ネズミは餓死する?家で見つけたときに放置NGな理由もプロが解説
ネズミというと生命力が強く、家に住み着かれると厄介なイメージが強い害獣です。
しかしネズミにも弱点はあります。それは空腹に耐えられないということです。
本記事ではネズミがどのくらいの期間で餓死するかやその理由を詳細にお伝えします。
また記事後半ではネズミ被害を放置することのリスクや、根本的な被害解決に有効な対策について解説しているので、飛ばさずに最後までお読みください。
目次
ネズミは数日で餓死する
ネズミにとって空腹は死活問題であり、寒いときには1日、暖かいときには4〜5日程度で餓死します。
なぜこのような短期間で餓死するかというと、ネズミはエネルギー消費の激しい動物でなおかつ、身体に大量のエネルギーを貯めることはできないからです。
蓄えられる脂肪の量が少ない小型動物はすぐにエネルギー切れを起こします。
したがって空腹状態に追い込まれることは、ネズミにとって生命の危機に追いやられる状況と言えます。
ただしネズミが著しい飢餓状態になると、攻撃性が増して共食いを行うこともあります。
そうなると一部のネズミは餓死しないうえに、死骸の腐乱も想定されるので、プロとしては餓死を促すだけの対策はオススメできません。
基本的にはネズミ対策の際には、追い出しと侵入経路封鎖のセットがマストです。
ネズミは餓死しないためにどれくらいの食料が必要?
ネズミは1日に体重の約3分の1から4分の1の食料を摂取する必要があります。
家屋に侵入するネズミの種類は以下の3種類です。
ドブネズミ | クマネズミ | ハツカネズミ | |
体重 | 200~500g | 120~250g | 10~30g |
したがって体重の目安に4分の1をかけた計算で、少なくとも下記の量は必要としていることがわかります。
ドブネズミ | クマネズミ | ハツカネズミ | |
必要な食事摂取量 | 50~125g | 30~62.5g | 2.5~7.5g |
ネズミは人の家でどういうものを食べる?
ネズミは雑食なので基本的には何でも食べます。
人間の食べものはもちろん、ペットフードや、生け花などの観葉植物、昆虫などあらゆるものを食べるので、ネズミの食料を完全に排除するのは実は難しいです。
ちなみに何でも食べるとはいえ、ネズミの種類によって好物があります。
ドブネズミ | クマネズミ | ハツカネズミ | |
好んで食べるもの | 魚介類や肉 | ・種子や穀物類 ・果実 ・肉 | ・種子 ・野草 ・花 ・園芸野菜 ・米 ・昆虫 |
家に住み着いているネズミの種類が把握できれば、ネズミを捕らえる際のトラップに、上記の餌の設置が有効です。
ネズミの種類の把握については、以下の記事を参考にしてみてください。
ネズミ対策には餌となるものを見せないことが重要
ネズミ対策の際には、ネズミの餌になるものを片付けておくことは必須です。
特に生ゴミや仏壇のお供え物、ペットフードなどは食品のニオイを嗅ぎつけてネズミが寄ってきやすいので注意が必要です。
プラスチック程度では食いちぎってしまう可能性もあるので、ガラスのような固い容器に入れるか、冷蔵庫に入れるなどして完全に密閉することを心がけましょう。
上記のことを守れば、ネズミは餓死しないために外に出ていくケースもあります。
ただしネズミは帰巣本能により再侵入を繰り返します。
侵入経路を塞がなければ、追い出しと再侵入のイタチごっこになってしまいます。
また前述のように飢餓状態から共食いするリスクもあるので、プロとしてはネズミが家にいない状態にして侵入経路封鎖まで徹底することをオススメします。
もしも難しさを感じるようでしたら、お気軽にご相談ください。
注意!ネズミを放置すると生じるリスク
「まだ大したことないから様子を見よう」と感じて、ネズミ被害を放置するのは非常に危険です。
