ネズミ捕りは自作できる?有効なトラップの使い方をプロが解説
ネズミ捕りが自作できるかお調べですか?
ネズミが家に入ってくると、食べ物や家具をかじったり、糞尿を撒き散らしたり、電気配線を切断したりと、衛生面や安全面で大きな問題になります。
一刻も早くネズミを駆除したい場合は、どうにかネズミ捕りを設置したいものです。
そこで、この記事では、自力で仕掛ける際に、有効なトラップの使い方をネズミ駆除のプロが解説していきます。
目次
ネズミ駆除に使われるネズミ捕りやトラップとは?
一般的に、ネズミ捕りやトラップというと、以下のような特徴を持つものを指します。
- ネズミが好む餌や誘引剤を用いて、罠の中におびき寄せる仕組みになっている
- 罠の中に入ったら出られなくなるように設計されており、死亡させるものと生け捕りにするものがある
- 罠は複数設置することで効果を高められるが、一度使用したらメンテナンスや処理が必要になる
- 罠は市販されているものだけでなく、自分で作成することも可能である
つまり、ネズミ捕りやトラップは、自分で手軽に購入したり作成したりできる反面、効果が出てからの対応が大変だったり、被害を完全に防ぐことが難しかったりするというメリットとデメリットがあるということです。
ネズミ捕り・トラップの種類
ネズミ捕りやトラップには、さまざまな種類がありますが、ここでは、代表的なものに絞って紹介していきます。
カゴ式ネズミ捕り
カゴ式ネズミ捕りは、金属製のカゴの中に餌を仕掛けて、ネズミが入ったら扉が閉まるようになっている罠です。
この罠はネズミを殺さずに生け捕りにできるというメリットがあります。
しかしその反面、後処理が大変です。
捕獲したネズミを遠くに放してもまた戻ってくる可能性もあり、目の前で毒餌を食べさせるのに抵抗がある人もいるでしょう。
またこの罠は、すばしっこく賢いクマネズミにはあまり効果がなく、ドブネズミに効果があります。
値段は1000円〜3000円程度です。
バネ式ネズミ捕り
バネ式ネズミ捕りは、木製やプラスチック製の台にバネ付きの金属板を取り付けた罠です。
餌を金属板に仕掛けておき、ネズミが餌を食べようとするとバネが作動して金属板が振り下ろされて、首や背中を挟んで殺します。
この罠は一度設置すれば何度も使えるというメリットがあります。
しかし死骸の処理や餌の補充が必要なうえに、他のネズミは警戒して近寄らなくなることもあるでしょう。
値段は500円〜1000円程度です。
粘着シート
粘着シートは、粘着力の強いシートに餌や誘引剤を仕掛けておき、その上に乗ったネズミを動けなくする罠です。
この罠は設置や処分が簡単で安価というメリットがあります。
しかし粘着力が弱まったり埃や毛で汚れたりすると効果が低下し、ネズミが生きたまま苦しむ姿を見ることになります。
また、小さな子どもやペットがかかってしまう危険性もあります。
値段は100円〜500円程度です。
駆除に最適なネズミ捕り・トラップの選び方
ネズミ捕りやトラップを選ぶ際には、以下のような点を考慮すると良いでしょう。
- ネズミの種類
- ネズミの数
- 使用場所
- 予算
それぞれ順を追って説明していきます
ネズミの種類
まずネズミの種類によって、効果的な罠が異なります。
日本で主に被害を与えるネズミは、クマネズミとドブネズミ、ハツカネズミの3種類です。
それぞれの種類のネズミの特徴とどの罠が有効か見ていきましょう。
クマネズミ
体長は12〜20cmで、毛色は灰色や黒色です。
しっぽは短くてふさふさしています。
穀物や果物などを食べます。
賢くて警戒心が強いので、カゴ式やバネ式の罠にはあまりかかりません。
粘着シートが最も効果的で、餌や誘引剤に釣られて罠に乗った瞬間に動けなくなります。
ドブネズミ
体長は18〜25cmで、毛色は灰褐色や黒褐色です。
しっぽは長くて細いです。
肉や魚などを食べます。
大きくて力が強いので、粘着シートから逃げ出すこともあります。
カゴ式やバネ式の罠が効果的で、餌や誘引剤に釣られて罠に入ったら出られなくなります。
ハツカネズミ
体長は5〜10cmで、毛色は白や灰や褐色などさまざまです。
しっぽは短くて細いです。
クマネズミ同様に穀物や種などを食べます。
