コウモリの鳴き声はどんな音？夜に物音がうるさいときの対策も解説

「夜中に鳴き声や羽音のようなものが聞こえて、もしかしたらコウモリかもしれない。対処したいが、どうすれば良いのか分からない」とお困りではないでしょうか？

家のどこかから鳴き声や羽音らしきものが聞こえてきたら、家にコウモリが住み着いている可能性があります。とはいえ、聞こえてくる鳴き声や羽音が本当にコウモリのものなのか、自信がないという方も多いでしょう。

そこで今回は、コウモリの鳴き声はどんな音なのか、害獣駆除のプロ目線で分かりやすく解説します。夜中にコウモリによる物音がうるさいときの対策方法も紹介していますので、今受けている騒音被害を解決したい方は、ぜひ本記事をお役立てください。

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コウモリの鳴き声の特徴は？

実は、日本の住宅街に多く生息する「アブラコウモリ（イエコウモリ）」の鳴き声は、基本的に人間には聞こえません。コウモリは人間の耳には聞こえない、超音波と呼ばれる高周波数の音で鳴くためです。

夜行性で目が悪いコウモリは、超音波を発して跳ね返ってきた音で物の位置・大きさ・構造などを確認しています。コウモリが超音波で物の位置などを確認する能力を「エコロケーション」と呼んでいます。

とはいえ、コウモリが身の危険を感じたとき、人間の耳に聞こえる周波数で鳴くこともあります。具体的には、「キーキー」や「ジージー」のような機械音に近い音や「キュッキュッキュ」といった音で鳴くことが多いです。こうした音が聞こえるならば、近くにコウモリがいる可能性が高いでしょう。

そのほか、コウモリは、家の中から外に出るタイミングでも鳴くことがあります。

コウモリの鳴き声は普段は聞こえない

前述のとおり、普段、コウモリの鳴き声が聞こえてくることはありません。

日本にいるコウモリの中で人間にも聞こえる鳴き声を発するコウモリというと、「オヒキコウモリ」が有名です。しかし、オヒキコウモリは北海道（焼尻島）・埼玉県・神奈川見・三重見・兵庫県・愛媛県・福岡県・熊本県などで確認されただけで、数はアブラコウモリよりも圧倒的に少ないです。

また、オヒキコウモリは住宅ではなく、洞窟や岩の隙間といった自然環境の中に住み着く習性があるため、日本の民家でオヒキコウモリの鳴き声を聞くことはほとんどありません。

参考：福岡県レッドデータブック「オヒキコウモリ」

コウモリとネズミの鳴き声は似ている

コウモリとネズミの鳴き声は似ており、区別が難しいことがあります。夜間に不快な物音に悩まされる場合、鳴き声を聞き分けることが対策の第一歩となるでしょう。

前述のとおり、コウモリの鳴き声は、基本的に人間には聞こえません。聞こえる場合は、「キーキー」「ジージー」「キュッキュッキュ」といった音で鳴きます。

これに対して、ネズミは、人間にも聞こえる周波数で「キーキー」「チッチッ」といった甲高い音で鳴くのが基本です。このような鳴き声が天井裏や床下などから聞こえる場合、ネズミが住み着いている可能性があります。

ネズミが住み着いているかどうかは、ラットサインを確認することで調べられます。ラットサインの探し方は、以下の記事で解説していますので、併せてご覧ください。

コウモリが身近にいるときの主な被害

コウモリが家の近くや居住空間内にいると、さまざまな被害が生じるおそれがあります。想定される被害は、健康面・衛生面・経済面など幅広いため、一刻も早く対策することが大切です。

コウモリが身近にいる場合、主に生じる被害は以下のとおりです。

• 騒音被害
• 糞尿被害
• ノミ・ダニ被害

それぞれの被害内容を順番に解説します。

騒音被害

コウモリの鳴き声や羽音などは、特に睡眠を妨げる形で、ご自身やご家族の生活の質を低下させるおそれがあります。コウモリは夜行性の動物であり、夜間に群れで活動することが多いため、鳴き声や羽音が大きくなりやすく、睡眠を妨げられやすいです。

