ネズミ駆除は自分で簡単にできる!プロが教える7つの方法と手順【完全ガイド】

「天井から物音がする」「キッチンにフンが落ちている」など、ネズミ被害に悩んでいませんか。
ネズミ駆除は初期段階であれば自分でも十分対応可能で、正しい手順と道具を使えばより確実に行えます。
ただし、駆除の手順を誤ったり、侵入経路を放置したままにしてしまうと、効果が半減してしまうだけではなく、最悪の場合は再侵入によって被害が繰り返される恐れがあります。
この記事では、初心者でも自分で簡単に実践できるネズミ駆除の方法と流れを分かりやすく解説します。
目次
まず確認!ネズミがいるか見極める4つのラットサイン

見逃しがちなサインを把握することで、無駄な対策を防げます。
- フン
- 黒いこすり跡
- かじり跡
- 足跡や足音
複数当てはまる場合は、すでに住み着いている可能性が高いです。
フン
ネズミのフンは小さい米粒型ですが、種類によって若干サイズが変わります。
発見場所によって活動範囲や侵入経路の目安になります。
新しいフンほど湿っているため、被害の進行度も判断できます。
日本に生息するネズミの中で住宅に侵入するネズミは3種類です。
発見したフンからネズミの種類を見分けるポイントを以下の表にまとめています。
| 種類 | クマネズミ | ドブネズミ | ハツカネズミ |
| 大きさ | 6〜10mm | 10〜20mm | 3〜6mm |
| 形状 | 細長く先端が尖る | 整った楕円型 | 小さく粒状 |
| 発見される場所 | 高所 | 水回り | 暗所 |
| 量 | 点々と散らばる | 一か所に集中 | 広範囲に散らばる |
| におい | ツンとした刺激臭 | ツンとした刺激臭 | 独特なにおい |
| よく出る場所 | 天井裏・屋根裏 | 床下・庭・排水周辺 | 台所・収納・室内全体 |
| 行動の特徴 | 高所移動が得意で警戒心が強い | 力が強く地面を掘る | 小回りが利き繁殖力が高い |
フンの特徴と発見場所を組み合わせることで、より正確に種類を見極めることができます。
黒いこすり跡
壁や家具に黒い線状の汚れが見られる場合、それはネズミの通り道である可能性が高いです。
ネズミは同じ経路を繰り返し移動する習性があり、その際に体表の皮脂や付着した汚れが壁面に擦れて蓄積し、黒いこすり跡として残ります。
この痕跡はネズミの行動パターンを把握するうえで非常に重要な手がかりとなるため、観察ポイントとして活用しましょう。
かじり跡
柱や家具、電気コードなどに細かい削れや傷が確認できる場合、ネズミによるかじり行動の可能性があります。
ネズミの歯は伸び続けるため、長さを調整する目的で様々なものをかじる習性があります。
特に電気配線がかじられると、被覆の損傷によってショートや発火を引き起こし最悪の場合火災につながる可能性もあります。
足跡や足音
天井裏や壁の内部からカサカサ、コトコトといった物音が聞こえる場合、ネズミが活動している明確なサインといえます。
特にネズミは夜行性のため、人の活動が少なくなる夜間に音が活発になる場合は早期に対応が必要です。
また、足跡や移動音の発生場所を把握することで、潜伏箇所や侵入口の特定にもつながります。
庭にネズミの穴や糞を見つけた場合の対処法も、ぜひあわせてご覧ください。
自分で簡単にできるネズミ駆除7つの方法【比較表付き】
ネズミ駆除に必要なグッズはホームセンターで比較的簡単に揃えることができます。
自分でネズミ駆除を行う場合は複数のアイテムや方法を組み合わせることで成功率を高めていきます。
| 方法 | 費用目安 | 即効性 | 難易度 | ペット可否 |
| 粘着シート | 500〜2,000円 | 中(設置後すぐ効果は出るが捕獲まで時間差あり) | 低 | △(誤って接触・誤捕獲の危険あり) |
| 殺鼠剤(毒餌) | 800〜3,000円 | 中〜低(数日〜1週間程度で効果) | 低〜中 | ×(誤食リスクが高く注意必須) |
| 忌避剤 | 800〜2,500円 | 低(追い出し目的のため即効性は弱い) | 低 | ○(製品により比較的安全だが使用量注意) |
| くん煙剤(バルサン) | 1,000〜3,500円 | 高(使用直後に追い出し効果あり) | 中(事前準備が必要) | △(使用中は退避必須・残留成分に注意) |
| 超音波機器 | 2,000〜8,000円 | 低(個体差あり・慣れの問題あり) | 低 | ○(基本的に無害だがペットが嫌がる場合あり) |
| 捕獲器 | 1,500〜5,000円 | 中(設置後捕獲まで時間差あり) | 中 | △(接触・誤作動の可能性あり設置場所注意) |
| 侵入口を封鎖 | パテ500〜1,500円/金網1,000〜3,000円 | 高(再侵入防止で長期効果) | 中〜高(場所特定が難しい) | ○(基本的に安全・環境依存) |
粘着シートで捕獲する
粘着シートはネズミ駆除の基本で、自分で簡単に設置できます。
比較的安価で手に入るため、初期対策として導入しやすい方法です。
壁際に複数枚連続して設置すると捕獲率が高まります。
殺鼠剤(毒餌)で駆除する
毒餌を摂取させて駆除する方法です。
主に即効性タイプと遅効性タイプがあります。
どちらもメリット・デメリットがありますので、使用する際は説明書をよく読んで選ぶようにしましょう。
忌避剤で追い出す
スプレーなどでネズミが嫌がる匂いを散布して追い出す方法です。
捕獲せず環境から排除したい場合に有効です。
比較的手軽で簡単に使えるため再発予防にも効果があります。
侵入口や活動痕の周辺に重点的に使用すると効果的です。
くん煙剤(バルサン)で追い出す
バルサンやくん煙剤は、部屋全体に有効成分を行き渡らせネズミを追い出すための方法で、天井裏や壁内など見えない所にも効果があります。
ただし、使用前には火災報知器に養生カバーをかぶせるなど安全対策が必要です。
バルサンの正しい使い方や効果の限界については、以下の記事で詳しく解説しています。
超音波器で追い出す
ネズミが嫌がる周波数の超音波を発生させる機器です。
高周波の超音波であるため、人間には感知できず害はありませんが、ペットがいるご家庭は注意が必要です。
設置は簡単ですが、単独よりも他の防除手段との併用が推奨されます。
超音波ネズミ駆除器のおすすめ商品や正しい置き方は、以下の記事をご覧ください。
捕獲器で捕まえる
カゴ型やバネ式装置により個体を物理的に捕獲します。 ベーコンやチーズなど匂いの強い食品を餌として使用しおびき寄せて捕まえます。
侵入口を封鎖する
外壁の隙間や配管周辺などの侵入経路を物理的に遮断する方法です。
再侵入予防の根本対策として最も重要な工程です。
金網やパテなど耐久性の高い資材で確実に封鎖する必要があります。
自分でネズミ駆除を始める正しい手順【3ステップ】

