ネズミが嫌いなニオイで追い出せる?メリットや注意点をプロが解説

ネズミが嫌いなニオイで追い出せる?メリットや注意点をプロが解説

ネズミは嗅覚が鋭い動物なので、嫌いなニオイによる追い出しができないかと多くの人が考えます。

結論から言えば答えはYesです。ただし闇雲にネズミが嫌いなニオイを使っても、思うような効果は発揮されません。

そこで本記事ではそもそもニオイではどこまでの効果があるのかや、ニオイによる対策の注意点を解説していきます。

記事後半では被害の再発防止まで見据えた対策についても説明しているので、飛ばさずに最後までお読み下さい。

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ネズミが嫌いなニオイで家から追い出せる

ネズミは嗅覚が優れている動物なので苦手なニオイがある場所から遠ざかる習性があります。

そのためネズミに対して、嫌いなニオイによる追い出しができます。

ちなみにニオイよるネズミ対策としては、忌避スプレーやくん煙剤といった対策商品が市販されている他、身近なものでネズミが苦手とするニオイでも対策が可能です。

また効果は大体1週間〜2週間程度で薄れていきます。 

ニオイによる追い出しの注意点

ニオイの効果は永久的なものではなく短期間です。

頻繁に使わないとニオイは薄れるうえに、ネズミがニオイに慣れる可能性もあります。

また追い出しに効果があっても、ネズミは帰巣本能により再侵入を繰り返すので、侵入経路封鎖をしないと根本的な被害解決にはいたりません。

ちなみにネズミの侵入経路にはたとえば下記が挙げられます。

  • 壁の割れ目
  • 屋根の隙間
  • 換気扇
  • 住居と基礎の隙間
  • エアコン、トイレや浴室の配管
  • 通気口

あくまで一部に過ぎませんが、上記の隙間を金網やパンチングメタルなどで塞いでおくのは有効な対策です。

また上記の隙間に限らず、ラットサイン(ネズミが通った後に残す痕跡)を見つけたらその近辺の隙間も塞いでおきましょう。

ラットサインについては、こちらの記事で詳しく解説しております。

ネズミが嫌いなニオイ

ネズミが嫌いなニオイには下記の3つがあります。

  • ハーブのニオイ
  • ワサビのニオイ
  • 唐辛子のニオイ

追い出しの効果を最大化させるには、先程説明したような侵入経路やネズミの巣、ラットサインが残る場所に散布するのがオススメです。

ハーブのニオイ

人間にとってはリラックス効果の高いハーブのニオイですが、ネズミにとっては刺激臭に感じられます。

ハーブの中でもピリッとするようなニオイのものは、特にネズミが苦手なニオイです。

具体的にはミント、ハッカ、ユーカリなどが挙げられます。

ワサビのニオイ

ワサビは人間が食べても、ツンとして涙が出ることもあります。

そのため嗅覚が鋭く、人間よりニオイに敏感なネズミにとっては、かなり刺激が強いニオイと言えるでしょう。

唐辛子のニオイ

唐辛子に関しては、カプサイシンと呼ばれる辛味成分がネズミには有効です。

ワサビに関しても同じことが言えますが、そもそも「辛い」という味覚を好む動物は人間だけであり、本来は痛みとして認識されるもの。

参考:「辛い」の科学 痛みがおいしさに変わるメカニズム

カプサイシンは特に辛味が強く、忌避剤や防鼠ケーブル・防鼠チューブ・防鼠テープなどの市販されるネズミ対策グッズから、防犯対策用の催涙スプレーにも含有されるくらい強力な効果を発揮します。

