コウモリの駆除剤は自力での追い出しに有効!使い方をプロが解説
「コウモリが家の中にいる……。近所のホームセンターで駆除剤が販売されているが、使用すれば自力で駆除できるのだろうか?」とお困りではないでしょうか。
駆除剤は、自力で手軽にコウモリ対策を行える便利な道具です。とはいえ、駆除剤という言葉は日常生活で耳馴染みがないため、どのような道具なのかイメージしにくい方も多いはずです。
ひとことに駆除剤といってもさまざまな種類があり、コウモリ対策に効果があるアイテムを選んで使用しなければ意味がありません。
そこで今回は、自力でのコウモリ対策で効果がある駆除剤の特徴を分かりやすく解説します。実際に駆除剤を使って対策をする際のポイントや、駆除後に行うべきことも紹介していますので、今後コウモリの被害に悩まされたくない方は、ぜひ本記事をご活用ください。
目次
コウモリ対策に使われる駆除剤とは?
コウモリ対策に使われる駆除剤とは、一般的にコウモリの嫌いなニオイ・成分を利用して、コウモリを家から追い出したり、遠ざけたりするための道具のことです。忌避剤とも呼ばれています。
例えば、コウモリはハッカやナフタレンなどのニオイを嫌うため、これらのニオイが含まれた駆除剤を使えば、コウモリを家から追い出すことが可能です。
コウモリ対策で駆除剤を使用する大きなメリットに、コウモリ対策を適法に実施できる点が挙げられます。もともとコウモリは、鳥獣保護管理法(鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律)によって守られている動物です。
行政から許可を受けない状態でコウモリを殺傷する形で駆除したり、捕獲したりする行為が禁止されています。この規定に違反すれば、1年以下の懲役あるいは100万円以下の罰金が科せられてしまうためご注意ください。
上記のとおり、コウモリは法律で保護されていることから、自力の対策では追い出したり、遠ざけたりするのが基本的な方法です。コウモリの追い出しや遠ざけを図るうえで、駆除剤は大いに効果が期待できます。
コウモリ用の駆除剤4種類の違いは?
効果が期待できるコウモリ用の駆除剤には、主に以下の4種類があります。
- スプレータイプ
- くん煙タイプ
- 錠剤タイプ
- ジェルタイプ
上記4つは異なる特徴を持つため、それぞれ把握しておき、ご自身の状況に適した駆除剤を使いましょう。
スプレータイプ
スプレータイプのコウモリ駆除剤は使いやすく、即効性のある点が特徴的です。
コウモリを見つけたタイミングでスプレーを吹きかければよいので、頻繁にコウモリを見かける場合に特にオススメします。狭い隙間にもスプレーが届くので、隠れようとするコウモリに対しても効果が期待できるでしょう。
ただし、一度吹きかけても、3~6時間程度でニオイが消えてしまうため、持続的な効果は期待できません。少しすると、コウモリが再び寄ってくる可能性が高いです。
くん煙タイプ
くん煙タイプの駆除剤は、加熱して煙になった成分を部屋中に広げる点に特徴があります。害虫対策でよく使われる「バルサン」に似た仕組みです。
くん煙タイプを使用するメリットは、非常に効果が高く、即効性がある点です。駆除効果のある成分の含まれた煙が狭い隙間にも届くので、コウモリがどこに隠れているか分からない場合でもしっかり効果を発揮します。
ただし、小さな子供やペットがいるご家庭では、煙を吸い込むことで健康を害するおそれがあるため、くん煙タイプの駆除剤は使用しにくいです。
また、電化製品を煙から守るために、カバーをかけたり移動させたりする必要があるため、手軽に使えるわけではない点にも注意しましょう。
錠剤タイプ
錠剤タイプの駆除剤は、家の中や敷地内などにまくだけで簡単に使用できる点が魅力です。一度まいたらしばらく効果が持続するため、面倒な手間がかかりません。
ただし、錠剤タイプの駆除剤は、コウモリに対してそれほど効果がない可能性が高いです。試しに使用してみる価値はありますが、確実な対策とはいえない点を理解しておきましょう。
ジェルタイプ
ジェルタイプの駆除剤は、コウモリが来そうな場所にジェル状の薬を塗ったり、ジェルが入ったボトルを設置したりして使用します。
ジェルタイプは長期間にわたって効果が持続しやすく、コウモリの出没する場所が分かっている場合は、そこに設置しておくだけで簡単に対策を行うことが可能です。使い方が簡単で、効果もすぐに現れるので、急いで対処したい場合にも便利でしょう。
ただし、ジェルをさまざまな場所に設置しようとすると、費用がかさむ点はデメリットです。ジェルの効果は設置した近くでしか発揮されないため、広範囲に効果を期待する場合は多くの費用がかかる点に注意しましょう。
また、ジェルタイプの駆除剤を使用すると、コウモリがジェルに絡まり動けなくなって死んでしまうおそれがあります。前述のとおり、コウモリは法律により無許可での殺傷が禁止されているため、法的トラブルを避けたいならジェルタイプの駆除剤の使用は控えておくと安心です。
駆除剤でコウモリ対策をする際のポイント
駆除剤を使って、より効果的なコウモリ対策を講じるためには、以下の点に留意しましょう。
- 夕方の時間帯に駆除を行う
- 春や秋の期間に駆除を行う
それぞれのポイントを順番に解説します。
夕方の時間帯に駆除を行う
