コウモリ対策にハーブが効く!ミントやハッカ油の対策をプロが解説
「コウモリがたまに室内に入ってくるし、家の周辺のフン被害も気になる……。自力で対処したいが、身近なもので外に追い出したり、寄り付かなくさせたりできないだろうか?」とお困りではないでしょうか。
コウモリ対策としてミントやハーブを使用した追い出しを考える方がいますが、果たして本当に駆除の効果があるのかが気になるところです。
結論から言うと、コウモリはミントやハーブ系のニオイを苦手としているため、うまく活用すれば家の外に出て行かせたり、寄り付かなくさせたりできる可能性があります。とはいえ、確実にコウモリを追い出せるという保証はありませんので注意しましょう。
本記事では、ミントやハーブを使ったコウモリ駆除の方法や注意点を害獣駆除のプロ目線で分かりやすく解説します。効果的な再発防止策も紹介していますので、コウモリ被害から解放されるためにも、ぜひ本記事をお役立てください。
目次
コウモリ駆除にハーブのニオイが有効!
コウモリは非常に優れた嗅覚を持っている動物で、芳香成分である「メントール」のニオイを苦手としています。そのため、ミントやハッカのようなスッとするニオイのハーブをうまく使えば、コウモリ駆除の効果が期待できるのです。
ミントの種類の一つである「ハッカ」のニオイも、コウモリは苦手としています。そのほか、市販の忌避剤もハーブ系のニオイがするものであれば、コウモリ対策に活用できるでしょう。
とはいえ、すべてのコウモリが同じようにハーブ系のニオイに反応するわけではありません。ハーブ系のニオイを使ったからといって、コウモリを100%駆除できるわけではない点は理解しておきましょう。
コウモリ駆除をハーブで行う方法
本章では、ハーブのニオイを使ってコウモリ駆除を行うための方法として、以下の3つを解説します。
- ハーブを栽培する
- ハッカ油を使う
- ミント系の香りの忌避剤を使う
それぞれの方法を把握し、ご家庭で取り組みやすいものから試してみると良いでしょう。
ハーブを栽培する
コウモリが出入りする場所(例:屋根裏や軒下など)の近くでハーブを栽培することで、コウモリを寄せ付けなくする効果が期待できます。ハーブの栽培によるコウモリ対策では、化学物質を使わずに済むため環境に優しく、人間にとって無害な点もメリットです。
また、ハーブを栽培すると、庭やベランダの装飾にもなるほか、爽やかなニオイがするために玄関周りや庭をフレッシュな空間にするのにも役立ちます。コウモリは強烈なニオイの糞をする害獣なので、糞尿のニオイ対策としても活用できるでしょう。
ハッカ油を使う
自宅でのハーブ栽培よりも手軽にコウモリ対策をしたい場合は、市販のハッカ油を使用する方法をオススメします。
ハッカ油とは、「ハッカソウ」と呼ばれるミントを乾燥させて抽出した植物油のことです。コウモリ対策に効果が見込めるメントール成分が含まれています。
害獣対策だけでなく消臭・抗菌・防虫などにも活用できるため、最近は日常的に使用する方が増えており、スーパーマーケット・ドラッグストア・ネットショッピングサイトなどで手軽に購入することが可能です。
ハッカ油をコウモリ駆除で活用する際は、まずスプレーを作ります。スプレーはハッカ油を無水エタノールや精製水などと混ぜて作るのが一般的です。以下に、ハッカ油の一般的な作り方をまとめました。
- スプレー容器に無水エタノール(10ml)を入れる
- ハッカ油を20~30滴ほど加えて混ぜ合わせる
- 精製水(90ml)を加えて混ぜ合わせる
ハッカ油と水は混ざりにくいため、先にエタノールと混ぜておくと良いでしょう。スプレーを作る際は、材料の原液に触ったり、目や口に入ったりしないようご注意ください。
ハッカ油のスプレーを作ったら、コウモリが出入りする場所の近くに吹き付けます。蒸発してニオイが消えると効果がなくなりますので、頻繁にスプレーしましょう。届きにくい場所(例:換気扇の中や天井裏など)には、長いノズルのスプレーを活用することをオススメします。
ミント系の香りの忌避剤を使う
ミント系の香りがする市販の忌避剤を使うことも効果的です。ミント系の忌避剤には、固形の設置タイプや、スプレータイプ、吊り下げタイプなどがあります。固形タイプは天井裏、スプレータイプは通気口やエアコン配管などの狭い隙間、吊り下げタイプはコウモリがよく止まる軒下に設置するのが一般的です。
コウモリ用の忌避剤を侵入口付近に設置することはコウモリ対策の方法としてオススメですが、ベランダに忌避剤を設置する場合はそのニオイに注意しましょう。
コウモリ用の忌避剤の多くは強烈なニオイがするため、ベランダに設置するとニオイが周囲に広がり近隣トラブルに発展するおそれがあります。
コウモリ駆除にハーブを使う際の注意点
