アライグマを罠で捕まえるには?かからないときのコツや餌も紹介
「最近、アライグマが身近に現れて不安を感じている……。早く対策したいが、自力で罠を使って捕まえることは可能なのだろうか?」とお悩みではないでしょうか。
結論から述べると、罠を使って自力でアライグマを捕まえることは可能です。ただし、アライグマは法律で保護されている動物であり、捕獲の前に許可を得なければなりません。罠でアライグマの捕獲を成功させるには、適切な方法・コツを押さえておく必要もあります。
そこで今回は、アライグマを罠で捕まえるために知っておきたい罠の選び方や捕まえるコツを解説します。罠で捕まえる際の注意点や、捕獲後に大切な再発防止策も紹介していますので、今後アライグマ被害に遭いたくない方は、ぜひ本記事をご参考ください。
目次
アライグマの捕獲に適した罠・トラップの選び方
罠を用いてアライグマを捕獲するためには、当然ながらターゲットとなるアライグマに適したサイズ・形状のものを用いる必要があります。具体的には、アライグマが罠の中に入ることが可能で、なおかつ中で窮屈に過ごすことのないサイズ・形状の罠を選びましょう。
例えば、金額が安いという理由でネズミやイタチ捕獲向けの罠を選んでも、アライグマには小さすぎて役立ちません。
一般的に、アライグマは体長が40~60cm程度、体高が20~30cm程度あります。アライグマに限らず、この程度の大きさの害獣を捕獲する際は、箱罠が用いられるのが基本です。
箱罠は、大きく以下の2つのタイプに分かれます。
- 折りたたみ型
- ワイヤーメッシュ型
それぞれのタイプの特徴を順番に紹介しますので、ご家庭の状況に適した罠を選びましょう。
折りたたみ型
折りたたまれた状態から広げて、補強用の棒を差し込んで組み立てて使用するタイプの箱罠です。罠の中に踏み板が置かれていて、金属の棒によって踏み板と扉の金具が連結されている構造です。
アライグマが箱罠の中に入って踏み板を踏むと、扉が閉まって開かなくなります。これは、「踏み板式」と呼ばれる仕組みです。
ワイヤーメッシュ型
頑丈な素材である、ワイヤーメッシュで作られた箱罠です。人間が上に乗っても壊れないほどの強度があり、何度も繰り返し使うことが想定されています。
箱罠の中に糸を張り、アライグマが罠の内部に入って糸に触れると扉が落ちる仕組みです。
基本的には、手軽な使用感を重視するケースでは折りたたみ型、将来的に長く使用していきたいケースではワイヤーメッシュ型の箱罠を選ぶと良いでしょう。
アライグマが罠にかからないときのコツ
アライグマは賢い動物であり、罠の存在に気がついて慎重になることが多々あります。アライグマが罠にかからないときの主な原因とコツを知っておくことで、効果的な駆除が可能となるでしょう。
本章では、アライグマが罠にかからないときのコツとして、以下の2つを解説します。
- 罠を設置する場所を考え直す
- アライグマが特に好む餌に変える
それぞれのコツを把握しておき、ご家庭でのアライグマ対策にお役立てください。
罠を設置する場所を考え直す
アライグマが捕まらない場合、罠の設置場所に問題があるのかもしれません。アライグマの通り道や出入り口、餌を求めて頻繁に姿を見せる場所など、ご自身やご家族によるアライグマの目撃経験をもとに罠の設置場所を選びましょう。
アライグマの足跡を頼りに、罠を設置する場所を決めるのも良いでしょう。アライグマの足跡は、5本の長い指がある特徴的な形状をしているので探しやすいです。とりわけ水辺にはアライグマが頻繁に出没するので、重点的に調べてみましょう。
罠の設置に適した場所を見つけたら、その中でも平らな場所に罠を設置します。
アライグマが特に好む餌に変える
アライグマは知恵がある動物です。アライグマに罠の中に入ってもらうためには、好みの餌でおびき寄せる必要があります。
アライグマは雑食性でさまざまな食べ物を好みますが、とりわけ甘い果物・魚・鶏肉などが好物です。餌の鮮度も罠による捕獲の成功率に影響します。基本的に新鮮な餌は強い香りがするため、アライグマを引き寄せやすいでしょう。
また、同じ餌を続けて使用していると、アライグマが餌に飽きてしまう可能性があります。定期的に餌の種類を変えることで、アライグマの興味を引き続けることが大切です。
アライグマを罠で捕まえる際の注意点
ここまでの説明を読んで実践すれば、アライグマを罠で捕獲できる可能性が高まります。ただし、罠を使用する際には、その他にも多くの注意点が存在します。
罠を使ってアライグマを安全に捕獲して被害の解決につなげるためには、以下の注意点を守ることが大切です。
- 直接触れないようにする
- 法律違反になる内容を知っておく
- 捕獲後には侵入経路の封鎖まで行う
それぞれの内容について理由とともに詳しく解説しますので、罠を使用する前に把握しておきましょう。
直接触れないようにする
アライグマを罠で捕まえる際、特に重要なポイントは、アライグマに直接触れないことです。
アライグマは野生動物であり、さまざまな病原体を持っているおそれがあります。アライグマと直接触れ合ったことで、アライグマ回虫症や狂犬病などの感染症にかかり、命に関わる事態に発展する可能性はゼロではありません。
万が一、アライグマに触れなければならない状況が生じた場合、厚手の防護手袋を着用しましょう。これにより、病原体への感染リスクを最小限に抑えることが可能です。
また、捕まえたアライグマが罠の中で暴れることもあります。この際、無理に取り扱うとアライグマが驚いて攻撃してくる可能性があるので、静かにゆっくりと移動させることが重要です。
参考:MSDマニュアル「アライグマ回虫症」
国立感染症研究所「狂犬病とは」
