ネズミ被害の実例を解説!衛生・家屋・精神への影響と「終わり」になる前の対策法

「天井裏から物音がする」「食品にかじられた跡がある」そんな異変に気づいたら、それはネズミ被害のサインかもしれません。ネズミは見た目の不快感以上に、衛生・住宅・精神面にまで多大な悪影響を与える厄介な存在です。

ネズミを放置しておくと感染症や火災リスク、精神的ストレスなど深刻な被害に繋がることがあります。

本記事では、ネズミによる具体的な被害例を【衛生】【家屋】【精神】の3つの観点から詳しく解説します。さらに、今すぐ自宅で始められるネズミ対策から、業者に依頼する際の判断ポイントまで詳しく紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

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【衛生・家屋・精神】ネズミによる主な被害例は3つ!

ネズミは「たかが小動物」と軽視されがちですが、実際には私たちの生活にさまざまな悪影響をもたらす存在です。単に見た目が不快なだけではなく、住まいの衛生環境を脅かし、建物に深刻な被害を与え、さらには精神的なストレスの原因にもなります。

ネズミは1匹侵入しただけでも被害が拡大しやすく、放置すればするほど対処が難しくなります。小さな異変の段階で、早めに行動することがネズミ被害の拡大を防ぐためには大切です。

ネズミによる被害は、大きく分けて以下の3つに分類できます。

  • 衛生的な被害:フン尿、病原菌、寄生虫による健康リスク
  • 家屋への被害:建物の劣化や漏電、火災の原因
  • 精神的な被害:騒音や悪臭によるストレス

これらの被害は、目に見える被害だけでなく、見えない部分でもじわじわと生活をむしばんでいきます。ここからは、これら3つの観点ごとに、具体的な事例や影響、そしてその背景について詳しく解説していきます。

ネズミによる衛生的な被害の例

ネズミは住宅内に侵入すると、深刻な衛生リスクをもたらします。排泄物や寄生虫を通じて、感染症やアレルギーなどの健康被害に繋がることも少なくありません。

ここからは、ネズミが引き起こす衛生被害について解説します。

ネズミのフン・尿による感染症

ネズミは、行動範囲にフンや尿を頻繁に撒き散らします。こうした排泄物には、さまざまな病原菌やウイルスが含まれており、注意が必要です。

代表的な感染症には以下のようなものがあります。

感染症主な感染源主な症状
レプトスピラ症尿に含まれる病原体高熱、頭痛、筋肉痛
サルモネラ症フンに含まれる菌急性の発熱、腹痛、下痢、嘔気・嘔吐
ハンタウイルス肺症候群フンに含まれるウイルス発熱、筋痛、悪寒、嘔気・嘔吐
重症化すると肺水腫を引き起こすこともある。

特に小さな子どもや高齢者、免疫力が低下している方は感染リスクが高まります。ただし、適切に清掃・消毒を行えば、過度に恐れる必要はありません。早期発見と適切な対応が大切です。

ネズミの病原体については、以下記事で詳しく解説しています。

ノミ・ダニの発生によるアレルギー

ネズミの体にはノミやダニが多数寄生しており、ノミ・ダニはネズミと一緒に室内へ入り込むことがあります。人の健康にも影響を及ぼすため、特にアレルギー体質の方にとっては深刻な問題に繋がりかねません。

具体的には、ノミ・ダニの発生により以下のようなアレルギー症状を発症するおそれがあります。

症状詳細
皮膚のかゆみや発疹ダニやノミに刺されることで、皮膚に赤い腫れやかゆみ、湿疹が生じる
喘息やアトピー性皮膚炎の悪化ダニの死骸やフンが空気中に舞い、これを吸い込むことで気管支喘息やアトピーの症状が悪化するケースがある。
アレルギー反応の発症これまで症状がなかった人でも、ダニアレルゲン(ダニが持つ、アレルギーの原因となる物質)に長期的にさらされることで鼻炎や結膜炎などのアレルギー症状が発症する場合がある。

ネズミを駆除したあとも、ノミ・ダニが残っていると健康被害が続くため、ネズミ対策とあわせて害虫対策も行うことが大切です。

家の食品に接触される

ネズミは嗅覚が鋭く、人間の食料を狙って侵入してきます。特に袋詰めされた穀物や菓子類、乾物などは格好のターゲットです。

例えば、米袋の一角がかじられて中身がこぼれていたり、開封前のスナック菓子の袋に小さな穴が空いていたというような被害例は少なくありません。他にも、パンの袋が破られて中身が食い荒らされていた、インスタントラーメンが引きずり出されてかじられていたということもあります。

こうした食品がネズミにかじられた場合、唾液やフン尿、体毛などを介した病原菌のリスクを伴うため、外見に異常がなくても廃棄せざるを得ません。

また、ゴミ箱が荒らされて生ごみが散乱したり、調理台にフンが落ちていたりするケースもあり、室内全体の衛生環境を著しく悪化させます。こうした状況は、食中毒や感染症のリスクを高めるだけでなく、悪臭や害虫の発生にも繋がりかねません。