ここまでコウモリ対策としてのハーブの有効性や使用方法を解説しましたが、適切に活用しないと想定外のトラブルが発生しかねません。本章では、コウモリ駆除に向けてハーブを使う際の注意点として、以下の2つを解説します。
- 猫とは相性が悪いので利用を控えるべき
- 栽培するなら繁殖力に気を付ける
それぞれの注意点を把握し、コウモリ対策として安心・安全にハーブを活用しましょう。
猫とは相性が悪いので利用を控えるべき
ハーブは自然に優しい駆除方法であるものの、他の生物に悪影響を及ぼす可能性があります。特に猫との相性が悪いため、ペットとして飼っているご家庭ではハーブの使用を控えるべきです。
とりわけハッカ油の成分が猫の体内に入り込むと、肝臓で代謝できずに毒素が蓄積されてしまい、下痢や嘔吐、発熱などの中毒症状を起こすとされています。ハッカ油を大量摂取すれば、最悪の場合には命の危険に陥るでしょう。
したがって、猫を飼っているご家庭ではハーブの使用以外の方法でコウモリ駆除を行ってください。
参考:「ハッカ油を塗ったマスク」は猫には危険?…アロマテラピー検定1級の獣医師が解説(石井万寿美) – Yahoo!ニュース
栽培するなら繁殖力に気を付ける
コウモリ対策に効果があるとされるハーブの中には、ミントやハッカなど繁殖力が非常に高い種類も含まれます。これらのハーブを選んで栽培する場合、放置しておくと庭全体を覆ってしまうほど繁殖する場合もあり、他の植物に悪影響を与えかねません。
ハーブのニオイが周囲に広がりすぎたり、近隣のお宅の庭までハーブが侵食したりすれば、近隣住民に迷惑をかける事態も考えられます。
こうしたトラブルを避けるためには、プランターや鉢植えにハーブを植えることが大切です。きちんと仕切りのある場所に植えれば、ミントが繁殖し続けることはありません。どうしても庭植えをしたい場合、土中にレンガやブロックなどで仕切りを作りましょう。
コウモリの侵入経路を塞ぐことも重要!
前述のとおり、ミントやハーブのニオイを使用すれば、コウモリを家から外に出したり、寄り付かなくさせたりできます。
ただし、ミントやハーブのニオイで期待できるのは、あくまでもコウモリの追い出しだけです。追い出した後も、家に出入り口となる隙間があいたままでは、再びコウモリに入られてしまいます。
コウモリの再侵入を防ぐためには、侵入経路を塞がなければなりません。コウモリの侵入経路の一例を挙げると、以下のとおりです。
- 換気口
- 屋根瓦の隙間
- 壁の亀裂
とはいえ、コウモリの侵入口は多岐に渡るうえに高所も多く、自力ですべてを見つけ出して塞ぐのは非常に難しいです。侵入経路を確実に塞げるのか不安を感じるならば、専門家に相談しましょう。
コウモリ駆除については私たちにお任せください!
ミントやハーブのニオイにはコウモリの駆除効果が期待できるものの、それだけで完璧に被害を解決できるわけではありません。単にコウモリを追い出しただけでは再び侵入されるリスクがあるため、侵入経路の封鎖が必要不可欠です。
ミントやハーブのニオイを設置する場所によっては、ペットの健康面にリスクが及んだり、近隣住民に迷惑をかけたりすることもあります。確実かつ安全にコウモリを駆除したいならば、専門の駆除業者に依頼しましょう。
信頼できるコウモリの駆除業者をお探しでしたら、ぜひ当社のサービス「害獣BUZZ」にお任せください。
当社はコウモリ駆除のプロであり、コウモリの侵入経路を完璧に把握し封鎖することが可能です。問い合わせから施工・アフターフォローに至るまで一貫して対応いたしますので、コストを抑えてスムーズにご依頼いただけます。
また、害獣BUZZは害獣駆除協会に所属しており、協会オリジナルの薬剤を使用している点も強みです。市販のアイテムよりもさらに高い効果があり、確実で安全なコウモリ駆除を実現いたします。
ささいな違和感へのご相談はもちろん、実際の被害によるお悩みのサポートまで幅広く対応可能です。コウモリ被害でお困りの方や、不安に感じている方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
まとめ
ミントやハーブのニオイをうまく活用すれば、コウモリを家から追い出せる可能性があります。とはいえ、これはコウモリ被害を根本から解決できる方法ではありません。
コウモリに再び侵入されないために、最も重要な対策が侵入経路の封鎖です。しかし、ご家庭でコウモリの侵入経路を完璧に封鎖するのは、決して簡単な作業ではありません。
被害が拡大する前に効果的なコウモリ対策を講じるためにも、できるだけ早くプロの力を借りましょう。
害獣BUZZでは、現地の調査や見積りを無料で承っておりますので、ぜひ一度ご相談ください。お客様一人一人のご予算・ご希望に合わせて最善のプランをご提案いたします。
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