3種類の中で最も小さいので、わずかなすき間からでも侵入可能です。
カゴ式やバネ式の罠が効果的で、かかりやすいです。
また粘着シートも効果的で、小さい体型ゆえに動けなくなります。
ネズミの数
ネズミの数によっても、効果的な罠が異なります。
ネズミは一匹では生活しないので、一匹見つけたら他にもいると考えるべきです。
ネズミの数が少ない場合は、カゴ式やバネ式などの再利用可能な罠を使うとコストパフォーマンスが良いですが、ネズミの数が多い場合は、粘着シートや毒餌などの一回限りの罠を使うと効率的です。
ただし、一回限りの罠は処分する際に不快感を伴うこともありますし、人やペットに影響を与える可能性もあります。
使用場所
使用場所によっても、効果的な罠が異なります。
屋内では、カゴ式やバネ式などの見た目が目立たない罠がオススメですが、屋外では、粘着シートや毒餌などの耐久性を優先して選ぶべきです。
ただし、屋外では他の動物や人に触れる可能性もあるので、注意して設置する必要があります。
予算
また予算によっても、選ぶ罠が変わってきます。
予算が少ない場合は、選択肢が粘着シートや自作罠などの安価な罠に限られますが、予算が多い場合は、電気ショック式や超音波発生器などの高価な罠も選択肢に入ってくるでしょう。
電気ショック式はネズミに対して殺傷能力が高いですが、超音波発生器は人間には聞こえない高周波音を発してネズミを追い払うので、殺傷しないというメリットがあります。
しかし効果に個体差があったり、慣れられたりすることもあるので一概に高い罠を使えば良いわけでもありません。
以上のように、ネズミ捕りやトラップを選ぶ際には、さまざまな要素を考慮する必要があります。
自分の状況に合った罠を選んで、効果的にネズミ駆除を行いましょう。
ネズミ捕り・トラップによるネズミ駆除方法
ネズミ捕りやトラップを使用する際には、以下のような点に注意すると良いでしょう。
- 設置場所の選び方
- 設置方法や餌・誘引剤の使い方
- ネズミ捕獲後の処理
それぞれ順を追って説明していきます。
設置場所の選び方
設置場所の選び方ですが、これは非常に重要です。
ネズミは暗くて狭くて隠れられる場所を好みます。
また壁沿いや角などに沿って移動します。
そのため、以下のような場所に罠を設置すると良いでしょう。
- ネズミが出入りしている穴や隙間
- ネズミが巣を作っている屋根裏や床下
- ネズミが食べ物を探している台所や食品庫
- ネズミがかじった跡がある家具や配線の周辺
- 壁沿いや部屋の角
設置方法や餌・誘引剤の使い方
次に、設置方法や餌・誘引剤の使い方ですが、これも重要です。
罠は正しく設置しなければ効果がないうえ、餌や誘引剤はネズミの好みに合わせなければ意味がありません。
以下のようなポイントに気をつけましょう。
- 罠はネズミの通り道に沿って設置する:ネズミは新しいものに警戒するので、罠を壁や角に密着させるか、箱や新聞紙などで覆って隠す
- 罠は複数設置する:ネズミは群れで生活するので、一匹だけ捕まえても意味がないため、罠を十分な数と間隔で設置する
- 餌や誘引剤はネズミの好みに合わせる:クマネズミは甘いものや果物を好み、ドブネズミは肉や魚が好み、ハツカネズミは穀物や種子を好む
ネズミ捕獲後の処理
最後に、ネズミ捕獲後の処理ですが、これも重要です。
罠にかかったネズミを放置しておくと、他のネズミを呼び寄せたり、悪臭や細菌を発生させたりします。
以下のような方法で処理しましょう。
死んだネズミは早めに処分する
死骸はビニール袋などに入れて密封し、ゴミとして捨てるか、埋めるか、焼却するかします。
手袋やマスクを着用して使い捨てて、必ず処理後には手指の消毒をしましょう。
生きたネズミは適切に扱う
生け捕りした場合は、遠くに放すか、毒餌を食べさせるかします。
放す場合は人里離れた場所で行い、毒餌を食べさせる場合は死骸の処理も忘れないようにします。
侵入経路を封鎖する
罠で捕まえたとしても、侵入経路が残っていれば再発のリスクがあります。
穴や隙間を見つけて塞ぐか、金網やパンチングメタルなどで突破されない施工を行います。
以上のように、ネズミ捕り・トラップによるネズミ駆除方法は、設置場所や方法、後処理などに注意しなければなりません。
