ネズミの鳴き声は?家にいるか確かめるポイントもプロが紹介
「夜中にキーキーと鳴き声が聞こえるし、ネズミがいるのかもしれない」とお考えではないでしょうか。
しかしネズミの他にもキーキーとした鳴き声をあげる動物はいます。ネズミであると特定して、ネズミ用の対処をするには他の害獣の鳴き声も知っておかなければなりません。
そこで本記事ではネズミの鳴き声と他の害獣の鳴き声について解説します。
また鳴き声以外にもネズミの存在を特定する方法も述べているので、飛ばさずに最後まで読むことをオススメします。
目次
ネズミの鳴き声は?音声で確認しよう
ネズミの鳴き声というとチューチューというものを思い浮かべるかもしれませんが、実際には「キーキー」「キューキュー」「キュッキュッ」といった鳴き声です。
音声で確認するとチューチューとはほど遠いことがわかります。
人にもよるかもしれませんが、1匹でこれだけ耳障りな音を発しているので、家に複数のネズミがいたら騒音被害と言っても過言ではありません。
鳴き声が複数聞こえる場合は、複数生息している危険信号とも言えます。
ネズミが鳴くのはいつ?
一般的に家屋に侵入するネズミにはドブネズミ・クマネズミ・ハツカネズミの3種類があります。
その中でも特に鳴き声を出すのがドブネズミで、下記のようなシチュエーションの際に鳴き声をあげます。
- かご罠や粘着シートなどのトラップにかかったとき
- 脅かされたとき
- ネズミ同士の争いのとき
- 繁殖のとき
ドブネズミ以外のクマネズミとハツカネズミは普段はほとんど鳴かないですが、クマネズミの幼獣に関しては、捕獲されたときに恐怖心で鳴くこともあります。
ネズミではないかも!他の害獣の鳴き声
ネズミ以外にも鳴き声を発する害獣には、ハクビシン、イタチ、アライグマ、コウモリなどがいます。
それぞれの鳴き声について動画と一緒に特徴を挙げていきます。
特にハクビシンとイタチはネズミと間違われやすいので、実際に聞き分けてみましょう。
ハクビシン
ハクビシンは普段は「キーキー」と猿のように鳴き、威嚇時には「ガウッ」といった鳴き声を出します。
また鳴き声をあげるのは基本的には威嚇時と、繁殖期です。
ハクビシンは通年で繁殖する動物なので、ハクビシンが住みついてしまった住宅では、「年中夜にハクビシンの鳴き声が聞こえて眠れない」といった声が多いです。
参考:加害鳥獣 生態と行動
また子どものハクビシンの方が成体より高い声でなかなか鳴き止まないので、ネズミでなくハクビシンがいた場合でも、繁殖される前の早期の段階で専門家に相談しましょう。
イタチ
イタチはめったに鳴かないですが、威嚇時に「キーキー」や「ガウ!」といった鳴き声をあげます。
普段は大人しい性格のイタチですが、自分より大きな動物の気配を感じる場合には、攻撃性が強くなったり、肛門から悪臭の分泌物を発したりと有害性の高い行動をとります。
したがってイタチが鳴き声をあげた際には、注意が必要です。
こちらのケースもむやみに自力でどうにかしようとするよりも、専門家への相談をオススメします。
アライグマ
アライグマも通常時と威嚇時で、鳴き声が違います。
通常時には以下のような鳴き声で小刻みに鳴きます。
- クルルッ
- クックック
- キュー
- キュッキュッ
一方で威嚇時には、歯を剥き出して「ギューッギューッ」といった鳴き声を出します。
アライグマは感情を出さない動物なので、普段はあまり鳴きませんが以下のようなシチュエーションではよく鳴きます。
- 子どもが親を探しているとき
- 子どもが母親に空腹を知らせたいとき
- 威嚇しているとき
- ケンカしているとき
近年、アライグマはしばしば住宅街にも出現し、以下のような被害を及ぼします。
- 人間が出したゴミ袋を漁る
- 天井裏や屋根裏に侵入して繁殖する
- 侵入後に糞尿を残すことにより、家の耐久性を脅かす
- 収穫前の農作物を食い荒らす
鳴き声が聞こえたら早急に対策をしましょう。
コウモリ
コウモリは、超音波を出して物体の位置を測る「エコロケーション」といった特殊な能力を持った動物です。
そのため普段は人の耳で聞き取れない音域の鳴き声を発しています。
