戒心が強く、繁殖力も高いため、被害が拡大する前に素早く対処する必要があります。
ここでは、自力で簡単にできるネズミ駆除の方法を3つ紹介します。いずれも専門的な知識や道具を必要とせず、初心者でも実践しやすいため、まずは一度試してみてください。
粘着シート
ネズミ駆除で最もポピュラーで安価な方法が、粘着シートです。ネズミがよく通るルートに粘着シートを設置するだけで、強力な粘着力によって動きを封じることができ、駆除に繋げられます。
粘着シートは薬剤を使わないため、小さな子どもやペットがいる家庭でも安心して使用できる点も魅力です。また、設置することでネズミの移動経路が可視化され、出没エリアの特定にも役立ちます。
さらに、他の駆除手段と組み合わせて使うことで、より効果的な対策が可能です。
設置場所は、壁沿いや暗い場所、キッチンの裏などネズミの通り道がベストです。複数枚を並べて設置すると成功率が上がります。
ただし、捕獲後の処理には注意が必要です。ネズミが粘着シートにかかって動けなくなった場合には、そのまま放置せず速やかに処分する必要があります。処理の際には、ゴム手袋やマスクを着用し、新聞紙などで包んでから密閉できる袋に入れ、衛生面に十分配慮しましょう。
忌避剤
忌避剤も、ネズミを遠ざけるのに有効な方法です。忌避剤とは、ネズミが本能的に嫌がる臭いや刺激を利用して、遠ざけるための対策アイテムです。忌避剤を使うことで、ネズミに「ここは危険な場所だ」と認識させ、巣作りや侵入を諦めさせることが期待できます。
市販されている忌避剤にはさまざまなタイプがあります。使用場所や目的に応じて最適なタイプを選びましょう。
忌避剤の種類 | 特徴 |
スプレータイプ | 家具の隙間や壁裏に直接噴霧する。狭い場所にも届きやすく即効性がある。 |
固形タイプ | 屋根裏や床下などに置くだけで長期間効果を発揮する。持続性に優れる。 |
天然成分タイプ | ハッカ油や木酢液などを使用している。子どもやペットがいる家庭でも安心。 |
これらの忌避剤は、ホームセンターやドラッグストアの害虫・害獣対策コーナーで手軽に購入できます。また、通販サイトでも種類豊富に取り扱われており、レビューを参考に選ぶことも可能です。
使用する際は、ネズミの気配がある場所を中心に、複数個所に設置または噴霧するのが効果的です。ただし、忌避剤は時間の経過とともに効果が薄れていくため、定期的な再設置や補充が必要になります。
ネズミの侵入経路が分かっている場合は、その周辺を重点的にカバーすることで、より高い追い出し効果が期待できます。
簡易的な侵入経路の封鎖
ネズミは、直径2cm程度のわずかな隙間でも侵入できるほど柔軟な身体を持っています。そのため、家全体の隙間をすべて塞ぐのは難しいです。とはいえ、換気扇・通風口まわりや配管と壁の接合部、天井裏や床下の開口部といった、ネズミが好んで出入りする「主要な侵入口」を特定して封鎖するだけでも、被害を減らすことは可能です。
封鎖には、次のような市販されている封鎖資材を活用しましょう。
封鎖する場所 | 封鎖資材 | 封鎖方法・特徴 |
換気扇や通風口 | ステンレス製の金網 防鼠パンチングメタル | 針金・結束バンドで固定する。 通気を確保しながら侵入を防げる。金属製でネズミが噛み切れない。 |
配管周辺の隙間 | パテ 防鼠パッキン | 隙間に詰めて固める。 施工が簡単で密閉性が高く、ネズミがかじっても破壊されにくい。 |
玄関ドア下部や隙間 | 防鼠ブラシ 隙間テープ | 粘着テープで簡易固定する。 施工が簡単で手軽。隙間を物理的に塞ぎ、再侵入を防止する。 |
ネズミの出入りが疑われる場所を中心に、まずは目視で確認しやすい範囲から対策を始めるのが現実的です。完全に封鎖するのは難しくても、主要な侵入口を塞ぐだけでもネズミ被害の抑止効果が期待できます。
自力でネズミ駆除を試す際におすすめの順番

ネズミ駆除は、手順や順番を間違えると効果が薄れてしまうこともあります。特に「簡単さ」を重視する場合は、効率よく進められる順序で対処することが重要です。
ここからは、自力でネズミ駆除を試す際におすすめの順番を詳しく紹介します。
STEP1. 粘着シートを設置
最初のステップとして、粘着シートを使ってネズミの動向を把握します。これは実際に捕獲するだけでなく、被害範囲を可視化するためにも役立ちます。1日〜数日で効果が出ることも多く、設置が簡単でコストも抑えられます。