ネズミ駆除は順番が非常に重要です。
手順を誤ると、かえって被害を長引かせたり、新たなトラブルを招く可能性もあります。
効率的かつ安全に進めるために、「捕獲と駆除」→「追い出し」→「侵入防止」という流れを理解しておきましょう。
- 捕獲と駆除
- 追い出し
- 侵入防止
STEP1:粘着シート+殺鼠剤で捕獲・駆除
まずは、現在家の中にいるネズミの個体数を減らしましょう。
粘着シートによる物理的な捕獲と、毒餌(殺鼠剤)による駆除を併用することで、効率的に数を減らせます。
STEP2:忌避剤・くん煙剤で追い出し
次に、捕獲しきれずに残っているネズミを外へ追い出します。
忌避剤やくん煙剤など、広範囲に作用するツールを使用します。
この段階では完全に屋内からいなくなった状態を目標にし、中途半端に終わらせないように注意しましょう。
STEP3:侵入口の封鎖で再発防止
最後に、ネズミの侵入経路を特定し、確実に封鎖します。
必ず追い出しが完了してから封鎖するようにしてください。
もし家の中にネズミが残った状態で侵入口を塞いでしまうと、逃げ場を失ったネズミが屋内で死んでしまい、その死骸が腐敗して悪臭や衛生問題を引き起こすリスクがあります。
こうした二次被害を防ぐためにも、駆除工程の順番には十分に注意しましょう。
ネズミ駆除グッズはどこで買う?ホームセンター活用術

自分でネズミ駆除をする際に必要な道具はホームセンターで揃います。
- 捕獲用品
- 薬剤系
- 補修用品
粘着シート|費用目安:500〜2,000円程度
上で紹介したように粘着シートは、ネズミの行動経路に設置して物理的に捕獲するための基本アイテムです。
使い方のポイントはラットサインから割り出したネズミの活動経路の壁際や通り道に沿って複数配置することです。
ネズミは警戒心が強いため、1枚だけでは回避される可能性があります。数を増やしたり、置き方を工夫して設置しましょう。
殺鼠剤・忌避剤|費用目安:800〜3,000円程度
殺鼠剤や忌避剤は粘着シートなどの捕獲用アイテムと並行して使用することで駆除効率を高めてくれます。
最近では、ペットや小さなお子様への影響に配慮した成分の製品も多く販売されているため、ご家庭の環境に応じて適切なものを選びましょう。
補修用品(パテ・金網)|費用目安:パテ500〜3,000円程度
配管周りや壁のひび割れなど細かい部分の補修にはパテを使用するのが有効です。
一方、通気口や床下の開口部など比較的大きな穴には金網が有効です。
金属製で耐久性が高く、ネズミがかじって再侵入するのを防ぐ効果もあります。
ホームセンターで買えるおすすめグッズや店舗別の品揃えは、以下の記事で詳しく紹介しています。
自分でやる場合の費用と業者に頼む場合の相場

