コウモリに忌避剤は有効?吊るす種類やジェルタイプなどの違いも解説

コウモリに忌避剤は有効?吊るす種類やジェルタイプなどの違いも解説

「身近にいるコウモリに困っていて、なんとか自力で対策したい……。コウモリ対策には忌避剤が良さそうだが、効果はあるのだろうか?」とお悩みではないでしょうか。

身近に現れたコウモリに対して、プロの駆除業者に依頼する前に、まずは手軽に購入できる忌避剤を使って自力で対策を行いたいと思う方は少なくありません。

結論、コウモリ対策として忌避剤の使用は有効です。吊るすタイプやジェルタイプなど、ご家庭の状況に応じて適した種類の忌避剤を使うと良いでしょう。ただし、コウモリ対策の効果を高めるためには、使用時のコツや注意点も把握しておく必要があります。

そこで今回は、コウモリ対策によく使われる忌避剤の効果や種類について分かりやすく解説します。忌避剤を使って効果的かつ安全にコウモリ対策を行うポイントについても紹介していますので、自力でのコウモリ対策を成功させたい方は、ぜひ本記事をご参考ください。

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コウモリ対策に忌避剤は有効

コウモリ対策に忌避剤は有効

コウモリの侵入を予防・対策できる方法の一つとして、忌避剤の使用が挙げられます。

忌避剤とは、特定の生物が嫌いなニオイ成分を利用して、その生物を特定の場所から追い出すために使用される薬剤のことです。コウモリ対策に特化した忌避剤も市販されており、うまく使用することで、コウモリを自宅から遠ざけることが可能です。

コウモリは優れた嗅覚を持つ動物で、特定のニオイを避ける傾向があります。忌避剤に含まれる成分がコウモリの嗅覚を強く刺激することで、コウモリが嫌がってその場から逃げ出すという仕組みです。

忌避剤は、コウモリが侵入しやすいと考えられる場所に設置できます。これにより、コウモリの侵入経路を的確に遮断できるようになるため、侵入を防ぐうえで効果的な対策となり得ます。

コウモリ対策によく使われる忌避剤

コウモリ対策によく使われる忌避剤

最近では、コウモリ対策アイテムとして、以下のようなさまざまな種類の忌避剤が販売されています。

  • スプレータイプ
  • 吊るすタイプ
  • ジェルタイプ
  • くん煙タイプ
  • 固形タイプ

それぞれの特徴を順番に解説しますので、ご家庭の状況に応じて適した忌避剤を選びましょう。

スプレータイプの忌避剤

スプレータイプの忌避剤は、特定の場所にスプレーするだけで簡単に使用できます。簡単に広範囲にスプレーできるので、初めて忌避剤を使用する方にもオススメです。

スプレータイプの忌避剤を使用すると、液体が微細な霧として広がるため、すばやく効果を発揮します。小さな容器に入っているものもあり、持ち運びやすいのも魅力です。

ただし、スプレータイプは使いやすい反面、屋内で使用するとニオイが充満することがあります。忌避剤の成分を直接吸入すると健康に影響を及ぼす可能性があるので、使用時は十分な換気を心掛けてください。

また、取扱説明書をよく読み、指定された使用量を守ることも大切です。

吊るすタイプの忌避剤

吊るすタイプの忌避剤は、場所を選ばず手軽に使用できるため、多くの人々に利用されています。

使用する際、壁に穴をあける必要がなく、天井・窓枠・ベランダなど、コウモリが侵入しやすい場所に簡単に取り付けることが可能です。吊るすタイプの忌避剤は、有効成分が徐々に放出される仕組みのため、一度設置すると長期間にわたって効果が持続します。

また、吊るすタイプの忌避剤の多くは、見た目がスタイリッシュで目立たないデザインです。部屋の雰囲気やインテリアの邪魔にならないでしょう。

吊るすタイプの忌避剤は、長期間にわたり効果が期待できるものの、一定の期間が経過すると効力が落ちてくるため、定期的に新しいものと交換することが推奨されます。

ジェルタイプの忌避剤

ジェルタイプの忌避剤は、使用できる範囲が広い点が特徴的です。ジェル状なので、凸凹のある場所や狭い隙間にも塗布しやすいです。コウモリが侵入する可能性のあるさまざまな場所で使用できるでしょう。