ネズミ捕り・トラップを自作する方法
市販の罠以外にも、自分で罠を作成することも可能です。
ここでは、簡単に自作できる2種類の罠を紹介していきます。
ネズミを水で溺死させる罠の自作方法
この罠は、バケツと水ともみ殻を使って、ネズミを溺死させる方法です。
以下の手順で作成できます。
- バケツに水を半分ほど入れる
- もみ殻を水に浮かべて、水面を覆うようにする
- バケツの縁に餌や誘引剤を置く
- バケツの近くに板や棒などを立てて、ネズミが登れるようにする
この罠の仕組みは、ネズミが餌や誘引剤に釣られてバケツに飛び込むと、もみ殻の下に水があることに気づかずに溺れてしまうというものです。
この罠のメリットは、安価で簡単に作れることです。
注意点は、水が腐ったり凍ったりしないようにすることや、他の動物や人がかからないようにすることです。
ネズミを油で生け捕りにする罠の自作方法
この罠は、油で生け捕りにする方法です。以下の手順で作成できます。
- 空き缶やペットボトルなどの容器に油を入れる
- 容器の口に餌や誘引剤を置く
- 容器の近くに板や棒などを立てて、ネズミが登れるようにする
この罠の仕組みは、ネズミが餌や誘引剤に釣られて容器に飛び込むと、油で滑って出られなくなるというものです。
この罠のメリットは、殺さずに済むことです。
注意点は、後処理が大変なことや、他の動物や人がかからないようにすることです。
以上のように、自作の罠も効果的な場合がありますが、市販の罠よりも不安定で危険な場合もあります。
自作する場合は十分に注意してください。
ネズミ捕り・トラップを使用する注意点
罠を使用する際には、以下のような注意点があります。
- 罠を扱う際には人のニオイをつけない
- 人やペットがかからないようにする
- 効果が出ないときはメンテナンスする
それぞれについて解説します。
罠を扱う際には人のニオイをつけない
まず1つ目の注意点ですが、罠を扱う際には人のニオイをつけないようすることです。
ネズミは人のニオイに敏感なので、素手では触らないようにしましょう。
したがって手袋やペーパータオルなどを着用・使用のうえ設置します。
また罠を設置した後も、定期的にニオイを消すために消毒液やアルコールなどで拭くと良いでしょう。
人やペットがかからないようにする
次に2つ目の注意点ですが、人やペットがかからないようにすることです。
罠はネズミだけではなく、他の動物や人間も傷つける可能性があります。
特に粘着シートや毒餌などは、小さな子どもやペットにも危険なので、使用する場合は注意が必要です。
効果が出ないときはメンテナンスする
3つ目の注意点ですが、効果が出ないときはメンテナンスすることです。
罠は使用することで効果が低下したり、故障したりすることがあります。
特に粘着シートやバネ式の罠は、埃や毛で汚れたり、バネが弱くなったりすることがあるので、罠を設置した後も定期的にチェックして、清掃や交換を行いましょう。
また、餌や誘引剤も消費されたり、腐ったりすることがあります。
そのため、罠を設置した後も定期的に補充や交換を行う必要があります。
以上のように、ネズミ捕り・トラップを使用する際には、さまざまな注意点があります。
罠の効果を最大限に発揮するためにも、これらの注意点を守ってください。
しかし、罠だけでは被害を完全に防ぐことは難しいことも理解しておきましょう。
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ネズミ捕り・トラップでの対策は自分でも行えるものですが、家に侵入経路が残っている限り、被害解決にはなりにくく、死骸の処理や餌の補充なども大変だということをお伝えしました。
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まとめ
ネズミ捕り・トラップは効果や使い方、注意点などをきちんと把握したうえで実践することが重要です。
しかし一般の方がそれらをすべて理解し、罠だけで対策するには限界があり、そのうえ手間も時間もかかります。
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