ネズミによる食品被害は、食べ物がダメになるだけでは済まず、家族の体調や日常生活にも悪い影響を及ぼす可能性があります。そうならないためにも、こうしたリスクをきちんと理解しておくことが大切です。

ネズミによる家屋への被害例

ネズミは健康面だけでなく、住宅そのものにも深刻な影響を及ぼす厄介な存在です。建材の劣化や配線の損傷といった被害は、見えない場所で進行しやすく、気付いたときには大がかりな修繕が必要になることもあります。

ここからは、ネズミが家屋にどのような影響を与えるのか、具体的な例を見ていきましょう。

フン・尿による家屋の劣化

ネズミが家屋に住みつくと、天井裏や壁の中、床下など目の届かない場所にフンや尿を繰り返し排泄するようになります。こうした排泄物は建材に染み込み、時間が経つほどに劣化が進行します。特に木材や断熱材、畳、壁紙といった吸水性の高い素材は、変色・腐敗・カビの発生を招く原因となり、注意が必要です。

また、ネズミの尿には特有の強いアンモニア臭があり、これが染みつくと簡単には除去できません。フンや尿が蓄積された場所では、湿気がこもりやすくなり、悪臭のほかにもダニやカビといった二次被害を引き起こすこともあります。

放置すれば、家全体の耐久性や快適性が損なわれ、最終的にはリフォームや補修工事が必要になるケースもあります。ネズミの排泄物による被害は見えにくい場所で進行するため、早期の点検と対策が重要です。

配線がかじられることによる漏電・火災

ネズミは、配線などの電気系統にも被害を広げることがあります。ネズミは一生伸び続ける前歯を削るために、硬いものをかじる習性があり、電線やLANケーブル、配電盤の内部にまで侵入し、損傷の原因になることが多いです。

実際、東京消防庁の発表によれば、ネズミのかじりに関連した火災が、年間で数十件単位で報告されているとのことです。ある複合ビルでは、動力用分電盤の扉が閉まりきっていなかったことでネズミが侵入し、ブレーカーの結線部に接触して短絡・出火した事故も起きています。

さらに、ネズミによる配線の損傷は、火災のリスクだけではありません。電源ケーブルが断線することで、家電製品の動作不良を引き起こしたり、インターネットが突然使えなくなるなど、日常生活に支障をきたすトラブルへと発展しかねません。防犯カメラやホームセキュリティが停止し、思わぬ二次被害に繋がるおそれもあるため、放っておくと危険です。

これらは家屋そのものの損傷とは言えないかもしれませんが、日常生活のインフラに直結する重要な問題となります。

ネズミによる精神的な被害の例

ネズミ被害は目に見える衛生や建物の損傷だけにとどまりません。実際には、日常生活に支障をきたすような音やニオイによるストレスも深刻な問題です。

ここからは、ネズミがもたらす精神的な影響について詳しく解説します。

騒音によるストレス

ネズミが屋内に侵入している場合、最初に気付くきっかけのひとつが「音」です。特に夜間、人が寝静まったあとに天井裏や壁の中から聞こえてくるカリカリ、ゴソゴソという音は、ネズミが活動しているサインです。

ネズミは夜行性のため、深夜に活発に動き回る傾向があり、睡眠を妨げる大きな要因となります。

このような音が続くと、「何かがいるのでは」という不安感や恐怖心が積み重なり、慢性的な睡眠不足や神経過敏に陥ることも少なくありません。ネズミの騒音によるストレスが積み重なり、安心して暮らせるはずの自宅が「落ち着かない場所」になってしまうおそれがあります。

悪臭によるストレス

ネズミ被害で見落とされがちなのが、強烈な悪臭による精神的ダメージです。ネズミの尿やフンはアンモニア臭を放ち、蓄積されると部屋全体に不快なニオイが広がります。特に換気の悪い天井裏や壁の中で排泄されると、ニオイの発生源を特定できず、長期間にわたってストレスの原因となることが多いです。

また、ネズミが屋内で死亡した場合、死骸が腐敗して異臭を放つこともあります。このニオイは市販の消臭剤や芳香剤ではなかなか消すことができません。結果として、「気分が悪くなる」「食欲がなくなる」「人を家に呼べない」といったことに繋がってしまいます。

特に集合住宅では、ニオイが壁や天井を伝って他の部屋に漏れ出すこともあり、住人同士のトラブルに発展する可能性も否めません。清潔な生活空間を保つためにも、こうしたニオイの原因を放置せず、早めの調査と根本的なネズミ駆除が重要です。

「ネズミが出たら終わり」は本当?諦める前にできること

ネズミが一度家に出てしまうと「もう終わりだ」と諦めてしまう方は多いかもしれません。しかし、実際には諦める必要はありません。ネズミ被害は、早期に対応することで改善できるケースがほとんどです。