粘着シートだけでネズミがいなくなれば、それ以上の対策は不要です。手間をかけずに高い効果が期待できるため、最初の一歩としてまずは始めてみてください。
STEP2. 忌避剤でネズミを追い出し
粘着シートを使っても効果が得られなかった場合、次のステップとして忌避剤の使用がおすすめです。忌避剤は、ネズミが巣を作っている可能性がある場所や、よく通るルートに直接作用させることで、ネズミにとって居心地の悪い環境を作り出します。
例えば、天井裏や壁の隙間、キッチンの収納棚の奥など、ネズミが潜んでいそうな場所にスプレータイプの忌避剤を噴霧することで、ネズミはその場所に近づかなくなります。また、通気口や床下の開口部など、風通しのある場所には固形タイプを置いておくと、持続的に効果を発揮します。
天然成分を使った忌避剤なら、小さな子どもやペットがいても安心して使用できます。重要なのは「ネズミの動線を想定して使うこと」と「定期的に補充・再設置すること」です。特に寒くなる季節や繁殖期の前後など、ネズミの活動が活発になる時期には重点的に使用すると効果的です。
一度に広範囲へ使うのではなく、まずはネズミの被害がある場所を絞り込み、そこに集中して忌避剤を配置することで、効率よく追い出しが行えます。
STEP3. 重要ポイントだけ封鎖
最後のステップとして取り組むべきは、ネズミの再侵入を防ぐための封鎖作業です。ただし、家全体を封鎖するのは手間がかかり、専門的な知識も必要になります。そのため、すべてを塞ごうとするのではなく、まずはネズミの出入りが確認された場所や、目視で明らかに隙間の大きい箇所に絞って対策していくのがよいでしょう。
例えば、粘着シートや忌避剤の設置でネズミの動線が特定できた場合、その周辺の隙間や穴を重点的に塞ぐようにします。特に気をつけたいのは、換気扇や排水管の周辺、壁と床の境目、エアコンの配管まわりなどです。こうした場所は見落としがちですが、ネズミが好んで通るルートでもあります。
そして、「封鎖は最後に行う」というのがポイントです。もし家の中にネズミが残っている状態で完全に封鎖してしまうと、屋内に閉じ込めることになり、別の被害(死骸の腐敗や糞尿の拡大)を招く恐れがあります。
そのため、追い出しが済んだと確信できたタイミングで、最小限から封鎖を始め、様子を見ながら徐々に対策範囲を広げていくのが理想です。
自力でネズミ駆除をする際の注意点

ネズミ駆除は見た目よりも衛生的・心理的に負担が大きい作業です。安全性を確保しながら行うために、以下2点を押さえておく必要があります。
- 死骸や糞尿を処理する際の注意点
- ゴミとして処理する際の注意点
死骸や糞尿を処理する際の注意点
ネズミの死骸や排泄物には、病原菌や寄生虫が潜んでいる可能性があり、放置すれば感染症や悪臭の原因になります。そのため、処理の際は万全の衛生対策を講じる必要があります。
まず、作業前にはマスクを着用して口や鼻をしっかり保護し、ゴム手袋をつけて直接の接触を防ぎます。処理の際は、死骸やフンを新聞紙やキッチンペーパーなどで丁寧に包み、二重のビニール袋に密閉してから廃棄してください。
作業した周辺は、消毒用アルコールまたは次亜塩素酸ナトリウム(市販の塩素系漂白剤を希釈したもの)を使って、しっかりと拭き取り除菌しましょう。フンが乾燥して粉状になっている場合は、吸い込まないように十分注意し、水で湿らせてから拭き取ると安全です。
さらに、処理に使用した手袋やマスク、使い捨ての雑巾などは可燃ゴミとして密封して処分し、作業後には石けんでの手洗いやうがいを徹底してください。特に免疫力の低い高齢者や乳幼児がいる家庭では、感染予防の観点からも細心の注意を払うことが大切です。
「フンを見つけたけど、ネズミかどうか分からない」そんな方は、ネズミのフンの特徴について以下で解説していますので、ぜひ参考にしてください。
ゴミとして処理する際の注意点
ネズミの死骸やフンを処分する際は、自治体ごとのルールを必ず確認してください。多くの自治体では可燃ごみとして出せますが、地域によっては動物の遺体は別途回収が必要な場合もあります。
トラブルを避けるためにも、事前に市役所や清掃センターの案内を確認しておくと安心です。また、処理時は他のゴミと混在しないよう、二重袋にして密封するなどの工夫が必要です。
自力でのネズミ駆除が難しいと感じたら?