ズミ駆除は、軽度の被害であれば市販の対策グッズやDIYでも対応可能ですが、繰り返し侵入されている場合や被害が拡大している場合は専門業者に相談するのが確実です。
以下は業者に依頼した場合の費用相場です。
| 自分で駆除する | 専門業者に依頼する |
| 約数千円〜1万円 | 約4万〜6万円 |
価格は被害の程度によっても変動するため、気になる方は相談や見積もりを依頼してみましょう。
一部の自治体ではネズミ駆除に関する助成金制度が用意されていることもあり、条件を満たせば費用負担を軽減できる可能性があります。
業者に依頼した場合の費用内訳や安く抑えるコツは、こちらの記事で解説しています。
また、ネズミ駆除に使える助成金や自治体の支援制度についても、以下の記事にまとめています。
自力でネズミ駆除をする際の注意点

自分でネズミ駆除を行う際は、作業の効果だけでなく安全面の対策も考慮しましょう。
ネズミは病原菌を持っている可能性があるため、安全対策が不十分だと感染症などの健康被害につながる恐れがあります。
以下に安全対策のポイントをそれぞれまとめました。
- 衛生管理
- 感染症対策
- 薬剤の扱い
- ゴミ処理
衛生管理
ネズミの死骸や糞尿を処理する際は、必ずゴム手袋とマスクを着用し、直接触れないようにします。
処理後はアルコールや消毒剤で周囲を徹底的に消毒してください。
素手での処理は厳禁です。
感染症対策
ネズミはサルモネラ菌やレプトスピラ症などの病原菌を保有している可能性があります。
乾燥した糞尿でも粉じんとして空気中に舞い、それを吸い込むだけで感染するリスクがあります。
作業時は換気を行い、マスクや手袋などの基本的な感染対策を忘れないでください。
薬剤の扱い
殺鼠剤や忌避剤は、誤飲や接触事故のリスクがあるため特に注意が必要です。
ペットや小さな子どもの手が届かない場所に設置し、必要に応じて安全性の高い製品を選ぶことが重要です。
ゴミ処理
ネズミの死骸や汚染物は基本的には一般ごみとして出せる場合が多いですが、中には特別な処理が必要な地域もあるため、事前に確認しておきましょう。
ルールを守らず処理してしまうと衛生問題やトラブルの原因になりかねません。
被害状況によっては専門業者に依頼する方が安全かつ確実なケースもあります。
業者費用の相場と比較しながら、負担と安全性のバランスを検討することがポイントになります。
自分での駆除が難しい…プロに依頼すべき判断基準

ネズミ駆除は初期対応で改善するケースもありますが、状況によっては自力での対応が難しく、専門業者に依頼した方が安全かつ確実な場合があります。
以下のいずれかに当てはまる場合は、業者への相談を推奨します。
- 再発を繰り返す
- 数が多い
- 天井裏で繁殖している
再発を繰り返す
一度駆除しても再び痕跡が出る場合は、侵入経路が封鎖しきれていない、または巣が残っている可能性が高い状態です。
天井裏や庭、壁のひび割れなどの小さなすき間をすべて把握して塞ぐのは自力では困難です。
根本原因を特定しない限り、同じ被害を繰り返すためプロによる調査と封鎖作業が必要かもしれません。
数が多い
目撃頻度が高い、複数の個体が同時に確認できるといった状況では、すでに繁殖が進行している可能性があります。
個体数が増えるほど行動範囲も広がり、家全体に被害が拡大しやすくなるため、早急な専門的対処が必要です。
天井裏で頻繁に足音や鳴き声がする
天井裏は暗く人の目が届きにくいため、ネズミにとって非常に繁殖しやすい環境です。
断熱材の中に巣を作るケースも多く、発見が遅れると個体数が急増し、断熱材や電気配線の破損による火災リスクまで被害が及びかねません。
この段階になると、市販の駆除グッズだけでの完全な除去は困難になります。
失敗しない駆除業者の選び方や悪徳業者の見分け方は、以下の記事で徹底解説しています。
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まとめ
ネズミの気配に気づいたときは、まずフンや足音、かじり跡といったラットサインを確認し、早めに状況を把握することが大切です。
初期段階であれば、粘着シートや殺鼠剤、忌避剤などを使って自分でも比較的簡単に対処できます。
正しい順番(捕獲→追い出し→侵入防止)を守って対策すれば、再発リスクを抑えながら安全に進めることができます。
ただし、被害が繰り返されたり、自分での処理に限界を感じたら専門業者に相談する選択もあります。
「まず自分でできる範囲から始めて、難しければプロに頼る」という姿勢を持ち安全な住環境を守りましょう。
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