コウモリの鳴き声がうるさい!駆除のプロが対処法を解説します!
「どうやら最近、コウモリが家に住み着くようになったらしく、うるさい鳴き声に悩んでいる……。すぐに解決したいが、どうにか自力で対処できないだろうか?」とお困りではないでしょうか。
コウモリは夜行性の動物であり、夜中にうるさい鳴き声を発して、ご家族の睡眠を邪魔することがあります。また、コウモリとネズミの鳴き声は似ていて、実はコウモリではなくネズミに住み着かれていたというケースもあるので注意が必要です。
そこで今回は、コウモリの鳴き声の特徴や、被害の対処法を害獣駆除のプロ目線で分かりやすく解説します。根本的な解決策についても紹介していますので、被害に遭わないためにも、本記事をご参考ください。
目次
コウモリの鳴き声の特徴
実は、日本の住宅地域に住むコウモリの大部分は「アブラコウモリ(イエコウモリ)」と呼ばれる種類です。実のところ、アブラコウモリの鳴き声は私たち人間にはほとんど聞こえないと言われています。
日本に生息するコウモリの中で、人間にも聞こえる鳴き声を出すのは主に「オヒキコウモリ」という種類です。しかし、オヒキコウモリの生息地は、京都・愛知・宮崎・高知など限られた場所でしか確認されておらず、アブラコウモリに比べて個体数が少ないという特徴があります。
さらに、オヒキコウモリは民家に住みつくことがあまりありません。主に洞窟や岩の隙間など自然環境に生息しており、日本の住宅でオヒキコウモリの鳴き声を聞くことは滅多にないのです。
アブラコウモリは、多くの場合、人間の耳には聞こえない高い周波数の音「超音波」で鳴きます。夜行性で視力が低いため、超音波が物体に当たって跳ね返ってくる音を使って、周囲の物体の位置・大きさ・構造を把握するのです。
参考:京都府「オヒキコウモリ|京都府レッドデータブック2015」
愛知県「オヒキコウモリ Tadarida insignis (Blyth)」
ネズミの鳴き声の特徴
コウモリの鳴き声とよく混同されるのが、ネズミの鳴き声です。ネズミの鳴き声は、人間の耳でもしっかりと聞き取れます。ネズミの鳴き声は種類により異なりますが、例えば「キーキーキー!」や「チッチッチッ!」といった声を出します。
もしも天井裏や屋根裏から、上記のような高い鳴き音が連続して聞こえる場合、コウモリではなくネズミの鳴き声かもしれません。
家の中にネズミがいるかどうか知りたい場合、ラットサインを確認しましょう。ラットサインの確認方法や対処法については、以下のページで詳しく説明していますので、参考にしてください。
鳴き声以外に発生するコウモリの騒音被害
コウモリは鳴き声だけでなく、羽音や物音などでも騒音被害を引き起こします。
例えば、コウモリは暗くなった頃に虫を捕食するために外に飛び出し、夜明け前に天井裏へ戻ってくるというサイクルで生活するのが基本なので、夜中に「バサバサ」といった羽音が発生しやすいです。
また、コウモリは小さな爪を持っており、歩いたり物に掴まったりする際に物音を発生させます。天井や屋根裏を移動する際に、ひっかき音・歩行音を生じさせることもあるでしょう。
このように、コウモリの騒音被害は鳴き声にとどまらず、羽音や物音などにも注意が必要です。鳴き声ではないからといって油断はできず、羽音や物音もうるさいため、ストレス・不眠症など健康面で悪影響を受けるリスクがある点を把握しておきましょう。
自力でできるコウモリ対策
コウモリ対策は自力でも実施できます。ただし、コウモリは「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」によって保護されている動物です。
行政からの許可がない状態でのコウモリの捕獲や殺傷の伴う駆除は禁止されており、違反すると1年以下の懲役あるいは100万円以下の罰金に処せられるため、くれぐれも避けてください。
上記の点を踏まえて、合法的に自力でコウモリ対策を講じるためには、追い出したうえで侵入経路を封鎖するというのが基本的な方法です。
追い出しを図る際は市販の忌避剤の使用が主流ですが、必ずしも効果があるわけではありません。また、コウモリの侵入経路は多岐に渡るうえに高所にあることが多く、自力で完璧に発見・封鎖するのは非常に困難です。
自力でのコウモリの追い出しや侵入経路の封鎖について不安があれば、プロの駆除業者に相談・依頼することをオススメします。
騒音以外の代表的なコウモリ被害
困ったことにコウモリは、騒音以外にもさまざまな被害をもたらす害獣です。本章では、騒音以外の代表的なコウモリ被害として、以下3つを取り上げます。
- フンによるニオイ被害
- 病原体やノミ・ダニによる被害
- 住宅の劣化による経済的被害
