ハクビシン対策にハーブやハッカ油は有効?有効な対策をプロが解説
ハクビシンの存在を疑った場合、多くの方がまず身近にあるもので対策しようとするでしょう。
ハーブやハッカ油などを検討する方もいますが、果たして本当に有効なのかが気になるところ。
そこで今回はハクビシン対策におけるハーブやハッカ油の有効性や、ハクビシンが苦手な他のニオイ、そのニオイの使い方などを詳細に解説します。
有効な対策を行って、ハクビシン被害を解決しましょう。
目次
ハクビシン対策にハーブやハッカ油は有効?
ハクビシン対策においてハーブやハッカ油は一定の効果を発揮します。しかし効果が強いとは言えません。
ハクビシン自体は嗅覚が鋭い動物なのでニオイには敏感に反応しますが、ハーブやハッカ油ではニオイの持続時間が短いため、それだけで追い出すのは難しいでしょう。
したがってハーブやハッカ油を使う場合は、他の対策との併用を考える必要があります。
またニオイによる対策でハクビシンの追い出しを考えている場合は、ハーブやハッカ油よりも刺激の強いニオイのものをオススメします。
次の項ではハーブやハッカ油よりもハクビシン対策に効果的なニオイを紹介します。
ハーブやハッカ油よりも効果のあるニオイは?
ここでは、ハクビシン対策においてハーブやハッカ油よりも効果的なニオイを挙げていきます。
ニンニクや唐辛子などの刺激の強いニオイの食品
ハクビシン対策において、ニンニクやトウガラシなど刺激の強いニオイの食品は忌避剤として有効です。
ニンニクはすりつぶすことで、トウガラシは天日干しにして使うことでハクビシンへの忌避効果が期待できます。
木酢液
木酢液は炭をつくるときに発生する煙を冷やして液体化したもので、山火事のニオイがします。
ハクビシンは本来山林に生息している動物なので、木酢液による山火事のニオイを感じると生命の危機を察知して逃げ出します。
灯油
ハクビシンは石油系のニオイも嫌うので、石油ストーブの余った灯油は忌避剤として使えます。
ただし建物の周りに石油を撒いたり、石油や灯油タンクなどを外に置いたりするのは、火災の危険性があるので注意が必要です。
また灯油はすぐに蒸発するので、効果の持続期間は一週間程度です。
ウルフピー(オオカミの尿)
ニオイによる対策で特に効果が高いのがウルフピーです。
ハクビシンにとってオオカミは天敵であり、動物にとって尿とはナワバリを示すものなのでオオカミの尿のニオイがしている場所にハクビシンは寄りつきません。
また天敵のニオイは遺伝子に刻まれた情報なので、オオカミの尿のニオイにハクビシンが慣れる心配も不要です。
参考:天敵の匂いを忌避する行動は先天的に決められていることを証明
ただしウルフピーはかなり強烈なニオイなので、屋外でしか使用できないことや、使用時には近所迷惑にならないように事前に申し出るなどの手間や注意が必要です。
ハクビシンをニオイで遠ざける方法
それでは、ハクビシンをニオイで遠ざける方法について具体的に見ていきましょう。
ニオイによる3つの対策方法
ハクビシンをニオイで遠ざけるには下記の3つの方法がオススメです。
穴あきペットボトルを設置する方法
こちらは潰したにんにくや唐辛子など、固形のものを使用する場合の方法です。
手順は下記の通りです。
- ニオイのするものをペットボトルの中に入れる
- ペットボトルの上部に穴を開ける
- 設置する
また固形のものではありませんが灯油は古布に含ませて、上記のような穴の開いたペットボトルに入れて使いましょう。
灯油を後述するスプレーの方法で散布するのは、キッチンのような火を扱う箇所では火災の危険性を伴うので厳禁です。
ペットボトルをスプレーにする方法
こちらの方法は木酢液やハッカ油を散布する際に使います。
まず分量に関しては木酢液の場合はペットボトル1リットルの水に対して小さじ1杯分、ハッカ油に関しては2~3滴で調整しましょう。
そのあとの手順としてはどちらも下記の通りです。
- このペットボトルに霧吹きノズルを取り付ける
- そのままスプレーとして追い出したい箇所に散布する
ペットボトルを地面に埋める方法