ただし身の危険を感じた際には、威嚇のために人間にも聞こえる周波数で鳴く場合があり、その際には「キーキー」や「キュッキュッキュッ」といったような機械音に近い高い音の鳴き声を出します。
またコウモリはネズミ同様に繁殖力が強いので、屋根裏などに巣を作ったら物凄い勢いで数が増えるでしょう。
ネズミは鳴き声+足音の騒音が「キーキー」「ガタガタ」とかなりうるさいですが、コウモリは鳴き声+羽音が「キーキー」「バタバタ」と、場合によってはネズミ以上にうるさいことが想定されます。
鳴き声以外のネズミがいるか確かめるポイント
ここまでで述べたように、ネズミの鳴き声以外にもよく似た鳴き声の動物はたくさんいます。
そこでここからは、鳴き声以外にもネズミの存在を確認する方法をお伝えしていきます。
ネズミの存在を知る方法は、ラットサインを確認することです。
ラットサインはネズミが通ったあとに残るネズミ特有の痕跡です。
下記にて代表的なラットサインについて解説します。
黒いこすり跡
ネズミが通ったあとには、壁や柱にこすり跡が残ります。
理由としてネズミは壁や柱に身体をこすりつけて移動する習性があり、ネズミの体表にはさまざまな汚れや脂が付着しているので、結果として黒い線のような痕跡が残るというわけです。
またネズミは一度通ったルートは繰り返し通るので、「最初は黒い線が薄く、目立たなかった程度なのに日増しにくっきりしてきた」といった場合はネズミが住み着いている可能性が高いです。
糞尿
ネズミは壁や柱に身体をこすりつけて移動する習性の他に、排泄しながら移動する習性もあります。
そのため糞尿も、ネズミの侵入ルートを特定する手がかりです。
ネズミの糞の特徴は弊社の以下の記事でも詳しく述べているので参考にしてみてください。
かじった跡
柱や壁、電気配線などをかじった跡も有力なラットサインの1つです。
理由としてはネズミの前歯は常生歯(じょうせいし)と呼ばれ、生きている限りずっと伸び続けるので、常に柱や壁などをかじって前歯を研がなければならないからです。
ラットサインとしてわかりやすい反面、かじられると生活に支障をきたすものも含まれるので、かじられないための対策も必要です。
参考:動物の歯 – 歯とお口のことなら何でもわかる テーマパーク8020 日本歯科医師会
足跡
ネズミの足跡はかなり小さいので、他のラットサインの周囲を探して見つけるのがオススメです。
ただしネズミにとって餌が多い場所では、ネズミの発育も良くなる可能性もあるので、大きな足跡の発見もできるかもしれません。
ネズミ駆除については私たちにお任せください!
ネズミの出す騒音は鳴き声に限りません。
壁や柱などをかじる音や天井や屋根裏などを走り回る音などは、ドブネズミはもちろんクマネズミやハツカネズミのような普段は鳴かない種類でも出す騒音です。
したがってネズミの鳴き声だけ対策することを考えるのではなく、ネズミ被害そのものを解決することを考えましょう。
また市販の駆除グッズでもネズミ対策はできますが、できる範囲に限界があります。
特にネズミ被害解決に最も有効な手段は侵入経路封鎖ですが、ネズミの侵入経路を漏れなく見つけるのは一般の方では難しいでしょう。
害獣BUZZでは専門的な視点と技術により、ネズミ被害が再発しない効果的なサービスを提供可能です。
もちろん、お客様のご予算やご希望に合わせて最善のプランをご提案しますので、お気軽にご相談ください。
ささいな違和感へのご相談はもちろん、実際の被害によるお悩みのサポートまで幅広く対応いたします。
まとめ
ネズミの鳴き声はネズミ被害の1つであると同時に、ネズミの存在を示すサインでもあります。
またネズミの鳴き声が大きくないうちは様子をみるといった発想は、非常に危険です。
ネズミは繁殖力が強い動物で、住み着いている状態を放置してしまうと、あっという間に数が増えてしまいます。
数が増えてしまうと自力で対処するのはもちろん、専門家でも駆除に時間を要します。
些細なことでもネズミの存在を疑ったら、まず専門家に相談しましょう。
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