ネズミ避けには何が効く?効果的な寄せ付けない方法もプロが紹介
「家にネズミがいるかもしれない」
「ネズミ被害にはまだ遭っていないが、ネズミが寄ってこないようにしたい」
このような場合、ネズミを寄せ付けない手段はたくさんありますが、どれにして良いか迷ってしまうもの。
そこで本記事ではネズミを寄せ付けない方法と、それぞれ効果的に行うコツを解説していきます。
自力でのネズミ対策に不安がある方は本記事を参考に、それぞれの状況に合った対策を検討してみてください。
目次
ネズミを寄せ付けない方法5選
それではまずネズミを寄せ付けない基本的な5つの方法を解説します。
ゴミの捨て方に気を付ける
ゴミの捨て方、特に生ゴミに関しては気をつける必要があります。
ネズミは雑食なので、基本的には家にあるものは何でも食べてしまいます。
また嗅覚が優れているので、食品のニオイに反応して寄ってくる可能性があります。
よって室内での生ゴミのゴミ箱は密閉性が高いものを使用し、消臭剤を入れておきましょう。
またゴミの収集場所にゴミを捨てる際にも、注意が必要です。
ニオイが強いものは、なるべくビニールで2重に包むなどしてニオイが漏れないようにしましょう。
餌となるものは片付ける
ゴミの捨て方とも共通しますが、餌となるものは片付けることが、ネズミを寄せ付けないことにつながります。
生ゴミの他にも仏壇のお供え物、ペットフードなど食品のニオイがするものは、密閉性の高い容器に入れたり、ネズミの手の届かないところに置いたりして、ネズミが寄ってこないようにしましょう。
巣の材料をネズミに触れさせない
ネズミは巣作りをして、居心地の良い場所に住み着こうとします。
よって巣作りの材料を与えないことで、ネズミにとって居心地が良い要素を減らすことができます。
ネズミの巣作りの材料の具体例としては下記の通りです。
- 枯葉や枯草
- 小枝
- 新聞紙
- ダンボール
- ティッシュ
- ビニール袋
- 服やタオルなどの布類
- 布団の棉(食い破って使う)
- 断熱材(食い破って使う)
ネズミは暖かい場所に巣を作りたがるので、材料も保温効果のあるものが多くなりやすいです。
上記の中でも特に屋根裏の断熱材には注意が必要です。断熱材を食い破られ、屋根裏にネズミの糞尿が散乱すると最悪のケースは天井板や柱などの腐食につながります。
屋根裏でネズミの足音が聞こえる程度の段階から、早めに専門家に相談してみるのもオススメです。
忌避剤を使用する
忌避剤はネズミの嫌いなニオイによってネズミを追い出す効果があります。
主にスプレータイプ、くん煙タイプ、設置タイプの3種類の忌避剤があります。
それぞれの特徴を説明します。
スプレータイプ
ネズミが嫌いなニオイがついた液体を、スプレーで直接噴射して追い出す忌避剤です。
直接ネズミに噴射するだけでなく、ネズミの侵入経路や巣作りに適した場所に噴射して、近づかせないといった使い方もできます。
くん煙タイプ
薬剤が入った容器に水を入れると、部屋中に煙が充満するタイプの忌避剤です。
煙に驚いて耐えられなくなったネズミが家から逃げ出します。
スプレーと違い、広範囲に効果があるので、ネズミがどこにいるかわからない場合に対しても効果的です。
設置タイプ
ネズミが嫌がるニオイの成分を含んだゲルを、ネズミの侵入経路や巣の付近に設置して追い出すタイプの忌避剤です。
スプレーと同様に巣や通り道、侵入口がわかっている、もしくは目視でネズミの姿を確認した場合には有効な忌避剤です。
嫌がるニオイのものを使用する
ネズミが嫌いなニオイは下記が挙げられます。
- ミント
- ハッカ
- 唐辛子
- ワサビ
- 猫のニオイ
中でもワサビや唐辛子は嗅覚が鋭いネズミにとってかなりの刺激臭であり、なおかつ人間に無害なのでオススメです。
例えば食べ物を扱うキッチンでネズミ除けの薬品を利用した場合、人間が誤飲して有害な成分を摂取するリスクがありますが、ワサビであれば誤って口に入ってしまっても安心です。
ただしネズミと同じように身体の小さいペットや、子どもには刺激が強いので置く場所には注意しましょう。
ネズミ被害を根本的に解決するには?
