イタチを見つけたら何をすれば良い?行うべき対策をプロが解説
イタチを見つけた場合、闇雲に対処するのも、放置するのもどちらも危険な行為と言えます。
しかし専門的な知識がないと、イタチを見つけてもどのような対処をして良いかわからないもの。
そこで本記事では、イタチを見つけたら何をすべきか、またそれと併せてイタチを見つけたらしてはいけないことについても解説していきます。
イタチ被害にお悩みの場合には、まず上記の2つを押さえてから対応することが有効な対策への第一歩になります。
目次
イタチを見つけたら早めに対処すべき理由
イタチ被害は見つけたら早めに対処する必要があります。
被害を放置してしまうと悪化の一途をたどるからです。
また細分化していくと、イタチ被害を放置することは大きく分けて3つのリスクにつながります。
それぞれ詳細に説明していきます。
騒音被害
イタチは夜行性の動物なので活動時間は基本的には夜間です。
動いている足音や、家具や壁をひっかく音、鳴き声などが夜間に発生すると睡眠が阻害されて、ストレスが蓄積していきます。
人間は睡眠が阻害されると、神経過敏によるストレスから健康を害していきます。
参考:騒音の睡眠に及ぼす影響
睡眠と生活習慣病との深い関係 | e-ヘルスネット(厚生労働省)
もしストレスが蓄積されて精神疾患が重症化した場合、快方に向かうためには時間もお金もかけなければいけません。
経済的被害
イタチ被害の放置は経済的損失につながります。
イタチが家屋に住み着くのを放置するほど、イタチの糞尿が蓄積していくでしょう。
糞尿の蓄積は建物の至る箇所の腐食につながり、ゆくゆくはその部分の修繕費が発生します。
特にイタチは屋根裏に巣を作る習性がありますが、屋根裏には断熱材や柱など住宅環境を維持するのに重要な部材が集中しています。
住宅の腐食や破損は非常に大きな経済的損失と言えるでしょう。
健康被害
イタチの体表にはたくさんのノミやダニ、病原体が寄生しています。
特にアレルギー性鼻炎、ぜん息やアトピー性皮膚炎の症状の方の7〜8割はダニやハウスダストが原因と言われているので、イタチが家屋に侵入することで、寄生虫により健康に害を及ぼすことが想定されるでしょう。
参考:■アレルギー疾患(喘息、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎)に対するダニ対策 大濠パーククリニック
またイタチはさまざまな病原体を保有しています。
病原体とその症状については下記ページをご参照ください。
繁殖のリスク
イタチは1回の出産で、多いときは10匹程度出産する繁殖力の強い動物です。
また生まれてから1年ほどで成体に成長し、出産できるようになるので、住み着いてしまうとネズミ算式にあっという間に数が増えていくでしょう。
数が増えれば、それに比例して上記で説明してきた被害の状況も悪化してしまいます。
イタチを見つけたときにしてはならないこと
ここでは実際にイタチと遭遇してしまった場合に、とってはいけない禁忌事項について述べていきます。
イタチに触れる
野生のイタチは、人間に慣れていません。
自分の身を守るために威嚇したり、攻撃的になったりすることもあるでしょう。
そのためイタチに触れようとすると、噛まれたり引っかかれたりする可能性があるので非常に危険です。
怪我の恐れもあるうえに、傷口から病原体が入り込むと感染症になるおそれもあります。
イタチを見つけた場合は、距離を保ちましょう。
イタチを捕まえる
イタチを無暗に捕まえようとするのもNGです。
なぜなら違法駆除のリスクがあるからです。
イタチは鳥獣保護管理法という法律で守られている動物なので、許可のない捕獲や殺傷は刑罰の対象となります。
申請すればオスの捕獲のみは大丈夫ですが、一般の方が動き回る野生動物を外見のみで見分けて駆除するのは至難の業です。
違法駆除を行ってしまうと1年以下の懲役または100万円以下の罰金が課せられてしまいます。
したがって法律面のリスクを考えるとイタチの捕獲はオススメできません。
参考:鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律