法律違反になる内容を知っておく
アライグマは、「鳥獣保護管理法」や「特定外来生物法」などの法律によって保護の対象に指定されている動物です。
鳥獣保護管理法では、アライグマを傷つける形で駆除したり、捕獲したりする際には、行政から許可を受ける必要がある旨が規定されています。この規定に違反する形でアライグマを駆除・捕獲すれば、1年以下の懲役もしくは100万円以下の罰金が科せられるためご注意ください。
また、特定外来生物法の定めにより、アライグマの捕獲・運搬を伴う防除を行う際は、あらかじめ「防除の公示」と「防除の確認・認定」の手続きを取らなければなりません。ここでいう防除とは、害獣を退治し、被害を防ぐことです。
特定外来生物法では、駆除を目的にアライグマを捕獲した後、無許可で野外に放つ行為も禁止されており、違反すると3年以下の懲役もしくは300万円以下の罰金が科せられます。
アライグマ捕獲の手続きや捕獲後の対応について不安があれば、あらかじめ各自治体に確認しておきましょう。
参考:鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律
特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律
環境省「防除に関するQ&A」
環境省「日本の外来種対策 罰則について」
捕獲後には侵入経路の封鎖まで行う
アライグマを罠で捕獲・処理した後は、次の被害を未然に防ぐための対策を講じましょう。罠で捕えた後に別のアライグマに入られてしまう可能性は十分にあるため、今後の被害を避けるためには、侵入経路を封鎖しなければなりません。
アライグマの主な侵入経路は、以下のとおりです。
- 屋根裏付近の隙間
- 床下の通気口
これらの隙間を金網やパンチングメタルを使って固く封鎖しましょう。これにより、アライグマに力づくで突破される心配がなくなり、効果的な再発防止策を講じられます。
とはいえ、アライグマは直径10cmほどのわずかな隙間があれば侵入できるため、すべての侵入経路の把握・封鎖は難しいです。侵入経路が少しでも残っていれば追い出しの対策が無駄になってしまうので、不安を感じるならば専門の駆除業者に依頼しましょう。
注意!アライグマを罠で捕まえるには許可が必要!
前述したとおり、アライグマを罠で捕まえる行為は、「鳥獣保護管理法」や「特定外来生物法」などの法律によって規制されています。これらの法律の規制により、事前に許可を取らずに罠でアライグマを捕獲すれば、法律違反となり罰則を受けてしまいます。
捕獲に関する許可申請には、多くの手間がかかります。手続きの面倒さを考えると、初めからプロの駆除業者に依頼してしまう方が、手間がかかることなく、アライグマ被害をスムーズに解決できるでしょう。
優良な駆除業者は許可取得の手続きを万全に行っているため、安心して捕獲を任せることが可能です。また、アライグマの生態や習性を熟知しており、効果的な捕獲方法を提案できます。
自ら罠を設置し捕獲を試みる場合はアライグマから攻撃を受けるリスクがありますが、専門業者であれば、安全かつ人道的にアライグマを捕獲することが可能です。捕獲した後のアライグマの処置や、再発防止策も提案・実施してくれるでしょう。
安全かつ確実な捕獲を実現したい場合、アライグマ駆除業者への依頼を検討しましょう。
アライグマの捕獲方法や申請の仕方について、詳しくは以下の記事で解説していますので、併せてご覧ください。
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アライグマ駆除の実績が豊富なプロとして、入念な現地調査をもとに被害状況を正確にチェックさせていただき、お客様一人一人にピッタリの駆除プランをご提案・実行させていただきます。捕獲の必要がある場合も、適切に実施できますのでご安心ください。
当社の強みの一つに、自社施工である点も挙げられます。問い合わせから駆除、侵入経路の封鎖、清掃・除菌のための作業に至るまで、すべて一貫して丁寧に対応可能です。下請け業者に依頼しないので、リーズナブルな費用感と良質なサービスの提供を両立しております。
害獣BUZZでは「一般社団法人 日本有害鳥獣駆除・防除管理協会」に加盟し、協会オリジナルの薬剤を使用して駆除を実施しております。
この薬剤は市販の忌避剤よりもさらに高い効果が確認されており、確実かつ安全なアライグマ駆除を実現可能です。もちろんアライグマに苦痛を与えることがないよう適切な方法で駆除を行いますので、法律違反のご心配もありません。
ささいな違和感へのご相談受付や、実際の被害による対策まで幅広く対応可能です。アライグマが身近にいて不安を感じているならば、被害が深刻化する前にぜひご相談ください。
まとめ
罠を使って、自力でアライグマを捕まえることは可能です。ただし、アライグマは法律で保護されている動物であり、捕獲の前に許可を得なければなりません。罠でアライグマの捕獲を成功させるには、以下のコツを実践することも大切です。
- 罠を設置する場所を考え直す
- アライグマが特に好む餌に変える
とはいえ、自力では適切な捕獲は難しく、中途半端な対策で被害がさらに拡大するおそれがあります。確実かつスピーティーにアライグマ被害を解決したいなら、プロの駆除業者に依頼しましょう。
害獣BUZZでは専門的な視点と技術により、アライグマ被害の再発防止に効果的なサービスを提供いたします。無料の現地調査を実施しておりますので、身近にアライグマがいてお困りであれば、時間を置かずに、まずはお気軽にご相談ください。
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