ネズミが通る穴の塞ぎ方は?侵入防止に有効な対策をプロが解説!
ネズミは家の中に入り込むと、食べ物や家具を荒らしたり、糞尿や病原菌を撒き散らしたりして、人間にとって大きな被害や危険をもたらします。
ネズミの駆除はもちろんですが、それよりも重要なのは、ネズミの家への侵入を防ぐことです。
しかし初めての場合、どうやって穴を塞ぐのかわからないもの。
また穴を塞いだだけでは十分ではない場合もあります。
そこで本記事では、ネズミが通る穴の塞ぎ方やその注意点、さらに穴の封鎖とセットで行えるネズミ対策について解説します。
本記事を参考に、突破されないネズミ対策を行いましょう。
目次
ネズミが通る穴の主な塞ぎ方
ここではネズミが通る穴を塞ぐ代表的な3つの方法を述べます。
パンチングメタルや金網を使う
パンチングメタルや金網は、金属製の板や網で、多数の小さな穴が開いている、もしくは網目になっています。
これらを使って穴を塞ぐことで、ネズミがかじったり、引っ掻いたりしても突破を防ぐことが可能です。
また目が細かいものをきちんと選ぶことで、すり抜けるのも防げます。
一方注意すべき点として、パンチングメタルや金網は重量があるので、取り付ける際にはしっかりと固定が必要な点が挙げられます。
防鼠ブラシを使う
防鼠ブラシとは、金属製の細い針状の毛が密集しているブラシです。
防鼠ブラシをネズミの侵入しそうな穴に詰め込むことで、ネズミが刺されたり引っかかったりして通れなくなります。
また防鼠ブラシは柔軟性があるので、曲がったり細かい穴にも対応可能です。
さらに軽量で取り付けやすいのもメリットの1つです。
ただし防鼠ブラシは軽量で柔軟な分、噛み切られる可能性もあるので、定期的にチェックする必要があります。
防鼠パテで埋める
防鼠パテは、ネズミの侵入を防ぐために使われるパテ状の忌避材です。
パテにはネズミが嫌う唐辛子の辛み成分を含むものや、金属粉末やガラス繊維を含むことでネズミの歯を傷つけたり、不快感を与えたりする効果のものもあります。
防鼠パテは塗りやすく乾燥も早いので、小さな穴や壁の隅などにも使える箇所において汎用性が高いです。
また防水性や耐候性もあり、屋外の穴にも使えます。
ただし防鼠パテは剥がれたりひび割れたりする可能性もあるので、こちらも定期的なチェックは欠かさないようにしましょう。
穴の封鎖とセットで行えるネズミ対策
穴を塞ぐことはネズミ対策の基本ですが、それだけでは不十分な場合もあります。
そこでここでは穴の封鎖とセットで行える2つのネズミ対策を解説していきます。
忌避剤を使う
忌避剤とは、ネズミが嫌うニオイや刺激を発するものです。
主にスプレータイプ、くん煙剤、設置タイプ(ゲル状)の3つに分けられます。
それぞれのタイプの詳細については下記記事をご参照ください。
いずれのタイプの忌避剤も、家の中や外周に散布もしくは設置することで、ネズミを遠ざけることができます。
ただし忌避剤は効果が時間とともに薄れたり、ネズミが慣れたりする可能性もあるので、定期的に補充、もしくはニオイを変えなければいけません。
また忌避剤は人間(特に子ども)やペットにも影響を与える場合があるので、使用方法や注意事項をよく確認しましょう。
エサや巣の材料を片付ける
エサや巣の材料を片付けることは、ネズミ対策の基本であり有効な手段です。
エサとしては、人間の食べ物や生ゴミ、ペットフードなどがあります。
これらを放置してしまうと、すぐにネズミはニオイを感じ取り、集まってくるでしょう。
次に巣作りの材料としては、下記が挙げられます。
- 枯葉や枯草
- 小枝
- 新聞紙
- ダンボール
- ティッシュ
- ビニール袋
- 服やタオルなどの布類
- 布団の棉(食い破って使う)
- 断熱材(食い破って使う)
これらが放置された環境は、ネズミにとっては快適な環境です。
このようにエサや巣の材料があることで、ネズミにとって住みやすくメリットのある環境になってしまいます。
したがってネズミにとって不快で住みにくい環境にしなければなりません。
具体的には、以下のようなことを心がけましょう。
- 食べ物やゴミは密閉容器に入れて保存する
- 食器や調理器具は洗って片付ける
- キッチンやダイニングルームなどは清潔に保つ