ネズミ被害を放置すると下記のリスクがあります。それぞれ詳細に説明します。
火災
ネズミを放置しておくと火災の危険性があります。
なぜならばネズミが配線関係のケーブルをかじり、感電すると火災事故につながるからです。
実際に国内で過去に、耐火造9階建ての複合ビルの地下飲食店内の分電盤から出火し、分電盤内の配線が焼損した事例もありました。
参考:動物が原因 で出火した火災事例について 消防防災博物館
ネズミの前歯は一生伸び続けるという特徴があります。そのためネズミは前歯を研ぐために定期的に固いものをかじり続けなければなりません。
したがってネズミが複数いれば重要な配線をかじる確率も上がります。
またネズミの繁殖を放置する時間が長ければ、ネズミが増えて配線を食いちぎる確率も上がるので、決して火災が起こることが珍しいことではないのです。
感染症・アレルギー
ネズミ被害を放置することで感染症やアレルギーにかかるリスクもあります。
なぜならネズミの体表には大量のノミやダニ、病原体が付着しているからです。
ネズミが運んでくる病原体による感染症はもちろん、ノミやダニが住民やペットに寄生先を変えることでアレルギー反応を引き起こします。
またネズミに寄生しているイエダニは吸血性を有しており、噛まれたら強力なかゆみや感染症を引き起こす可能性が高いです。
つまりネズミ自体が運ぶ感染症+ネズミに付着する害虫が運ぶ感染症やアレルギーのリスクがあるということです。
家の天井や柱の腐食
ネズミは排泄しながら移動する習性があるので、ネズミが定住してしまうと家の至るところに糞尿があふれてしまうことになります。
特にネズミは温かい場所に巣を作るので、例えば屋根裏の断熱材を食い破り、糞尿が放置されると家の天井や柱が腐食する恐れもあります。
屋根裏でネズミの足音が聞こえるというのは、危険信号なので早急な対処が必要です。
ネズミ駆除については私たちにお任せください!
ネズミ被害を放置するのは非常に危険です。
しかし自力での駆除は、追い出しに一時的な効果が見込めるものの、再発がしやすいのも事実。
ネズミ被害の根本的な解決には侵入経路の封鎖が不可欠です。
ちなみにネズミの侵入経路には下記などの例が挙げられます。
- 壁の割れ目
- 屋根の隙間
- 換気扇
- 住居と基礎の隙間
- エアコン、トイレや浴室の配管
- 通気口
ただしこちらもあくまで一例に過ぎません。
ネズミはコイン1枚(1.5〜3㎝)程度の大きさの隙間は侵入可能なので、隙間さえあれば予想もつかないところから入ってきます。
「対策グッズを買ったけど失敗してしまった」
「侵入経路を封鎖したつもりだけどネズミ被害が終わらない」
このようなケースを避けたい場合は専門家に相談してみましょう。
害獣BUZZでは専門的な視点と技術により、ネズミ被害が再発しない効果的なサービスを提供可能です。
ささいな違和感へのご相談はもちろん、実際の被害によるお悩みのサポートまで幅広く対応いたします。
まとめ
ネズミは食事を摂らないとすぐに餓死する動物です。
そのためネズミの餌になりそうなものをネズミの手の届かないところに片付けたり、密閉したりするのは基本的で重要な対策です。
しかしネズミは雑食であらゆるものを食べるうえに、追い出しても再侵入を繰り返すので上記の行為だけで飢餓状態に追い込むこと自体は難しいでしょう。
ネズミ駆除の際には、追い出しと併せて再侵入防止まで行うことで被害解決につながります。
そして漏れのない侵入経路封鎖には専門家の力が不可欠です。
害獣BUZZでは現地調査が無料で、お客様のご予算やご希望に合わせて最善のプランをご提案します。
ネズミ被害の可能性を感じた段階で、まずはお気軽にお問い合わせください。
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