ジェルは乾燥しにくく、長時間にわたって忌避成分を放出し続けます。一度塗布しておけば、長期的にコウモリを遠ざける効果が期待できます。また、ジェルタイプの忌避剤の多くは無色透明であり、使用後も目立ちにくいのが嬉しいポイントです。

ただし、ジェルタイプの忌避剤にコウモリが絡まって、死んでしまうことがあります。コウモリを殺してしまった場合、鳥獣保護管理法に違反するおそれがあるため注意が必要です(法律の規制について詳しくは後述しています)。

くん煙タイプの忌避剤

くん煙タイプの忌避剤は、広範囲に煙を行き渡らせて忌避効果が得られるものです。広い空間や通気性のある場所での使用に適しています。煙は短時間で広がりますので、すぐに忌避効果を得たい場合にも効果的です。

くん煙タイプの忌避剤を使用した後は、室内をよく換気しましょう。人々やペットへの影響を低減させられます。また、火を使用するタイプでは、火気の取り扱いに十分に注意が必要です。

煙による忌避効果は一時的なものなので、効果を持続させるためには定期的な使用が求められる点にも注意しましょう。

固形タイプの忌避剤

固形タイプの忌避剤も、さまざまな魅力から多くの家庭で利用されています。

例えば、固形タイプの忌避剤では、スプレータイプやくん煙タイプに比べて効果が長持ちしやすく、頻繁な交換や再使用などの必要が少ないです。また、特定の場所に置くだけで使用可能で、粘着面やフックを使用すれば壁にも設置できます。

なお、固形タイプの忌避剤の持続期間は長いものの、無限に効果が持続するわけではありません。効果の持続期間は商品によって異なるため、使用説明書を確認し、状況に応じて定期的に新しいものと交換することがオススメです。

また、木酢液を忌避剤として使うケースもあります。

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効果的に忌避剤によるコウモリ対策を行うポイント

効果的に忌避剤によるコウモリ対策を行うポイント

コウモリの侵入を防ぐためには、ただ忌避剤を使用するだけでなく、その使い方に工夫が必要です。本章では、効果的に忌避剤によるコウモリ対策を行うポイントとして、以下の2つを取り上げます。

  • コウモリ駆除に適した場所や時間に使用する
  • 自分の家に合った種類の忌避剤を選ぶ

それぞれ理由も併せて詳しく解説しますので、忌避剤によるコウモリ対策にお役立てください。

コウモリ駆除に適した場所や時間に使用する

コウモリ駆除には適した場所・時間があります。

当然ながら、忌避剤は、コウモリがいる場所で使用しなければ効果が発揮されません。例えば、コウモリが出入りする可能性のある窓・隙間・換気口付近などで使用しましょう。

天井裏の隅や梁の上など、コウモリの巣の存在が疑われる場所も、忌避剤の使用が適している場所だと言えます。そのほか、物置・倉庫・床下など人の出入りが少ない場所は、コウモリの巣作りに好まれるため、忌避剤を使用する場所として検討すると良いでしょう。

忌避剤によるコウモリ駆除では、場所だけでなく、時間選びにも工夫が必要です。

コウモリは夜行性であり、夕方から夜間にかけて活動を開始するため、その時間帯になる前に忌避剤を使用・設置しましょう。また、春から初夏にかけての時期はコウモリの繁殖期です。この時期に忌避剤を設置すれば、巣作りの防止効果が期待できます。

このように、忌避剤を使用する際は、コウモリの生態を理解したうえで、適切な場所・時間を選ぶことがポイントです。

自分の家に合った種類の忌避剤を選ぶ

コウモリ対策として忌避剤を使用する際は、自宅の状況やコウモリの侵入経路を考慮し、最も適したタイプを選ぶことが大切です。

例えば、一戸建ての場合、屋根裏や床下などがコウモリの侵入経路となることが多いです。吊るすタイプの忌避剤を屋外の高い場所に設置したり、くん煙タイプの忌避剤を室内で使用したりすることをオススメします。