コウモリは夜行性の動物なので、昼間はほとんど動かず、夜になると食事をするために飛び回ります。その性質を利用し、コウモリが活動し始める夕方に駆除剤を使うと、成功しやすいです。
もしも夕方以降にコウモリが家に来るようなら、自宅がコウモリの一時的な休憩場所になっている可能性があります。コウモリに休憩場所と認識させないためにも、駆除剤を使って効果的な対策を講じることが大切です。
コウモリは光に敏感なので、家の外灯を消しておくことも、効果的な駆除につながるでしょう。
春や秋の期間に駆除を行う
コウモリの駆除は、活動が比較的穏やかになっている春(4~6月)や秋(9〜10月)の期間に実施することが望ましいです。
上記の期間を除く夏と冬は、子どもを産み育てる繁殖期(7~8月)と、厳しい冬を乗り越える冬眠期(11~3月)に分かれます。
繁殖期は体の小さな子どものコウモリが増えるため、追い出すときに誤って殺してしまう可能性があります。また、冬眠期のコウモリは体の動きが鈍ることから、追い出すときに誤って殺してしまいかねません。
前述のとおり、コウモリは鳥獣保護管理法で守られており、無許可での殺傷が禁止されています。自力での対策で、法的トラブルに発展させないためには、繁殖期と冬眠期を避けてコウモリ駆除を行いましょう。
とはいえ、コウモリが家にいる場合、被害の発生・拡大を防ぐためには、一刻も早く対策を講じなければなりません。こうした状況で、法的問題を避けてスムーズにコウモリ対策を講じるためには、プロの駆除業者に依頼することが最善策です。
コウモリを追い出したら清掃や再発予防も必要!
コウモリの体・糞尿には、さまざまな病原体や寄生虫が付着しています。病原体や寄生虫が人やペットにうつって健康被害を受けないよう、コウモリを追い出したら住処を清掃・除菌しなければなりません。
清掃・除菌作業を安全に行う際は、マスクや手袋などを着用し、糞尿に直接触れないよう工夫する必要があります。
また、コウモリの追い出し後は、再発予防策の実施も欠かせません。
コウモリ被害を解決するためには、駆除剤の使用のみでは難しいのが実情です。たとえ駆除剤でコウモリを追い出せても、侵入経路が開いたままでは再びコウモリが戻ってきてしまい、被害が再発します。
現在、ご自宅にコウモリがいる原因は、家のどこかに侵入経路があるためです。コウモリはわずか1cm程度の隙間さえあれば侵入できると言われているため、家中にある狭い隙間を徹底して塞がなければなりません。これは、専門家でなければ難しい作業です。
コウモリの追い出しをはじめ清掃や再発予防について、自力での実施に不安があれば、専門業者に依頼することをオススメします。
コウモリの駆除については私たちにお任せください!
信頼できるコウモリの駆除業者をお探しであれば、私たち「害獣BUZZ」にお任せください。
コウモリ駆除の専門家として、現地調査をもとに被害状況をしっかりと把握したうえで、適切な駆除プランをご提案・実行させていただきます。
当社は自社施工の駆除業者で、問い合わせから駆除、再発予防策や清掃・除菌作業に至るまで、一貫して丁寧に対応することが可能です。下請けに依頼することがありませんので、費用を抑えながら良質なサービスを提供できます。
自力でコウモリ対策を行う際は、市販の駆除剤の購入が求められることもあります。一つ一つの駆除剤の値段は安いと感じられるかもしれませんが、いくつも試していると多くの費用がかかりやすいです。
実際に、早期の段階で専門業者に依頼したことで、結果的に費用を抑えられたというケースも多く報告されています。しっかりと効果のある駆除を行うことで、心身への負担も軽減されるはずです。
ささいな違和感がある程度でも、相談だけでも対応いたします。コウモリを見かけたら時間を置くことなく、まずはお気軽にお問い合わせください。
まとめ
駆除剤を使えばコウモリを追い出せる可能性があります。しかし、コウモリの被害をなくすためには、追い出しだけでなく、侵入経路を封鎖する作業も欠かせません。
とはいえ、自力ですべての侵入経路を発見・封鎖するのは難しいことから、確実かつスムーズに被害を解決するためにも、駆除や清掃作業も含めて専門業者に依頼することをオススメします。
害獣BUZZでは、コウモリ被害が再発しない効果的なプランをお客様一人一人のご予算・ご希望に沿って、最善の形でご提案させていただきます。
身近でのコウモリ被害および対策に関して、お困りのことや不安な点がございましたら、お気軽に害獣BUZZにご相談ください!
運営元情報
サイト名 | 害獣BUZZ |
---|---|
販売会社 | 株式会社リブシー |
代表取締役 | 金谷康生 |
電話番号 | 0120-987-601 |
所在地 | <関東本社> 東京都新宿区西新宿3-3-13-2F <埼玉支店> 埼玉県朝霞市上内間木262-5 <東海支店> 愛知県愛知県名古屋市港区秋葉1-28-1 <関西支店> 大阪府大阪市中央区島之内1丁目21-24-502 <中四国営業所> 岡山県岡山市北区中山下1-11-15-402 <九州営業所> 福岡市城南区西片江2-3-12-307 <長崎営業所> ⻑崎県⻑崎市元船町9-18-2F <熊本営業所> 熊本県熊本市中央区中央街4-22-8F |
加盟協会 | (一社)日本有害鳥獣駆除・防除管理協会 |