アライグマに超音波対策の効果はある?有効な駆除方法をプロが解説
「アライグマが家に入ってきて困っている……。超音波を使えばアライグマ対策を自力で行えると聞いたことがあるが、本当に効果はあるのだろうか」とお困りではないでしょうか?
近年、アライグマ対策の方法として、超音波の使用に注目が集まっています。では実際、超音波でアライグマを駆除できるのかが気になるところです。
結論、アライグマ対策としての超音波の有効性は証明されていません。実際にアライグマを家から追い出せたケースは少ないことから、使用をオススメできないというのがプロの意見です。
そこで今回は、アライグマ駆除に使われる超音波の効果について分かりやすく解説します。実際に効果が期待できる駆除方法も紹介していますので、アライグマ対策として超音波の使用を考えている方は、ぜひ本記事をご覧ください。
目次
アライグマ駆除に使われる超音波とは?
超音波とは、人間が聞きとれる音の範囲(可聴領域)を超える周波数の音波のことです。一般的に人間の耳が聞きとれる音は20Hz〜20,000Hz(20kHz)の間だと言われており、これよりも高い周波数の音は超音波と呼ばれています。
超音波は人間に聞こえない一方でアライグマには聞こえるため、家の中で超音波を流せば、不快感を覚えて家から出ていくのではないかと考えられているのです。
理論上、超音波にはアライグマ駆除の効果があると考えられています。しかし、実際に超音波を使ったことがあるご家庭において、アライグマの追い出しに成功したという事例は少ないことを認識しておきましょう。
参考:ヤマハ「Better Sound for Commercial Installations Part 1: Sound Basics」
アライグマに超音波対策の効果は期待しにくい
前述のとおり、アライグマ対策として超音波の使用では、効果は期待しにくいです。「確実性が薄いうえに、たとえ効果が出たとしても一時的であることがほとんどなので、超音波の使用はオススメできない」というのが、害獣駆除のプロとしての見解です。
ここからは、アライグマに超音波対策の効果が期待しにくい理由について、以下2つのトピックに分けて詳しく取り上げます。
- 超音波を上手くアライグマに当てるのは難しい
- 効果が薄い商品が販売されているおそれがある
それぞれの理由を順番に分かりやすく解説します。
超音波を上手くアライグマに当てるのは難しい
超音波には、壁をはじめとする障害物に当たると反射・吸収されやすい性質があります。障害物が多い場所では超音波が到達する範囲が狭まり、アライグマに当てることが難しくなるでしょう。
また、アライグマは機敏な動物であり、生活圏が頻繁に変わります。一定の場所に超音波装置を設置していても、アライグマにその範囲外で活動されてしまう可能性が高いです。
一定の周波数の超音波を長時間受けると、その音にアライグマが慣れてしまう可能性もあります。結果として、アライグマ対策の効果が次第に薄れてくるケースもあるでしょう。その場合、せっかくアライグマの追い出しに成功したとしても、元いた場所に戻ってくる可能性が高いです。
効果が薄い商品が販売されているおそれがある
アライグマ対策アイテムとして販売されている超音波発生装置やアプリなどには、効果が薄い商品が含まれている可能性があります。
実際、2002年7月30日には、電磁波と超音波によりゴキブリ・ネズミを追い払えると謳った米国製駆除器「ペストX」に効果が認められないとして、公正取引委員会が輸入総代理店など3社に対して景品表示法違反(優良誤認)で排除命令を出しています。
現在、超音波を使ったアライグマ対策アイテムとしてさまざまな商品が販売されていますが、すべての商品で効果が実証されているとは限らない点を認識しておきましょう。
アライグマ対策として有効な方法は?