防鼠ケーブル・防鼠チューブ・防鼠テープに関する情報は、こちらの記事でも解説しております。

嫌いなニオイでネズミを追い出すポイント

嫌いなニオイによる対策として、ネズミを見つけたら噴射するのはもちろん有効です。

ただしなかなか家の中でネズミに遭遇する機会は少ないもの。

そこでオススメなのは、ネズミの通り道や巣に定期的に散布することです。

ネズミの通り道については前述した具体例は特に注意すべきですが、屋内と屋外をつなぐ隙間になる箇所は全て散布しておきましょう。

また巣になりやすい場所としては押入れ、タンス、天井裏、物置などが挙げられます。

巣作りのパターンとして壁の穴や配管の隙間などから家の中へ侵入し、ひと目につきにくく暖かい場所に、ティッシュペーパーや人の衣類、ビニールなどを使って巣を作ることが多いです。

したがって隙間からの導線上にあり、暖かく材料が豊富な場所にネズミが嫌いなニオイを定期的に散布しましょう。

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簡単!ネズミ駆除に使用するハッカ油スプレーの作り方

まずハッカ油スプレーを作る際には以下の4つを用意してください。

  • ハッカ油
  • 水(1L)
  • 容器(ペットボトルがオススメ)
  • 霧吹きノズル

次に作り方の手順について説明します。

  1. ペットボトルの水1Lに対して、ハッカ油2~3滴を入れる
  2. ペットボトルに霧吹きノズルを取り付ける

用意するものが少なく、作る手順についても2つの工程だけなので、どのご家庭でも気軽に作ることができます。

1点だけ注意が必要なのが、ハッカ油はプラスチックの一種であるポリスチレンを溶かしてしまう性質があるということ。

そのためプラスチックの容器を使用する場合、ポリスチレンのものを避けなければいけません。

使用可否の見分け方として容器に表示されている「PS(ポリスチレン)」を避けて、それ以外の「PP(ポリプロピレン)」「PE(ポリエチレン)」などの表記の容器を選ぶ方法もありますが、ペットボトルであれば何を選んでも溶けません。

したがってわざわざ手間をかけて選ぶより、ご家庭にある使用済みのペットボトルを使う方が簡単なうえに安心です。

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ニオイによるネズミ駆除は追い出しに一定の効果が見込めますが、あくまで一時的なものに過ぎません。

効果の持続性に限りがあるうえに、ネズミ自体がニオイに慣れることも多いです。

また仮にニオイによって追い出せたとしても、ネズミは帰巣本能により再侵入を繰り返します。

そのためネズミの侵入経路を塞がない限り、被害の根本的な解決にはつながりません。

したがってプロの意見としては、再発予防まで見据えて嫌いなニオイによる追い出しと併せて、侵入経路封鎖をセットで行うことをオススメします。

ネズミの侵入経路については具体例を挙げましたが、あくまで一部に過ぎません。

ネズミは基本的にはコイン1枚(1.5〜3㎝)程度の大きさの隙間があれば、どこでも侵入可能なので侵入経路を自力で漏れなく封鎖するのは非常に困難です。

害獣BUZZでは専門的な視点と技術により、ネズミ被害が再発しない効果的なサービスを提供可能です。

ささいな違和感へのご相談はもちろん、実際の被害によるお悩みのサポートまで幅広く対応いたします。

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まとめ

プロの見解としてはネズミの嫌いなニオイでの対策は、無効とまでは言わないものの再発予防のことも考えると効果が薄いというのが事実。

確かに市販される対策グッズを買ってくれば、準備も不要ですぐに対策できるうえに、身近なもので予算をかけずに始められるので試す価値はあるでしょう。

しかし被害の再発防止まで考えた場合は、侵入経路封鎖まで徹底しなければなりません。

害獣BUZZでは現地調査が無料で、お客様のご予算やご希望に合わせて最善のプランをご提案します。

ネズミ被害に不安を感じた段階で、お気軽にお問い合わせください。

この記事を書いた人

Osuo

害獣BUZZ編集部の押尾です! 無駄のない情報ではあるものの、読者の方が知りたい以上の情報を伝えることを心がけて記事を書きます。 卓球とビールが大好きです! 卓球をした後に、ビールを飲む瞬間はとても幸せになります。

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