- ペットフードや鳥かごなどは高い場所に置く
- 紙類や布類などは整理整頓する
- 収納スペースや押入れなどは定期的に開けて換気する
ネズミが通る穴を塞ぐ際の注意点
穴を塞ぐことは有効なネズミ対策ですが、その際に注意しなければならないことがあります。
そこでここでは、穴を塞ぐ前と後に行うべきことを2つ紹介します。
事前に室内にネズミがいない状態にする
穴を塞ぐ前に、室内にネズミがいないか確認することが重要です。
もし室内にネズミが残っていた場合、穴を塞いでしまうと、ネズミは出口を失ってパニックを起こすかもしれません。
その結果、家の中で暴れたり、別の穴を探したり、新たな被害を引き起こしたりする可能性があります。
また室内に閉じ込められたネズミが、飢えやストレスで死んでしまうこともあります。
その場合、死骸から悪臭や細菌が発生して、二次災害につながりかねません。
室内にネズミがいないか確認する方法は、以下のようなものがあります。
- ラットサイン(糞や尿、黒い擦り跡、噛み跡など)を観察する
- ネズミ捕りや毒餌を仕掛けて捕獲する
それぞれについて、下記記事でも紹介しているのでご参照ください。
封鎖した後も突破されていないかチェックする
穴を塞いだ後も、定期的にチェックすることが必要です。
ネズミは非常に執念深くがんこな性格の動物なので、一度塞いだ穴でも再び突破しようと試みることがあります。
特にパテやブラシなどは、噛み切られたり剥がれたりしやすいので注意が必要です。
また新たな穴が発見された場合も、早急に対処する必要があります。
チェックする方法は、以下のようなものがあります。
目視で確認する
穴の状態を直接見ることで、ネズミによる破壊や新たな穴の発生を検知することができます。
この方法は、穴が見やすい場所にある場合や、定期的に家の中を巡回する場合に有効です。
ただし穴が見えにくい場所にある場合や、目視だけでは判断が難しい場合には不向きな方法と言えます。
ペンキやチョークで印をつけておく
穴の周辺に色や形をつけておくことで、ネズミによる破壊や新たな穴の発生を検知することができます。
この方法は、穴が見えにくい場所にある場合や、目視だけでは判断が難しい場合に有効です。
ただしペンキやチョークが剥がれたり薄れたりする可能性があるので、定期的なチェックとメンテナンスの手間があります。
穴の周辺に粉末や紙切れなどを散布しておく
穴の周辺に細かい物を置いておくことで、ネズミが通った際にそれらが動いたり散らばったりすることを利用して、ネズミの侵入を検知することができる方法です。
この方法も、穴が小さくて見えにくい場合や、ネズミの活動時間帯と重ならない場合に有効です。
ただし粉末や紙切れは風や水などで移動したり消えたりする可能性があるので、それらの影響を受ける箇所には向きません。
ネズミの侵入経路を見つけるポイント
穴を塞ぐことは有効なネズミ対策ですが、その前提としては、まずネズミの侵入経路を見つける必要があります。
ネズミの一般的な侵入経路は下記の通りです。
- 換気口や排水口
- 配管や電線
- 窓やドア
- 屋根裏や床下
これらの箇所を中心に、前述したラットサインの有無や状況の確認をすることで、ネズミの侵入経路を推測することができるでしょう。
ネズミの駆除については私たちにお任せください!
ネズミは繁殖力、順応力が共に高い動物で、常に新たな侵入経路を探しています。
また、一度家に入り込んだネズミはなかなか出て行きません。
そのため、実は一般の方が自力で駆除を成功させるのはかなり難易度が高いです。
確実に駆除したい場合には信頼できる駆除業者へ相談・依頼をしましょう。
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まとめ
穴を塞ぐことはネズミの侵入を効果的に防ぐことができますが、それだけでは完全にネズミを駆除することはできません。
封鎖しても突破してくるリスクも考慮する必要があります。
確実な方法としては、信頼できる駆除業者へ相談・依頼を行い、被害が悪化する前に再発防止まで考慮した施工をしてもらうことが挙げられます。
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