ここまでの説明を読んで、超音波にアライグマ対策の効果は期待できないことが理解できたはずです。それでは、アライグマ対策に悩まされているご家庭では、どのような対策を講じれば良いのでしょうか。
害獣駆除のプロとしては、ご家庭でも行えるアライグマ対策の方法としては、以下の3つが効果的だと考えています。
- アライグマが好まない環境に変える
- 忌避剤やくん煙剤で追い出す
- 侵入経路を封鎖する
それぞれの方法を分かりやすく解説しますので、ご家庭での対策にお役立てください。
アライグマが好まない環境に変える
アライグマが身近にいる場合、周辺の環境がアライグマにとって居心地の良い状態になっている可能性があります。そこでアライグマ対策を考える際は、まずアライグマが好まない環境を作ることが大切です。
一般的に、アライグマは餌を求めて人々の住む場所にやってきます。ゴミ箱はしっかりとフタをして、生ゴミやペットフードなどを屋外に放置しないよう心掛けましょう。
また、アライグマは木の下・物置・デッキの下など暗い場所を好みます。不要な物を片付けて隠れられる場所をなくすことで、アライグマにとって居心地の悪い環境を作りましょう。
忌避剤やくん煙剤で追い出す
アライグマは、鳥獣保護管理法や外来生物法といった法律により保護されている動物です。許可なく殺傷を伴う形で駆除したり、捕獲したりすることが禁止されています。
ご家庭で合法的にアライグマ対策を講じるためには、追い出しを図るのが基本です。アライグマを追い出すうえで効果的な対策としては、忌避剤やくん煙剤の使用が挙げられます。いずれも、ホームセンターやネットストアなど身近なお店で手軽に購入できます。
忌避剤は、害獣を寄せ付けないために用いられる薬剤です。忌避剤を庭に散布したり屋根裏や床下などに設置したりすれば、害獣を追い払えます。
忌避剤は対象とする害獣の種類ごとにさまざまな商品が販売されているので、アライグマ対策に特化したものを選んでください。
くん煙剤は、加熱することで有効成分を煙状の粒子として空中に拡散し、 害獣に直接接触・吸入させて効力を発揮する薬剤です。アライグマ用のくん煙剤には、彼らの嫌がるニオイを発生させる成分が含まれています。
くん煙剤は即効性があるうえに、広範囲で効果が期待できる点が魅力的です。ただし、密閉された空間でないと効果が弱まるほか、効果の持続性が比較的短いことから、一時的な対策方法として活用することをオススメします。
アライグマを家から追い出す方法について、詳しくは以下の記事でも解説していますので、併せてご覧ください。
参考:鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律
環境省「日本の外来種対策 罰則について」
侵入経路を封鎖する
アライグマを追い出し、家の中にいない状況が作れたら、侵入経路を封鎖しましょう。アライグマは帰巣本能が強く、一度侵入したことがある場所に再び戻ってこようとする習性があるためです。
今後、被害に悩まされないためには、家にあるすべての侵入経路を塞ぐ必要があります。アライグマの侵入経路として考えられるのは、主に以下の箇所です。
- 屋根裏付近の隙間
- 床下の通気口
とはいえ、アライグマはわずかな隙間でも侵入できてしまうことから、上記以外を侵入経路として使用するケースも十分に考えられます。
アライグマのすべての侵入経路を把握し封鎖することは難しいため、不安を感じるならばプロの駆除業者に任せましょう。
アライグマ被害についてはプロに相談するのがオススメ
ここまで説明したとおり、アライグマ駆除用アイテムとして販売されている超音波発生装置やアプリなどを使用しても、それだけでアライグマ被害は完全に解決できません。
一時的に追い出しに成功したとしても、その後に侵入経路を封鎖しなければ、アライグマが再び戻ってくるおそれがあります。確実かつスムーズにアライグマ対策を済ませたいならば、プロの駆除業者に相談することが望ましいです。
アライグマ駆除をプロに依頼することで、以下のようなメリットが得られます。
- 高度な専門知識と技術により効果的なアライグマ駆除を行ってもらえる
- アライグマの追い出しや侵入経路の封鎖、駆除後の清掃・消臭作業も任せられる
- アライグマの駆除や捕獲に関する法的トラブルを回避し安心して対策できる
以上の理由から、アライグマ対策はプロに依頼することが最も効果的かつ安全な選択肢だといえます。自己判断で駆除を試みる前に、まずはプロの駆除業者に相談してみましょう。
アライグマ駆除については私たちにお任せください!
前述のとおり、超音波にアライグマ駆除の効果が確実にあるとは言い切れないため、プロとしては使用をオススメできません。「超音波を使用したものの被害が解決しなかった」という場合には、すぐに害獣駆除の専門業者に相談し、適切な対策を講じましょう。
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当社は自社施工の駆除業者です。問い合わせから施工、清掃・除菌作業に至るまで一貫して丁寧に対応しており、下請け業者に依頼することがないので、リーズナブルな費用と、良質なサービスの提供を両立しております。
また、害獣BUZZは一般社団法人 日本有害鳥獣駆除・防除管理協会に所属しており、協会オリジナルの薬剤を使用している点も強みです。市販のアイテム以上の効果で、確実・安全にアライグマを駆除いたします。
ささいな違和感へのご相談はもちろん、実際の被害によるお悩みのサポートまで幅広く対応可能です。アライグマ被害でお困りの方や、不安に感じている方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
まとめ
近年、超音波発生装置やアプリなどに注目が集まっていますが、アライグマ駆除の効果が確実にあるという保証はありません。たとえ追い出しに成功したとしても、その後に侵入経路を封鎖しなければ被害が再発する可能性が高いです。
自力でのアライグマ駆除には多くの手間がかかるうえに、法的トラブルを招くリスクもあります。確実かつ安全にアライグマ被害を解決したいならば、プロの駆除業者に相談することが望ましいです。
「自力での対処が面倒」「超音波を使ったが追い出せなかった」など、アライグマ被害の解決にお困りでしたら、私たち「害獣BUZZ」にご相談ください。
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