ネズミに殺虫剤は効果なし！利用する意味や有効な対策をプロが解説

「ネズミがいるかもしれない……殺虫剤で駆除できないかな？」

ネズミ駆除の際に、家庭に常備している殺虫剤で完結できたらノーリスク、ノーコストで済むので、上記のようなことを考える方も多いでしょう。

一方でプロとしての結論を言えば、ネズミ駆除に殺虫剤は効かず、使用はオススメできません。

本記事では殺虫剤の効果やネズミ対策としての意味、根本的なネズミ対策まで詳細にお伝えします。

ネズミの駆除方法を検討中の方や、殺虫剤がネズミ駆除に本当に効かないのか気になる方は参考にしていただければ幸いです。

0120-987-601

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ネズミ駆除に殺虫剤は効果がない

ネズミ駆除に殺虫剤は効果がありません。

なぜならば昆虫とネズミでは、毒性のある成分に対しての致死量に大幅な差があるからです。

参考：Michael L. Elliott, “Synthetic Pyrethroids,” ACS Symposium Series; American Chemical Society: Washington, DC, 1977.

また上記の表は体重1㎏に対して、どの程度の量の殺虫成分を摂取すると毒性が出現するかを示したものです。日本の殺虫剤の場合、人やペットにもほとんど無害なピレスロイド系の成分が広く使われています。

表を見ると、ピレスロイド系の成分に至っては、45mg/kgの摂取で昆虫には有害です。

一方ネズミの場合、2,000mg/kgを超えなければ理論上は平気だとわかります。

また昆虫とネズミではそもそも身体の大きさも異なるので 、実際にはこのデータの比較よりさらに効果の差が開きます。

よってネズミ駆除の際には、殺虫剤ではなく専用の忌避スプレーやくん煙剤もしくは殺鼠剤の利用を強くオススメします。　

殺虫剤はネズミが持ち込んだノミ・ダニに有効！

殺虫剤はネズミ駆除自体に効果がないことはお伝えしました。しかしネズミ被害に対して無意味というわけではありません。

なぜかというとネズミの体表に付着するノミやダニに効くからです。

ネズミが運んできたノミやダニは、住人やペットに寄生先を変えてアレルギー症状を引き起こします。

特にネズミに寄生しているイエダニは吸血性を有しており、噛まれたら強力なかゆみや感染症を引き起こす可能性が高いです。

ネズミ自体の死滅は不可能でもネズミに寄生している昆虫を死滅させることで、ネズミ被害の二次被害に対しては一定の効果は発揮できます。

ただしネズミが増え続ける限りは、ノミやダニも増え続けます。

よって原則はネズミ自体の死滅や、侵入経路を塞ぐといった趣旨の対策の方が好ましく、ベストな選択です。

ネズミには殺虫剤ではなく専用スプレーやくん煙剤を使おう

一般家庭でも使えるネズミ対策として、専用のスプレーやくん煙剤が市販されています。

両者ともに忌避剤（害虫や害獣などを近づけさせないために使用する薬剤）としての効果が高いです。

それぞれ詳細に説明します。

専用の忌避スプレー

ネズミ用の忌避スプレーには、ネズミの嫌うニオイの成分が含まれているのでネズミを遠ざける効果が期待されます。

ネズミの嫌うニオイとは、たとえば、ハッカ油、猫のニオイ成分などです。

またスプレーには

• ネズミに触れなくて済む
• ネズミ予防が行える
• 安く済む
• 事前準備が不要である

などのメリットがあり、始めるハードルの低いネズミ対策です。

また最近のスプレーには、天然の原料で構成され人間の肌に優しいスプレーも多く販売されているので安全面においても優れたメリットを有しています。

くん煙剤

くん煙剤とは有効成分を煙状にして周囲に拡散し、 害獣に直接接触や吸入させて効力を発揮する薬剤を指します。

くん煙剤もスプレーと同じく、ネズミの嫌うニオイ成分が含有されているので、忌避効果のあるネズミ対策です。

そのため

• ネズミに触れなくて済む
• ネズミ予防が行える
• 安く済む

というメリットはスプレーと同じです。

ただし部屋の隅々まで煙を届かせるために、以下のような準備が必要です。

• 屋根裏のすき間や換気扇、通風口を塞ぐ
• 家電製品やパソコンなどのデジタル機器にはカバーをかけて保護しておく

つまり、スプレーより、取り組むのに時間や手間が必要になります。

しかしスプレーと比較した際に、より広範囲に効くのは嬉しいポイントです。

認識していなかったネズミの生息場所まで忌避効果を期待できます。

したがって「最初から徹底的にネズミを追い出しておきたい」方や「スプレーの効果が薄かった」という方にはオススメの方法です。

0120-987-601

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ネズミは追い出すだけでは被害が解決しない

実は、ネズミを追い出すだけでは、根本的なネズミ対策とは言えません。

なぜならネズミは帰巣本能及び学習能力を持った動物だからです。

ネズミにとって人間の家というのは以下のようなメリットが存在します。

• 食料に困らない
• 巣作りの材料に困らない
• 繁殖後に天敵がいない

そのためこのような好環境に巣を作り定住するために、わずかな隙間や人間の手が及ばないようなところから何度も侵入を繰り返します。

特に屋根裏の断熱材などはネズミにとっても居心地が良く巣を作りやすいです。

よって侵入経路を封鎖しなければ、ネズミ対策は完成しません。

将来的な被害を防ぐには防鼠金網やパンチングメタルなどを使用した施工が再発を塞ぐことにつながります。

難しさを感じたときは、ぜひとも専門家である私たちにご相談ください。

ネズミ駆除については私たちにお任せください！

殺虫剤や忌避剤での対策はすぐに行えます。

しかしそれらはネズミ被害への一時的な対応に過ぎません。

いくら殺虫剤がダニ・ノミの死滅や、ネズミの一時的な追い出しに効果があっても、侵入経路がある限りネズミは何度も侵入を繰り返します。

つまり住居にネズミがおらず、今後も入り込めない状況を作ることのみが、根本的なネズミ被害の解決につながります。

そのためにはネズミの追い出しだけではなく、ネズミの侵入経路を封鎖することが必要不可欠です。

またネズミの侵入経路を漏れなく見つけて、すべてを封鎖するには専門家の力が必要になってきます。

「ネズミがいるかもしれない」と気づいて、早めに専門家に相談することでたとえば以下のようなメリットが得られます。

• 被害が最小限に抑えられる
• 被害を出さない予防策を実行できる
• 再発を予防できる

逆に「少しくらい大丈夫」と、たかをくくって被害が拡大すると以下のような面に影響が出てしまいます。

• 衛生面（ネズミの糞や尿による感染症や、ネズミに付着するダニ）
• 経済面（ネズミは歯を研ぐためにガス管や電線ケーブルを噛み切ってしまう）
• 精神面（夜間にネズミが天井を走り回る騒音による睡眠障害→神経過敏やノイローゼに発展）

害獣BUZZでは専門的な視点と技術により、ネズミ被害が再発しない効果的なサービスを提供可能です。

もちろん、ご予算やご希望に合わせてお客様にとって最善のプランをご提案しますので、お気軽にご相談ください。

0120-987-601

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まとめ

殺虫剤では、根本的なネズミ駆除につながりません。

またネズミの根絶には侵入経路封鎖がマストです。

そして侵入経路封鎖の際には、早期の専門家による対策が、結果として時間も手間もお金も少なく済みます。

ラットサイン（ネズミが通過した痕跡）の気づきや、ネズミ対策について関心がある方はお気軽にお問い合わせください！