ハクビシンを罠で捕獲するには?餌や自作トラップの作り方も解説!
ハクビシンは都市部でも見かけることが多い害獣です。
鳥や小動物、果物やゴミなどを食べる雑食性かつ夜行性なので、朝になって気付いたら家畜や農作物が被害に遭っていた事例が全国的にも頻発しています。
捕獲して被害を減らしていきたいところですが、闇雲な対処では効果が期待できないうえに危険です。
そこで本記事ではハクビシン駆除のプロが、ハクビシンを罠で捕獲する方法について詳細に紹介します。
ルールとコツを守って有効に対処していきましょう。
目次
注意!ハクビシンを罠で捕獲するには許可が必要
ハクビシンは特定外来生物に指定されており、駆除や捕獲には都道府県知事の許可が必要です。
許可なく罠を仕掛けたり、捕獲したハクビシンを適切に処理しなかったりすると、法律違反になる可能性があります。
また罠を仕掛ける場所や方法によっては、他の動物や人間に危害を及ぼす恐れもあります。
そのため、自分で罠を仕掛ける場合は、必ず事前に許可を取り、安全かつ効果的な方法を選ぶようにしましょう。
法律や捕獲については下記ページもご参照ください。
参考:特定外来生物等一覧
飼養等に関する手続き
鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律
ハクビシン等の捕獲には許可が必要です
野生鳥獣の捕獲について
ハクビシンに使える主な3つの罠
ハクビシンを罠で捕獲する場合、主に以下の3種類の罠が使われます。
吊り餌式の罠
吊り餌式の罠は、餌を吊るした箱型の罠です。
ハクビシンが餌に手を伸ばすと、箱の扉が閉まります。
この罠のメリットは、餌が見えやすいのでハクビシンをおびき寄せやすいことや、箱の中で暴れられてもハクビシンが脱出しにくいことです。
デメリットは、箱型の罠は重くてかさばることや、野良猫やペットなども誤って捕まる可能性があることです。
踏み板式の罠
踏み板式の罠は、餌を置いた金属製のケージ型の罠です。
ハクビシンが餌に近づくと、踏み板が作動してケージの扉が閉まります。
この罠のメリットとしては、ケージ型の特性上軽くて持ち運びやすいことや、他の動物よりもハクビシンが入りやすいようにサイズや形状を調整できることです。
デメリットは、餌が見えにくいのでハクビシンをおびき寄せる効果は低いことや、ケージの中でハクビシンが暴れて脱出する可能性があることです。
くくり罠
くくり罠は、餌を置いた木製またはプラスチック製の円筒型の罠です。
ハクビシンが餌に手を伸ばすと、円筒内部に仕掛けられた紐が引っ掛かって手首を絞めます。
この罠のメリットは、円筒型の罠はコンパクトで安価なことや、他の動物よりもハクビシンが入りやすいようにサイズや形状を調整できることです。
デメリットは、踏板式と同じく餌が見えにくいことや、罠にかかったハクビシンが苦しんだり怪我をしたりする可能性があることです。
ハクビシンを捕獲しやすい餌
ハクビシンは雑食性なので、さまざまなものを餌として使うことができます。
しかしハクビシンは好奇心旺盛で警戒心も強いので、餌の選択と配置には工夫が必要です。
餌の種類
一般的に、ハクビシンは以下のような餌に惹かれやすいと言われています。
甘いもの
果物やジャム、チョコレートなどの甘いものはハクビシンの大好物です。
特にバナナやイチゴは効果的とされています。
肉類
鳥肉や豚肉、魚肉などの肉類もハクビシンの好物です。
また生肉よりも加熱した肉の方がニオイが強くて高い効果が期待できるでしょう。
ペットフード
犬や猫のドライフードや缶詰などのペットフードもハクビシンに効果的です。
ペットフードは栄養価が高くて保存性も良いので、長期間置いておくことができます。
餌の配置
餌を罠に仕掛ける際には、以下の点に注意しましょう。
餌は罠の奥に置く