上記の被害を最小限に食い止めるためにも、コウモリを家の中で見かけたら一刻も早く対策を講じることが大切です。それぞれの被害内容について順番に解説します。
フンによるニオイ被害
コウモリのフンは固形であり、強いアンモニア臭があります。フンが放置されることでニオイがより強烈になり、特に密閉された空間では悪臭がこもりやすいので要注意です。
コウモリには、同じ場所に糞尿をする「溜め糞」と呼ばれる習性があります。屋根裏や天井の中にコウモリが住み着くと、一定の場所にフンが蓄積しやすいです。時間が経つにつれてフンのニオイは家の中に広がり、最悪のケースでは居住が困難な状況に陥ることもあります。
病原体やノミ・ダニによる被害
コウモリが関係する感染症としては、狂犬病・SARS・ニパウイルス感染症・ヘンドラウイルス感染症・ヒストプラズマ症などが広く知られています。病原菌を保有したコウモリに直接的あるいは間接的に接触してしまった場合や、引っかかれたり噛みつかれたりした際に、感染症にかかってしまうおそれがあります。
上記で挙げた感染症の中には、現時点で日本では感染が確認されていない病気も少なくないほか、コウモリから人間に感染した事例がないものもあります。
とはいえ、コウモリにはノミ・ダニが寄生していることもあり、健康面で悪影響を受けかねない点は把握しておくと良いでしょう。コウモリの大量の糞尿を住処にして、ノミ・ダニが大量発生してしまう可能性もあるでしょう。
繁殖したノミ・ダニは、天井の板材の隙間や、わずかな建材の隙間などから人間の居住空間に侵入してくるおそれがあります。アレルギーや皮膚炎など、ご家族に悪影響を及ぼすおそれがあるため、病原体だけでなくノミ・ダニの発生にも注意しましょう。
参考:エランコジャパン「ノミ寄生による皮膚炎」
東京都福祉保健局「室内環境対策(ダニ・カビ)」
厚生労働省「コウモリと人の健康」
農林水産省「コウモリ由来のウイルスとその感染症」
住宅の劣化による経済的被害
コウモリを原因とする住宅の劣化は、意外と見過ごされることが多いです。住宅の劣化がもたらす経済的被害は、予期せぬ出費や家の価値の低下を引き起こすことがあるため注意しましょう。
コウモリのフンが住宅の外壁や内壁に付着すると、その部分が変色することがあります。特にアルミや塗装された部分にフンが付着すると落ちにくく、クリーニングに高額な費用がかかる場合があります。
また、コウモリの糞尿は酸性であり、木材や建材に長時間接触すると腐食するリスクが生じます。結果として早期の修復・交換が必要となり、決して軽くない経済的負担がかかるでしょう。
コウモリが屋根裏に住み着いて、断熱材を破壊することもあります。冬の暖房効果や夏の冷房効果を低下させて、エネルギーコストの増加を引き起こしかねません。
コウモリの駆除については私たちにお任せください!
前述のとおり、コウモリがもたらす被害は鳴き声以外にも多種多様です。コウモリ被害を未然に防ぐためには、コウモリを駆除したうえで、侵入経路を特定し適切に封鎖する必要があります。
とはいえ、自力でコウモリ対策を完璧に行うのは難しいため、確実かつスムーズに被害を解決したい場合は、コウモリ駆除の専門業者に依頼することがオススメです。
信頼できるコウモリ駆除業者をお探しであれば、私たち「害獣BUZZ」にお任せください。
当社は自社施工を手掛けている、プロのコウモリ駆除業者です。問い合わせから駆除の施工、再発防止策や清掃・除菌といったアフターフォローに至るまで、丁寧に対応させていただきます。
下請けに依頼することがないため、リーズナブルな費用で、一つ一つのご家庭のニーズに応じた最善のプランをご提案・実行することが可能です。
当社では再発防止の徹底にもこだわっており、多くのケースでサービスに保証をお付けすることが可能です(保証期間については、詳しくは現地調査のうえお伝えします)。
ささいな違和感がある程度でも、相談だけでも対応いたします。コウモリのような鳴き声に気づいたら、時間を置くことなく、まずはお気軽にお問い合わせください。
まとめ
コウモリの騒音被害は、鳴き声だけでなく、羽音や物音が原因で発生することもあります。ご自宅でコウモリの騒音に気づいた際は、被害が拡大する前に早めに対策することが重要です。
なお、ご自宅で悩まされている騒音が、コウモリによるものではないケースもあります。家に住み着いている害獣をスムーズに特定するためにも、なるべく早く専門の駆除業者に相談しましょう。
害獣BUZZでは無料の現地調査を実施しておりますので、「家でコウモリのような鳴き声がする」「鳴き声や羽音がうるさいので、一刻も早く対策してほしい」と思われている方は、お気軽にお問い合わせください。
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