すでに被害が出ているなら、ネズミを寄せ付けないだけでは解決しません。
ネズミ被害を根本的に解決するには、後述する2つの方法を組み合わせるのが有効です。
組み合わせて取り組むべき理由も含めて、それぞれ詳細にお伝えします。
家にいるネズミをゼロにする
1つ目の方法は、家にいるネズミをゼロにすることです。
具体的には粘着シートや毒餌、捕獲器などの使用により捕獲、もしくは殺すことで物理的に数を減らしていき、最終的には数をゼロにすることを目指します。
ただし詳しくは後述しますが、ネズミは繁殖力が強い動物です。
数を地道に減らすだけではゼロになることはないか、むしろ繁殖する数が上回りかねません。
そこで次項で述べる方法と併用をすることで、この対策の相乗効果を生みます。
ネズミが家に入らないように隙間を塞ぐ
2つ目の方法はネズミの侵入経路の封鎖です。
前述のように、ネズミの数を減らす対策だけでは充分な対策とは言えません。
またネズミの数を減らす対策(粘着シートや毒餌、捕獲器など)の際には、下記の2つが障壁となるので完全にゼロにするのは困難です。
- ネズミの繁殖
- 住み着いているネズミの再侵入
- 新たなネズミの侵入
そこで侵入経路封鎖と組み合わせることが有効です。
ネズミはコイン1枚(1.5〜3㎝)程度の大きさの隙間があれば、侵入することができます。
そのため家と外との境目になる隙間を塞いでおきましょう。
具体的には下記の隙間などには特に注意が必要です。
- 壁の割れ目
- 屋根の隙間
- 換気扇
- 住居と基礎の隙間
- エアコン、トイレや浴室の配管
- 通気口
- 壁沿いや柱、天井
侵入経路封鎖をすることで、ネズミは巣に戻れなくなり、新たなネズミの侵入もなくなります。
そうすると繁殖のペースも落ち、粘着シートや毒餌、捕獲器などで数を減らしていく方法もより有効になってきます。
ネズミ駆除の方法については、以下の記事で詳しく解説しています。
注意!ご自身でのネズミ対策は再発リスクが高い
ここまで自力でのネズミ被害への対策を中心に述べてきましたが、実は自力での対策には限界があります。
なぜならばネズミは帰巣本能がある動物なので、1度侵入したところには再侵入するからです。
侵入経路については前項で具体例を挙げましたが、こちらもあくまでその1例に過ぎません。
ネズミは野生動物でなおかつ学習能力もあるので、その家の特性に合わせて思いも寄らない経路から侵入してくるでしょう。
もしネズミ被害に長期的に遭わない生活を、一度の対策で手に入れたい場合は、専門家への相談をオススメします。
ネズミが身近にいるリスク
ネズミが身近にいるリスクの主な理由は、強い繁殖力が挙げられます。
建物に住み着くネズミはクマネズミ、ドブネズミ、ハツカネズミの3種類ですがそれぞれの繁殖の特性はそれぞれ下記の通りです。
クマネズミ | ドブネズミ | ハツカネズミ | |
寿命 | 1~3年 | 1~3年 | 1年 |
妊娠期間 | 21~24日 | 21~24日 | 20日 |
年間出産回数 | 5~6回 | 5~6回 | 6~10回 |
1回の産子数 | 平均6子 | 平均8~9子 | 平均6子 |
例えばクマネズミ1匹の場合、年間6回妊娠したとして1回で生まれる数が6子程なので、1年で約36匹。
さらに寿命が最大で3年程なのでクマネズミ1匹で生涯に108匹程生む計算になります。
よって1匹だけでも見かけたらネズミが身近にいる可能性があります。
ネズミは病原体やノミ・ダニを保有しており、家にたくさんのネズミがいる状況は健康面でのリスクが高いといえるでしょう。
参考:FORTH|ハンタウイルス感染症(腎症候性出血熱、ハンタウイルス肺症候群)
家庭にいるのは「イエダニ」? ダニを巡る誤解と病気
ネズミ被害については、以下の記事で詳しく解説しています。
ネズミ駆除については私たちにお任せください!
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ここまででネズミを寄せ付けない方法をお伝えしましたが、それだけで被害がゼロになるとは限りません。
身近にネズミがいる、もしくはいる可能性があるとお思いなら、早期の段階でしっかり駆除すべきです。
なぜならネズミは繁殖力が強く、自力での対策に効果がないまま時間が経ってしまうと、文字通りネズミ算式に数が増えてしまうからです。
したがってネズミの気配を感じた段階で、早めに専門家に相談することをオススメします。
専門家に相談した方が市販のものをいろいろ試す手間もコストも節約できて、なおかつ駆除の成功率も上がります。
害獣BUZZでは専門的な視点と技術により、ネズミ被害が再発しない効果的なサービスを提供可能です。
もちろん、お客様のご予算やご希望に合わせて最善のプランをご提案しますので、お気軽にご相談ください。
まとめ
ネズミ避けは根本的なネズミ被害の解決につながりにくいです。
もちろんやっておくに越したことはないですが、ネズミの繁殖のスピードがネズミ避けの効果を上回る可能性も充分に考えられます。
根本的なネズミ被害の解決をしたい場合は、ネズミの数を減らす対策(粘着シートや毒餌、捕獲器など)と侵入経路封鎖が不可欠です。
また成功率や市販品のトライアルアンドエラーを繰り返す手間やコストを考えると、専門家に相談するのが安くネズミ被害の解決につながる近道と言えます。
害獣BUZZでは、現地調査が無料となっているので、ささいな違和感へのご相談はもちろん、実際の被害によるお悩みのサポートまでお気軽にお問い合わせください。
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