罠の入り口に餌を置くと、ハクビシンは手だけを伸ばして餌を取ってしまう可能性があります。
罠の奥に餌を置くことで、ハクビシンを罠の中に誘導しましょう。
餌は少量にする
餌を多量に置くと、ハクビシンは食べきれない分を持ち帰ってしまう可能性があります。
餌は少量にして、ハクビシンがすぐに食べ終わるようにしましょう。
餌は新鮮にする
餌が古くなったり腐ったりすると、ハクビシンはむしろ嫌がって近寄らなくなります。
餌は新鮮に保ち、定期的に交換しましょう。
ハクビシン用の自作トラップ制作方法
ハクビシン用の罠は市販品を使うこともできますが、自分でトラップを作ることも可能です。
今回ここで紹介するのは箱罠タイプのものです。
仕組みとしては金属製のケージにワイヤーで扉を吊るし、餌をとるとワイヤーが解除されて扉が閉まり、ハクビシンを閉じ込める仕組みになります。
用意するものや作り方は以下の通りです。
用意するもの
- 金属製のケージ(長さ約80cm、幅約40cm、高さ約30cm)
- ワイヤーメッシュ(長さ約2m、幅約1m)
- 結束バンド(20個以上)
- ワイヤー(長さ約2m)
- ペンチ
- 餌
- 木製の板(厚さ約2cm、長さ約30cm、幅約40cm)
作り方
- ケージの上面と側面にワイヤーメッシュをかぶせて、結束バンドで固定する
- ワイヤーメッシュはケージよりも大きめに切っておく
- ケージの一方の端面に木製の板をかぶせて、結束バンドで固定する、これが扉になる
- 扉にワイヤーを結びつけてケージの上面に吊るす
- ワイヤーは扉が開いた状態で張る
- ワイヤーの余った部分をケージの底面に通して餌に結びつける
- 餌はケージの奥に置く
- ケージ型の箱罠が完成したら、ハクビシンが出入りする場所に設置する
これで、ハクビシンが餌に手を伸ばすと、ワイヤーが引っ張られて扉が閉まるケージ型の箱罠ができあがります。
詳細な図解は愛知県農林水産研究所の『中型獣捕獲用低コスト簡易箱わな自作マニュアル』をご覧ください。
ハクビシンの駆除については私たちにお任せください!
ハクビシンを罠で捕獲するのは自力で行うこともできますが手間やリスクがあります。
許可を取ることや罠の設置や回収、捕獲したハクビシンの処理など、さまざまなことに注意しなければなりません。
また、罠にかかったハクビシンは非常に強くて獰猛で、噛んだり引っ掻いたりして怪我をさせたり、感染症を媒介したりする可能性もあるでしょう。
そのためハクビシンの駆除については、プロに任せるのが最善の選択です。
弊社害獣BUZZはハクビシンをはじめとした害獣駆除の専門業者です。
私たちは、ハクビシンの駆除に関する豊富な経験と知識を持っており、被害状況に応じて適切な駆除プランをご提案します。
罠の設置や回収、捕獲したハクビシンの処理など、すべての作業を法令に則って行うのはもちろんのこと、駆除後には再発予防や除菌などのアフターサービスも行います。
駆除して終わりではなく、駆除を機にパートナーとしてお客様の快適で安心な生活を支えます。
現地調査とお見積もりは無料です。
お気軽にお問い合わせくださいませ。
まとめ
ハクビシンは都市部でも見かけることが多く、自力でどうにかしたいものですが、罠で捕獲する難易度が高いです。
特に法律面での許可や安全性などに注意しなければなりません。
また罠で捕獲したハクビシンは、人間や他の動物に危害を与える可能性があります。
そのため、ハクビシンの駆除については、プロに任せることをオススメします。
害獣BUZZは、ハクビシンの駆除に関するご相談やご依頼を随時承っております。
ハクビシンの駆除についてお困りの方は、ぜひお気軽に私たちにご連絡ください。
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