睡眠不足の状態は、仕事や勉強などのパフォーマンスを低下させるおそれがあるため、被害を感じたら早めに対策することが望ましいです。

糞尿被害

コウモリが身近にいる場合、家の中に糞尿を溜められている可能性があります。コウモリの糞尿は、健康・衛生・建物の損傷など多岐にわたる被害をもたらすため注意しましょう。

コウモリの糞尿は強い悪臭を発します。糞尿のニオイは、ご自身やご家族に不快感を与えるおそれがあるでしょう。

糞尿には病原が含まれているおそれもあり、人間にとって健康リスクをもたらします。例えば、コウモリの糞にはヒストプラスマ症と呼ばれる病気の原因となる微生物が含まれていることがあり、人間が吸い込むことで感染症にかかる危険があることが分かっています。

参考：国立感染症研究所「ヒストプラスマ症とは」

そのほか、コウモリの糞尿に含まれる酸性成分が建材を腐食させ、住宅の劣化を早めるリスクもあります。糞尿を放置すると建物の修理費用がかさむおそれがあるため、できる限り早い対策が望ましいです。

ノミ・ダニ被害

コウモリにはノミ・ダニが付着しているのが基本です。コウモリが身近にいる場合、ノミ・ダニが生活スペースに入り込んで、人間・ペットなどに被害をもたらすおそれがあります。

例えば、ノミ・ダニが布団の中に入り込んで人間・ペットの血を吸えば、腫れ・かゆみなどに悩まされるでしょう。ノミやダニの死骸を吸い込めば、アレルギー疾患を引き起こしかねません。

参考：エランコジャパン「ノミ寄生による皮膚炎」
　　　東京都福祉保健局「室内環境対策（ダニ・カビ）」

コウモリが身近にいるなら駆除すべき

ここまでに説明したように、コウモリが身近にいると深刻な被害をもたらすおそれがあります。被害の発生・拡大を防ぐためには、一刻も早く駆除することが大切です。

なお、コウモリ駆除の実施にあたって、注意すべきなのは法律による規制です。コウモリは鳥獣保護管理法の保護対象に指定されており、行政からの許可がない状態での殺傷・捕獲が禁止されています。

上記の規定に違反すると、1年以下の懲役もしくは100万円以下の罰金に処せられてしまうため、くれぐれも避けましょう。

参考：鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律

ご家庭でコウモリ駆除を行う際は、殺傷や捕獲を試みるのではなく、忌避剤を使用して追い出しを図るのが望ましいです。コウモリ用の忌避剤はネットショッピングやホームセンターなどで手軽に入手できます。ただし、必ず効果があるという保証はありません。

合法的かつ確実にコウモリ駆除を行いたい場合は、プロの駆除業者に依頼することをオススメします。

コウモリの駆除については私たちにお任せください！

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当社は、これまで数多くのご家庭でコウモリ駆除を成功させてきた実績を持つプロフェッショナルです。現地調査をもとに被害状況を入念にチェックしたうえで、お客様一人一人にぴったりの駆除プランをご提案・実行させていただきます。

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当社では再発防止の徹底にもこだわっており、多くのケースでサービスに保証をお付けすることが可能です（保証期間については、詳しくは現地調査のうえお伝えします）。

ささいな違和感がある程度でも、相談だけでも対応いたします。コウモリのような鳴き声や物音に不安を感じたら、時間を置かずに、まずはお気軽にお問い合わせください。

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まとめ

コウモリは、鳴き声だけでなく羽音や物音による騒音被害をもたらすこともあります。ご自宅でコウモリの仕業と考えられる騒音に気がついたら、被害が拡大する前に早めに対策しましょう。

なお、ご自宅で悩まされている騒音が、コウモリによるものではないケースもあります。住み着いている害獣を特定し、安心した生活を取り戻すためにも、なるべく早くプロの駆除業者に相談しましょう。

害獣BUZZでは無料の現地調査を実施しております。「家でコウモリのような鳴き声がする」「鳴き声や羽音がうるさいので、一刻も早く対策してほしい」と思われている方は、お気軽にお問い合わせください。