ネズミ駆除は、一見シンプルに思えても実際には難易度の高い作業です。特に、何度駆除しても再発する、どこに巣があるのか分からない、死骸やフンの処理に困っているといったケースでは、自力対応には限界があります。
無理に続けて状況が悪化する前に、専門業者に相談することも検討してみましょう。
プロに依頼するかどうかの判断基準
以下のような状況が見られる場合は、個人での対応は難しいため、専門の駆除業者への相談をおすすめします。
- 駆除を試みても短期間で再発してしまう
- ネズミの侵入経路や巣の位置が特定できない
- 死骸やフンの量が多く、衛生的な処理が困難
プロはこれまでの経験と豊富な知識をもとに、ネズミの侵入経路や種類を的確に特定し、状況に応じた最適な駆除と再発防止策を講じることができます。自分で繰り返し試行錯誤するよりも、確実性と衛生面の安心感を優先できる賢明な判断といえます。
駆除業者を選ぶ際のポイント
信頼できる駆除業者を見つけるには、以下のような項目を確認すると安心です。
- 現地調査・見積もりが無料かどうか
- 保証付きのアフターサービスがあるか
- 駆除手法や薬剤について丁寧な説明があるか
- 強引な契約を迫らない誠実な対応か
口コミや評判も参考にしながら、対応の丁寧さや施工後のフォロー体制、トラブル時の対応など、実際に利用した人の声を確認すると安心です。
また、価格だけでなく、使用する薬剤の安全性や再発防止策の提案力、スタッフの対応品質といった、総合的な信頼性を重視して選ぶようにしましょう。
ネズミ駆除業者の選び方については、以下の記事でより詳しく解説しています。
ネズミ駆除は害獣BUZZにおまかせください!
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最大の特徴は、調査から施工、再発防止までをすべて自社のスタッフが一貫して対応している点です。そのため、仲介業者を介した場合に発生する中間マージンが不要で、費用面でも安心して依頼できます。
また、画一的なプランではなく、現地の被害状況に応じて柔軟に対策を設計してくれるため、それぞれの家庭に合った最適な方法で対応してもらえるのも大きな魅力です。
害獣BUZZは初回相談や見積もりは無料なので、「相談だけでもしてみたい」という方も、ぜひお気軽にご相談ください。
まとめ
ネズミは放置しておくと健康被害や建物の損傷など、生活に深刻な悪影響を及ぼします。被害が小さいうちに対処することで、手間も費用も大幅に抑えられます。
粘着シートや忌避剤、侵入口封鎖といった自力でできる対策は、簡単かつ費用も抑えられるため、初めての方にも取り組みやすい方法です。ただし、効果が出にくいケースや再発を繰り返す場合は、プロの力を借りることも選択肢の一つとして考えましょう。
害獣BUZZでは、無料の現地調査を行っているため、ネズミの被害でお困りの際はぜひ一度ご相談ください。
運営元情報
サイト名 | 害獣BUZZ |
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販売会社 | 株式会社リブシー |
代表取締役 | 金谷康生 |
電話番号 | 0120-987-601 |
所在地 | <関東本社> 東京都新宿区西新宿3-3-13-2F <埼玉支店> 埼玉県朝霞市上内間木262-5 <東海支店> 愛知県愛知県名古屋市港区秋葉1-28-1 <関西支店> 大阪府大阪市生野区巽中1-2-4-A <中四国営業所> 岡山県岡山市北区中山下1-11-15-402 |
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