マンションやアパートなど集合住宅の場合、ベランダや窓などからコウモリが侵入してくるケースが多いです。そのため、ジェルタイプの忌避剤を窓枠に塗布したり、吊るすタイプの忌避剤をベランダに設置したりするのが効果的でしょう。

コウモリ対策を行う際の注意点

コウモリ対策を行う際の注意点

コウモリ対策を安心・安全に行うためには、以下の注意点を把握しておきましょう。

  • 法律の規制に注意する
  • 病原体への感染リスクを認識しておく

それぞれの注意点を順番に解説します。

法律の規制に注意する

忌避剤を使ってコウモリ駆除を行う際は、法律の規制に注意しなければなりません。鳥獣保護管理法の規定によって、行政から許可を受けずにコウモリを捕獲したり殺傷する形で駆除したりする行為は禁止されています。

この規定に違反すれば、1年以下の懲役もしくは100万円以下の罰金が科せられてしまうため、くれぐれも避けてください。

コウモリ対策アイテムを選ぶ際は、コウモリを捕獲・殺傷するようなアイテムを選ばないことが大切です。コウモリを傷つけるおそれがある罠・毒餌などではなく、コウモリを家から追い出したり、コウモリの侵入を防いだりする忌避剤を選びましょう。

参考:厚生労働省「コウモリと人の健康」
   農林水産省「コウモリ由来のウイルスとその感染症」

病原体への感染リスクを認識しておく

コウモリの体・糞尿には、さまざまな病原体が付着しているおそれがあります。コウモリの体・糞尿に触れることで、人間に病原体が移り、深刻な感染症にかかるリスクがあるため注意しましょう。

ハンタウイルス感染症や日本脳炎のほか、コウモリの糞尿から発生するカビ「ヒストプラズマ菌」による感染症の発症リスクも報告されているため、死骸を含めてコウモリの体や糞尿には絶対に素手で触れないでください。

コウモリ対策にあたって、噛まれたり引っ掻かれたりした場合には、すぐに病院へ連絡し受診することが大切です。

参考:鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律

コウモリの駆除については私たちにお任せください!

コウモリ対策として忌避剤の使用には効果が期待できるものの、合法的に実施する必要があるうえに、病原体への感染リスクにも注意しなければなりません。コウモリ対策について自力での実施に不安があれば、プロの駆除業者に依頼することをオススメします。

信頼できるコウモリ駆除業者をお探しでしたら、私たち「害獣BUZZ」にお任せください。

当社は自社施工の駆除業者で、問い合わせから駆除、再発予防策や清掃・除菌作業に至るまで、一貫して丁寧に対応することが可能です。下請けに依頼することがありませんので、費用を抑えながら良質なサービスを提供できます。

自力でコウモリ対策を行う際は、市販の忌避剤の購入が求められることもあります。忌避剤一つ一つの値段は手頃に感じられるかもしれませんが、いくつも試していると多くの費用がかかるものです。

早期の段階で駆除業者に依頼したことで、結果的に費用を抑えられたというケースは多く報告されています。プロに駆除を依頼することで、心身への負担も軽減されるはずです。

ささいな違和感へのご相談はもちろん、実際の被害による対策のサポートまで幅広く対応可能です。身近にコウモリがいて不安を感じている方は、お気軽にお問い合わせください。

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まとめ

忌避剤を使えばコウモリを追い出せる可能性があります。しかし、コウモリ対策を講じる際は、法律違反にならないよう配慮したり、病原体への感染リスクに注意したりといった意識が求められます。

また、市販の忌避剤について、必ずしも効果があるという保証がないことから、確実かつスムーズに被害を解決するためにも、プロの駆除業者に依頼することをオススメします。

害獣BUZZでは、コウモリ被害が再発しない効果的なプランをお客様一人一人のご予算・ご希望に沿って、最善の形でご提案させていただきます。

身近でのコウモリ被害および対策に関して、お困りのことや不安な点がございましたら、お気軽に害獣BUZZにご相談ください!

この記事を書いた人

Sato

害獣BUZZ編集部の佐藤カズキです! 2019年にライター活動を開始し、エビデンスに基づき、お客様の不安に寄り添った記事を届けています。自宅にコウモリが侵入し慌てた経験アリ。趣味は映画鑑賞で、サスペンスを中心に年間100本以上の作品を観ています。

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