ここからは、今すぐ始められる簡単なネズミ対策と、それでも解決しない場合はどのように判断してプロへ依頼すべきかを解説します。

自分でできる簡単なネズミ対策

ネズミ対策の基本は、侵入経路を塞ぎ、エサとなるものを排除することです。以下のような対策をまず実行してみましょう。

対策具体的な方法
侵入経路の封鎖エアコンの配管穴、通気口、建物の隙間などをパテや金網で塞ぐ
食品・ゴミの管理食べ物は密閉容器に入れ、シンクや床に食べ残しを放置しない
忌避剤の設置市販のネズミ忌避剤を設置し、ネズミを寄せつけにくくする
粘着シートや捕獲器の設置通り道に粘着シートを設置し、捕獲を狙う

ネズミは学習能力が高く、対策を続けないと慣れてしまうため、複数の方法を併用し、定期的な見直しが必要です。

より詳細なネズミ駆除の方法は以下で解説していますので、ぜひ参考にしてください。

自力駆除の限界とプロに任せるべき判断基準

ネズミ被害が判明した場合、多くの人はまず「自力でなんとかしよう」と試みます。市販の忌避剤や粘着シートを設置したり、侵入口を封鎖することで、一時的に姿が見えなくなることもあるでしょう。

しかし、ネズミは非常に賢く、警戒心が強い動物です。一度仕掛けられた罠を避けたり、別の経路を見つけて侵入したりと、簡単にはいかないのが現実です。

また、次のようなケースに該当する場合は、個人の対処では限界があると考えるべきです。

  • 駆除しても数日で再発する
  • 天井裏や壁の中で音が続いている
  • フンや尿が家の複数箇所に広がっている
  • 異臭やノミ・ダニなどの二次被害が出始めている
  • 巣の場所やネズミの種類が特定できない

特に巣が建物内部(屋根裏・床下・壁内など)にある場合、自力での特定や完全除去は非常に難しいです。ネズミ駆除に成功しても、侵入経路を塞がなければ再発し、「いたちごっこ」状態になってしまいます。

また、自己流の対策には思わぬリスクが潜んでいます。例えば、ネズミを捕獲したものの死骸処理が不十分だった場合、腐敗による悪臭や、ウジ・ハエといった害虫が発生しかねません。また、侵入経路を封鎖しようとして建物の構造を理解しないまま施工した結果、通気性や耐久性に悪影響を及ぼすといった事例もあります。こうした誤った処置は、かえって被害を拡大させることにも繋がりかねません。

このように、自分でできることには限界があります。

だからこそ、確実かつ安全に駆除を行いたい方には、専門業者への依頼がおすすめです。プロは建物全体を調査し、これまでの経験と豊富な知識をもとに、的確な駆除と再発防止策を講じてくれます

また、施工後も必要に応じたアフターケアを提供してくれる点も、プロに依頼する大きな安心材料といえるでしょう。

一時しのぎで終わらせず、根本的なネズミ対策をしたいのであれば、「プロに任せる」という選択がもっとも合理的です。

ネズミ駆除の費用相場については、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

ネズミ被害でお困りなら害獣BUZZにお任せください!

「何度駆除してもネズミが出てくる」「どこから侵入しているのかわからない」といったお悩みは、害獣駆除のプロである「害獣BUZZ」にご相談ください。

害獣BUZZでは、ネズミをはじめとした害獣の駆除を専門に行っており、調査から施工、再発防止までをすべて自社のスタッフが一貫して対応しています。そのため、仲介業者を介した場合に発生する中間マージンが不要で、費用面でも安心して依頼できます。

また、現場ごとの被害状況を踏まえて柔軟に対策を立ててくれるため、各家庭の状況に合わせた最適な方法で対応してもらえる点も、大きなメリットです。

害獣BUZZは初回相談や見積もりは無料なので、「相談だけでもしてみたい」という方も、ぜひお気軽にご相談ください。

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まとめ

ネズミ被害は「少し気になる」レベルでも、放置すれば深刻な事態に発展する可能性があります。感染症や火災、騒音・悪臭といった問題は、健康と暮らしの安全を脅かすものです。

ネズミの被害は主に、衛生面・家屋の損傷・精神的ストレスの3方向から発生します。特にフン尿やかじり跡、音やニオイといったサインが現れた場合には、早急な対応が必要です。

対策の基本は、「侵入を防ぐこと」「エサになるものを排除すること」「巣を作らせないこと」の3点です。ただし、状況によっては自力での対応に限界があるため、被害の規模や再発リスクを見極めながら、専門業者の力を借りることも視野に入れましょう。

ネズミは一度住みつくと完全な駆除が難しくなるため、早期発見と迅速な対処が被害を最小限に抑える鍵となります。少しでも異変を感じたら、ためらわず行動を起こすことが大切です。

害獣BUZZでは、無料の現地調査を行っているため、ネズミの被害でお困りの際はぜひ一度ご相談ください。

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