対象狩猟鳥獣の捕獲等の禁止又は制限を定めることについて
イタチに餌をやる
イタチに餌をやるのも禁忌事項です。
なぜならば餌を与えてしまうと、イタチが餌がある場所として認識してしまうからです。
イタチがこのような認識を持つと、人間の生活圏に近づくハードルが下がり、家屋や敷地への侵入の頻度も増えるでしょう。
またイタチは肉食寄りの雑食のために、基本的にはなんでも食べます。
頻繁に侵入するようになるころには、餌として与えられるもの以外でも食べられるものは何でも食い荒らしてしまうリスクも想定されます。
以上の理由からイタチには餌を与えないようにしましょう。
イタチを見つけたら行うべきこと
イタチを見つけたらしてはいけないことがわかったところで「ではイタチを見つけたらどうすればいいのか?」と思うでしょう。
そこでここでは、イタチを見つけたら行うべき2つのことを紹介していきます。
イタチが家にいるなら追い出す
前述したように、許可のないイタチの捕獲・殺傷は法律で禁じられています。
また仮に届け出を行っても、違法駆除のリスクがゼロになるわけではないのでオススメできません。
つまりイタチを傷つけることなく、直接触れずに駆除する必要があります。
そこでオススメの対策が追い出しです。
市販の忌避剤やイタチの嫌いなニオイを使ってイタチを追い出せば、イタチを傷つけることなく駆除できます。
忌避剤やイタチの嫌いなニオイついては、下記ページでも詳しく説明しているのでご参照ください。
イタチの侵入経路を封鎖する
追い出しは有効なイタチ対策ですが、追い出しのみでは実は充分なイタチ対策とは言えません。
なぜならばイタチには帰巣本能があり、再侵入を繰り返すからです。
したがって再侵入防止のために侵入経路封鎖を徹底する必要があります。
イタチの代表的な侵入経路には、下記が挙げられます。
- 屋根の隙間
- 通風口、換気扇
- エアコン導入部、室外機近くの壁穴
- 排水パイプ
完璧なイタチ駆除は専門家でなければ難しい
実際にやってみると、自力でのイタチ対策はかなり難易度が高いと言えます。
追い出しまではできても、イタチの侵入経路の特定漏れ、もしくは封鎖が充分でないなどの理由で再侵入されてしまうのがよくあるケースです。
イタチの侵入経路の代表例は前述しましたが、あくまで一例に過ぎません。
イタチは直径3cm程度の隙間があれば侵入できてしまうので、その家屋の状況に応じて、人目につかないようなさまざまな隙間を見つけて侵入してくるでしょう。
したがって屋内と屋外をつなぐ隙間は、全て封鎖しておくくらいの対策を施さなければなりません。
そしてそのような漏れのない侵入経路封鎖には専門的な知識と技術が必要になってきます。
イタチ駆除については私たちにお任せください!
イタチを見つけたら早めに対策しなければならないですが、闇雲に対処するのは危険です。
法律を守ったうえで、有効な対策を行わなければいけません。
具体的には追い出しと、侵入経路封鎖が挙げられます。
前者は身近なものや市販品でもある程度対策できますが、後者については専門的な知識がないと難しいです。
失敗するとイタチの再侵入を許して、イタチ対策を延々と繰り返さなければいけません。
害獣BUZZでは、イタチ被害の再発防止まで見据えた効果的なサービスをお客様のご予算やご希望に合わせてご提案します。
日本有害鳥獣駆除・防除管理協会に所属しており、今まで多くのお客様のイタチ被害のお悩みを解決してきた実績もございます。
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まとめ
イタチ被害は細分化すると騒音被害・経済的被害・健康被害の3つの被害に分けられます。
被害を放置するとイタチが繁殖して悪化の一途をたどることでしょう。
したがって早期の段階でイタチ対策をする必要がありますが、イタチを見つけたらしてはいけないことと、するべきことを理解してから対処しないと、さまざまな要因において危険を伴います。
結局のところ安全面・成功率・コストの面を考えると早期の段階で専門家への相談・依頼が最もベストな対策です。
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