こちらの方法は畑を荒らされたり、家畜を攻撃したりといった屋外でのハクビシン被害に遭っている方にオススメの方法です。
手順としては下記の通りです。
- ペットボトルに規定の量の木酢液を入れる
- 3~5m間隔でペットボトルの口だけ地表に出るように地面に埋める
この方法では下記に挙げるようにメンテナンスの手間がかからないメリットがあります。
- 補充の際につぎ足しやすい
- 蓋をしておけば保存しやすい
ハクビシンの通り道や巣に行うと効果的
最後に設置場所についてですが、ハクビシンの通り道や巣に行うとより効果的です。
ちなみにハクビシンの侵入経路で代表的なものは下記のものが挙げられます。
- 壁や屋根の穴が空いている場所
- 屋根同士が重なっている隙間
- 通風口
- 床下にある隙間
室内の場合は、上記のようなハクビシンが使う出入り口と反対方向の場所でニオイを放つようにすれば、外に逃げて行きやすいでしょう。
またハクビシンは直径9cmの円や1辺8cmの正方形の隙間があれば容易に侵入できてしまううえに、木登りが得意な動物です。
したがって人目につかない高いところから侵入することができます。
上記に挙げている箇所以外にも、高所で侵入されそうな隙間がないかを念入りに確認しておきましょう。
また高所の作業で危険を伴う場合は、専門家に相談することをオススメします。
ハクビシン対策でどうしてもハーブを使いたい場合の注意点
プロとしてはハーブ単体でのハクビシン対策はオススメしません。
ただし中には他の対策と併用して、趣味も兼ねて庭でハーブを育てて忌避効果を狙う人もいます。
ハーブを育てるなら、ハーブの繁殖力に注意が必要です。
ハーブの多くは繁殖力が強いので、地下茎でどんどん増えていき、他の植物の成長を妨げることがあります。
特にミントは繁殖力が強く、地下茎が庭を覆い尽くしてしまうことも珍しくありません。
敷地を超えて広がったり、一緒に植えている植物を駆逐してしまったりすることがないように、 庭で育てるなら地植えは避けて鉢植えで管理しましょう。
ハクビシンを遠ざけたら侵入経路を塞ごう
ハクビシンをニオイで追い出したら侵入経路封鎖まで行うことで、被害の再発を予防できます。
なぜならハクビシンには帰巣本能があるので、一度侵入した場所には何度も再侵入を繰り返すからです。
したがって侵入経路を塞がない限り、ハクビシンの侵入と追い出しのいたちごっこを続けることになってしまいます。
前述した侵入経路の封鎖はもちろんのこと、屋内と外の境目になる隙間は全てチェックしておきましょう。
ハクビシン駆除については私たちにお任せください!
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ハクビシン対策においてハーブやハッカ油は寄り付きにくくするのに効果が全くないとは言いきれないですが、将来的な被害のリスクもゼロにするには侵入経路の封鎖が重要です。
一方で、専門知識がなければ全ての侵入経路を見つけることは難しいでしょう。
また高所での侵入経路封鎖の作業には危険を伴う場合もあるので、対策の確実性と安全性を考慮するならば専門家への相談がオススメです。
害獣BUZZでは専門的な視点と技術により、ハクビシン被害が再発しない効果的なサービスを提供可能です。
もちろん、お客様のご予算やご希望に合わせて最善のプランをご提案しますので、お気軽にご相談ください。
まとめ
ハクビシン対策にハーブによる対策がベストだとは言えません。
プロの見解としてはハーブではなく、ニンニクや唐辛子などの食品、木酢液、灯油、ウルフピーなどを忌避剤として使用することをオススメします。
またニオイでハクビシンを追い出したら、侵入経路封鎖までしっかり行うことで被害の再発防止につながります。
ただしハクビシンの侵入経路を、一般の方が漏れなく見つけるのは難しいです。
ハクビシンの追い出しや侵入経路封鎖について不安がある方は、お気軽に害獣BUZZにご相談ください!
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